気ままに

大船での気ままな生活日誌

動物埴輪の世界

2012-07-31 06:23:19 | Weblog
箱根は、若干涼しいです(笑)。でも、朝夕は全然違う(^_^)。箱根美術館の庭園で山百合をたくさん見られ、幸せ。

さて、箱根から上野の報告を(笑)。先日、トーハクの考古学室で特集陳列”動物埴輪の世界”でみた動物埴輪の数々。古墳時代の人々が埴輪にした動物の種類は限られている。どういう意図があったのかという展示である。可愛い動物埴輪をおみせします。


まず、鶏。古墳時代前期から登場するそうだ。死者をよみがえさせる期待が込められたという説がある。


水鳥。空高く飛び上がり、霊魂を運ぶという。


みなさん、お好きなワンちゃん。愛玩動物であると共に、狩猟の手助けをしていたこから、男性の墓の近くに埋葬された。



猪も。古事記、日本書紀には神が猪に変身したという記述がある。神さまなのだ。


馬は弥生時代までは、日本列島にはおらず、5世紀から飼育が始まったらしい。飾り馬の埴輪が多く、権力者の権勢を示している。


これは、動物ではなく、人面土器です。



箱根美術館で、大変珍しいというウサギの埴輪を見られました。
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上方歌舞伎 曽根崎心中

2012-07-30 07:30:26 | Weblog
7月28日に鎌倉芸術館で”松竹大歌舞伎近松座公演”が昼、夜、開催された。すぐ近くだし、上方歌舞伎はなかなか見られないし、演目のひとつが”曽根崎心中”なのにも惹かれて前売り券を買っておいた。

はじめに坂田藤十郎の口上。江戸歌舞伎と男女ものが中心の上方歌舞伎の違い、欧州巡業ではなかなか心中を理解してもらえなかったことなどを解説してくれた。”曽根崎心中”は、父、中村鴈治郎 が徳兵衛、自分、中村扇雀(現・坂田藤十郎)がお初で公演して以来、何度も行われた演目とのこと。本日は、息子の中村翫雀が徳兵衛、お初を孫の壱太郎を演じますので、よろしくお願いたてまつりまする、と。

まず、舞踊が中心の”夕霧名残の正月”。以下のような役回り。
藤屋伊左衛門  坂田 藤十郎
太鼓持亀吉  中村 亀鶴
禿かなめ  中村 虎之介
扇屋夕霧  中村 扇雀

そして、お待ちかね、曽根崎心中。はじめて観る、近松門左衛門の名作。以下のような役。
平野屋徳兵衛  中村翫雀
天満屋お初  中村壱太郎
天満屋惣兵衛  中村寿治郎
平野屋久右衛門  嵐橘三郎
油屋九平次  中村亀鶴

大阪天神森で起こった心中事件を題材にして、人形浄瑠璃のためにつくった物語。天満屋の遊女と平野屋の手代徳兵衛は恋仲。しかし、徳兵衛は店主から縁談の話を持ちかけられ、店主は徳兵衛の継母に金を渡したいう。徳兵衛は、継母から金を取り戻し、縁談も断わる。しかし、徳兵衛はその金を友人の油屋九平次に頼まれ、貸してしまう。ところが、金を返してもらおうとすると、九平次は白を切る。それどころか、偽の印鑑を使って、騙したと皆にふれる。騙されたと知った徳兵衛は、死んで身の潔白を明そうとする。叔父の平野屋久右衛門により、九平次の悪巧みは、ばらされたのだが、そうとは知らず、二人は、最後の幕で、”美しい”死への道行。

とてもよかった。でも、親子で恋人役とは。照れくさくないのだろうか、と思ってしまう(爆)。全国行脚公演ということで、スケジュール表をみてびっくり。前日は兵庫の赤穂市でやって、翌々日はいわき市での公演という。一月で休みが5日ほどしかない。芸だけではなく、体力もスーパーマンでないと、歌舞伎役者にはなれない。だから、歌舞伎役者の、たまの休みの息抜きに、はめをはずしても、大目にみてあげなければいけないのだ。

今度は人形浄瑠璃を観にいこうかな。



・・・・・
北島、残念でしたね。生中継で観ましたよ。まだ、200がある。がんばって。


これから、ちょっと泊りがけで箱根へ行ってきます。
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初見へくそかずら

2012-07-29 09:43:11 | Weblog
朝散歩は楽しい。必ず、何かを見つけることができるから。今日はへくそかずらの花をみつけた。今年の初見だ。毎年、みているが、一年もたつと、どこにあったか忘れてしまい、咲いていたとしても、なかなか出会うことができない。今日、一年振りの再会となった。近くのマンションのフェンスに絡んでいた。

おかしな名前を付けられた植物として、イヌノフグリと共に気の毒がられるが、考えようによっては、別名のヤイトバナやサオトメバナでは、あまり注目されなかったかもしれない。へくそ蔓だから、どんな花だろうと、みんな捜してくれるのだ。ぼくもそうだった。本当に、可愛い花だと思う。匂いもいいです

名付け親は、歌人、高宮王。万葉集(巻十六)に、 かわらふじに 延ひおほとれる屎葛(くそかづら) 絶ゆることなく宮仕えせむ(高宮王)とある。

もうひとつの初見。大長寺の境内脇に、ひっそりと咲いていた。あざみの花。みなに好かれる花。
♪高嶺の百合のそれよりも 秘めたる夢を一筋に □紅燃ゆるその姿アザミに深き我が想い♪

