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神戸まろうど通信

出版社・まろうど社主/詩と俳句を書く/FMわぃわぃのDJ/大阪編集教室講師など多様な顔を持つ大橋愛由等の覚え書き

第109回「Melange」読書会・合評会〈1月31日(日)〉のお知らせほか

2016年01月08日 09時10分02秒 | 通信
寒波襲来です。
神戸も氷点下の気温となり、全国的な冷え込みです。

今年も〈奄美ふゆ旅〉に行ってきました(1月18日~21日)。
いま「島酔い」の真っ最中です。
奄美にいくつか マブイを落としてきました。


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◆1.--第109回「Melange」読書会・合評会〈1月31日(日)〉
◆2.―第4回在日韓国人・日本詩人共同 尹東柱詩人追悼会〈2月16日(月)〉
◆3--「北の句会」〈3月20日(日・祝)〉
◆4.―カフェ・エクリの活動〈1月26日(月)〉
◆5.―『画家の詩、詩人の絵……絵は詩のごとく、詩は絵のごとく…… 』姫路展シンポジウム〈3月21日(月・祝)〉
◆6.--文学短報=A/――FMわぃわぃの行方 
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◆1.--第109回「Melange」読書会・合評会〈2016年1月31日(日)〉


今年はじめての開催です。2016年も詩と文学、思想を語り、詩をつくっていきましょう。
この会は、神戸でほぼ毎月開催されている詩の会で、第一部「読書会」。第二部「詩の合評会」によって構成されています。
誰でも参加できます。参加費は無料です。合評会に出した作品は、「月刊めらんじゅ」に掲載します。

  ☆/第1部・読書会(PM1:00-3:00)
第一部は読書会。発表者は高谷和幸氏、テーマは「草野心平を読む」。

以下、高谷氏からのメッセージが届いています。読んで下さい。

――――――――高谷和幸氏からのメッセージ-------------------☆
「草野心平を読む…なぜ蛙は名前を付けられたか?」
 
草野心平(1903~1947)は蛙の詩人で有名ですが、中野重治が指摘するように「詩の技術」の遠心性、衝撃性からくるその複雑さがあります。なぜ蛙は名付けられたか。なぜデンシンバシラはそう命名されたか。そう言った詩の「名前を付ける」という根本性に注目しながら、彼の「移民性」や「フォービズム」を考えてみたいと思います。
――――――――――――――---―――――――――――――☆
 
  ☆/第2部・合評会(PM3:00-6:00)
作品の締め切りは、1月28日(木)です。意欲的な作品をお待ちしています。合評会に出席できなくとも、送っていただいた詩稿は、「月刊めらんじゅ」に掲載します。

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◆2.―第4回在日韓国人・日本詩人共同 尹東柱詩人追悼会〈2月16日(月)〉

京都市北区の同志社大学今出川キャンパス内にある「尹東柱詩碑」の前で毎年行っています「在日韓国人・日本詩人共同 尹東柱詩人追悼会」。
今年は4回目となります。今年の開催内容が決まりましたら、おってお知らせします。わたしにとってこの追悼会は、夏の「ロルカ詩祭」とならぶ「冬の詩祭」という位置づけです。去年は韓国から研究者、ジャーナリストがかけつけてくれ、にぎやかに行うことが出来ました。

去年(第三回)の様子は、以下のサイトをご覧になってください。動画として収められています。
http://blog.goo.ne.jp/maroad-kobe/e/02405ad587913c2d32957dcc9a9384dd


◆3--「北の句会」〈3月20日(日・祝)〉
今月は、17日(日)に開催されました。ちょうどわたしが、FMわぃわぃの新長田駅前の特設スタジオで、「南の風」奄美篇の番組を生放送していました。今年の1.17は暖かくたすかりました。

「北の句会」の次回は3月20日(日・春分の日)難波市民学習センターで開催されます(隔月の開催)。
課題詠と自由詠の句を出稿することになります。詳細がわかればお知らせします。


◆4--カフェ・エクリの活動〈1月25日(月)〉
詩人・高谷和幸氏が、播磨という地場に立脚しながら展開している詩の会です。
最近では、神戸の「Melange」月例会とひびきあうように開催しています。

この会も、第一部は読書会、第二部は合評会によって構成されています。

 ◇日時/01月25日(月)午後2時~
 ◇場所/姫路アイメッセ会議室(姫路城の前。美しい立地です)
 ◇第一部「読書会」/語りの人・原田哲郎(美術家)
      テーマ「宮川淳 絵画とその影」建畠 晢 編  みすず書房

----------------原田哲郎氏からのメッセージ-----------☆

この本は建畠 晢(詩人)の編集したもので故 宮川淳へのオマージュが随所にみられます。
今、改めて新しい宮川淳との出会いを楽しみたいと思います。
原田哲郎さんのレジメを貼り付けました。お読みください。
 
この本は美術出版社の「宮川淳著作集」全三巻より25篇を選び編集されたものです。
 今回はその中から「アンフォルメル以後」1963年5月発表の論文を読み解きたいと思います。
 
「今日の絵画の問題はすべて、われわれがアンフォルメル以後、一つの危険な曲がり角に立たされている、
という明確な認識から出発するほかないのだが、ところで、われわれがまず直面するのは次のような逆説ではないだろうか。
つまり、今日ほど根源的な問い直しが求められているときはないと……
 
この論文は上記の書き出しで始まっています。
そして、その根源的な問い直しが求められている問題とは、近代芸術が抱えている「芸術とは何か」という問いである。
しかし、その問い自体が現在の状況のアクチュアリティを見失わせている原因になっているのではないか、と言っています。
そして、次のように展開して行きます。
いま、芸術について語るとき、われわれは必然的に近代芸術のコンテクストの中で語らなければならない,という事実がある。
と前置きして、新たな疑問を提示しています。
 
この論文では批評家が批評の方向性を見失い、ゲームを振り出しに戻してしまったような、白紙還元されたような状態を、
アンフォルメルの中に見てしまった。そのような日本の美術状況に対し、近代芸術の表現概念そのものの価値転換の必要性を
語っています。
今読んでも十分面白いものだと思います。
 
――――――――――――――――――――――――☆
 
 ◇第二部「合評会」/作品は10部程度コピーしてお持ちください。ではお待ちしております。
 
「カフェ・エクリ」の日程です。
――――――――――
☆2016年
・02月08日(月)午後2時~/姫路アイメッセ会議室
・03月21日(月・祝)午後2時~/姫路市立美術館姫路市美術館の講堂でシンポジュウム。
パネラー/鼓 直(スペイン語文学者)、時里二郎(詩人)、原田哲郎(美術家)、京谷 裕彰(詩人・美術批評家)、高瀬晴之(姫路市立美術館)、中居真麻(小説家)、司会 大橋愛由等
2月13日から3月27日まで姫路市美術館で「画家の詩、詩人の絵」展の開催中の協賛事業で参加するものです。
・04月/未定
―――――――――――

◆5.―『画家の詩、詩人の絵……絵は詩のごとく、詩は絵のごとく…… 』姫路展シンポジウム〈3月21日(月・祝)〉

 ◇日時/3月21日(月・祝)
 ◇場所/シンポジウム=姫路市立美術館 14:40~16:40美術館講堂 (事前に展示鑑賞・13:00~14:30)
    /交流会=姫路市「納屋工房」17:30~19:30交流会
 ◇テーマ/『画家の詩、詩人の絵―絵は詩のごとく、詩は絵のごとく』について語る
 ◇参加費/3,000円(鑑賞券・シンポ・交流会参加費を含む)
 ◇連絡先/事務局・エクリの会 高谷和幸 方
     〒676-0815高砂市阿弥陀1-11-24
     電話079-447-3652
     FAX079-490-6265
     E-mail takatani_kk@yahoo.

 ◇シンポジウムの案内/
西日本で唯一、姫路市立美術館で開催される『画家の詩、詩人の絵―絵は詩のごとく、詩は絵のごとく』姫路展において、関西在住の詩人・作家・美術家・学芸員たちによる応援イベントとして、詩と絵のシンポジウムを開きます。姫路を中心として現代詩の勉強会「カフェ・エクリ」を開いているエクリの会が事務局をつとめています。日頃は現代詩を通して文化・芸術の検証や詩作における研鑽をはかるために活動をしていますが、この度の姫路市立美術館での巡回展『画家の詩、詩人の絵』については、明治から現代までの画家と詩人の絵画と詩を一堂にあつめ、絵画と詩の密接なつながりを検証する試みでもあり、エクリの会が行っている創作の思いとも繋がっています。美術と詩の垣根をこえた展覧会を市民として応援できないか、の願いをもって今回のイベントを企画しました。実行委員には地域で活躍されているエクリの会以外の文学・絵画・文化活動の方々にも加わっていただき実行委員会を構成しています。地域の芸術文化の向上に微細ながら協力できるのではないかと考えています。
 企画イベントとしては、姫路市立美術館の展覧会場での作品鑑賞後に六人のパネリストによるシンポジウムと、その後場所を納屋工房に移動しての交流会となります。交流会はパネリストも含め、美術家、詩人はもとより、芸術文化を愛される市民の方々にも参加いただける愉しい会にしたいと思っています。

姫路市立美術館の展示会案内
http://www.city.himeji.hyogo.jp/art/schedule.html

 ◇シンポジウムの参加者/
①鼓 直(スペイン語文学者)、②時里二郎(詩人)、③原田哲郎(美術家)、④京谷 裕彰(詩人・美術批評家)、⑤高瀬晴之(姫路市立美術館)、⑥中居 真麻(小説家)、司会 大橋愛由等

 ◇「画家の詩、詩人の絵」姫路展シンポジウム実行委員会のメンバー/
得平秀昌(養蜂家・たつの市)、大西隆志(詩人・姫路市)、加藤登美子(美術家/俳人・姫路市)、情野千里(川柳作家・姫路市)、千田草介(小説家・高砂市)、高谷和幸(詩人・高砂市)、高野カヨ(美術家・姫路市)、月村香(詩人・加古川市)、中村雅子(シンガー・ソング・ライター・姫路市)、にしもとめぐみ(詩人・伊丹市)、浜田多代子(児童文学作家・たつの市)、宮崎朋子(地域活動・姫路市)、宮崎みよし(美術家・神戸市)、森正枝(地域活動・たつの市)、吉田ふみゑ(歴史民俗誌サーラ編集長・加古川市)

◆6.--文学短報
A/――FMわぃわぃの行方 
わたしが20年間もかかわっているコミュニティーラジオ局「FMわぃわぃ」(神戸市長田区)が、3月末をもって地上波の放送免許を総務省に返上します。4月以降のことはどういう形で存続していくのか、またはしないのか、いま局内部に設置されている作業部会でつめているところです(ネットラジオとして生き残るかどうかも含めて)。

こうなった経緯の背景には、FMわぃわぃが目指すメディアのありかた(コミュニティーとコミュニティーを結んでゆく媒体としてのラジオ放送局)と、総務省がコミュニティーラジオ局へ要望する防災ラジオとしての機能や設備の充実のありかたとの間によこたわる相違があります。

こうした機能・設備充実の要望は、民間の有志の出資によって成立しかつ運営しているFMわぃわぃにとって、大きな経済的負担となるのも今回の地上波撤退の要因としてあげられるでしょう(コミュニティー放送局は行政がからむ第三セクター方式が多い)

わたしが担当する「南の風」奄美篇に関しては、長田に多く住む奄美出身者が地上波のリスナーであることは勿論のこと、奄美群島や東京にもインターネット経由で聞いていただいているリスナーがいます。とくに奄美を紹介するヤマト(本土)の電波メディアは多くないことから、奄美のひとたちの「南の風」奄美篇にかける期待の大きさは、番組担当者であるわたしがひしひしと感じる次第なのです。


2015年まろうど社の忘年会

2015年12月04日 08時48分10秒 | 通信

まろうど社の忘年会〈12月7日(月)〉のお知らせです。

会場=大阪・谷六「すかんぽ」

今年も波乱に富んだ一年でした。大切な友人が亡くなったり、入院された方もいらっしゃいました。
図書出版まろうど社は、今年も、新刊を出しました。
 
みなさんと年末のひとときを、熱く語り合うことを楽しみにしています。
どうぞみなさん、毎年来ていただいている方も、初めての方も、久しぶりの方も、語り合いましょう。
今年は何年かぶりに大阪・谷町六丁目の「すかんぽ」で開催いたします。ここは最近月曜日が休みなのですが、われわれのために特別に開けてくれるのです(感謝)。

この「まろうど社忘年会」のルールはたったひとつ。わたしが先導役となって、ひとりずつ自己紹介していただくということです(時々、わたしが酔っぱらってしまい、司会を代わっていただくこともあります。近年は成熟して最後まで酔わずにみなさんと語り合っています)。

------------    -------------     -------------    -----------

           〈まろうど社 2015年忘年会〉
■日時・12月7日(月)午後7時00分~(だいたい午後10時半ぐらいまで。
 何時に来てもいいですが、ぼちぼち7時に向けて来てください。6時ぐらいからスタンバイしています。)
■場所・大阪市中央区谷町六丁目 空堀商店街東側「すかんぽ」06-6764-4643
  地下鉄「谷町6丁目駅」を下車。交差点の南東3番出口から、谷町筋を南に3分ほど歩き、東西に伸びる賑やかな「空堀商店街」を東(進行方向・左)に少し歩くと北側(左手)に"すかんぽ"があります。
大阪では物書きやジャーナリスト、表現者があつまる著名な店です。
■すかんぽ鍋と焼酎を用意しています。あつく語り合いましょう。

------------    -------------略図-------------    -----------

           至・東梅田 (北)
             │
            谷│
            町│
            筋│谷町線/長堀鶴見緑地線
             │地下鉄「谷町6丁目」
  ───────────●───────────  
   長堀通       │〈3番出口〉 
             │
             │    すかんぽ  
     空堀商店街 │
───────────■────            
             │  06-6764-4643 
             │ (商店街北側/2階に位置)
             │
             │
           至・天王寺 (南) 

------------    -------------     -------------    -----------

これからの「Melange」の活動について

2015年12月01日 08時51分08秒 | 通信
さて師走となりました。
今回のお知らせは、まろうど社の忘年会のお知らせを中心とします。


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◆1.--第109回「Melange」読書会・合評会〈予定2016年1月31日(日)〉+「Melange」忘年会〈12月27日(日)〉
◆2.--まろうど社の忘年会〈12月7日(月)〉会場=ひさしぶりに大阪・谷六「すかんぽ」で←誰でも参加できます
◆4--カフェ・エクリの活動
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◆1.--第109回「Melange」読書会・合評会〈予定2016年1月31日(日)〉

〈12月の例会はお休みです。ただ、12月27日〈日〉午後6時から、スペイン料理カルメンで「Melange」忘年会をします。この時に向けてなにか詩的しかけをしますので詳細はおってお知らせいたします〉


  ☆/第1部・読書会(PM1:00-3:00)
第一部の読書会は、発表者、テーマとも未定。

  ☆/第2部・合評会(PM3:00-6:00)
作品の締め切りは、1月28日(木)です。合評会に出席できなくとも、送っていただいた詩稿は、「月刊めらんじゅ」に掲載します。(Wordの添付ファイルで送稿される方が多いのですが、Wordのバージョンによって文字化けが必ずといっていいほど起きます。詩稿の送信は、添付ファイルを付けてもいいのですが、その際には、メール本体に詩稿を貼り付けておいてください。これは必ずお願いします)

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◆3.--まろうど社の忘年会〈12月7日(月)〉会場=大阪・谷六「すかんぽ」

今年も波乱に富んだ一年でした。大切な友人が亡くなったり、入院された方もいらっしゃいました。
図書出版まろうど社は、新刊を出しました。
そして私・大橋愛由等は今年還暦を迎えました。かつてはこの年齢で引退する人もいましたが、いまや働き続けるための中間点のような気配です。
みなさんと年末のひとときを、熱く語り合うことを楽しみにしています。
どうぞみなさん、毎年来ていただいている方も、初めての方も、久しぶりの方も、語り合いましょう。
今年は何年かぶりに大阪・谷町六丁目の「すかんぽ」で開催いたします。ここは最近月曜日が休みなのですが、われわれのために特別に開けてくれるのです(感謝)。

この「まろうど社忘年会」のルールはたったひとつ。わたしが先導役となって、ひとりずつ自己紹介していただくということです(時々、わたしが酔っぱらってしまい、司会を代わっていただくこともあります。近年は成熟して最後まで酔わずにみなさんと語り合っています)。

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           〈まろうど社 2015年忘年会〉
■日時・12月7日(月)午後7時00分~(だいたい午後10時半ぐらいまで。
 何時に来てもいいですが、ぼちぼち7時に向けて来てください。6時ぐらいからスタンバイしています。)
■場所・大阪市中央区谷町六丁目 空堀商店街東側「すかんぽ」06-6764-4643
  地下鉄「谷町6丁目駅」を下車。交差点の南東3番出口から、谷町筋を南に3分ほど歩き、東西に伸びる賑やかな「空堀商店街」を東(進行方向・左)に少し歩くと北側(左手)に"すかんぽ"があります。
大阪では物書きやジャーナリスト、表現者があつまる著名な店です。
■すかんぽ鍋と焼酎を用意しています。あつく語り合いましょう。

------------    -------------略図-------------    -----------

           至・東梅田 (北)
             │
            谷│
            町│
            筋│谷町線/長堀鶴見緑地線
             │地下鉄「谷町6丁目」
  ───────────●───────────  
   長堀通       │〈3番出口〉 
             │
             │    すかんぽ  
    空堀商店街 │
───────────■────            
             │  06-6764-4643 
             │ (商店街北側/2階に位置)
             │
             │
           至・天王寺 (南) 

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◆4--カフェ・エクリの活動〈2015年1月25日(月)〉
第一部は読書会〈発表担当は、原田哲郎氏の予定〉、第二部は合評会です。
01月25日(月)午後2時~/姫路アイメッセ会議室

3月に「カフェ・エクリ」が母胎となって大きなイベントを開催します。詳細が決まりましたら、お知らせします。


「カフェ・エクリ」の日程が変更されました。12月は休会です。
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☆2016年
・02月08日(月)午後2時~/姫路アイメッセ会議室
・03月21日(月・祝)午後2時~/姫路市立美術館姫路市美術館の講堂でシンポジュウムを企画しています。
パネラー/鼓 直(スペイン語文学者)、時里二郎(詩人)、京谷祐彰(美術評論家)、原田哲郎(美術家)、美術館学芸員、文学館学芸員
司会 大橋愛由等
2月13日から3月27日まで姫路市美術館で「画家の詩、詩人の絵」展の開催中の協賛事業で参加するものです。
・04月/未定
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11月の「Melange」の会

2015年11月11日 09時56分12秒 | 通信
暖かい11月ですね。
それでも今週末の北海道は雪だそうです。
季節は着実に移ろってゆきます。
「Melange」月例会、11月は二回開催します。
読書会のスピーカーはひさしぶりに、山田兼士氏です。
今年最後の月例会となります。

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◆1.--第109回「Melange」読書会・合評会〈11月29日(日)〉
◆2.--大橋愛由等の奄美語り〈11月23日(月・祝)〉神戸市長田区「奄美会館」にて
◆3.--まろうど社の忘年会〈12月07日(月)〉会場=大阪・谷六「すかんぽ」
◆4--カフェ・エクリ〈次の開催は来年1月25日〈月〉です)〉
◆5--北の句会〈11月22日(日)〉
◆6.--文学短報=A/小池正博氏の神戸文学館での語り〈11月21日(土)〉 B/――兵庫県現代詩協会の活動紹介・第8回読書会(11月23日〈月・祝〉) 
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◆1.--第109回「Melange」読書会・合評会〈11月29日(日)〉

11月、二回目の月例会です。

  ☆/第1部・読書会(PM1:00-3:00)
第一部の読書会は、山田兼士氏が担当します。テーマは「谷川俊太郎とジャズ―詩の前衛性と即興性をめぐって)」。
谷川俊太郎の詩の領域は広く、今回は、詩とジャズ(=即興性)のコラボレーションは素敵な組み合わせです。(私も1970年代に青春を送った“ジャズ・エイジ”に属していまして、ジャズは聴くばかりではなく、バンドを組んでウッドベースを担当していました)。
山田氏の語りを楽しみにしています。(以下に山田氏から届いたメッセージを付しておきます)


