AKira Manabe ブンブン日記

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経営研究会全国大会in 富山

2009-05-16 00:08:54 | Weblog
◆◆先用後利

今回の全国大会のテーマは

【先用後利】…???


正しくは!
【先義後利】なんですが…
(義理が先で利益は後という商売の考え方)

この考え方は商売の基本的な考え方です。


越中富山は薬売り、いわゆる置き薬発祥の地です。


私の子供の頃も家に必ず置き薬の箱がありました。


私は体が弱かったので、腹痛の薬をよく飲みました。
また薬のパッケージの絵が面白く、興味津々薬のパッケージを見てました。


置き薬は使った分だけお金を払うという仕組みなんですね。


だから…


【先用後利】
(先に使っていただいて、お金は後払い)


どんな病気になるかわからないから、このような考え方になるんだね。


人と人との信用のうえに成り立つ素晴らしい仕組みで、精神性の高かった日本らしい売り方です。


薬売りの越中富山ならではですよ。



◆◆全国大会テーマ
【先用後利】
~新たな価値の創造で未来を拓く~


午前中の正副長会議→本部理事会を経て全国大会がはじまりました。


富山はたくさんの有名企業人を輩出しています。

名前を見て、びっくりでした。

博報堂の創業者とか、角川書店の創業者だとか、読売グループの正力松太郎さんも富山生まれです。


このようなビジネスが生まれたのも、売薬をやっていた関係で全国からの情報が集まっていたからなんですね。


今日の基調講演は日本人のアイデンティティーを大切にした経営のお話でした。

日本人は日本人らしさをなくしつつあるからね。


「日本は物質文化ではアメリカに負けているが、精神性では勝っている。今後アメリカの物質文化は行き着くところまで行くだろう。その後精神性の高い日本の時代が来る」

というような演説を、渋沢栄一が昔アメリカで講演で語ったんだそうです。


確かに…アメリカは行くところまで行き、見事に転けましたが、日本はどうなったかというと…ね。


これからの未来を背負う若者たちに期待しないといけないね。

我らオジサン組は、その為の種を若者たちに蒔いておかないといけないよね。


他にも地産地消で見事なビジネスをやっている会員企業さんもあり、マルブンのこれからのビジネスのヒントになる話が聴けましたよ。


◆◆経営者は今こそ動け!

今回富山に来て思うのは、やはり!経営者は不況と言われども、情報収集に動かないといけないということです。


売上が悪いといって、会社でじっとしていても…何も変わらんからね。


【先用後利】

マルブンの今年の社長方針も同じ意味をもっています。

「売上を追うな!基本を徹底してお客さまの満足を追え」って言ってるでしょ。


今年はお客さまの喜びを作ることに徹し、実力を身につける年ですよ。


調理技術
接客技術
販売促進の仕方
人の管理
伝説をつくる


今期は、変わらずケチに徹しますが、実力をつけるための研修費はドバァ~っと投資しますよ。


まさに!先用後利だね。