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気ままに

大船での気ままな生活日誌

東京芸大スーパークローン文化財展 アフガニスタン編

2020-08-06 17:10:45 | Weblog

こんにちわ。

横浜のそごう美術館で東京芸大スーパークローン文化財展が開かれている。スーパークローンとは、ただのコピーではなく、”伝統的な模写の技術と最先端のデジタル技術に人の手技や感性を取り入れ、素材・質感・技法や文化的背景や精神性などの芸術のDNAに至るまでを再現したもの”。いわば、実物の生まれ代わり。この技術を駆使し、芸大は戦乱や自然災害により破壊されてしまった世界の貴重な文化遺産、あるいは保存のため見学が難しいもの等を以前の写真や現地調査などによりクローン化(再現、復元)してきた。

これらスーパークローン文化財の約50点が所せましと展示されている。とても素晴らしい作品ばかりで、感動した。おまけに、すべて写真撮影が可能。うれしくて、ほとんどすべて撮影してきた。ぼくのブログにも残しておきたいので、数回に渡り、地域ごとに記録しておこうと思う。

今回の文化遺産は西はアフガニスタン、ウズベキスタンから中国、北朝鮮、そして日本と十数か所に渡る。では、順に。

アフガニスタン

ここでは、何と言ってもバーミヤン遺跡。2001年3月、テロ組織タリバンによりバーミヤンの東西の大仏が破壊された。そして、東西文明融合の象徴とまで言われた東大仏の天井を飾る壁画も失われた。壁画の中央にはゾロアスター教の太陽神が描かれている。天翔ける太陽神

ぼくは2016年に芸大陳列館で見ている。そのときはこんなふうに。太陽神が乗る4頭の白馬に引かれる戦車も見える。

本展では東大仏がミニサイズに復元され、その天井画ものぞくことができる。

人物のサイズもご覧ください。天井画を指さしている。

伊勢志摩サミットのときも展示された有名な作品。

バーミヤン石窟仏座像

バーミヤン遺跡 青の弥勒(縮小版)坐仏の天井壁画であった。ラピスラズリ(青)がふんだんに使用されている。

アイハイヌ遺跡

ゼウス神像

ゼウス左足

これら人類の至宝はすべてばかものたちによって破壊された。しかし、こうして蘇ってくれた。いや、破壊前の損傷部分の復元も含めるとオリジナルを超えると言ってもいいかも。まさにスーパークローン文化財である。

(つづく)

。。。。

追伸(笑)21:50

今日は新橋の美術館に。これも、とても良かったです。

今宵は立待月

コメント
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