  ☆/第2部・合評会(PM3:00-6:00)
作品の締め切りは、11月26日(木)です。合評会に出席できなくとも、送っていただいた詩稿は、「月刊めらんじゅ」に掲載します。それぞれ詩稿をこのメールアドレス(maroad66454@gmail.com)に送ってください。(Wordの添付ファイルで送稿される方が多いのですが、Wordのバージョンによって文字化けが必ずといっていいほど起きます。詩稿の送信は、添付ファイルを付けてもいいのですが、その際には、メール本体に詩稿を貼り付けておいてください。これは必ずお願いします)
   
―――――山田兼二氏からのメッセージ――――――――――――――

発表用資料 2015/11/29
谷川俊太郎とジャズ 
―詩の前衛性と即興性をめぐって
山田兼士


太郎はめくら
夜だから
花子もめくら
夜だから
何も見えない
さわるだけ
太郎はさわる
花子もさわる
とても生きのいいお魚
とても新しい貝
とてもすごいあらし
とてもゆれる舟
とてもまつくろい夜
とてもとても
とつてもさ
静かにひろがつている四本の枝と四本の根 
   (『あなたに』1960より「夜のジャズ」冒頭部分)


云いたいことを云うんだ どなりたいことをどなるんだ ペットもサックスも俺の友だち俺の言葉が俺の楽器 ワンコーラスわけてくれ いやツーコーラス いやスリーフォア いくらでもいい 一時間二時間六時間いや一日をまるごとくれよ俺に 黙つてるのは龍安寺の石庭 叫ぶのは俺だ 俺はのどだ 舌だ 歯だ 唇だ のどちんこだ 声なんだ 俺はミスタージャジージャズー ジャザールの広場でジャゾーに乗つてジャゼッパ歌いながらジャズリングをジャズウジャベッてるジャップのバップジャザイはしないジャザイカの胸毛だ ジャズイはやめてくれ ジャゼージョンのジャジイズはジャザズウのジャジ ジャズつてるジャジャンザはジャズトジャザイズのジャジャジャジズムなのさ 
            (『21』1962より「スキャットまで」全文)


なまりあるアイウエオの母たちもいる寒さ   俊太郎
博物館前薄陽を着る石仏一体     弘
亜歴雷王のおとし胤             比呂志
遂ふ水牛にアルメニヤ語の詩きかせてゐる     信
小道具の月を支える手に反戦指環      俊太郎
鳥威しの村を出て三月経った          弘
揃いのジーンズの上着に秋風        衿子
雲水は石をぬすみ見て半眼 比呂志
劇画の美少女 来週は犯されてしまふか      信
比翼紋など染めさせて知命       俊太郎 
(『櫂・連詩』1979より「アイウエオの母の巻」冒頭)


そのひとがうたうとき
そのこえはとおくからくる
うずくまるひとりのとしよりのおもいでから
くちはてたたくさんのたいこのこだまから
あらそいあうこころとこころのすきまから
そのこえはくる

そのこえはもっととおくからくる
おおむかしのうみのうねりのふかみから
ふりつもるあしたのゆきのしずけさから
そのひとがうたうとき
わすれられたいのりのおもいつぶやきから
そのこえはくる

そののどはかれることのないふかいいど
そのうではみえないつみびとをだきとめる
そのあしはむちのようにだいちをうつ
そのめはひかりのはやさをとらえ
そのみみはまだうまれないあかんぼうの
かすかなあしおとへとすまされる

そのひとがうたうとき
よるのなかのみしらぬこどもの
ひとつぶのなみだはわたしのなみだ
どんなことばももどかしいところに
ひとつのたしかなこたえがきこえる
だがうたはまたあたらしいなぞのはじまり
 
くにぐにのさかいをこえさばくをこえ
かたくななこころうごかないからだをこえ
そのこえはとおくまでとどく
みらいへとさかのぼりそのこえはとどく
もっともふしあわせなひとのもとまで
そのひとがうたうとき 
        (『どきん』1983より「そのひとがうたうとき」全文)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆2.--大橋愛由等の奄美語り〈11月23日(月・祝)〉神戸市長田区「奄美会館」にて

大橋愛由等は、11月23日(祝・月)に、神戸市長田区で、奄美について語ります。
この語りは、「大阪教区沖縄交流・連帯委員会」から招かれたものです。同委員会はこれまで、沖縄について学習し、沖縄と連帯していこうと活動している牧師と信者のみなさんの集団です。いままで沖縄についての学習がもっぱらでしたが、今回は奄美が中心となります。語りの内容は、鹿児島でもなく、沖縄でもない奄美のありようについてをいくつかの角度から紹介します。また、聴衆がキリスト教関係者ですので、戦前にあった奄美におけるキリスト教弾圧についても語ります。

◇時間/11月23日(祝・月)午後2時JR新長田駅改札口集合
◇会場と内容/
(1)まず、新長田駅から徒歩4分の「神戸奄美会館」に向かいます。この会館は、奄美出身者(実質は徳之島出身者)が所有しているもので、神戸市内にはもうひとつ「沖州会館」があります(奄美出身者は本土〈ヤマト〉に多く住んでいますが、自前の会館(集会所)を二カ所も所有しているのは神戸だけです)

(2)この会館で、まず大橋が奄美語りを90分ほどします。
テーマは、キリスト教関係者が多いことから「奄美とキリスト教について」。奄美は日本の中でも、キリスト教信者(とくにカトリック)の信者が人口比率のなかでも高い地域です。どうして奄美のひとたちはキリスト教を受け入れてきたのかを語ります。さらに戦前にあった奄美におけるカトリック弾圧についても言及します。語り終わったあと、30分ほど質疑応答の時間になります。

(3)奄美関係場所めぐり/長田は、奄美出身者にとって、縁(えにし)の深い場所です。この地の地場産業であるケミカルシューズ業界に従事する出身者は多いのです。また、奄美が米軍政によって支配=「行政分離」(1946-1953)されていた時期、奄美出身者は、Non-Japanese 扱いとなったため、出身者同士の互助組織が必要となって1946年2月には長田で早々に「奄美連盟」が結成されいます。そこで簡単なフィールドワークをします。神戸市立真陽小学校〈「神戸奄美連盟」がここで結成された〉とその横にある「レンメイ通り」に歩いていきます。

(4)徳之島しまうた鑑賞/再び、神戸奄美会館にもどり、徳之島・井之川出身の米川宗夫さんによるシマウタを、聞いてもらいます。徳之島はこの島独自のうたが多く、奄美大島とは異なる響きが魅力です。

(5)懇親会/「シマジュウリ」という奄美料理を食べさせてくれる店(地下鉄・山陽電車「板宿駅」南、大田町交差点南)に向かいます。大きな店ではないのですが、奄美大島出身で唄者でもある主人の心尽くしの料理と黒糖焼酎でもてなします。

◆3.--まろうど社の忘年会〈12月7日(月)〉会場=大阪・谷六「すかんぽ」

今年も波乱に富んだ一年でした。大切な友人が亡くなったり、入院された方もいらっしゃいました。
そして私・大橋愛由等は今年還暦を迎えました。かつてはこの年齢で引退する人もいましたが、いまや働き続けるための中間点のような気配です。
みなさんと年末のひとときを、熱く語り合うことを楽しみにしています。
どうぞみなさん、毎年来ていただいている方も、初めての方も、久しぶりの方も、語り合いましょう。
今年は何年かぶりに大阪・谷町六丁目の「すかんぽ」で開催いたします。ここは最近月曜日が休みなのですが、われわれのために特別に開けてくれるのです(感謝)。

この「まろうど社忘年会」のルールはたったひとつ。わたしが先導役となって、ひとりずつ自己紹介していただくということです(時々、わたしが酔っぱらってしまい、司会を代わっていただくこともあります。近年は成熟して最後まで酔わずにみなさんと語り合っています)。

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           〈まろうど社 2015忘年会〉
■日時・12月5日(月)午後7時00分~(だいたい午後10時半ぐらいまで。
 何時に来てもいいですが、ぼちぼち7時に向けて来てください。6時ぐらいからスタンバイしています。)
■場所・大阪市中央区谷町六丁目 空堀商店街東側「すかんぽ」06-6764-4643
  地下鉄「谷町6丁目駅」を下車。交差点の南東3番出口から、谷町筋を南に3分ほど歩き、東西に伸びる賑やかな「空堀商店街」を東(進行方向・左)に。
少し歩くと北側(左手)に"すかんぽ"があります。
■すかんぽ鍋と焼酎を用意しています。

------------    -------------略図-------------    -----------

           至・東梅田 (北)
             │
            谷│
            町│
            筋│谷町線/長堀鶴見緑地線
             │地下鉄「谷町6丁目」
  ───────────●───────────  
   長堀通       │〈3番出口〉 
             │
             │    すかんぽ  
  空堀商店街──────┼─────■────            
             │  06-6764-4643 
             │ (商店街北側/2階に位置)
             │
             │
           至・天王寺 (南) 

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◆4--カフェ・エクリ〈2016年1月25日(月)〉

・12月は中止となりました。次回は1月の開催となります。
 読書会のテーマは未定です。
 この会も、読書会・合評会の二部構成です。
第一部の読書会は美術家・原田哲郎氏が担当(詳細未定)。第二部は詩の合評会です。


―――――――11月の大橋愛由等 発表分――――――――――――――――★
11月の「カフェ・エクリ」で、「ヨブ―義(ただ)しきひとの苦悩」を発表しました。
ヨブは旧約聖書の『ヨブ記』です。ヨブの苦悩と、最近観たロシア映画「裁かれるのは善人ばかり(原題「REVIATAN」)」、ギリシア悲劇のアイスキュロス作「縛られたるプロメテウス」とからみあわせて語ったのです。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――★

☆2部は合評会です。意欲的な自作詩を歓迎。12部程度コピーしてください。

※追記 会場費を参加者で分担します。別途講師への若干の謝礼、茶菓代がかかります。(持ち込み歓迎)


以下は、「カフェ・エクリ」の開催予定です。曜日はすべて月曜日です。(日程の変更がありました)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
☆2016年
・01月25日(月)午後2時~/姫路アイメッセ会議室
・02月08日(月)午後2時~/姫路アイメッセ会議室
・03月21日(月・祝)午後2時~/姫路市立美術館
・04月/未定
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

来年3月21日(月・祝)には以下のようなイベントを開催します。

3月21日は姫路市美術館の講堂でシンポジュウムを企画しています。
パネラー/鼓 直(スペイン文学者)、時里二郎(詩人)、京谷祐彰(美術評論家)、原田哲郎(美術家)、美術館学芸員、文学館学芸員
司会 大橋愛由等
2月13日から3月27日まで姫路市美術館で「画家の詩、詩人の絵」展の開催中の協賛事業で参加します。
シンポジウムのテーマ、内容など詳細はこれからつめていきます。

★展覧会「画家の詩、詩人の絵」の内容と出品者は以下のとおりです。
古来、西洋では「絵は黙せる詩、詩は語る絵」といわれてきました。日本でも画賛(がさん)、詞書(ことばがき)が絵画の重要な役割を果たし、「詩書画」の一致を成してきました。一方、日本の近代洋画は、文学からの自立を目指した西洋近代美術の影響のもとで始まっています。特に印象派以後、新しい造形表現を積極的に取り入れた結果、実に多様な作品がうまれました。しかし、現実の生きた情感から浮き上がった作品が多く生まれたことも事実です。こうした中で、村山槐多、長谷川利行、古賀春江、三岸好太郎、山口薫などは、西洋近代美術に学びながらも、文学性、詩情を拠りどころとして優れた作品を残しています。さらにまた、詩の世界では宮沢賢治、立原道造、草野心平らが独自性のある絵を描いています。ある意味では、モダニズムが斥けてきた詩情、文学性を活かすことで、日本独自の絵画が成立したといえます。
  近年では、一部の画家たちが積極的に詩の世界に接近し、新しい表現を生み出そうとしています。本展は、明治から現代までの画家と詩人の絵画と詩を一堂にあつめ、絵画と詩の密接なつながりを検証するものです。

画家
 小杉未醒、青木繁、竹久夢二、萬鐡五郎、藤森静雄、恩地孝四郎、田中恭吉、中川一政、長谷川利行、古賀春江、川上澄生、村山槐多、谷中安規、三岸好太郎、棟方志功、長谷川リン二郎、難波田龍起、山口薫、香月泰男、南桂子、松本竣介、浅野弥衛、飯田善國、草間彌生、田島征三、芥川麟太郎、藤山ハン、難波田史男、イケムラレイコ、瓜南直子、O JUN、小林孝亘、鴻池朋子、村瀬恭子、伊庭靖子

詩人
 正岡子規、高村光太郎、北原白秋、木下杢太郎、萩原朔太郎、佐藤春夫、西脇順三郎、宮沢賢治、佐藤一英、尾形亀之助、稲垣足穂、岡崎清一郎、富永太郎、小熊秀雄、北園克衛、瀧口修造、草野心平、中原中也、長谷川四郎、まど・みちお、立原道造、三好豊一郎、新国誠一、木島始、春日井建、吉増剛造、田畑あきら子、山本陽子

◆5--北の句会〈11月22日(日)〉

北の句会11月定例句会のご案内

 秋も深まってまいりましたが皆様お元気でお過ごしでしょうか。
11月定例句会の要項をお知らせします。多数のご参加をお願いいたします。
  【日時】 11月22日(日)13:00-17:00
  【場所】 阿倍野市民学習センター第3会議室
       ※JR天王寺駅と近鉄阿倍野駅に続く交差点の陸橋を南に降りて、
        上町線(路面電車)を左に見ながら、歩道を600m南下して下さい。
        あべのキューズモールの長いビルの切れたすぐ先です。(地下鉄、上町線阿倍野駅前)
       ※以前に第4 会議室とお知らせしましたが、センターの手違いによって
        第3会議室に変更になりました。
        毎回、終了後に会場近隣で手軽な懇親会を行っています。
  【出句】 課題詠1句  課題:「冷」この語が入らなくても内容で扱っておれば可です。
       自由詠句2句 の計3句
  【出句締切】 11月14日(土) 午後8:00必着
  【参加費】 千円程度
        句会後の懇親会は実費



◆6.--文学短報
A/――詩友、句友近況
 01* 柳人・小池正博氏は、11月21日(土)に神戸文学館で講演をします。テーマ、内容をお知らせします。
◇橋石の俳句と連句
金沢に生まれ、神戸商科大学の英文学教授をつとめた橋石は神戸ゆかりの俳人・連句人です。
俳誌「白燕」を創刊。俳句・連句・エッセイを三本柱としました。『和栲』で第18回蛇笏賞を受賞。
「銀河系のとある酒場のヒヤシンス」などの句が有名です。「僕は芭蕉に会ったら聞きたいことがある」と言っていた石が俳諧に求めていたものは何だったのか。
石の俳句と連句について振り返りながら、簡単な連句のワークショップも行ないます。
【講師】小池正博(日本連句協会・理事)
◇午後2時からです。3時30分修了予定
◇参加費/資料代として徴収します(200円程度)
◇問い合わせ・申し込み先/神戸文学館 〒657-0838神戸市灘区王子町3丁目1番2号 電話・FAX 078-882-2028

B/――兵庫県現代詩協会の活動紹介
第8回読書会のお知らせです。(11月23日〈月・祝〉)
今回は、三好達治を取り上げます。
チューターは、会員の北岡武司氏です。
(参加資格はありません。兵庫県現代詩協会の会員以外の方でも参加できます)

★〈あいさつ〉兵庫県現代詩協会・たかとう匡子
     2015.10.3

 ひと雨ごとに秋がふかまって参ります。みなさまにはつつがなくお過ごしのことと存じます。
 さて、第8回目の読書会は「四季」の詩人・三好達治をとりあげます。「雪」や「乳母車」などの詩はひろくしられるところですが、明治・大正・昭和と64年の生涯を生きた詩人の抒情の水脈は、多様化する現代詩の伏流水となって今も注ぎこまれているのかもしれません。
 みなさんと一緒にさぐっていきたいと思います。

〈記〉
日時/11月23日(月・祝)午後1時00分
場所/兵庫県私学会館 101号室 電話078-331-6623
   神戸市中央区北長狭通4-313
チューター/北岡武司(兵庫県現代詩協会・会員)

★〈三好達治の詩について--チューター 北岡武司〉
 ―掌で震える小鳥 現に肌が触れ 宇宙に肌を剥きだし震える ちさき己と己を包む大いなるものとに震え 狂気へと駆り立てられ―「遠く遠くはてしない道」

会費/無料(資料は当日配布)
参考テキスト/『現代詩文庫 三好達治』思潮社
参加/会員以外の方でも自由に参加できます

★申込・問い合わせ先/078-451-4155 玉井

10月のこと

2015年10月18日 07時44分58秒 | 通信
朝夕が冷えてきました。

今月は、日曜日がなにかと先約で埋まってしまい、「Melange」月例会は開催できなくなりました。
その代わり、日曜日が5回ある11月に月例会を二度することになりました。

本格的に多忙な12月はさておき、いよいよ2015年も実質的に活動できる範囲がみえてきました。

これから催される詩や俳句に関するイベントのお知らせをみなさんにいたします。

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◆1.--第108回「Melange」読書会・合評会〈11月01日(日)〉
◆2.--第109回「Melange」読書会・合評会〈11月29日(日)〉
◆3--カフェ・エクリ〈10月19日(月)〉←第一部読書会は大橋愛由等が発表
◆4.--文学短報=A/神戸・元町高架下「プラネット・アース」で、詩の朗読会〈10月18日(日)〉 B/――詩友・句友近況 
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◆1.--第108回「Melange」読書会・合評会〈11月01日(日)〉

11月に二度する月例会のうち、第一回目です。

  ☆/第1部・読書会(PM1:00-3:00)
第一部の読書会は、富哲世氏が担当します。
テーマ: 他者入門~他者論その①
テキスト: 福間健二 詩集「あと少しだけ」(2015年6月 思潮社刊)
担当: 富 哲世

〈きみ〉、〈あなた〉という二人称は特殊な他者、他者の否定としての他者である。他者としての他者は外部性として訪れる何かであるが、きみ、あなた、お前…と呼び掛けられる他者、〈わたし〉によって対幻想的、共犯性のうちへと囲い込まれてしまう他者は、間主観性の閾の上にいる他者であり、〈わたし〉はその〈きみ、あなた、〉の扉を開け閉めして外へ内へと出這いりする。その有り様の複合性を福間健二の詩集にさぐってみたい。


  ☆/第2部・合評会(PM3:00-6:00)
作品の締め切りは、10月29日(木)です。合評会に出席できなくとも、送っていただいた詩稿は、「月刊めらんじゅ」に掲載します。
   

  ◇追伸/前回の「Melange」月例会で、上野都さんが、翻訳した尹東柱の作品を朗読した様子です(動画)。都さんにとっても、詩集を上梓するのとはまた違う高揚感があったと思っています。(大橋)
http://twitcasting.tv/gunshaku/movie/204255599#


◆2.--第109回「Melange」読書会・合評会〈11月29日(日)〉

  ☆/第1部・読書会(PM1:00-3:00)
第一部の読書会は、山田兼士氏が担当します。テーマは「谷川俊太郎の詩業(仮題)」。詳細がわかれば通知します。
谷川俊太郎といえば、今年になって、テレビドキュメンタリー「情熱大陸」でとりあげられていました。YOUTUBEにアップされていますので、ご覧になってください。わたしは興味深くみていました。
https://www.youtube.com/watch?v=4BmlG2EBlWM

山田氏の発表詳細がわかれば通知します。


  ☆/第2部・合評会(PM3:00-6:00)
作品の締め切りは、11月26日(木)です。合評会に出席できなくとも、送っていただいた詩稿は、「月刊めらんじゅ」に掲載します。


◆2.--カフェ・エクリ(詩の会)〈10月19日(月)〉

・10月19日(月)午後2時~/姫路市・納屋工房/大橋愛由等が「スピノザを読む」の第二弾~「ドゥールーズ・ネグリはスピノザはどう語ったか」を担当します(参考文献/ドゥールーズ著『スピノザ』〈平凡社ライブラリー〉、ネグリ著『スピノザとわたしたち』水声社)

