昨日、元職場の人から、ひとつの悲しい知らせが届きました。まだ38才です、大腸癌で亡くなったというのです。彼は、背が180センチぐらいで、がっちりした体格で、病気などとは一生縁がないだろうと思わせるような人でした。また、「変人」が多い職場でしたが、彼は明るい人柄で、ときどき冗談を言ったりして、皆にとても好かれていました。加えて、仕事もよくでき、その分野では将来大御所になるのではと期待されていました。そんな、前途洋々たる若者が、愛する妻や小学生の子供たちを残して、あっけなく逝ってしまったのです。
この文章を書きながら、K君と全く同じケースだということに気づきました。K君は私の小学校時代からの親友でした。彼はやはり、180センチぐらいの背丈で、病気などしたことのない頑強な人でした。頭も良く、いつでも成績は1,2番という秀才でした。その上、性格がよく、親分肌で皆から慕われていました。大学を出て、彼が徳島の方に就職してからも、つきあいは続き、徳島で会ったり、三鷹で飲んだりしていました。その楽しいつきあいが突如暗転しました。
僕らがちょうど37、8才になった頃です。彼のお姉さんから電話がありました。弟が大腸癌になって、先生からあと2ヶ月の命だと言われている、今家で療養しているので、会ってくれないか、余命のことは本人に知らせていない、という内容でした。
その日、私はどぎまぎしていました。自分の性格からして、本心を隠せ通せないのではないか、へたすると、涙をみせてしまうのではないか、そんなことばかりが頭をよぎり、落ち着きませんでした。でも、K君は、私の心を見透かしてるように、明るい、楽しい話題ばかりをもちだしてきました。最後の、15分ばかりの会話でしたが、なんとか、もちこたえることができました。ただ、お別れの握手だけは心を込めて、ありがとうと、強く握りました。K君も強く、にぎり返してくれました。
K君の奥さんとお姉さんとは、今でも、年賀状を交換していますが、当時小学生だった子供さんも今ではすっかり、立派な社会人に成長されています。ひとりで頑張りつづけた奥さん、ほんとうにすごいと思います。
元職場のM君の奥さんや子供さん、しばらくつらいでしょうが、がんばってくださいね。最近はやっている歌のように、M君は、千の風になって、すぐそばまできて、見守っていますよ。
・・・・・
千の風になって
作詞 不詳
訳詞 新井満
作曲 新井満
歌唱 秋川雅史
私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹き渡っています
秋には光になって 畑にふりそそぐ
冬はダイヤのように きらめく雪になる
朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
夜は星になって あなたを見守る
私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 死んでなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹き渡っています
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹き渡っています
あの大きな空を
吹き渡っています
この文章を書きながら、K君と全く同じケースだということに気づきました。K君は私の小学校時代からの親友でした。彼はやはり、180センチぐらいの背丈で、病気などしたことのない頑強な人でした。頭も良く、いつでも成績は1,2番という秀才でした。その上、性格がよく、親分肌で皆から慕われていました。大学を出て、彼が徳島の方に就職してからも、つきあいは続き、徳島で会ったり、三鷹で飲んだりしていました。その楽しいつきあいが突如暗転しました。
僕らがちょうど37、8才になった頃です。彼のお姉さんから電話がありました。弟が大腸癌になって、先生からあと2ヶ月の命だと言われている、今家で療養しているので、会ってくれないか、余命のことは本人に知らせていない、という内容でした。
その日、私はどぎまぎしていました。自分の性格からして、本心を隠せ通せないのではないか、へたすると、涙をみせてしまうのではないか、そんなことばかりが頭をよぎり、落ち着きませんでした。でも、K君は、私の心を見透かしてるように、明るい、楽しい話題ばかりをもちだしてきました。最後の、15分ばかりの会話でしたが、なんとか、もちこたえることができました。ただ、お別れの握手だけは心を込めて、ありがとうと、強く握りました。K君も強く、にぎり返してくれました。
K君の奥さんとお姉さんとは、今でも、年賀状を交換していますが、当時小学生だった子供さんも今ではすっかり、立派な社会人に成長されています。ひとりで頑張りつづけた奥さん、ほんとうにすごいと思います。
元職場のM君の奥さんや子供さん、しばらくつらいでしょうが、がんばってくださいね。最近はやっている歌のように、M君は、千の風になって、すぐそばまできて、見守っていますよ。
・・・・・
千の風になって
作詞 不詳
訳詞 新井満
作曲 新井満
歌唱 秋川雅史
私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹き渡っています
秋には光になって 畑にふりそそぐ
冬はダイヤのように きらめく雪になる
朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
夜は星になって あなたを見守る
私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 死んでなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹き渡っています
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹き渡っています
あの大きな空を
吹き渡っています