(高谷和幸)/2回目のスピノザですが、魅力的で、まだまだ謎の多い哲学者ですね。期待しています。

―――――――発表内容予定-----------------------------------★
第2回のスピノザ発表骨子  大橋愛由等

オランダに住んだ哲学者スピノザ(Baruch De Spinoza, 1632 - 1677)を語ります。今回で二回目となります(前回は、1年前の11月でした)。今回は、現代思想でスピノザがどのように評価されているかを語ります。おおくの哲学者がスピノザを取り上げている中で、ジル・ドゥールーズ(1925-1995,フランス)と、アントニオ・ネグリ(1933-、イタリア)の二人を取り上げます。両者の著作(ドゥールーズ著『スピノザ』平凡社ライブラリー、ネグリ著『スピノザとわたしたち』水声社)のなかで、ともに「スピノザとわたしたち」といった同じタイトルの章が設けられていて、ポスト・モダンの思潮のなかで、スピノザを甦らせようと試みています。
前回の発表では、17世紀に生きたスピノザそのひとと(ユダヤ人でありながら、ユダヤ・コミュニティから破門された世俗的ユダヤ人であったことの意味 )、哲学では『エチカ』から〈神・自然〉のわたしなりの解説、そしてスピノザが、のちのドイツ観念哲学(とくにヘーゲル)や、ユダヤ哲学などに与えた影響などを語りました。
今回の語りでは、プレ・モダンの時代に生きたスピノザが、どうしてポスト・モダンの今に再読されたのか、またドゥールーズとネグリはどうようにスピノザをとらえ、現代の思想情況にいかそうとしたのかを語りたいと思っています。

☆2部は合評会です。意欲的な自作詩を歓迎。12部コピーしてください。

※追記 会場費が500円になります。別途テキストのコピー代、茶菓代がかかります。(持ち込み歓迎)


以下は、10月からの「カフェ・エクリ」の開催予定です。曜日はすべて月曜日です。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
・11月09日(月)午後2時~/たつの市「ガレリア」
・12月07日(月)午後2時~/姫路アイメッセ会議室
☆2016年
・01月/休会
・02月08日(月)午後2時~/姫路アイメッセ会議室
・03月07日(月)午後2時~/たつの市ガレリア
・04月04日(月)午後2時~/姫路アイメッセ会議室
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

☆高谷和幸氏の主宰詩誌「Oct.」3号はもうすぐできあがります。
☆以上、エクリに関する問い合わせ先は、高谷和幸 <takatani_kk@yahoo.co.jp>へ。


◆3.--文学短報
A/-----10月18日(日)=つまり今日ですが=神戸・元町高架下のプラネットアース(050-3716-3540)において、神戸ビエンナーレの一環として行われる〈詩の朗読と詩のワークショップ〉が行われます。

開始時間は午後3時30分から。「昭和」の香りがする元町高架下は、アートなモードに満たされています。
あらかじめ設定されたテーマは「ことば こと おもしろいもの」です。
約1時間のなかで、四人が、詩の朗読をして、作者みずから自作品のテーマ性を提出しつつ、語り合う〈詩のワークショップ〉のような形式で進めていきたいと思っています。
参加者/高谷和幸、有時秀記、大橋愛由等、安西佐有理 

高谷、有時、大橋の三人があらかじめ椅子に座って、(司会・進行は大橋)それぞれの持ち時間を20分とします。その持ち時間の中で、用意してきた詩稿を朗読します。三人の詩は、分かりやすい作品ではないので、あらかじめ作者の方から、「この詩はこういうテーマ性を含んでいて、こうした角度から読んでみてはどうか」とオーディエンスに語りかけます。そして朗読。そのあと、それを聞いていた二人が本人をまじえて、作品に対して感想をいいあう、といったことを、三回繰り返す、ということをしたいと思っています。
図式化すれば、
(1)あらかじめその詩が内包しているテーマ性を作者自らが内示する。
(2)自作品を朗読する。
(3)その作品をめぐって、本人をまじえて、テーマがどのように詩に反映されているか、また、どのようにその作品を読んだのか、といったことを語り合います。

B/――詩友、句友近況
 01* 柳人・小池正博氏は、11月21日(土)に神戸文学館で講演をします。テーマ、内容をお知らせします。
◇橋石の俳句と連句
金沢に生まれ、神戸商科大学の英文学教授をつとめた橋石は神戸ゆかりの俳人・連句人です。
俳誌「白燕」を創刊。俳句・連句・エッセイを三本柱としました。『和栲』で第18回蛇笏賞を受賞。
「銀河系のとある酒場のヒヤシンス」などの句が有名です。「僕は芭蕉に会ったら聞きたいことがある」と言っていた石が俳諧に求めていたものは何だったのか。
石の俳句と連句について振り返りながら、簡単な連句のワークショップも行ないます。
【講師】小池正博(日本連句協会・理事)
◇午後2時からです。3時30分修了予定
◇参加費/資料代として徴収します(200円程度)
◇問い合わせ・申し込み先/神戸文学館 〒657-0838神戸市灘区王子町3丁目1番2号 電話・FAX 078-882-2028

02*「奄美語り」
大橋愛由等は、11月23日(祝・月)に、神戸市長田区で、奄美について語ります。
この語りは、「大阪教区沖縄交流・連帯委員会」から招かれたものです。同委員会はこれまで、沖縄について学習し、沖縄と連帯していこうと活動している牧師と信者のみなさんの集団です。いままで沖縄についての学習がもっぱらでしたが、今回は奄美が中心となります。語りの内容は、鹿児島でもなく、沖縄でもない奄美のありようについてをいくつかの角度から紹介します。また、聴衆がキリスト教関係者ですので、戦前にあった奄美におけるキリスト教弾圧についても語ります。

◇時間/11月23日(祝・月)午後2時JR新長田駅改札口集合
◇会場/まず、新長田駅から徒歩4分の「神戸奄美会館」に向かいます。この会館は、奄美出身者が所有しているもので、神戸市内にはもうひとつ「沖州会館」があります(奄美出身者は本土〈ヤマト〉に多く住んでいますが、自前の会館(集会所)を二カ所も所有しているのは神戸だけです)
  ・この会館で、まず大橋が奄美語りを90分ほどします。
◇奄美関係場所めぐり/長田は、奄美出身者にとって、縁(えにし)の深い場所です。この地の地場産業であるケミカルシューズ業界に従事する出身者は多いのです。また、奄美が米軍政によって支配=「行政分離」(1946-1953)されていた時期、奄美出身者は、Non-Japanese 扱いとなったため、出身者同士の互助組織が必要となって1946年2月には長田で早々に「奄美連盟」が結成されいます。
◇徳之島しまうた鑑賞/再び、神戸奄美会館にもどり、徳之島出身の米川宗夫さんによるシマウタを、聞いてもらいます。徳之島はこの島独自のうたが多く、奄美大島とは異なる響きが魅力です。
◇懇親会/「シマジュウリ」という奄美料理を食べさせてくれる店に向かいます。大きな店ではないのですが、奄美大島出身で唄者でもある主人の心尽くしの料理と黒糖焼酎でもてなします。

9月のお知らせ

2015年09月11日 07時27分09秒 | 通信
9月となりました。
先月末から天候が不安定で、梅雨のように雨続きです。

これから催される詩や俳句に関するイベントのお知らせをみなさんにいたします。


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◆1.--第106回「Melange」読書会・合評会〈9月27日(日)〉←再掲
◆2.--カフェ・エクリ〈9月14日(月)〉←第一部読書会は高谷和幸、大橋愛由等が発表
◆3.--文学短報=A/〈2015年―ふれあいの祭典 詩のフェスタひょうご〉〈10月4日(日)〉 B/――詩友・句友近況 
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◆1.--第106回「Melange」読書会・合評会〈9月27日(日)の予定〉

「月刊めらんじゅ」の105号〈8月15日付〉」は、第18回ロルカ詩祭で朗読された「書き下ろし朗読作品」を中心に編集します。
したがって、9月に開催するのは、第106回「Melange」読書会・合評会となります〈「月刊めらんじゅ」の号数に合わせて月例会開催の回数をカウントするためです〉
9月は変則的な構成となります。第一部に合評会をして、第二部として、上野都訳『尹東柱詩集 空と風と星と詩』(コールサック社)を読む会といたします(訳者の上野さんも同席されます)。そしてそのまま出版を祝う会を、同じ会場(神戸・三宮のスペイン料理カルメン)で午後6時から行います。
(「Melange」月例会は、参加費などは不要です。参加していただいた方には、「月刊めらんじゅ」最新号をさしあげます)

  ☆/第1部・合評会(PM1:00-4:00)
作品の締め切りは、9月24日(木)です。合評会に出席できなくとも、送っていただいた詩稿は、「月刊めらんじゅ」に掲載します。(Wordの添付ファイルで送稿される方が多いのですが、Wordのバージョンによって文字化けが必ずといっていいほど起きます。詩稿の送信は、添付ファイルを付けてもいいのですが、その際には、メール本体に詩稿を貼り付けておいてください。これは必ずお願いします)
   
  ☆/第2部・読書会(PM4:00-6:00)
上野さんが永年かかわりつづけた尹東柱の作品世界を、上野さんならではの感性で翻訳されました。ここ数年、尹東柱の詩碑がある同志社大学今出川キャンパスで、尹東柱の命日(2/16)にあわせて、追悼会をしている仲間として、この訳詩集が上梓されたことに、深い感銘をうけるのです。どうぞみなさん、この詩集の世界に分け入ることで、国家に生と表現を翻弄された夭折詩人の詩世界に接してください。

  ◇追伸/8月15日に行われた第18回ロルカ詩祭にゲストとして参加していただいた海埜今日子さんが、詩祭と神戸の印象記をブログに書かれています。(感謝です/大橋)
http://www.haizara.net/~shimirin/nuc/OoazaHyo.php


◆2.--カフェ・エクリ〈9月14日(月)〉

〈高谷和幸氏からのメッセージ〉
☆会場変更/「予定していました姫路アイメッセ会議室は休館日になっていまして、斜め向かいにあります納屋工房に変更します。秋の馬、森のふくろうたちがお待ちします。わっはっはっ…。」
○9月14日(月) 午後2時から 納屋工房(JR姫路駅下車、「みゆき通り」をずっと北上。アーケードの果ての左(西)側の建物である大手前第一ビル4Fにあるフリースペース)で。
 
読書会を大橋と高谷が受け持ちます。
○高谷和幸のテーマ/瀬尾育生(詩人)『純粋言語論』五柳書院刊から(事前に読まなくても可)

前回は山鳥重著「言葉と脳と心」講談社現代新書から、「失語症」には心・言葉・脳という3つの分有する世界があることを見てきました。今回は瀬尾育生の「純粋言語論」を取り上げます。「純粋言語論」はベンヤミンからの引用ですが、3.11以降の言語のショート状態にあるときに瀬尾育生が「人間は誰に自己を伝達するのか?」という疑問からイベント、講演会を続けました。その記録が書物になったものです。基底にあるものは、物質と人間の言葉の関係だと思います。面白いのは法華経の経文を全員で読んだり、宮澤賢治の「歌曲」の中の「応援歌」を読みあったり?、唱和?するという実験をしているところです。今回は瀬尾育生のイベントを再現してみようと考えています。さてどうなるかお楽しみに。

○大橋愛由等のテーマ/北原白秋~近代詩の断層
 
これほど出自の町をあげて顕彰される詩人は、珍しいのではないか。
北原白秋(1885年〈明治18〉~1942年〈昭和17〉)。詩人で、童謡・新民謡を創作し、歌人でもある。
福岡県柳川市では、生家が保存され、記念館になっている。
また命日にあたる11月2日は、市民が集い、花火が打ち上げられ、その文学的偉業がたたえられる。
今夏、ふとした機縁で、柳川市を訪れることになった。うるわしき水郷の地。もちろん“白秋さん”と出会うためである。
しかし私にとって、この旅がなければ、“白秋さん”と出会うことはなかっただろう(私の今回の九州旅の主目的は、日本に三体しかない毘盧遮那仏のひとつがある〈太宰府・戒壇院〉に向かい、華厳思想を深めることにあった)。
「あめふり」「この道」「ペチカ」「あわて床屋」「ちゃっきり節」などいまでも愛唱される童謡・民謡の多くを作ったことでも知られ、「国民的詩人」と呼称される“白秋さん”。しかしその溢れんばかりの叙情性は、現代に生きる詩人たちが向き合っている(あるいは受肉化している)とはいいがたい。しかし、短歌の世界ではいまだ白秋は、作歌の現場にいる歌人たちの表現世界にも通じる「短歌界の先達」に位置づけられているのである。詩の、戦後に築かれた〈現代詩〉と、戦前までの〈近代詩〉によこたわる越えがたき断層について思いをはせる時、短歌の世界では、戦後に展開された「第二芸術論」「奴隷の韻律」といった批評を乗り越えて、戦前から戦後をつらぬくひとつの〈表現(抒情)の共時態〉があることが分かる。そうした差異を思念のひとつとして、“白秋さん”の詩業(その叙情性のありか)をわたしなりに考えてみたい。
〈参考文献〉特になし。ネット上で、北原白秋の童謡や民謡を検索して、その口誦性ゆたかな作品世界を動画などで、味わってください。評論集では『北原白秋』(横木徳久、思潮社、1989)、『北原白秋ノート』(飯島耕一、小沢書店、1978)

☆2部は合評会です。意欲的な自作詩を歓迎。12部コピーしてください。
 
※追記 会場費が500円になります。別途テキストのコピー代、茶菓代がかかります。(持ち込み歓迎)


☆「カフェ・エクリ」8月31日(月)~9月1日(火)は「岡山・新見一泊紀行」を致しました。詩人・木澤豊さんが所有している岡山県新見市の別荘に合計9人で向かいました。楽しいひとときでした。宴の一部を動画に収めています。食べては語り、語っては呑み、歌ったり、踊ったり、自作詩を朗読する人も。以下の動画は、とりとめない内容ですが、参考までに。
http://twitcasting.tv/gunshaku/movie/197266216
http://twitcasting.tv/gunshaku/movie/197266216
 

以下は、10月からの「カフェ・エクリ」の開催予定です。曜日はすべて月曜日です。
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・10月19日(月)午後2時~/姫路市・納屋工房/大橋愛由等が「スピノザを読む」の第二弾~「ドゥールーズはスピノザはどう語ったか」を担当予定(参考文献/ドゥールーズ著『スピノザ』〈平凡社ライブラリー〉)
・11月09日(月)午後2時~/たつの市「ガレリア」
・12月07日(月)午後2時~/姫路アイメッセ会議室
2016年
・01月/休会
・02月08日(月)午後2時~/姫路アイメッセ会議室
・03月07日(月)午後2時~/たつの市ガレリア
・04月04日(月)午後2時~/姫路アイメッセ会議室
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☆高谷和幸氏の主宰詩誌「Oct.」3号の締め切りは、9月10日(木)です。
 詩稿は、見開きなら、36行✕30字(タイトル・筆者名のぞく)。
 エッセイ、評論は、二段組82行✕26字(タイトル・筆者名のぞく)

☆以上、エクリに関する問い合わせ先は、高谷和幸 <takatani_kk@yahoo.co.jp>へ。



◆3.--文学短報
A/-----〈2015年―ふれあいの祭典 詩のフェスタひょうご〉が10月4日(日)に開かれます。
(私・大橋が制作したチラシを添付しておきます)

時間/午後1時から4時まで(受付は12時30分から)
会場/ラッセホール(神戸市中央区)
主催/詩のフェスタひょうご実行委員会
共催/兵庫県、公益財団法人兵庫県芸術文化協会、兵庫県現代詩協会
参加費/無料
―――――――――――――――――――――――――――――――☆
〈第1部 講演〉pm1:00~
 講師/佐々木 幹郎
 演題/「書く」こと、「待つ」こと。
―中原中也とチェホフをめぐって
〈第2部 詩の朗読会〉pm3:00~
 一般募集による自作詩の朗読会
参加者募集中です
―――――――――――――――――――――――――――――――☆
佐々木幹郎氏プロフィール
1947年奈良で生まれ、大阪で育つ。東京都在住。『新編中原中也全集』(全5巻別巻1)の責任編集委員。詩集に『死者の鞭』、『蜂蜜採り』(高見順賞)、『悲歌が生まれるまで』、『明日』(萩原朔太郎賞)。評論・エッセイ集に『中原中也』(サントリー学芸賞)、『アジア海道紀行』(読売文学賞)、『やわらかく、壊れる』、『旅に溺れる』、『瓦礫の下から唄が聴こえる』、『東北を聴くー民謡の原点を訪ねて』ほか。

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会場/ラッセホール
神戸市中央区中山手通4-10-8
電話078-291-1117
JR・阪神元町駅・市営地下鉄県庁前(東出口1番)より徒歩8分
阪急三宮駅・地下鉄三宮駅から徒歩15分
申込み・問合わせ先/詩のフェスタ実行委員会事務局
〒663-8006 西宮市段上町6-14-4(神田さよ方)
tel 0798-53-0686 fax 0798-53-6991
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B/――詩友、句友近況
 01* 柳人・小池正博氏は、11月21日(土)に神戸文学館で講演をします。テーマ、内容をお知らせします。
◇橋石の俳句と連句
金沢に生まれ、神戸商科大学の英文学教授をつとめた橋石は神戸ゆかりの俳人・連句人です。
俳誌「白燕」を創刊。俳句・連句・エッセイを三本柱としました。『和栲』で第18回蛇笏賞を受賞。
「銀河系のとある酒場のヒヤシンス」などの句が有名です。「僕は芭蕉に会ったら聞きたいことがある」と言っていた石が俳諧に求めていたものは何だったのか。
石の俳句と連句について振り返りながら、簡単な連句のワークショップも行ないます。
 【講師】小池正博(日本連句協会・理事)
◇午後2時からです。3時30分修了予定
◇参加費/資料代として徴収します(200円程度)
◇問い合わせ・申し込み先/神戸文学館 〒657-0838神戸市灘区王子町3丁目1番2号 電話・FAX 078-882-2028

02*北の句会9月句会 
日時/2015年9月23日(祝)13:00-17:00
場所/なんば市民学習センター第4会議室 電話06-6643-7010
   毎回、句会終了後に懇親会を行っています。
作品/課題詠1句、自由詠2句の合計3句を事前提出。課題は「擬態」です。
締切/9月16日(水)

03*「奄美語り」
大橋愛由等は、11月23日(祝・月)に、神戸市長田区で、奄美について語ります。
この語りは、「大阪教区沖縄交流・連帯委員会」から招かれたものです。同委員会はこれまで、沖縄について学習し、沖縄と連帯していこうと活動している牧師と信者のみなさんの集団です。いままで沖縄についての学習がもっぱらでしたが、今回は奄美が中心となります。語りの内容は、鹿児島でもなく、沖縄でもない奄美のありようについてをいくつかの角度から紹介します。また、聴衆がキリスト教関係者ですので、戦前にあった奄美におけるキリスト教弾圧についても語ります。

◇時間/11月23日(祝・月)午後2時JR新長田駅改札口集合
◇会場/まず、新長田駅から徒歩4分の「神戸奄美会館」に向かいます。この会館は、奄美出身者が所有しているもので、神戸市内にはもうひとつ「沖州会館」があります(奄美出身者は本土〈ヤマト〉に多く住んでいますが、自前の会館(集会所)を二カ所も所有しているのは神戸だけです)
  ・この会館で、まず大橋が奄美語りを90分ほどします。
◇奄美関係場所めぐり/長田は、奄美出身者にとって、縁(えにし)の深い場所です。この地の地場産業であるケミカルシューズ業界に従事する出身者は多いのです。また、奄美が米軍政によって支配=「行政分離」(1946-1953)されていた時期、奄美出身者は、Non-Japanese 扱いとなったため、出身者同士の互助組織が必要となって1946年2月には長田で早々に「奄美連盟」が結成されています。
◇徳之島しまうた鑑賞/再び、神戸奄美会館にもどり、徳之島出身の米川宗夫さんによるシマウタを、聞いてもらいます。徳之島はこの島独自のうたが多く、奄美大島とは異なる響きが魅力です。
◇懇親会/「シマジュウリ」という奄美料理を食べさせてくれる店に向かいます。大きな店ではないのですが、奄美大島出身で唄者でもある主人の心尽くしの料理と黒糖焼酎でもてなします。

第106回「Melange」読書会・合評会〈9月27日(日)〉のお知らせ

2015年08月18日 09時33分55秒 | 通信
無事、第18回ロルカ詩祭は終了しました。
毎年八月の第三土曜日に開催しているこの詩祭が終わると、“晩夏”が始まるような気配に満たされます。

これから催される詩や俳句に関するイベントのお知らせをみなさんにいたします。


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◆1.--第106回「Melange」読書会・合評会〈9月27日(日)〉
◆2.--カフェ・エクリ「岡山・新見一泊紀行」〈8月31日(月)~9月1日(火)〉
◆3.--「世界俳句大会」のお知らせ〈9/4日(金)~6(日)〉
◆4.--文学短報=A/〈2015年―ふれあいの祭典 詩のフェスタひょうご〉〈10月4日(日)〉 B/――詩友・句友近況 
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◆1.--第106回「Melange」読書会・合評会〈9月27日(日)の予定〉

「月刊めらんじゅ」の105号〈8月15日付〉」は、第18回ロルカ詩祭で朗読された「書き下ろし朗読作品」を中心に編集します。
したがって、9月に開催するのは、第106回「Melange」読書会・合評会となります〈「月刊めらんじゅ」の号数に合わせて月例会開催の回数をカウントするためです〉
9月は変則的な構成となります。第一部に合評会をして、第二部として、上野都訳『尹東柱詩集 空と風と星と詩』(コールサック社)を読む会といたします(訳者の上野さんも同席されます)。そしてそのまま出版を祝う会を、同じ会場(神戸・三宮のスペイン料理カルメン)で午後6時から行います。
(「Melange」例会は、参加費などは不要です。参加していただいた方には、「月刊めらんじゅ」をさしあげます)

  ☆/第1部・合評会(PM1:00-4:00)
作品の締め切りは、9月24日(木)です。合評会に出席できなくとも、送っていただいた詩稿は、「月刊めらんじゅ」に掲載します。それぞれ詩稿をこのメールアドレス(maroad66454@gmail.com)に送ってください。(Wordの添付ファイルで送稿される方が多いのですが、Wordのバージョンによって文字化けが必ずといっていいほど起きます。詩稿の送信は、添付ファイルを付けてもいいのですが、その際には、メール本体に詩稿を貼り付けておいてください。これは必ずお願いします)
   
  ☆/第2部・読書会(PM4:00-6:00)
上野さんが永年関わり続けた尹東柱の作品世界を、上野さんならではの感性で翻訳されました。ここ数年、尹東柱の詩碑がある同志社大学今出川キャンパスで、尹東柱の命日(2/16)にあわせて、追悼会をしている仲間として、この訳詩集が上梓されたことに、深い感銘をうけるのです。どうぞみなさん、この詩集の世界に分け入ることで、国家に生を翻弄された夭折詩人の詩世界に接してください。


◆2.--カフェ・エクリ「岡山・新見一泊紀行」〈8月31日(月)~9月1日(火)〉

☆8月の「カフェ・エクリ」は拡大版一泊旅行です。その代わり、八月の例会は休会です。
 8月31日(月)~9月1日(火)に「岡山・新見一泊紀行」を致します。詩人・木澤豊さんが所有している岡山県新見市の山荘で「詩人たちのお泊り合宿」をします。中国山地のどまんなか。ただただ豊かな自然が広がっています。姫路で集合して一台の車で出発します。(決して Das Narrenschiff ではありません)。山荘では、バーベキュを初めとして、詩を書くひちたちの合宿らしく、詩にまつわる企画も行う予定です。
 ◇午後2時/姫路駅南口集合→山荘到着予定→食事会→就寝
 ◇翌日午前10時に出発して、各地をめぐります。姫路駅にて、午後4時30分解散予定


☆9月の例会は、14日(月)に行います。場所は、姫路アイメッセ会議室。
・時間/午後2時~
・構成・第一部〈読書会〉◇発表者とテーマ/未定
   ・第二部〈合評会〉自作詩のコピー12部ほどを用意してください。〈終了後、懇親会を姫路市内でします〉
 

以下は、10月からの「カフェ・エクリ」の開催予定です。曜日はすべて月曜日です。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――☆
・10月19日(月)午後2時~/姫路アイメッセ会議室/大橋愛由等が「スピノザを読む」の第二弾~「ドゥールーズはスピノザはどう語ったか」を担当予定(参考文献/ドゥールーズ著『スピノザ』〈平凡社ライブラリー〉)
・11月09日(月)午後2時~/たつの市「ガレリア」
・12月07日(月)午後2時~/姫路アイメッセ会議室
2016年
・01月/休会
・02月08日(月)午後2時~/姫路アイメッセ会議室
・03月07日(月)午後2時~/たつの市ガレリア
・04月04日(月)午後2時~/姫路アイメッセ会議室
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――☆
 ☆詳細な問い合わせ先は、高谷和幸 <takatani_kk@yahoo.co.jp>へ。

☆高谷和幸氏の主宰詩誌「Oct.」3号の締め切りが近づいています。
 締め切りは、9月10日(木)。
 詩稿は、見開きなら、36行✕30字(タイトル・筆者名のぞく)。
 エッセイ、評論は、二段組82行✕26字(タイトル・筆者名のぞく)

☆以上、エクリに関する問い合わせ先は、高谷和幸 <takatani_kk@yahoo.co.jp>へ。

◆3.--「世界俳句大会」のお知らせ〈9/4日(金)~6(日)〉
9/4日(金)~6(日)の3日間、明治大学リバティタワーで「第8回世界俳句協会大会」が開催されます。世界20か国から俳人や詩人が集まり、朗読やセミナー、俳句コンテストなどを行います。イタリア、モロッコ、イスラエル、ベトナム、コロンビア等々世界各国から続々参加決定。
詳細は、http://camp-fire.jp/projects/view/2926 をご覧になってください。

◇横断する日―シンポジウムと朗読〈9月8日(火)〉→中止になりました。

◆4.--文学短報
A/-----〈2015年―ふれあいの祭典 詩のフェスタひょうご〉が2015年10月4日(日)に開かれます。

時間/午後1時から4時まで(受付は12時30分から)
会場/ラッセホール(神戸市中央区)
主催/詩のフェスタひょうご実行委員会
共催/兵庫県、公益財団法人兵庫県芸術文化協会、兵庫県現代詩協会
―――――――――――――――――――――――――――――――☆
〈第1部 講演〉pm1:00~
 講師/佐々木 幹郎
 演題/「書く」こと、「待つ」こと。
―中原中也とチェホフをめぐって
〈第2部 詩の朗読会〉pm3:00~
 一般募集による自作詩の朗読会
参加者募集中です
―――――――――――――――――――――――――――――――☆
佐々木幹郎氏プロフィール
1947年奈良で生まれ、大阪で育つ。東京都在住。『新編中原中也全集』(全5巻別巻1)の責任編集委員。詩集に『死者の鞭』、『蜂蜜採り』(高見順賞)、『悲歌が生まれるまで』、『明日』(萩原朔太郎賞)。評論・エッセイ集に『中原中也』(サントリー学芸賞)、『アジア海道紀行』(読売文学賞)、『やわらかく、壊れる』、『旅に溺れる』、『瓦礫の下から唄が聴こえる』、『東北を聴くー民謡の原点を訪ねて』ほか。
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詩のフェスタひょうごでは、自作詩の朗読者を募集します

2015年10月4日(日)に行われる、ふれあいの祭典詩のフェスタひょうごの第二部の自作詩の朗読者を募集します。日頃からの伝えたい思いを詩の言葉にして、みなさんの前で読んでみませんか。
友人の方にもお誘いのうえ参加してください。

募集要項
自作詩:テーマは自由で、2分以内で朗読できること

応募方法/住所、電話・FAX、氏名(フリガナをつける)、年齢、性別を明記のうえ、
朗読作品の冊子をつくりますので、
朗読する作品を下記のところに郵送、あるいはE-mailでお送りください。
校正は事務局にお任せください。
締め切り/9月5日(土)消印有効
参加費/無料

送り先/詩のフェスタひょうご実行委員会事務局
住所/〒663-8006 西宮市段上町6-14-4 (神田さよ 方)
   電話  0798-53-0686 Fax 0798-53-6991
   E-mail nrk54251@nifty.com

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会場/ラッセホール
神戸市中央区中山手通4-10-8
電話078-291-1117
JR・阪神元町駅・市営地下鉄県庁前(東出口1番)より徒歩8分
阪急三宮駅・地下鉄三宮駅から徒歩15分
申込み・問合わせ先/詩のフェスタ実行委員会事務局
〒663-8006 西宮市段上町6-14-4(神田さよ方)
tel 0798-53-0686 fax 0798-53-6991
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◇この後、懇親会が開かれます。

B/――詩友、句友近況
 01* 柳人・小池正博氏は、11月21日(土)に神戸文学館で講演を予定しています(テーマ、内容など未定)
 02* 私・大橋愛由等は、今年念願をひとつ果たしました。今月思い立って九州を旅した折、ずっと出会いたかった仏像とめぐりあったのです。太宰府・戒壇院の毘盧遮那仏。わたしは仏像ファンでもなんでもなく、仏像というイコンの背後にある仏教思想を読み取るために、仏像を見に行きます。毘盧遮那仏は、華厳経に出てきますが、〈理神/理性神〉のような存在であるために、阿弥陀仏や観音菩薩のような信仰の対象にはなっていません。
やがてこの毘盧遮那は密教の大日如来に「糾合」されていくために、民衆の信の対象にはなりませんでした。こういう経緯もあって、毘盧遮那仏はこの日本には三体しか存在しません。ひとつは、“奈良の大仏さん”として著名な東大寺、そして鑑真の唐招提寺。このふたつは奈良県にあるので神戸から簡単に見に行けるのですが、太宰府までは簡単に見にはいけません。戒壇院は現在臨済宗に属しています〈もともとは真言律宗の寺だった〉。せっかくこの毘盧遮那仏を見るために神戸からやってきたので、無理をいってお堂の中にいれてもらいました。住職がたまたま神戸出身だったので、話しがもりあがり、ゆったりとした時間を戒壇院で過ごすことが出来たのです。この戒壇院は隣の観音寺とともに、九州の政庁だった太宰府の要所に位置していたのですが、いま両寺の周囲は政庁の遺構(更地)と田んぼに囲まれ、まるで奈良のどこかにある光景のようです。
この毘盧遮那仏と出会うために読んでいた論考があります。井筒俊彦氏の「事事無礙・理理無礙――存在解体のあと」です。これはかなり面白い。華厳を単にインドや中国、朝鮮で発展した哲理にとどめずに、新プラトン主義やイスラームの思想とリンクさせて解題しようという内容です。

第104回「Melange」読書会・合評会〈7月26日(日)〉のお知らせ

2015年07月15日 08時30分31秒 | 通信
大橋愛由等です。

7月。ここ数日、台風の影響で、猛暑日が続きます。
体調を壊して夏風邪などひかれませんよう願っています。

夏に向けて、わたし周辺の文学活動はさかんです。
神戸・姫路・大阪・東京と都市を横断する詩と俳句に関する情報を紹介します。


----INDEX----------------------------------------------------------------------------------------------------------
◆1.--第104回「Melange」読書会・合評会〈7月26日(日)〉
◆2.--第18回ロルカ司祭〈8月15日(土)〉←詳報その1
◆3.--カフェ・エクリ「岡山・新見一泊紀行」〈8月31日(月)~9月1日(火)〉
◆4.--「北の句会」/寺岡良信氏への追悼句を募集
◆5.--第18回吟遊同人総会〈7月26日(日)〉/横断する日―シンポジウムと朗読〈9月8日(火)〉←追加情報あり
◆6.--文学短報=A/兵庫県現代詩協会の読書会お知らせ〈7月18日(土)〉 B/――詩友・句友近況 
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◆1.--第104回「Melange」読書会・合評会〈7月26日(日)〉
 〈追悼号企画〉
「月刊めらんじゅ104号」は、寺岡良信追悼号といたします。追悼作品をお寄せください(詩と随想の字数制限はありません。俳句、川柳、短歌は10句、10首以内)。詩・俳句・川柳でも随想でもかまいません。またそれとは別の通常の作品出稿も受け付けます(どちらかの作品提出でも可です)。ただ締め切りは21日(水)とさせてください。いつもより原稿量が多くなるために編集の時間が必要なためです。 

(「Melange」例会は、参加費などは不要です。参加していただいた方には、「月刊めらんじゅ」104号をさしあげます)
   
  ☆/第一部・読書会(PM1:00-3:00)
「Melange」読書会の発表者は高谷和幸さんです。テーマは、「失語と脳医学と詩学と」とします(大橋の名付けです)。このテーマは、7月6日(月)に「カフェ・エクリ」で高谷さんが発表したものですが、内容が刺激的だったので、大橋の方から、再度「Melange」読書会でも語ってもらうようリクエストしたものです。高谷氏は、エクリ語りを踏まえて、さらなるテキスト読み込みを加えて発表されます。

―――――――高谷和幸氏 あいさつ--------------------------------------------------
日本は寺田寅彦・吉本隆明など優れた言語論を数多く有してきました。ところで今回はいわゆる文化系の哲学・文学で研究された言語論ではなく、理科系である脳科学からの言語論へのアプローチを見ていきたいと思います。「失語症」はフランスの外科医師のポール・ブローカが1861年に論文でルポルニュ氏を取り上げたのが初めてだと言われています。150年余りたった現在、失語症の臨床から浮かび上がる「言語」という心像やチョムスキーのいう言語生得説(器官としての言語)などを中心に話合えたらと考えています。
 実は、今回のテーマには個人的に関心を持ち続けているものがあります。美術家の濱田龍さんが失語状態にある時に、リハビリと称して高谷との会談を定期的にもったことがありました。その時彼が言葉(または自分自身)について、「わたしのまわりにあることばのようなものが押し寄せてきて、それがあつまり、結ばれて〈わたし〉というものが今ここに出来上がる」と語ったことです。この認識は詩を書く人間にとって、自動筆記などの現場でうすうす感得できるものですが、より明確なかたちで彼が語ったことが衝撃的でした。ニューロサイエンスからその瞬間の謎に迫ってみたいと考えています。
                                
 参考図書 山鳥重(やまどり・あつし)「言葉と脳と心」(講談社現代新書)

◇追記A
 このテーマで今月のエクリで発表したものの焼き直しになります。
あれから、『デカルトの誤り』アントニオ・R・ダマシオ著 田中三彦訳 ちくま学芸文庫をもう少し読み込みました。
今回はその部分をやや深く追求したいと思います。
ダマシオ(1944年ポルトガルのリスボン生まれ、アメリカの神経学者で世界的に活躍中です)の本を参考図書として推薦します。名著ですよ。
◇追記B
(大橋も、参考文献と指定された山鳥重著「言葉と脳と心」(講談社現代新書)を読んで一枚ものの資料を作っていますので、補助資料として、みなさんに配布します。〈私が失語しなくても世界が失語する〉)


  ☆/合評会(PM3:00-6:30)
午後3時から始めます。
作品の締め切りは、7月21日(火)です(いつもより早めです。今月号はページ数が増えるために、編集作業の都合で早めに設定させていただいています。合評会に出席できなくとも、送っていただいた詩稿は、「月刊めらんじゅ」に掲載します。同誌は次号で104号となります。


◆2.--第18回ロルカ司祭〈8月15日(土)〉
 今年も、「ロルカ詩祭」を8月に開催します。1998年のロルカ生誕100周年から始めた詩の朗読イベントです。今回で18回目となります。8月に開催するのは、1936年にスペイン内戦が勃発してまもなくの頃に、ファシスト勢力によってロルカが暗殺された8月19日に近い土曜日を選んで開催するためです。
この詩祭は二部構成。第一部は、フェデリコ・ガルシア・ロルカの詩作品の朗読(スペイン語、日本語ほか)、第二部はロルカの詩世界によせた自作品の朗読です。毎回濃密な朗読会が開催されています。朗読者のバックで演奏するのは、アコーディオン&ピアノ奏者の春間げんさんです。 

 開場/午後5時、第一部午後5時半、第二部午後6時半
 開場/スペイン料理カルメン(電話078-331-2228)←問い合わせ、予約もこちらへ
 料金/Aコース(2000円、チャージ、ワンドリンク、ワンフード付き)
    Bコース(3600円、チャージ、季節のスープ、サラダ、メインディッシュ、パエリア、本日のデザート、コーヒー付き)

出演予定者/安西佐有理、大西隆志、大橋愛由等、今野和代、富哲世、鼓直、福田知子、高谷和幸、千田草介、情野千里、アウグスティン、にしもとめぐみ 中堂けいこ ほか
演奏者/春間げん(アコーディオンとピアノ)
(思潮社「現代詩手帖8月号」にロルカ詩祭のことが紹介される予定です)



◆3.--カフェ・エクリ「岡山・新見一泊紀行」〈8月31日(月)~9月1日(火)〉

☆7月の例会は、6日(月)に終わりました。盛会でした。
☆8月は休会します。その代わり、8月31日(月)~9月1日(火)に「岡山・新見一泊紀行」を致します。姫路で集合して、詩人・木澤豊さんが所有している岡山県新見市の山荘で「詩人たちのお泊り合宿」をします。姫路で集合して一台の車で出発します。(決して Das Narrenschiff ではありません)。山荘では、バーベキュを初めとして、詩を書くひちたちの合宿らしく、詩にまつわる企画も行う予定です。


☆9月の例会は、14日(月)に行います。場所は、姫路アイメッセ会議室。
・時間/午後2時~
・構成・第一部〈読書会〉◇発表者とテーマ/未定
   ・第二部〈合評会〉自作詩のコピー12部ほどを用意してください〈終了後、懇親会を姫路市内でします〉

以下は、10月からの「カフェ・エクリ」の開催予定です。曜日はすべて月曜日です。8月は休みです。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
・10月19日(月)午後2時~/姫路アイメッセ会議室
・11月09日(月)午後2時~/たつの市「ガレリア」
・12月07日(月)午後2時~/姫路アイメッセ会議室
2016年
・01月/休会
・02月08日(月)午後2時~/姫路アイメッセ会議室
・03月07日(月)午後2時~/たつの市ガレリア
・04月04日(月)午後2時~/姫路アイメッセ会議室
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 ☆詳細な問い合わせ先は、高谷和幸 <takatani_kk@yahoo.co.jp>へ。

◆4.―「北の句会」/寺岡良信氏への追悼句を募集
 (大橋注/臨時で事務局を務めている北村虻曳さんからの便りです)
―――――――――――――――
北の句会関係者様
七月句会において、先月末に亡くなられた寺岡良信さんの追悼句を集めようという話になりました。したがって急ですが、追悼の句を作成し、
◎◎16日(木)20:00までに丸山さんへ送付下さい。◎◎
電子メイルを歓迎します。(私のところは、16日午前夜間にネット工事があります。)できるだけ多くの方のご参加を期待します。
現在、宗本智久さん1句、三木蘇州さん2句をいただいています。丸山巧さん編集の次回句会報に追悼の2ページを載せることにしたいと思います。


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◆5.―第18回吟遊同人総会〈7月26日(日)〉←追加情報あり

(「吟遊」から送られてきた同人総会のお知らせです。もう18回目なんですね。わたしはまだ新参の身です/大橋)
―――――――――――――――――――――――――――――
前略 お元気でお過ごしのことと思います。第18回吟遊同人総会・懇親会を、下記のとおり開きますので、是非ご出席ください。参加申込み締め切りは7月20日(土)。本紙下端にご記入のうえ、メール、ファックス、または郵便にて、吟遊社あてお送りください。締め切りの時点で、参加できるかどうか不明の場合、その旨お申し出ください。
          吟遊社 夏石番矢 鎌倉佐弓

                    記
・第18回吟遊同人総会
開催日時 2015年7月26日(日曜日) 午後2時00分~6時00分(受付1時30分~)
会費   1000円
会場   板橋区立グリーンホール 503会議室 別紙地図参照 東京都板橋区栄町36-1
     電話 080-5175-0331(鎌倉佐弓の携帯)
内容   自己紹介、吟遊社からの報告(2時00分~2時30分)
「吟遊」第64,65,66,67号を中心に合評(2時30分~4時00分)
俳句翻訳と海外の俳句について合評(4時00分~5時00分)?
吟遊俳句賞2015表彰式 ?
・吟遊懇親会 
開催日時 同日 午後6時00分~8時00分
会費   4000円
会場   レストラン サンイチ(板橋区立グリーンホール地下) 東京都板橋区栄町36-1
    電話 03-3579-8531
俳句朗読(1人5分程度)
出欠の送付先 〒354-0026 埼玉県富士見市鶴瀬西3-16-11 夏石番矢方 吟遊社
電話・ファックス 049-252-9823   Eメール sayumikamakura@msf.biglobe.ne.jp

◇「世界俳句大会」のお知らせ
9/4日(金)~6(日)の3日間、明治大学リバティタワーで「第8回世界俳句協会大会」が開催されます。世界20か国から俳人や詩人が集まり、朗読やセミナー、俳句コンテストなどを行います。イタリア、モロッコ、イスラエル、ベトナム、コロンビア等々世界各国から続々参加決定。

詳細は、http://camp-fire.jp/projects/view/2926 をご覧になってください。


もう一つ、夏石番矢氏がらみの関西におけるイベントを紹介しましょう。

◇横断する日―シンポジウムと朗読〈9月8日(火)〉
 第一部/ミニシンポジウム「今を相渉っていく装置としての世界俳句と連歌」
     午後6時30分~7時50分
     パネラー(1)モルガディ・ゲルドマン(詩人・ノンフィクション作家、イスラエル在住)
         (2)高橋修三(作家・高橋修三連歌会宗匠)
         (3)夏石番矢(俳人・世界俳句協会創立者)
 第二部/音楽と朗読
     午後8時00分~9時00分
    ◇ニコラス・スレッジ・ブルース・マシーン(今野和代〈ポエット〉、山田輝人〈テナーサックス、フルート〉)
    ◇夏石番矢〈俳句〉
    ◇モルガディ・ゲルドマン(俳句)
 交流会/午後9時~
 参加費/2000円
 場所/大阪産業大学梅田サテライトキャンパス 大阪駅前第3ビル19階 06-6442-5522 大阪市北区梅田1-1-3
予約・問い合わせ先/今野和代 090-1149-4042 FAX06-6336-5796  Mail: konn-sky@ezweb.ne.jp


◆4.--文学短報
A/-----兵庫県現代詩協会からのお知らせ。←再掲
  〈兵庫県現代詩協会 第7回読書会のご案内〉

★挨拶 (兵庫県現代詩協会会長 たかとう匡子)
7回目となる兵庫県現代詩協会の読書会は、10月4日(日)開催予定の―ふれあいの祭典―「詩のフェスタひょうご」の講師に佐々木幹郎氏をお招きするにあたり、予習の意味で佐々木氏と半世紀近い親交のある季村敏夫さんに、下記テーマでお話しいただきます。お二人の共通項は「世界とどうかかわるか」にあるようです。

★内容
日時/7月18日(土)午後1時00分~
場所/兵庫県私学会館301号室
   神戸市中央区北長狭通4-3-13 電話078-331-6623
チューター/季村敏夫
「他者に耳を澄ます、これが佐々木氏の姿勢である。向こうからの訪れをどう受けとめ、どう応えるか、そのことの実践と詩作が一体であること、稀有である」
会費/兵庫県現代詩協会会員は無料です
 (会員限定の会です。会員以外の方で参加希望の方は、以下の連絡先にアクセスしてください)
参考テキスト/佐々木幹郎著『東北を聴く』(岩波新書)
      『佐々木幹郎詩集』(思潮社、現代詩文庫)
問い合わせ・連絡先/玉井洋子 078-451-4155

B/――詩友、句友近況
 01* 柳人・小池正博氏は、11月21日(土)に神戸文学館で講演を予定しています(テーマ、内容など未定)
02* 詩友・上野都氏が翻訳詩集『尹東柱詩集 空と風と星と詩』(コールサック社)を上梓。9月の「Melange」例会で、訳者みずからの解説とささやかな出版記念会を予定しています。
 03*俳句と詩を表現する野口裕氏が、故・和田吾郎氏(俳人)についての講演をします。
  「俳句sparks関西!~追悼・和田悟朗」
  ・日時:8月9日(日)(開会:14時00分 閉会:16時30分)
  ・参加費:1,000円
   ※懇親会(4,000円程度)の出欠もお知らせください。
  ・定員:先着40名(締切:8月7日)
  ・会場:神戸サンセンタープラザ西館6階17号室http://www.kscp.co.jp/room/
      (神戸市中央区三宮町2-11-1 センタープラザ西館6階)
      (阪急神戸三宮駅徒歩2分、JR三ノ宮駅徒歩4分、阪神三宮駅徒歩4分)
  ・基調報告:野口裕
  ・全句集合評:岡村知昭、曾根毅、仮屋賢一
  ・主催:関西現代俳句協会青年部
  ・懇親会:午後5時から、神戸市中央区の「スペイン料理カルメン」電話07-331-2228
   (『和田悟朗全句集』が、上梓されています。飯塚書店刊。)
 04*詩友・寺岡良信氏は、先月、この世から旅立ってゆかれました。生前、旅立ちの準備も、彼なりに周到にかつ誠実にすすめておられました。葬儀のあとの詩友たちの食事会の席で、詩人・冨哲世氏は「寺岡氏が亡くなったことで、「Melange」の第一期黄金時代が終わったと思います」と言明。寺岡氏は、身内の葬儀や、入院・手術といったのっぴきならない事態をのぞいて、「Melange」月例会には欠かさず参加していただけに惜しまれます。そしてその独特の詩のスタイル(徹底した叙情詩のスタイル、旧仮名遣いの使用、卓越した詩語の活用、彫琢された修辞ほか)は、参加者の心の奥底に深く刻印されているのです。これからわれわれは、〈寺岡氏不在の日々〉を送ることになります。

6月の便り その2

2015年06月19日 09時09分47秒 | 通信
六月の二回目の便りですが、前回より詳細がわかったイベントや新たなイベントも追加しています。


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◆1.--第103回「Melange」読書会・合評会〈6月28日(日)〉←詳細追加
◆2.--カフェ・エクリ〈7月6日(月)〉←詳細情報
◆3.―「北の句会」〈7月05日(日)〉←新情報
◆4.―第18回吟遊同人総会〈7月26日(日)〉←追加情報あり
◆5.--文学短報=A/兵庫県現代詩協会の読書会お知らせ〈7月18日(土)〉 B/――詩友、句友近況 C/――第17回ロルカ司祭〈8月15日(土)〉
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◆1.--第103回「Melange」読書会・合評会〈6月28日(日)〉←詳細追加
 6月となり梅雨入りしました。私はこの時期に生まれたので、梅雨をこよなく愛しています。
先月につづいて、Youtube で聞ける6月に聞きたいお好みの曲を紹介しましょう。荒井由実の「雨のステイション」という曲です。https://www.youtube.com/watch?v=DOg2V-V3fjM」という曲です。音質は決してよくありませんが、松任谷由実ではない質感が楽しめます。「6月はあおくけむって、なにもかも、にじませている 雨のステーション あえる気がして いくつ人影みおくっただろう」といった歌詞も出てきます。
(この会、参加費などは不要です。参加していただいた方には、「月刊めらんじゅ」最新号をさしあげます)
   
  ☆/第一部・読書会(PM1:00-3:00)
「Melange」読書会の発表者は木澤豊さんです。
テーマは、恒例の「宮沢賢治語り」です。今回取り上げる作品は、「タネリはたしかにいちにち噛んでいたようだった
」。ネットの青空文庫で読むことが出来ます。以下のサイトにアクセスしてください。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/4600_11971.html
具体的になにをとりあげるのか未定です。分かり次第お知らせします。

  ☆/合評会(PM3:00-6:30)
午後3時から始めます。
作品の締め切りは、6月25日(木)です。合評会に出席できなくとも、送っていただいた詩稿は、「月刊めらんじゅ」に掲載します。同誌は次号で103号となります。(Wordの添付ファイルで送稿される方が多いのですが、Wordのバージョンによって文字化けが必ずといっていいほど起きます。詩稿の送信は、添付ファイルを付けてもいいのですが、その際には、メール本体に詩稿を貼り付けておいてください。これは必ずお願いします)



◆2.--カフェ・エクリ〈7月6日(月)〉←詳細情報

7月の「エクリ」は、姫路アイメッセ会議室(JR姫路駅下車徒歩12分)で開催します。
☆場所/JR姫路駅下車。姫路城に向かって北へ徒歩12分
☆時間/午後2時~
☆構成・第一部〈読書会〉◇発表者・高谷和幸 テーマ/失語症」ーわたしたちの脳にある純粋言語その壱ー
   ・第二部〈合評会〉自作詩のコピー12部ほどを用意してください。

---------発表者からのメッセージ------------------☆
日本は寺田寅彦・吉本隆明など優れた言語論を数多く有してきました。ところで今回はいわゆる文化系の哲学・文学で研究された言語論ではなく、理科系である脳科学からの言語論へのアプローチを見ていきたいと思います。「失語症」はフランスの外科医師のポール・ブローカが1861年に論文でルポルニュ氏を取り上げたのが初めてだと言われています。150年余りたった現在、失語症の臨床から浮かび上がる「言語」という心像やチョムスキーのいう言語生得説(器官としての言語)などを中心に話合えたらと考えています。
 実は、今回のテーマには個人的に関心を持ち続けているものがあります。美術家の濱田龍さんが失語状態にある時に、リハビリと称して高谷との会談を定期的にもったことがありました。その時彼が言葉(または自分自身)について、「わたしのまわりにあることばのようなものが押し寄せてきて、それがあつまり、結ばれて〈わたし〉というものが今ここに出来上がる」と語ったことです。この認識は詩を書く人間にとって、自動筆記などの現場でうすうす感得できるものですが、より明確なかたちで彼が語ったことが衝撃的でした。ニューロサイエンスからその瞬間の謎に迫ってみたいと考えています。

 参考図書 山鳥重(やまどり あつし)「言葉と脳と心」講談社現代新書

        谷和幸
--------------------------------------------------------☆

以下は、9月からの「カフェ・エクリ」の開催予定です。8月と1月は休みです。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
・08月/休会
・09月14日(月)午後2時~/姫路アイメッセ会議室
・10月19日(月)午後2時~/姫路アイメッセ会議室
・11月09日(月)午後2時~/たつの市ガレリア
・12月07日(月)午後2時~/姫路アイメッセ会議室
2016年
・01月/休会
・02月08日(月)午後2時~/姫路アイメッセ会議室
・03月07日(月)午後2時~/たつの市ガレリア
・04月04日(月)午後2時~/姫路アイメッセ会議室
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 ☆詳細な問い合わせ先は、高谷和幸 <takatani_kk@yahoo.co.jp>へ。

◆3.―「北の句会」〈7月05日(日)〉←新情報

 (大橋注/いつも「北の句会」の事務局を担当している丸山巧さんのパソコンが故障したらしく、今回は、北村虻曳さん、堀本吟さんの両名が事務局をつとめます)

――以下、引用文-------------------------------
 7月の「北の句会」を以下の要領で行います。ふるってご参加下さい。
 今回は北村と堀本が句会を連絡管理します。
日時/2015年7月5日(日) 13:00--17:00
会場/阿倍野市民学習センター 第三会議室
〒545-0052 大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋3丁目10-1-300
あべのベルタ3階 (添付ファイルに地図があります。)
http://www.osakademanabu.com/abeno/ TEL.06-6634-7951

ご参加の方は以下のルールで3句を事前投句おねがいします。
・課題句:「梅雨」を題(テーマ)とする1句。「梅雨」から引き出される言葉の世界
 を渉猟してください。直接この語を入れなくても可。青梅雨、梅雨晴れ、梅の雨
 等々、傍題もいろいろあるので工夫してください。
・自由詠:2句。これが定形短詩だ!というものをどうぞ。しかし、多行俳句以上に
 紙面の場所をとるものはご遠慮下さい。

投句締切:6月25日 21:00



◆3.―第18回吟遊同人総会〈7月26日(日)〉←追加情報あり

(「吟遊」から送られてきた同人総会のお知らせです。もう18回目なんですね。わたしはまだ新参の身です/大橋)
―――――――――――――――――――――――――――――
前略 お元気でお過ごしのことと思います。第18回吟遊同人総会・懇親会を、下記のとおり開きますので、是非ご出席ください。参加申込み締め切りは7月20日(土)。本紙下端にご記入のうえ、メール、ファックス、または郵便にて、吟遊社あてお送りください。締め切りの時点で、参加できるかどうか不明の場合、その旨お申し出ください。
なお、「吟遊」第67号の原稿締め切りは6月20日(木)です。             吟遊社 夏石番矢 鎌倉佐弓

                    記
・第18回吟遊同人総会
開催日時 2015年7月26日(日曜日) 午後2時00分~6時00分(受付1時30分~)
会費   1000円
会場   板橋区立グリーンホール 503会議室 別紙地図参照 東京都板橋区栄町36-1
     電話 080-5175-0331(鎌倉佐弓の携帯)
内容     自己紹介、吟遊社からの報告(2時00分~2時30分)
「吟遊」第64,65,66,67号を中心に合評(2時30分~4時00分)
俳句翻訳と海外の俳句について合評(4時00分~5時00分)?
吟遊俳句賞2015表彰式 ?
・吟遊懇親会 
開催日時 同日 午後6時00分~8時00分
会費   4000円
会場   レストラン サンイチ(板橋区立グリーンホール地下) 東京都板橋区栄町36-1
       電話 03-3579-8531
俳句朗読(1人5分程度)
出欠の送付先 〒354-0026 埼玉県富士見市鶴瀬西3-16-11 夏石番矢方 吟遊社
電話・ファックス 049-252-9823   Eメール sayumikamakura@msf.biglobe.ne.jp


もう一つ、夏石番矢氏がらみの関西におけるイベントを紹介しましょう。

◇横断する日―シンポジウムと朗読〈9月8日(火)〉
 第一部/ミニシンポジウム「今を相渉っていく装置としての世界俳句と連歌」
     午後6時30分~7時50分
     パネラー(1)モルガディ・ゲルドマン(詩人・ノンフィクション作家、イスラエル在住)
         (2)高城修三(作家・高橋修三連歌会宗匠)
         (3)夏石番矢(俳人・世界俳句協会創立者)
 第二部/音楽と朗読
     午後8時00分~9時00分
    ◇ニコラス・スレッジ・ブルース・マシーン(今野和代〈ポエット〉、山田輝人〈テナーサックス、フルート〉)
    ◇夏石番矢〈俳句〉
    ◇モルガディ・ゲルドマン(俳句)
 交流会/午後9時~
 参加費/2000円
 場所/大阪産業大学梅田サテライトキャンパス 大阪駅前第3ビル19階 06-6442-5522 大阪市北区梅田1-1-3
予約・問い合わせ先/今野和代 090-1149-4042 FAX06-6336-5796  Mail: konn-sky@ezweb.ne.jp


◆4.--文学短報
A/-----兵庫県現代詩協会からのお知らせ。←再掲
  〈兵庫県現代詩協会 第七回読書会のご案内〉

★挨拶 (兵庫県現代詩協会会長 たかとう匡子)
新年度がスタートしました。7回目となる兵庫県現代詩協会の読書会は、10月4日(日)開催予定の―ふれあいの祭典―「詩のフェスタひょうご」の講師に佐々木幹郎氏をお招きするにあたり、予習の意味で佐々木氏と半世紀近い親交のある季村敏夫さんに、下記テーマでお話しいただきます。お二人の共通項は「世界とどうかかわるか」にあるようです。乞う期待。
万障お繰り合わせのうえぜひ、ご参加ください。

★内容
日時/7月18日(土)午後1時00分~
場所/兵庫県私学会館301号室
   神戸市中央区北長狭通4-3-13 電話078-331-6623
チューター/季村敏夫
「他者に耳を澄ます、これが佐々木氏の姿勢である。向こうからの訪れをどう受けとめ、どう応えるか、そのことの実践と詩作が一体であること、稀有である」
会費/兵庫県現代詩協会会員は無料です
 (会員限定の会です。会員以外の方で参加希望の方は、以下の連絡先にアクセスしてください)
参考テキスト/佐々木幹郎著『東北を聴く』(岩波新書)
      『佐々木幹郎詩集』(思潮社、現代詩文庫)
問い合わせ・連絡先/玉井洋子 078-451-4155

B/――詩友、句友近況
 01*「Melange」同人の寺岡良信氏は、現在、宝塚市立病院の西病棟7F「緩和ケア病棟」に六月から入院しています。
 02* 柳人・小池正博氏は、11月21日(土)に神戸文学館で講演を予定しています(テーマ、内容など未定)
03* 詩友・上野都氏が翻訳詩集『尹東柱詩集 空と風と星と詩』(コールサック社)を上梓されました。

C/――第17回ロルカ司祭〈8月15日(土)〉
 今年も、「ロルカ詩祭」を八月に開催します。今回で17回目となります。レギュラー出演者のみなさん、日程をあけておいてください。この詩祭は二部構成。第一部は、フェデリコ・ガルシア・ロルカの詩作品の朗読(スペイン語、日本語ほか)、第二部はロルカの詩世界によせた自作品の朗読です。毎回濃密な朗読会が開催されています。朗読者のバックで演奏する器楽演奏者はいまのところ未定です。そのほか詳細がわかりましたら、またお知らせします。
 開場/午後五時、第一部午後五時半、第二部午後六時半
 開場/スペイン料理カルメン(電話078-331-2228)←問い合わせ、予約もこちらへ
 料金/Aコース(2000円、チャージ、ワンドリンク、ワンフード付き)
    Bコース(3600円、チャージ、季節のスープ、サラダ、メインディッシュ、パエリア、本日のデザート、コーヒー付き)

第103回「Melange」読書会・合評会〈6月28日(日)〉のお知らせ

2015年06月06日 08時51分48秒 | 通信
Rainy Season(日本の雨季=梅雨)がやってきました。

さて、わたし周辺で展開される文学イベントを紹介します。


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◆1.--第103回「Melange」読書会・合評会〈6月28日(日)〉
◆2.--カフェ・エクリ〈6月8日(月)〉
◆3.―第18回吟遊同人総会〈7月26日(日)〉
◆4.--文学短報=A/兵庫県現代詩協会の読書会お知らせ〈7月18日(土)〉 
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◆1.--第103回「Melange」読書会・合評会〈6月28日(日)〉
 6月となり梅雨入りしました。私はこの時期に生まれたので、梅雨をこよなく愛しています。
先月につづいて、Youtube で聞ける6月に聞きたいお好みの曲を紹介しましょう。荒井由実の「雨のステイション」という曲です。https://www.youtube.com/watch?v=DOg2V-V3fjM」という曲です。音質は決してよくありませんが、松任谷由実ではない質感が楽しめます。「6月はあおくけむって、なにもかも、にじませている 雨のステーション あえる気がして いくつ人影みおくっただろう」といった歌詞も出てきます。
(この会、参加費などは不要です。参加していただいた方には、「月刊めらんじゅ」最新号をさしあげます)
   
  ☆/第一部・読書会(PM1:00-3:00)
「Melange」読書会の発表者は木澤豊さんです。
テーマは、恒例の「宮沢賢治語り」です。今回取り上げる作品は、「タネリはたしかにいちにち噛んでいたようだった」。ネットの青空文庫で読むことが出来ます。以下のサイトにアクセスしてください。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/4600_11971.html
具体的になにをとりあげるのか未定です。分かり次第お知らせします。

  ☆/合評会(PM3:00-6:30)
午後3時から始めます。
作品の締め切りは、6月25日(木)です。合評会に出席できなくとも、送っていただいた詩稿は、「月刊めらんじゅ」に掲載します。同誌は次号で103号となります。

「Melange」読書会・合評会の会場は、神戸市三宮のスペイン料理カルメン〈078-331-2228〉神戸市中央区北長狭通1-7-1 2F です。

◆3.--カフェ・エクリ〈6月8日(月)〉

五月の「エクリ」は、たつの・ガレリア(JR姫新線「本竜野駅」下車、徒歩12分)。
☆場所/姫路市「姫路アイメッセ会議室」←姫路城の手前にある施設です。姫路城がなんとも美しい。
☆時間/午後2時~
☆構成・第一部〈読書会〉◇発表者とテーマ/それぞれ30分ずつ発表します
             大橋愛由等「Monosexualité からPolisexualitéへ」、
             千田草介「幸田露伴『連環記』をめぐって」
   ・第二部〈合評会〉自作詩のコピー12部ほどを用意してください。

――――――――6月のエクリ読書会の案内-------------------------------- 
◇第一部〈読書会〉◇発表者とテーマ/大橋愛由等「Monosexualité からPolisexualitéへ」

短歌知らずの短歌読みの私・大橋愛由等が発表に際して冒頭にあげるのは、

 赤児にて聖なる乳首吸ひたるを終としわれは女を恋はず  春日井健

の作品です。今回のエクリでの発表は、〈春日井健〉~〈三島由紀夫〉~〈ミシェル・フーコー〉とつないでゆく「ナルシシズム」と「同性愛」の世界です。
春日井健が19歳の時に書いた作品をまとめた処女歌集『未青年』。そのを跋文を書いた三島由紀夫は、「現代はいろんな意味で新古今の時代に似てをり、われわれは一人の若き(藤原)定家を持つたのである」と激賞します。

 蒸しタオルにベッドの裸身ふきゆけばわれへの愛の棲む胸たかし   同

三島は、何本もの矢に射抜かれて殉教している「聖セバスチャン」の洋画を見て、はじめて自慰を行ったと「仮面の告白」に書いています。そして後年、自らがモデルになり、聖セバスチャンになりきって半裸の姿で木に縛られ、何本かの矢に射抜かれている写真を撮らせるなど、「ナルシシズム」の耽美的世界に自ら身を挺した作家であるからこそ春日井健の作品に同調したのでしょう。

 はじめてひとに抱かれし汝よ突き落されしごとき睡(ねむ)りを今眠りゐる   同

私は春日井健が同性愛者であったかどうかは語ろうとはせず、あくまで作品上の表象として、同性愛的世界をどのように表現したかに興味があります。そしてもうひとつ、五月に私が注目した海外ニュースがあります。アイルランドにおける同性婚を合法とする憲法改正の是非を問う国民投票が22日に行われ、賛成多数で合法化が決定されたという報道です。カトリック信者が多い同国では、同性愛が処罰対象から除外されたのが約20年前という保守的な風土なのです。この結果を受けて同国のカトリック教会関係者は、強い懸念を発表しています。

ではなぜカトリック教会は同性愛を禁じ、懸念しているのか、それを解明するのに、ミシェル・フーコーの言説を借りることにしましょう。フーコーは『性の歴史』シリーズを著述し、エイズで死去したために、そのシリーズは完結することはありませんでしたが、ヨーロッパ社会における同性愛を含めた歴史的、哲学的考察を展開しています。そして日本を含む東洋の同性愛もまた言及しているのです。

限られた時間でどれだけ語れるかわかりませんが、フーコーの語りを通じて、ふたたび春日井健の作品世界に立ち戻ってゆきたいと思っています。

 庭園に老童貞のなまぐさき手が埋めゆく花の球根   同

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◇エクリ 2015.6.8                            千田草介

幸田露伴『連環記』をめぐって
露伴最晩年の作品として知られる『連環記』の時代について、播磨との関わりを軸に話そうと思います。
『連環記』は岩波文庫で入手できますが、ネットで注文しても届くのに時間がかかるようです。ですので、興味ある方はインターネットの青空文庫で読んでいただけたらと思います。私も紙書籍としては持っておらず、パソコンで読みました。そんなに長い作品ではありませんが、人によっては読むのに難渋されるかもしれません。
 
先日、香寺町にある八徳山八葉寺へ他用のついでにぶらりと行ってきました。NHK朝ドラ「ごちそうさん」のロケ地にもなった名刹なのですが、今まで一度も行ったことがありませんでした。むろん寺の縁起というか由緒も知らなかったのですが、行基が開基して平安時代に寂心が堂を建立したのが始まりだと、本堂前の説明板にあり、(おっ!)と思ったことでした。寂心というのは、『連環記』の中心人物である慶滋保胤(よししげのやすたね)が出家した後の法名です。
保胤は陰陽道の家として知られる賀茂家の次男として生まれた人ですが、家業の陰陽道より仏教の方に心を傾けた人で、比叡山の僧らとともに念仏結社をつくったりしています。
保胤(寂心)が播磨に来たのは、書写に性空上人がいたからでしょう。性空の高名は都に鳴り響いており、上東門院彰子とともに和泉式部が性空を慕って書写をたずねてきたことはよく知られています。
保胤は『連環記』での書かれようでも純心一途に仏教に傾倒した人のようで、播磨にやってきたとき、ある仏僧が陰陽師を兼ねているのを見て、いったいなにごとかと詰め寄ります。その僧の言い分によると、陰陽師もしないことには生活ができないからとのこと。保胤は自分のもつ財物を分け与えるから仏道に専念しろと言うのですが、かように当時の播磨は陰陽道が盛んだったわけで、その代表的人物が、安倍晴明のライバルとして知られる蘆屋道満です。安倍晴明は、保胤の父である賀茂忠行と兄である保憲を師としていますから、保胤がいかに家業を疎んじたとはいえ晴明を知らなかったはずはなく、してみると、晴明の敵がウヨウヨいる播磨に、陰陽師賀茂家の次男坊たる者が出向いたことは、保胤本人がどう思っていたかは別として、なにがしか波紋を呼び起こしたのではあるまいかと想像できます。なんだか匂いますね。
 
それにしてもこの時代、多士済々でとてもにぎやか華やかですね。『大鏡』に書かれた時代です。夢枕獏『陰陽師』という作品が例外的にありますが、意外に小説化ドラマ化されたものが少ない。
 
主たる人物を挙げてみます。
空也903~972  良源(元三大師)912~985 増賀917~1003
性空910~1007 (長生きですね)
性空上人(『連環記』には出てきませんが、当時の播磨を語るうえでこの人は外せません)は意外に出家が遅かった人で、36歳のときだったといいます。年下の良源を師としました。966年、57歳のとき書写に入山して圓教寺(花山法皇による勅号)を創建します。
慶滋保胤933~1002 
保胤はあの藤原道長より33歳年上ですが、両者は関わりがありました。
藤原道長966~1028 書写へ性空上人が上った年に道長は生まれているわけですね。
花山法皇968~1008 
藤原氏の策略にのせられて退位した経緯はよく知られています。その後出家して諸国放浪、西国三十三箇所巡礼は彼が再興して今に至るわけですが、小説的興味をおぼえる面白い人物です。この人も性空の大ファンでした。
源信942~1017 
985年に『往生要集』を著します。『源氏物語』に登場する「横川の僧都」のモデルだといわれています。
安倍晴明921~1005 保胤より一回り年上で、没年も保胤より後ですね。
和泉式部978~? 書写をたずねてきたのは性空の最晩年なのでしょう。
 
むろん清少納言も紫式部も時代が重なるわけですね。


以下は、7月からの「カフェ・エクリ」の開催予定です。曜日はすべて月曜日です。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
   (会はすべて午後2時からの開始です)
 
日   時間
会場
会場費

7月
6日 2時
たつの市ガレリア

8月
お休み(8.31から、詩人たちによる一泊旅行をいたします。向かう場所は、木澤豊さんが持つ山荘〈岡山県新見市〉です)

9月
14日 2時
姫路アイメッセ会議室
300円

10月
19日 2時
姫路アイメッセ会議室
300円

11月
9日 2時
たつの市ガレリア
無料

12月
7日 2時
姫路アイメッセ会議室
300円

1月
お休み

2月
8日 2時
姫路アイメッセ会議室
300円

3月
7日 2時
たつの市ガレリア
無料

4月
4日 2時
姫路アイメッセ会議室
300円

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 ☆詳細な問い合わせ先は、高谷和幸 <takatani_kk@yahoo.co.jp>へ。



◆3.―第18回吟遊同人総会〈7月26日(日)〉

「前略 お元気でお過ごしのことと思います。第18回吟遊同人総会・懇親会を、下記のとおり開きますので、是非ご出席ください。参加申込み締め切りは7月20日(土)。本紙下端にご記入のうえ、メール、ファックス、または郵便にて、吟遊社あてお送りください。締め切りの時点で、参加できるかどうか不明の場合、その旨お申し出ください。
なお、「吟遊」第67号の原稿締め切りは6月20日(木)です。         吟遊社 夏石番矢 鎌倉佐弓   」

                    記
●第18回吟遊同人総会
開催日時 2015年7月26日(日曜日) 午後2時00分~6時00分(受付1時30分~)
会費   1000円
会場   板橋区立グリーンホール 503会議室 別紙地図参照 東京都板橋区栄町36-1
     電話 080-5175-0331(鎌倉佐弓の携帯)
内容     自己紹介、吟遊社からの報告(2時00分~2時30分)
「吟遊」第64,65,66,67号を中心に合評(2時30分~4時00分)
俳句翻訳と海外の俳句について合評(4時00分~5時00分)?
吟遊俳句賞2015表彰式 ?

●吟遊懇親会 
開催日時 同日 午後6時00分~8時00分
会費   4000円
会場   レストラン サンイチ(板橋区立グリーンホール地下) 東京都板橋区栄町36-1
       電話 03-3579-8531
俳句朗読(1人5分程度)
出欠の送付先 〒354-0026 埼玉県富士見市鶴瀬西3-16-11 夏石番矢方 吟遊社
電話・ファックス 049-252-9823   Eメール sayumikamakura@msf.biglobe.ne.jp
 

◆4.--文学短報
A/-----兵庫県現代詩協会からのお知らせ。
  〈兵庫県現代詩協会 第七回読書会のご案内〉

★挨拶 (兵庫県現代詩協会会長 たかとう匡子)
新年度がスタートしました。7回目となる兵庫県現代詩協会の読書会は、10月4日(日)開催予定の—ふれあいの祭典—「詩のフェスタひょうご」の講師に佐々木幹郎氏をお招きするにあたり、予習の意味で佐々木氏と半世紀近い親交のある季村敏夫さんに、下記テーマでお話しいただきます。お二人の共通項は「世界とどうかかわるか」にあるようです。乞う期待。
万障お繰り合わせのうえぜひ、ご参加ください。

★内容
日時/7月18日(土)午後1時00分~
場所/兵庫県私学会館301号室
   神戸市中央区北長狭通4-3-13 電話078-331-6623
チューター/季村敏夫
「他者に耳を澄ます、これが佐々木氏の姿勢である。向こうからの訪れをどう受けとめ、どう応えるか、そのことの実践と詩作が一体であること、稀有である」
会費/兵庫県現代詩協会会員は無料です
 (会員限定の会です。会員以外の方で参加希望の方は、以下の連絡先にアクセスしてください)
参考テキスト/佐々木幹郎著『東北を聴く』(岩波新書)
      『佐々木幹郎詩集』(思潮社、現代詩文庫)
問い合わせ・連絡先/玉井洋子 078-451-4155

第102回「Melange」読書会・合評会〈5月24日(日)〉

2015年05月20日 08時43分40秒 | 通信
風を意識する五月です。
爽快な季節であるがために身心の不具合を起こすひとがいます。
風が起こる元と風がむかう先を感知しながら歩行している毎日です。

わたし周辺で展開される文学イベントを紹介します。


----INDEX----------------------------------------------------------------------------------------------------------
◆1.--第102回「Melange」読書会・合評会〈5月24日(日)〉
◆2.--カフェ・エクリ〈5月18日(月)〉
◆3.―「北の句会」のお知らせ〈5月24日(日)〉
◆4.--文学短報=A/兵庫県現代詩協会の今年度事業紹介 B/詩人・木澤豊さんの山荘を訪れる 
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◆1.--第102回「Melange」読書会・合評会〈5月24日(日)〉
 毎月の開催といのは、まるで過去を振り返ることなく、回数を重ねていきますね。102回目となる五月。そういえば、詩の世界では五月を詠った作品が多いですね(ついでにと言っては失礼ですが、この風薫る季節に聞きたくなるのは、井上陽水の「五月の別れ」という曲です。https://www.youtube.com/watch?v=oHzbYFaetdY)今回も、刺激的な内容となるでしょう。
 (この会、参加費などは不要です。参加していただいた方には、「月刊めらんじゅ」最新号をさしあげます)
   
  ☆/第一部・読書会(PM1:00-3:00)
「Melange」読書会の発表者は、中堂けいこさんです。
テーマは、「ハンナ・アーレントについて」。
以下、中堂さんからメッセージをいただいています。

――――中堂けいこさんからのメッセージ----------------------------------

昨年、月刊メランジュでエッセイを書かせてもらい、もう少し踏み込めないかと、読書会のテーマにおねがいしました。20世紀を代表する女性の一人と言われる政治哲学者であり、ドラマチックな出自と経歴、そして哲学を差しがねにして政治、経済、社会学、歴史学と広範囲に渉猟する業績をのこしました。今でも公共性の復権や解釈の多様性に読み返しが盛んに行われています。今回は焦点をしぼり、「誕生と複数性」について語り合えたら、と考えています。どこまでアーレントの思考にせまれるか。手のとどく範囲でしかありませんが。
ジュリア・クリステヴァ『ハンナ・アーレント』(作品社、2006)、森一郎『死と誕生』(東京大学出版会 、2008)をてがかりに。
手に入りやすいところでは仲正昌樹『今こそアーレントを読み直す』(講談社現代新書)、
アーレントの著書では『暗い時代の人々』(ちくま学芸文庫)は翻訳が良くよみやすいです。アーレントの叙述のねじれや込み入りがていねいにほぐされています。
 特に前もって読んでほしいということはありません。気楽にご参加くだされば幸いです。 

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  ☆/合評会(PM3:00-6:30)
午後3時から始めます。
作品の締め切りは、5月21日(木)です。合評会に出席できなくとも、送っていただいた詩稿は、「月刊めらんじゅ」に掲載します。同誌は次号で102号となります。(Wordの添付ファイルで送稿される方が多いのですが、Wordのバージョン違いによって文字化けが必ずといっていいほど起きます。詩稿の送信は、添付ファイルを付けてもいいのですが、その際には、メール本体に詩稿を貼り付けておいてください。これは必ずお願いします)


◆3.--カフェ・エクリ〈5月18日(月)〉

五月の「エクリ」は、たつの・ガレリア(JR姫新線「本竜野駅」下車、徒歩12分)。
☆場所/たつの市・ガレリア
☆時間/午後2時~
☆構成・第一部〈読書会〉◇発表者/現代美術家の原田哲郎氏
             テーマ/現代郷土作家展「生きるものたちへ」(姫路市立美術館)を観て
   ・第二部〈合評会〉自作詩のコピー12部~(龍野は増える可能性があります)を用意してください。

――――――――5月のエクリの案内--------------------------------
5月18日(月)たつの市ガレリア  エクリでの発表内容について

◇原田哲郎氏、挨拶

現代郷土作家展「生きるものたちへ」姫路市立美術館2014年11月15日~12月13日
この展覧会を観て考えたことをお話しします。

 この展覧会を観て、まず、思ったことは、郷土作家と呼ばれている、姫路地域でおなじみの
美術作家たちが大切にされ、作品が丁寧に紹介されているということです。以前は郷土作家に
一人一点ずつ出品依頼をして、団体展のような雰囲気の展示会場であったと記憶しています。
今回久しぶりに見た郷土作家展は出品作家を四人に絞り、一人一人の作品を密度高く紹介しよ
うとしていることが伺えます。さらに、驚くことにこの展覧会の図録がカラー印刷でしっかり
と製本され販売されていました。公立の美術館がこれだけ変われるものなんだと認識を新たに
しました。観覧料800円ということで、どれほどの入場者があったのかは知りませんが、充実
した内容だったと思います。この企画についての後援スポンサー、図録の編集作成その他、企
画の実施は大変だっただろうと思います。
 
 展覧会を見る人(入場者数)は多いに越したことはありませんが、その展覧会、あるいは出
品作家の作品が多くの人々に語られる、つまり、どのように話題になるかということが大切だ
と思います。作品の評価は鑑賞者の考え方で大きく異なるかもしれませんが、どのように語ら
れるかはさておいて、作品は語られることによって命を与えられます。一地方都市である姫路
の郷土作家の作品についてもおおいに語る機会にしていただければ嬉しく思います。

------- 谷和幸氏、挨拶--------------------------                               

前回の得平秀昌さんの養蜂のお話を聞いてから、
最近は身の回りに熊蜂をよくみかけます。
ホバリングして威嚇して飛び去ります。

花の影でミツバチ君もいそがしく働いているのでしょうね。
それではみなさんのお越しをお待ちします。
自作詩はコピー12部ほどご用意ください。
―――――――――――――――――――――

以下は、6月からの「カフェ・エクリ」の開催予定です。曜日はすべて月曜日です。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
   (会はすべて午後2時からの開始です)

6月
8日  2時
姫路アイメッセ会議室
300円

7月
6日 2時
たつの市ガレリア


8月
お休み


9月
14日 2時
姫路アイメッセ会議室
300円

10月
19日 2時
姫路アイメッセ会議室
300円

11月
9日 2時
たつの市ガレリア
無料

12月
7日 2時
姫路アイメッセ会議室
300円

1月
お休み



2月
8日 2時
姫路アイメッセ会議室
300円

3月
7日 2時
たつの市ガレリア
無料

4月
4日 2時
姫路アイメッセ会議室
300円


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 ☆詳細な問い合わせ先は、高谷和幸 <takatani_kk@yahoo.co.jp>へ。


◆3.―「北の句会」のお知らせ〈5月24日(日)〉

俳句、川柳など超ジャンルの「北の句会」のお知らせです。
開催日は、「Melange」読書会・合評会と重なりますので、私・大橋は出席できませんが
興味のあるかたは、会の事務局を担当している丸山巧さんにメールで問い合わせ、または
投句してください。では以下、丸山さんからのお知らせをお読みください。

―――――――――丸山巧さんからのメール転送------------------------------------------
五月定例句会の要領が決まりましたのでお知らせします。
 
◇日時・・・2015年5月24日(日) 午後1時~5時
◇場所・・・大阪研修センター江坂
      大阪府吹田市江坂町1-13-41 SRビル江坂(旧 NF江坂ビル)4F・5F
      TEL.06-6386-4040 FAX.06-6386-4848
◇JR新大阪駅から地下鉄御堂筋線で4分、地下鉄梅田駅より9分
◇地下鉄御堂筋線「江坂」駅から徒歩1分
◇会費・・・二千円程度
◇出句・・・課題詠一句、自由詠二句  計三句
      課題『魚(個別の魚名でも可)』
      作品締切 5月16日(土)午後8時まで
  ※いつものように作品のみ参加の皆様も宜しくお願いします。
        
丸山 巧 5et2sa@bmabiglobe.ne.jp
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◆4.--文学短報
A/-----兵庫県現代詩協会のお知らせ。
  2015年度事業
 ◇兵庫県現代詩協会の2015年度総会が5月10日〈日〉、明石市立市民会館で開催され、今年度の事業内容が採択されましたので、ここにその概略をお知らせしておきます。

01☆総会の開催
02☆読書会(3回程度を予定/内外の詩人を取り上げ、会員のチューターが解説と語りを担当)
03☆「―ふれあいの祭典―詩のフェスタひょうご」(10月4日〈日〉ラッセホール「ハイビスカス」で開催)
04☆ポエム&アート・コレクション(2016年1月に神戸文学館で開催予定)
05☆文学紀行(四回目/場所は未定)
06☆会報発行(年二回)
07☆名簿発行
08☆ホームページ更新

今年も会員のみなさんの協力を得て積極的な活動を展開する予定です。ご注目ください。

B/――詩人・木澤豊さんの山荘を訪れる
5月11日(月)、詩人仲間の計四人で姫路から車に乗り、岡山県新見市へ走りました。詩人・木澤豊さんの持つ山荘に向かったのです。中国縦貫道から降りて30分ほど山道を走るとその山荘がありました。こぶりな平屋ながら書籍に囲まれ自然と一体化した夢のような環境です。

そこは中国山地のどまんなか。狐、猿、狸、ハクビジン、鹿、イノシシが出没します。限界集落を突き抜けたところにあるその山荘は、別荘地の中になかにあります。いずれ「カフェ・エクリ」で「お泊り合宿」をしようかという算段をしています。詳細は後日。


第101回「Melange」読書会・合評会〈4月26日(日)〉

2015年04月10日 08時52分24秒 | 通信

神戸の早春の銘物に「いかなごのくぎ煮」があります。今年のいかなご漁は播磨灘では不漁らしく(紀伊水道では平年並み)、価格が高騰しています。このために、今の時期神戸の住宅地を歩いていると、そこかしこから漂ってくるくぎ煮を作るさいの甘い香りが、今年は少ないような気がします。
わたし周辺で展開される文学イベントを紹介します。


----INDEX----------------------------------------------------------------------------------------------------------
◆1.--第101回「Melange」読書会・合評会〈4月26日(日)〉
◆2.--まろうど社の大阪城夜桜会(4月13日(月)
◆3.--カフェ・エクリ〈4月06日(月)〉の内容
◆4.--文学短報=A/兵庫県現代詩協会の事業紹介  
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◆1.--第101回「Melange」読書会・合評会〈3月29日(日)〉
 さて、この会も三桁の開催数となる詩の会となりました。101回目となる今回も、刺激的な内容となるでしょう。
 (この会、参加費などはいっさい不要です。参加していただいた方には、「月刊めらんじゅ」最新号をさしあげます)
   
  ☆/第一部・読書会(PM1:00-3:00)
「Melange」読書会の発表者は、富哲世さんです。
テーマは、「ツェランの詩について(ガダマーの詩理解)」です。
以下、富さんからメッセージをいただいています。

――――富哲世氏からのメッセージ----------------------------------

ガダマーの解釈学的方法の一例を紹介したいと思います。ガダマーの著書「詩と対話」(法政大学出版)に基づいて話を進めたいと思いますが、テキストをあらかじめ準備する必要はありません。ただ取り上げるツェランの次の詩を読んで、是非とも自分なりの読解や感想をひと通りほどこしておいて、ご参加ください。


テネブレ
                          (中村朝子訳)

近くにいます  私たちは、主よ、
近くに  そして掴まえられるほどに。

もうすでに掴まえられています、主よ、
互いにしがみついて、まるで
私たちのうちのどの身体も
あなたの身体であるかのように、主よ。

祈りなさい、主よ、
私たちに向かって祈りなさい、
私たちは近くにいます。

風で曲げられたまま  私たちは行きました、
私たちは行きました、
窪地や火口へ身をかがめるために。

水飼い場に行きました、主よ。
血がありました、  ありました、
あなたが流したものが、主よ。

それは光っていました。

それは私たちの目のなかに  あなたの像を投げました、主よ。
目と口はこんなにうつろに開いています、主よ。

私たちは飲みました、主よ。
その血と、その血のなかにあったあなたの像を、主よ。
祈りなさい、主よ。
私たちは近くにいます。

(以上パウル・ツェラン「テネブレ」全行)

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参考文献は、ガダマーの著書「詩と対話」(法政大学出版)。新刊も古書もネットで出ています。 

  ☆/合評会(PM3:00-6:30)
午後3時から始めます。
作品の締め切りは、4月23日(木)です。合評会に出席できなくとも、送っていただいた詩稿は、「月刊めらんじゅ」に掲載します。同誌は次号で101号となります。(Wordの添付ファイルで送稿される方が多いのですが、Wordのバージョンによって文字化けが必ずといっていいほど起きます。詩稿の送信は、添付ファイルを付けてもいいのですが、その際には、メール本体に詩稿を貼り付けておいてください。これは必ずお願いします)


◆2.--まろうど社の大阪城夜桜会(4月13日(月)

今年も、待望のまろうど社「大阪城夜桜会」を開催いたします。今回で21回目となります。


★ご案内★
花見と言っても、いままさに満開ではないか、とみなさんは思われるでしょう。しかしそれは、クローン桜であるソメイヨシノのこと。われわれが毎年参集する枝垂れ桜は、ちょうど中旬に見頃となるのです。また会場の大阪城ですが、いわゆる花見会場らしい喧騒に満ちた場所と想像される方もいらっしゃるかと思いますが、さにあらず。われわれの周囲には以外は誰もいないという幽玄な雰囲気のもとで行われます。

★いつ、どこで、だれが★
13日(月)午後6時から午後10時ぐらいまでしています。
今年の出し物(鳴りもの/演奏者)は「唄うたい」の“おーまきちまき”さんです。
バンドネオン(アコーディオン)を奏でながら詠います。ソウルフルな歌を聞かせてくれます。
ちまきさんの生き方も歌の世界と一緒で、“ごっつぅ、ええ感じ”の生き方をされています。
https://www.youtube.com/watch?v=Em-qdwo4yrk
などYoutubeで「おーまきちまき」で検索すれば、彼女の唄世界と接することができます。
CDも何枚か出されています。

出演は、午後8時から約20分間。
小雨決行です。それでもひどい雨なら、どこか居酒屋に移動します。詳細は、分かり次第お伝えします。

会は誰でも、参加できますが、ひとつだけルールがあります。
参加するひと人すべて、自己紹介をしていただくということです。その順番は、わたしがその日の情況をみて、順不同に指名させていただきます。語り/聞き、語り/聞く--という連鎖のもとに熟成される情感の共時性を楽しんでください。

なお、会場についてですが、大阪城西の丸庭園の入り口ちかくの芝生に陣取っています。大阪城公園は広く、同庭園が午後8時に閉園すると、われわれの周囲はほとんど誰もいない状態となります。ペットボトルにロウソクをともした灯明がわれわれの集団の判別方法です。意外とすぐ分かります。
これまで降雨のために、野外で出来なかった年もありました。今年は晴れることを切に願っています。
------------    -------------
《まろうど社 2014年 第19回大阪城夜桜会》

◆日時・4月13日(月)午後6時00分~(だいたい午後10時ぐらいまで。何時に来てもいいですが、だいたい7時までにこられる方が多いようです)。
小雨決行。大雨の時は、残念会をどこか居酒屋でします。

◆場所・大阪市中央区の大阪城公園・西の丸庭園入口の近くの芝生です。(交通機関は、地下鉄谷町線「谷町四丁目」駅下車。大阪府警・NHKの方に歩いていって、大阪城に入り、大手門をくぐり抜け、西の丸庭園を目指してください。我々の花見会場は、庭園の入口近くの芝生で行います。午後8時に西の丸庭園は閉園となりますので、後はまったく静かな環境になります。ですから、イメージするような花見会場とは全く位相の異なる会場です)

ネットで出てきた「西の丸庭園」の位置です。
http://map.goo.ne.jp/mapc.php?MAP=E135.31.32.721N34.41.00.261&MT=

◆参加・誰でも参加自由です。もちろん、参加費は不要です。ただし、飲み物、食べ物はなにがしかのものを持ってきてください。また、夜は冷えますので、暖かい格好をしてきてください。また演奏していただける唄者に対する投げ銭は大いに歓迎します。(この19回という回数もわたしが阪神・淡路大震災で生き残ったことを確認するために震災の翌年から大阪城で始めていることです)。
 雨天の場合は、場所を移して「残念花見会」をします。
(今回の演者として、アーティストのYOUKOさんを予定していましたが、ご本人に急な仕事が入ったために、出演がかないませんでした。残念です。ちなみに、YOUKOさん、関西を離れるという情報も聞いています)



◆3.--カフェ・エクリ〈4月06日(月)〉の内容

四月のエクリは、桜咲き誇るたつの(兵庫県)で開催します。 

――――――――4月のエクリの案内/高谷和幸氏の挨拶-------------------------------- 

たつののエクリへ

 力水(気違い水)提げて
  つくねも式部も
   ぞろりぞろり しゃらりしゃらりと参ろうぞ

大橋さんからの提案で、見ごろを迎えるたつのの桜見をしたいと思います。
姫路駅11時30分ぐらいに中央改札口付近で集まりましょう。
そこでお弁当を買う(持参も歓迎)で姫新線に乗り込みます。
短冊に自作俳句・短歌・つぶやきをしたためますので、
自分の筆もできれば持参。
短冊はこちらで用意します。

☆4月7日(月)11時30分集合 姫路駅中央改札口を出たところ



お花見をしてから
それから午後2時にガレリアでエクリをはじめます。

今回の発表者は得平秀昌氏
内容は不明ですが、養蜂家・武術家でもある氏は、言語空間を身体感覚に引き寄せつつ、自作詩について語ってくれることでしょう。
ご参加をお待ちしています。

合評会も力の限りやりますので自作詩のコピー12部(龍野は増える可能性があります)をご用意ください。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
   (会はすべて午後2時からの開始です)
 次は、04月06日(月) たつの市ガレリアで開催します。ちょうど桜も咲いている良い頃合いでしょう。
 ☆詳細の問い合わせ先は、高谷和幸 <takatani_kk@yahoo.co.jp>へ。


◆4.--文学短報
A/-----兵庫県現代詩協会のお知らせ。
  2015年度事業
 ◇兵庫県現代詩協会 2015年度総会(5月10日〈日〉)
  開催場所/明石市立市民会館
  (懇親会もあります)

第100回「Melange」読書会・合評会のお知らせ

2015年03月08日 09時25分32秒 | 通信
三月となりました。
神戸の早春の銘物に「いかなごのくぎ煮」があります。今年のいかなご漁は播磨灘では不漁らしく(紀伊水道では平年並み)、価格が高騰しています。このために、今の時期神戸の住宅地を歩いていると、そこかしこから漂ってくるくぎ煮を作るさいの甘い香りが、今年は少ないような気がします。
わたし周辺で展開される文学イベントを紹介します。


----INDEX----------------------------------------------------------------------------------------------------------
◆1.--第100回「Melange」読書会・合評会〈3月29日(日)〉
◆2.--第3回 在日韓国人・日本詩人共同 尹東柱詩人追悼会(2月16日〈月〉)の報告
◆3.--カフェ・エクリ〈3月09日(月)〉の内容
◆4.--文学短報=A/南海日日新聞コラム「神戸から」に送稿 B/兵庫県現代詩協会の事業紹介  C/-----まろうど社の大阪城夜桜会(4月13日(月))
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◆1.--第100回「Melange」読書会・合評会〈3月29日(日)〉
 いよいよ100回をカウントしました。
   
  ☆/読書会
第一部の「Melange」読書会は、有時秀記さんの発表です。
内容については、「《デリダ『声と現象』について》、及び《デリダによるツェラン》ー世界は消え失せている、私はおまえを担わなければならない。『声と現象』は難解なので、出席者と共に理解を深められれば幸いです。」とのメッセージをいただいております。

参考文献は、デリダ著『声と現象』『雄羊』(共に、ちくま学芸文庫)。ただし『雄羊』は、品切れとなっていて、ネット上で古書としての購入となります。

  ☆/合評会
第二部は午後3時から始めます。
作品の締め切りは、3月26日(木)です。合評会に出席できなくとも、送っていただいた詩稿は、「月刊めらんじゅ」に掲載します。同誌は次号で100号となります。 

  ☆/100号特別企画
また100号特別企画として以下のような誌面企画をいたしました。ふるっての送稿をお待ちしています。
------------特別企画〈百号百字文〉---------------------------------
今月発行予定の「月刊めらんじゅ」は、誌齢100号を迎えます。10年かけての達成です。ここまで刊行点数を重ねることができたのも、みなさんの詩と表現を愛する心情があってこそのものと感謝いたしております。
そこで100号を記念して、「月刊めらんじゅ」にいままで作品を寄せていただいたみなさんから、特別企画として原稿をお寄せいただきたいのです。題して「百号百字文」。百字(厳密でなくて結構です)で、作品を書いてください。挨拶文(例・百号おめでとうございます…)ではなく、あくまでも作品をお待ちしています。テーマは自由です(詩なら散文詩でも行分け詩でもいいですし、一行に一字だけ書いて百行の作品でもかまいません)。定型詩作家の方は、短歌なら三首、俳句・川柳・自由律の方は五句をメヤスにしてください。
締め切りは、3月26日(木)。ほかの作品・随想と同じです。(すでに何人かの方から作品をいただいております。)
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◆2.--第3回 在日韓国人・日本詩人共同 尹東柱詩人追悼会(2月16日〈月〉)の報告

盛会でした。
動画で見ることができます。
ブログ「神戸まろうど通信」の以下のサイトに、貼り付けています。ご覧になってください。
http://blog.goo.ne.jp/maroad-kobe/d/20150216


◆3.--カフェ・エクリ〈3月09日(月)〉

エクリは3月9日の午後2時から姫路のアイメッセ会議室であります。
今回の読書会は私・大橋と高谷和幸氏の二人が語ります。以下、読書会の発表予定内容です。

――――――――3月のエクリの案内--------------------------------

◇読書会の案内---
(1)
2015.3.9 エクリ読書会 高谷和幸  秋亜綺羅詩集『ひよこの空想力ゲーム』思潮社2014年刊

はじめに人物紹介
秋亜樹羅。季刊「ココア共和国」という詩の個人誌と、ブログ「ココア共和国」を発行。
1951年宮城県仙台市生まれ。「透明海岸から鳥の島まで」で第22回丸山豊記念現代詩賞を受賞した。現在は現代詩手帖の詩集月評の選者。

○震災詩という位置から置かれた言葉(物体)の潜在性にふれる
和合亮一の『詩の礫』徳間書店、2011年から始まった東日本大震災詩の動きに共通のパターンが見られる。宮尾節子『明日戦争がはじまる』等。

○ある種の不気味なもの
 「自然とわたし」「日常とわたし」の折り合いの悪さ

○短いフレーズの連続
 ツイッタ―詩と言われるセンテンスの切り詰めと「話しかけ」
 断片化。非連続性。

○読者との濃密な関係(共有データの濃さ)
 意味を共有する媒体(メディウム)を露呈している

○秋亜樹羅の特徴。昭和の高度成長・バブル崩壊時のモダニズム
 父性との切り結びのほつれ(非応答性)

○阪神・淡路大震災の詩との差異とそのゆくえ
ひたすら自己の内面(内面にある言葉)を凝視し続けた阪神間の詩人。それは内側へとめくれていく意味遂行性が特徴であるが、東日本大震災詩の場合はポストメディウム的である。一見するとわかりやすい表現や描写が見られるが、亀裂した関係性を極私的にかつ即物的なビジョンへとつなぎとめる瞬間のリテラルな演劇性が見られるのではないだろうか。

おわりに(文学的ドクサ)
詩の根底にあるものは本質的に危機に満ちた経験であり、詩の作品、真理性、言語の本質がふたたび問題化されてその危機に入り込む。そして詩は、詩人が体現するものに対してきびしい敵となる。詩は詩のために書かれるものであるという、この一見古典的な文学的ドクサが秋亜樹羅詩集『ひよこ空想力ゲーム』を読む側に求められている。


(2)
――――――――★
今月わたしはこの詩集を読みました
大橋愛由等
―――――――――★
『進一男詩集』(土曜美術社 日本現代詩文庫94)

先月、逝去した奄美の詩人である。
生前おおくの詩集を刊行しているが、カフェ・エクリで取り上げるのは、コンパクトに詩業がまとめられた本書を選択した。
進氏は、わたしの父と同年生まれ(1926年)で学年も一緒である。つまりこの人の詩集を読むということは、父の世代の詩業と接することを意味しているのである。
わたしはかつて「奄美の詩人はユタと同罪である」と言ったことがある。ユタとは民間の巫者。奄美で詩作をするということは、どうしても奄美という地場性との拮抗と包摂を、詩に反映するのか、あるいは拒絶してゆくのかが問われる。それほど奄美の地場性は強烈な磁力と吸引力を持っているのだ(その拮抗と包摂にとらわれたありようを「島酔い」と表現した詩人がいる)。そしてコトバ。話し言葉としてのシマグチと、書き言葉としてのエクリチュールであるヤマトグチとの乖離が、奄美の詩人たちを、その二重のまじわらぬ円環に、まどい、さらされ、そして、アシビ(遊び)の詩境へと誘(いざな)ってゆくのだ。
―――――――――★


それから「もの派」の管木志雄の「置かれた潜在性」について触れられればいいと思います。
意見を出してください。

2部は合評会です。
自作詩(あれば)10部コピーして持参ください。

もう一点、
休暇村木澤ミュージアムを尋ねる予定でおります。
参加希望者を募集します。(担当 にしもとめぐみ)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
   (会はすべて午後2時からの開始です)
 次は、04月06日(月) たつの市ガレリアで開催します。ちょうど桜も咲いている良い頃合いでしょう。
 ☆詳細の問い合わせ先は、高谷和幸 <takatani_kk@yahoo.co.jp>へ。


◆4.--文学短報
A/――南海日日新聞コラム「神戸から」に送稿
   南海日日新聞(奄美で発行されている日刊紙のひとつ)の私のコラム「神戸から」に、今月も原稿を書きました。
テーマは、徳之島出身で、日本を代表するフラメンコ・ギタリスタのひとりである住田政男さんについて書いています。
今回で連載31回目となります。
 奄美に震災の翌年から連続して20年、欠けることなく通い続けたことから、わたしの心情の中で、なにかが変わりました。
これからは、今の私なりに奄美を語り続けていこうと思っています。

B/-----兵庫県現代詩協会、2014年度の事業紹介です。
 ◇文学紀行
 日時/3月15日(日)丹波と生野銀山を訪れます。(所定の定員が埋まったようです)

 ◇読書会
   今年度(2014年度)さいごの読書会です。
 日時/3月28日(土)午後1時から。
 場所/兵庫県私学会館(JR元町駅東口の北西徒歩2分)
 テーマ/取り上げる詩人は「吉野弘」。話者は神田さよさんです。
 参加/無料。兵庫県現代詩協会員を対象としていますが、会員以外でも参加希望の方は、協会事務局(高谷和幸 <takatani_kk@yahoo.co.jp>)に申し出てください。

 2015年度
 ◇兵庫県現代詩協会 2015年度総会(5月10日〈日〉)
  開催場所/明石市立市民会館

C/-----まろうど社の大阪城夜桜会(4月13日(月))
 この「大阪城夜桜会」も、わたしが震災に生き残った証しに続けているイベントのひとつです。
 今年は、パフォーマンス・アーティストのYOUKOさんに、表現してもらいます。「具体」に関係しているアーティストです。
 会場は、大阪城公園の西の丸庭園の入り口近くにある芝生の上。広大な場所の一角です。周囲はわれわれしかいません。夜の幽玄な雰囲気のもとで、行われます。(現地集合・午後6時~10時ごろまで、参加費無料、ただし飲み物、食べ物の持参おおいに歓迎)
 雨天の場合は、場所を移して「残念花見会」をします。

第98回「Melange」読書会・合評会の開催〈1月25日(日)〉

2015年01月08日 09時34分01秒 | 通信
今年もさまざまな文学・表現の営為が始動します。
わたし(大橋)ならびに、神戸にかかわる行事について紹介してゆきます。

----INDEX----------------------------------------------------------------------------------------------------------
◆1.--第98回「Melange」読書会・合評会の開催〈1月25日(日)〉←読書会の内容決定。合評会のテーマ設定
◆2.--阪神・淡路大震災から20年を迎えて〈2015.1.17をめぐって〉←追加情報
◆3.--北の句会 カルメン新年句会(1月11日〈日〉)←再掲
◆4.--杉本真維子さんの詩集『裾花』を読む(2月11日〈祝・水〉)←著者の杉本さんをお迎えします
◆5.--第3回 在日韓国人・日本詩人共同 尹東柱詩人追悼会(2月16日〈月〉)←追加情報
◆6.--カフェ・エクリのこと〈スタートは2月です〉
◆7.--文学短報=A//20回目の奄美ふゆ紀行〈1月19日(月)~22日(木)〉 B/兵庫県現代詩協会の事業紹介  C/-----もうひとつの1・17 震災追悼フラメンコライブ
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◆1.--第98回「Melange」読書会・合評会の開催〈1月25日(日)〉

2015年さいしょの会合は、1月25日(日)です。
午後1時からは第一部の読書会(pm1:00-3:00)。
話者は、詩人・評論家の京谷裕彰氏。テーマは、「詩と美術のこと、シュルレアリスムのこと、美学と政治のことなどをお話したい
と思います。」との提案をいただいております。
参考文献は、巌谷國士『シュルレアリスムとは何か』(ちくま学芸文庫)。「第一部だけでも事前にお読みいただけると、問題意識を共有しやすくなるかと思います。」(京谷氏)

京谷氏は、ネット上のさまざまなチャンネルで発信されておられます。Facebookのサイトを紹介しましょう。
https://www.facebook.com/hiroaki.kyotani


 第二部(pm3:00~6:30)は、合評会です。ひさしぶりに、合評会の作品のテーマを設定します。「阪神・淡路大震災 20年」「震災」「1・17そして3・11」……など震災にからめた作品をお寄せください(しかし、これは強制ではありません)
直接的にこの震災のことを書いても、自分が思う震災のことを書いても自由です。
作品の締め切りは、1月22日(木)です。合評会に出席できなくとも、送っていただいた詩稿は、「月刊めらんじゅ」に掲載します。同誌は次号で98号となります。それぞれ詩稿をこのメールアドレス(maroad66454@gmail.com)に送ってください。(今月は、奄美ふゆ紀行から帰ってきてすぐに編集にかかりますので、時間の余裕がありません。出稿締め切りなど編集の協力をお願いいたします)

☆12月28日(日)にカルメンで行われた「Melange」本誌の合評会は無事終了。そのあとに行われた懇親会で、詩的余興が行われました。参加予定者からあらかじめ一行詩をつのり、その詩稿を当日に一作品ずつ紙片に印刷。ひとつの袋に入れてシャッフル。取り出した一行詩を大きな紙に貼り付けてゆこうとするものです。その結果できあがった作品が以下のブログに掲載されています。
http://blog.goo.ne.jp/maroad-kobe/d/20141228
ご覧になってください。


◆2.--阪神・淡路大震災から20年を迎えて〈2015.1.17をめぐって〉
はやくも20年になるのですね。この歳月のかさなり、わたしにとって決して小さくはありません。1・17の当日、あるいはその日に向けて、そして当日が終わってからも、どう向かい合うのか。重たいテーマです。
1・17の日、わたしは兵庫県現代詩協会の会員のひとりとして、以下の語る会にかかわっています。
司会を担当する上で、今回取り上げる協会特別号を5つのパターンに分けてみました。そのうちの一つは、阪神・淡路無大震災を、神戸の歴史・社会の時空の中に措定して捉える作品です。つまり神戸は、昭和13年の阪神大水害、昭和20年の神戸大空襲、そして1995年の震災と大きな都市災害(戦災)を間欠泉的に経験しています。これらの経緯を自覚して震災を捉える作品があるのです。

 ☆〈テーマ〉阪神・淡路大震災から20年にむきあう
 ☆〈内 容〉兵庫県現代詩協会では、「阪神・淡路大震災から20年を想う」をテーマとして会報・特別号を企画。45人の会員から書きおろし原稿が集まり、2014年12月に発行しました。さまざまな角度から多様な詩が表現されています。そこで震災発生からちょうど20年目にあたる一月一七日に、この特別号に寄せられた詩稿をもとに、詩にかかわる者が、震災から20年を迎える今に、なにを感じ、なにを詠ったのかを語り合いたいと思っています。
 ☆〈日 時〉2015年1月17日(土)午後2時~3時30分
 ☆〈会 場〉 神戸文学館
  〒657-0838 神戸市灘区王子町3-1-2 Tel&fax 078-882-2028
 アクセス/阪急神戸線「王子公園」駅西口下車 西へ約500m 王子動物園西隣 JR神戸線「灘」駅北口下車 北西へ約600m 
 ☆〈出演者〉語り・たかとう匡子
司会・大橋 愛由等 
 ☆参加費/200円
 ☆要予約/文学館(078・882・2028)へ事前に申しこんでください。


◆3.--北の句会 カルメン新年句会+新年会(1月11日〈日〉)

事務局を担当している丸山巧さんからの案内文を転載しておきます。
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今年は、台風のために十月例会が順延になるなど、「北の句会」はじまって以来の出来事もあったりして、お騒がせしました。恒例の忘年句会もスライドして新年句会として仕切り直しすることになりました。場所はいつもの神戸『カルメン』です。多くの皆様のご参加をお願いします。
今回は句会後半に岡田由季さんの特集を企画しています。句集「犬の眉」の出版を祝ってあれこれ感想など述べあいましょう。(句集をお持ちでない方は著者に直接ご相談してみてください。) 

【日時】2015年1月11日(日)午後1時~5時
【場所】神戸 スペイン料理『カルメン』
神戸市中央区北長狭通1-7-1 カルメンビル2F  TEL 078-331-2228
【事前出句】課題詠 1句   自由詠 1句  計2句
      ※課題・・・『犬』又は『眉』
【参加費】六千円程度・・・宴会不参加の方は千円
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◆4.--杉本真維子さんの詩集『裾花』を読む(2月11日〈祝・水〉)←著者の杉本さんをお迎えします

「Melange」読書会の別バージョンとして、東京から詩人・杉本真維子さんを招き、詩集『裾花』(思潮社)を読む会を催します。
2月11日〈祝・水〉午後2時から5時まで。場所は神戸・三宮のスペイン料理カルメン。
司会は富哲世氏、進行は寺岡良信氏です。寺岡氏は重篤な病状をおしての参加となります。
参加を予定される方には、資料代ほかで、若干のカンパを要請することもあります。


◆5.--第3回 在日韓国人・日本詩人共同 尹東柱詩人追悼会(2月16日〈月〉)
 
 ☆詩人・尹東柱(1917-1945)の追悼会を2月16日(月)に開催します。ちょうど尹東柱の命日にあたります(いつもは私の都合に合わせて忌日に近い月曜日に設定していますが、2015年はちょうど忌日の当日にあたります)。
 ☆開始時間は午後3時からです。現地集合です。
 ☆会場は、京都・同志社大学今出川キャンパス内にある尹東柱の詩碑前。今回で3回目となります。
  今回も文学忌としてわれわれなりに夭折した詩人・尹東柱を顕彰いたしたいと思います。
 ☆会では、尹東柱の詩、自作詩の朗読、そしてパフャォーマンスなどが展開されます。
  今年は、京都在住の能管奏者・野中久美子さんに演奏していただきます。きっと素敵な時空を創出してくれるでしょう。
  去年はわれわれが追悼会をしてると、たまたま韓国・釜山からやってきた文化教室のツアー団(老若まじりあった)とめぐりあい、交流の輪がひろがりました。今回は忌日当日ということもあって、会場の詩碑の前では、いくつかの出会いがあると思われます。
 ☆追悼会の後にささやかな懇親会をいたしたいと思います。


◆6.--カフェ・エクリのこと〈来年のスタートは2月です〉

 ☆今年のスタートは2月です。読書会のテーマは未定です。合評会があります。詩稿を自ら10-12部ほどコピーしてきてください。
   (会はすべて午後2時からの開始です)
 2015年
 01月         休み
 02月09日(月) 姫路アイメッセ会議室
 03月09日(月) 姫路アイメッセ会議室
 04月06日(月) たつの市ガレリア
 ☆詳細の問い合わせ先は、高谷和幸 <takatani_kk@yahoo.co.jp>へ。


◆7.--文学短報
A/-----2015年奄美紀行のこと
   冬になり、阪神・淡路大震災が近づくと、同時に、「奄美ふゆ紀行」の時期が近づいていると連動して考えるようになっています。震災のあった翌年の1996年から続けているこの旅。憑かれたように奄美の島々を毎年めぐっています。焼酎に酔い、島唄に酔い、シマンチュに酔う四日間です。
 今回の紀行の予定は、沖永良部島、徳之島、奄美大島の予定です。日程は、1月19日(月)から22日(木)までの間。奄美に通いつめたこの20年間を振り返る独り旅となりそうです。


B/-----兵庫県現代詩協会、2014年度の事業紹介です。
 ◇第4回ポエム&アート・コレクション展
   期間/2015年1月11日(日)~24日(土)
   場所/神戸文学館 (交通機関、住所などは、◆2.を参考のこと)
 1/ポエム&アートコレクション( 会員によるア ート・オブジェ作品の展示)
 2/兵庫・詩の現在展(会員の詩集、詩誌展示 )
 3/語る会 「震災から20年を考える」→詳細は、◆2.--阪神・淡路大震災から20年を迎えて〈2015.1.17をめぐって〉を。     

 ◇文学紀行
 日時/3月15日(日)丹波と生野銀山を訪れます。

C/-----もうひとつの1・17 震災追悼フラメンコライブ
 スペイン料理カルメンでは、1・17に震災追悼フラメンコ・ライブを開催します。
 ☆出演者Grupo Quijote(グルーポ・キホーテ) 阪神・淡路大震災 鎮魂フラメンコ    
   カンテ/鳥居貴子
   ギターラ/住田政男、川本一祚
   バイレ/楠真理子、西山美智子、藤岡文子
 ☆会場 スペイン料理カルメン 078-331-2228 神戸市中央区北長狭通1-7-1 電話078-331-2228

『Melange』本誌の合評会+第98回「Melange」読書会・合評会

2014年12月23日 08時21分05秒 | 通信
2014年もあとのこすところわずか。みなさんにとって、今年一年はどのような年だったのでしょうか。
もうすぐ始まる2015年が良い年になりますよう祈っています。

今回のお知らせは、年末の行事、そして阪神・淡路大震災の発生からちょうど20年になる1・17に私とわたしの周辺はどのように動くか、についてもお知らせいたします。

----INDEX----------------------------------------------------------------------------------------------------------
◆1.--『Melange』本誌の合評会(28日〈日〉)+第98回「Melange」読書会・合評会の開催〈1月25日(日)〉
◆2.--阪神・淡路大震災から20年を迎えて〈2015.1.17をめぐって〉
◆3.--北の句会 カルメン新年句会(1月11日〈日〉)
◆4.--カフェ・エクリのこと〈来年のスタートは2月です〉
◆5.--文学短報=A/12月に到着した文芸関係の書籍、雑誌の紹介。B/2015年奄美紀行のこと〈1月19日(月)~22日(木)〉 C/兵庫県現代詩協会の事業紹介 D/第3回 在日韓国人・日本詩人共同 尹東柱詩人追悼会(2月16日〈月〉) E/-----FMわぃわぃの番組編成について

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◆1.--『Melange』本誌の合評会(28日〈日〉)+第98回「Melange」読書会・合評会の開催〈1月25日(日)〉

 ☆『Melange』本誌の合評会です。開始時間はいつもと違って午後3時からです。ご注意ください。
この日は、読書会と通常の合評会はありません。
本誌合評会のあと、懇親会に移りますが、そこで詩的余興をいたします。「冬」をテーマに、一行詩を用意してください。参加予定者だけでなく、この余興のみの参加も可能といたします。一行詩の字数制限はありません。俳人・柳人の方は俳句・川柳作品で結構ですし、句読点あるなしにかかわらず行変えなしの作品なら字数制限はありません。締め切りは、27日(土)です。集まった一行詩を、当日みなさんの前で、シャッフルして、一枚の紙に貼り付けてゆきます。さて、一篇の作品となりますでしょうか〈オブジェ、ビジュアルを一行詩と主張されても受け付けます〉。

 ☆第98回「Melange」読書会・合評会の開催〈1月25日(日)〉
2015年さいしょの会合は、1月25日(日)です。
午後1時からは第一部の読書会(pm1:00-3:00)。話者とテーマは未定です。決まり次第、みなさんにお知らせします。
ひさしぶりに、合評会の作品のテーマを設定します。「阪神・淡路大震災 20年」。
みなさんの意欲的な作品をお待ちしています。直接的にこの震災のことを書いても、自分が思う震災のことを書いても自由です。
作品の締め切りは、1月22日(木)です。合評会に出席できなくとも、送っていただいた詩稿は、「月刊めらんじゅ」に掲載します。同誌は次号で98号となります。 

 いずれも会場は、神戸三宮のスペイン料理カルメン〈電話078-331-2228〉です。


◆2.--阪神・淡路大震災から20年を迎えて〈2015.1.17をめぐって〉
はやくも20年になるのですね。この歳月のかさなり、わたしにとって決して小さくはありません。1・17の当日、あるいはその日に向けて、そして当日が終わってからも、どう向かい合うのか。重たいテーマです。
1・17の日、わたしは兵庫県現代詩協会の会員のひとりとして、以下の語る会にかかわっています。

 ☆〈テーマ〉阪神・淡路大震災から20年にむきあう
 ☆〈内 容〉兵庫県現代詩協会では、「阪神・淡路大震災から20年を想う」をテーマとして会報・特別号を企画。45人の会員から書きおろし原稿が集まり、2014年12月に発行しました。さまざまな角度から多様な詩が表現されています。そこで震災発生からちょうど20年目にあたる一月一七日に、この特別号に寄せられた詩稿をもとに、詩にかかわる者が、震災から20年を迎える今に、なにを感じ、なにを詠ったのかを語り合いたいと思っています。
 ☆〈日 時〉2015年1月17日(土)午後2時~3時30分
 ☆〈会 場〉 神戸文学館
  〒657-0838 神戸市灘区王子町3-1-2 Tel&fax 078-882-2028
 アクセス/阪急神戸線「王子公園」駅西口下車 西へ約500m 王子動物園西隣 JR神戸線「灘」駅北口下車 北西へ約600m 
 ☆〈出演者〉語り・たかとう匡子
司会・大橋 愛由等 
 ☆参加費/200円
 ☆要予約/文学館(078・882・2028)へ事前に申しこんでください。


◆3.--北の句会 カルメン新年句会+新年会(1月11日〈日〉)

事務局を担当している丸山巧さんからの案内文を転載しておきます。
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今年は、台風のために十月例会が順延になるなど、「北の句会」はじまって以来の出来事もあったりして、お騒がせしました。恒例の忘年句会もスライドして新年句会として仕切り直しすることになりました。場所はいつもの神戸『カルメン』です。多くの皆様のご参加をお願いします。
今回は句会後半に岡田由季さんの特集を企画しています。句集「犬の眉」の出版を祝ってあれこれ感想など述べあいましょう。(句集をお持ちでない方は著者に直接ご相談してみてください。) 

【日時】2015年1月11日(日)午後1時~5時
【場所】神戸 スペイン料理『カルメン』
神戸市中央区北長狭通1-7-1 カルメンビル2F  TEL 078-331-2228
【事前出句】課題詠 1句   自由詠 1句  計2句
      ※課題・・・『犬』又は『眉』
【締切】1月4日(日)午後8時まで。出句は、丸山巧 <5et2sa@bma.biglobe.ne.jp> まで
【参加費】六千円程度・・・宴会不参加の方は千円
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◆4.--カフェ・エクリのこと〈来年のスタートは2月です〉

 ☆今年のエクリは08日(月)の会で終了いたしました。来年のスケジュールは以下のとおりです。
   (会はすべて午後2時からの開始です)
 2015年
 01月         休み
 02月09日(月) 姫路アイメッセ会議室
 03月09日(月) 姫路アイメッセ会議室
 04月06日(月) たつの市ガレリア


◆4.--文学短報
A/-----11~12月に到着した文芸関係の書籍、雑誌の紹介です。
〈書籍〉
☆詩  詩集
 1.杉本真維子『裾花(すそばな)』(思潮社)
 2.松原敏夫『ゆがいなブザのパリヤー』(あすら舎)→〈俳誌「吟遊65号」に詩集評を書きました〉
☆俳句 句集
 1.田吉明『憂鬱平野』(霧工房)
 2.藤井冨美子『藤井冨美子全句集』(文学の森)

〈雑誌〉
☆詩誌
 1.「現代詩神戸 247号」三宅武、永井ますみ
 2.「Messier 44号」香山雅代
 3.「叢生 195号」江口節ほか編集
 4.「CYPRESS(サイプラス)10号」岸田弘史個人誌
 5.「兵庫県現代詩協会 会報・特別号〈阪神・淡路大震災か20年を迎えて〉」(兵庫県現代詩協会、編集・大橋愛由等)←わたしが企画・編集を担当しました。
 6.「ぽとり」武西良和個人詩誌
7.「ア・テンポ47号」梅村光明、玉井洋子、丸田礼子(「阪神淡路大震災から20年」の小特集あり)
☆句誌
・俳句
 1. 「船団 103号」船団の会(代表・坪内稔典)
・自由律
 1.「層雲自由律」(発行編集人・伊藤完吾)
 2.「でんでん虫の会・句会報 59」(代表・藤田踏青)
・川柳
 1.「川柳カード 7」(発行・樋口由紀子、編集・小池正博)

B/-----2015年奄美紀行のこと
   冬になり、阪神・淡路大震災が近づくと、同時に、「冬の奄美紀行」の時期が近づいていると連動して考えるようになっています。震災のあった翌年の1996年から続けているこの旅。憑かれたように奄美の島々を毎年めぐっています。焼酎に酔い、島唄に酔い、シマンチュに酔う四日間です。
 今回の紀行の予定は、沖永良部島、徳之島、奄美大島の予定です。日程は、1月19日(月)から22日(木)までの間。同行者がひとりいます。

C/-----兵庫県現代詩協会、2014年度の事業紹介です。
 ◇第4回ポエム&アート・コレクション展
   期間/2015年1月11日(日)~24日(土)
   場所/神戸文学館 (交通機関、住所などは、◆2.を参考のこと)
 1/ポエム&アートコレクション( 会員によるア ート・オブジェ作品の展示)
 2/兵庫・詩の現在展(会員の詩集、詩誌展示 )
 3/語る会 「震災から20年を考える」→詳細は、◆2.--阪神・淡路大震災から20年を迎えて〈2015.1.17をめぐって〉を。     
 ◇第三回文学紀行 〈丹波篠山・生野銀山へ〉
 日時/3月15日(日)丹波篠山と生野銀山を訪れます。午前8時15分に三宮集合。8時30分に出発。一台の貸し切りバスに乗って向かいます。帰着は午後5時15分加古川駅、午後6時30分三宮駅の予定です。会費は6000円。参加締め切りは、2月20日。

D/-----第3回 在日韓国人・日本詩人共同 尹東柱詩人追悼会(2月16日〈月〉)
  詩人・尹東柱(1917-1945)の追悼会を2月16日(月)に開催します。ちょうど尹東柱の命日にあたります(いつもは私の都合に合わせて忌日に近い月曜日に設定していますが、2015年はちょうど忌日の当日にあたります)。
 開始時間はおってお知らせします。
 また、この追悼会の中で、能管奏者の野中久美子さんに20分ほど演奏してもらいます。
 会場は、京都・同志社大学今出川キャンパス内にある尹東柱の詩碑前。今回で3回目となります。
 今回も文学忌としてわれわれなりに夭折した詩人・尹東柱を顕彰いたしたいと思います。
 会では、尹東柱の詩、自作詩の朗読、そしてパフャォーマンスなどが展開されます。
 去年はわれわれが追悼会をしてると、たまたま韓国・釜山からやってきた文化教室のツアー団(老若まじりあった)とめぐりあい、交流の輪がひろがりました。今回は忌日当日ということもあって、会場の詩碑の前では、いくつかの出会いがあると思われます。
 追悼会の後にささやかな懇親会をいたしたいと思います。

E/-----FMわぃわぃ(神戸市長田区にあるコミュニティーラジオ局)の番組編成が変わりました。
わたしが担当している奄美の島唄の紹介番組(南の風)の本放送は、毎週月曜日午後1時から55分間と変化ありませんが、再放送の時間帯が、土曜日から、金曜日の13時半~14時半に変更となりました。これはFMわぃわぃが全ての日曜日に停波する(=放送を休止する)ことによる変更です。

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☆『Melange』読書会・合評会の会場=神戸・三宮のスペイン料理カルメン(カルメン==078-331-2228==の場所は以下のサイトを参照してください。阪急神戸線三宮駅西口の北へ徒歩1分の場所にあります。
http://carmen-kobe.com/_wp/
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