これは、初見ではないけれど、昨日に引き続き、山百合。また、今日も、墓地の裏の山百合をみて、戻ってくると、作業小屋の影に、ちらりと山百合の影が。おおっ、おおっ、これはこれは、と見晴しのきくところまで下りていくと、ななななんと、竹林の横に、山百合の群落が。8年近く、歩いているのに、今まで気づかなかった。こういうこともあるのだ。もっと、近づきたいと小屋の近くまで行くと、住職さんが仕事をしていらっしゃる。顔見知りなので、ご挨拶して、見せてもらう。近寄ってみると、15株もの山百合が一斉に咲き誇っている。こんな見事なものは鎌倉ではみたことがない。

これも、へくそかずらちゃんのお蔭と、帰りに花を撫でていったのだった。











ロンドン五輪、初日。悲喜こもごもでした。

金メダル確実と言われていた、女子柔道の福見、メダル取れず。北京五輪に出場できなかった悔しさを晴らしたいところだった。
体操の内村も予選でミス連発、金メタルがあぶなくなってきた。
北島も不安を残す、準決勝。

これがオリンピックだ。

でも、いいことも。
柔道平岡、銀。
400Mメドレー、高校生の萩野、北京五輪8冠のフェルプスをかわし銅メダル。
女子重量挙げ、三宅、銀。



さあ、今日も目が離せない。生中継でみなきゃ、意味がないから、チャンネルをあちこと変えて、調べないと。
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ロンドン五輪はじまる ヘイ・ジュード

2012-07-28 07:22:07 | Weblog
毎日、郷ひろみですね。はあ? あちっち、あちっち
若者言葉でいえば、チョー暑い。中くらいに暑いときは何て言うのかな。チュー暑い

今朝、ロンドン五輪の開会式が生中継されているのを、うっかり忘れて、いつものように朝散歩に出てしまった。それも、一時間半近い、一番、長いコースで。昼間は近くの鎌倉芸術館で上方歌舞伎を観る予定にしていたから、運動不足にならないようにと思ったわけ。

その代わり、旧家の手前の山の崖縁で、山百合が何株も咲いているのを発見し、とてもうれしかった。その上、いつものお寺さんの墓地の奥の方の、山百合も咲き始めていた。もうそれだけで、ごっつあんですの朝散歩だけど、おまけに、蝉の抜け殻の初見までしてしまった。

崖ぶちの山百合




墓地の山百合


こども広場の緑の網ネットの蝉の抜け殻の初見。こども公園では、小学生のラジオ体操が。




ねぼすけの子、体操の時間に遅れてきた。


この広場は、90年ぐらい前(大正10年(1921))日本で最初の食用蛙(ウシガエル)の養殖場だった。そして、蛙のえさとして、アメリカザリガニが輸入された。養殖場が閉鎖されたのち、逃げ出して繁殖し、全国に拡がって行った。ぼくらが子供の頃、遊んだアメリカザリガニの発祥地。輝かしい歴史をもつ広場。えへんえへん。

お寺さんのほうずきも、すっかり赤くなってきた。


帰宅したら、華やかに、ロンドン五輪の開会式が進んでいた。選手団入場は終わっていて、エリザベス女王が挨拶をしていた。


花火があがった。


奇抜な五輪聖火が。


そして、サプライズ。元ビートルズのポール・マッカート二が”ヘイ・ジュード”。観客も大合唱。ぼくもワイフも合唱。ぼくらの青春時代の歌。今も青春だけど。



さあ、今晩は女子柔道。福見友子さん。金メダル、第一号だ。
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石原裕次郎展 川喜多映画記念館

2012-07-27 11:23:56 | Weblog
今、鎌倉市川喜多映画記念館で”永遠のタフガイ/石原裕次郎展”が開催されている。

館内には、裕次郎主演のたくさんの映画ポスターが、ところ狭しと貼られている。映画全盛時代のぼくらの世代なら、知らないものはほとんどないといった感じ。入口近くに、”太陽の季節”のポスターが。兄、慎太郎原作の映画で、彼の推薦で脇役で初出演したものだ。制作は水の江瀧子で、彼の存在感の大きさに気付き、続いて、”狂った果実”では主役に抜擢する。そのポスターが隣りに。それ以降の活躍はご存じのとおり。

ポスターを辿ってみると、俺は待ってるぜ、嵐を呼ぶ男、陽の当たる坂道、若い人、あいつと私、赤いハンカチ、紅の翼、太平洋ひとりぼっち、富士山頂、等がずらり。ポスターと共に宣伝に重要なスチール写真もいっぱい。スチール写真家、井本俊康の、その映画の特徴を一瞬の画像に凝縮させた傑作がコーナーにまとめてある。

裕ちゃんといえば、歌謡曲。ぼくのカラオケのおはこは、”赤いハンカチ”、デュエットを求められれば、”銀座の恋の物語”(汗)。映画館のみで販売されていたというソノシートもある。ソノシート、懐かしい。ついでながら、裕ちゃんはカバー曲もすばらしいと思う。”港町ブルース”なんか森進一より、ずっと情感が出ている。カバーの女王はちあきなおみだが(断定)、ちあきの”喝采”を裕ちゃんに歌わせると、また、ちあきとは違う、しみじみした味を出している。カバーの王様は石原裕次郎とぼくは断定しています。

この展覧会には、もちろん、裕次郎の映画が上映される。1本が三日連続で、約2か月の間に、計10本の作品が上映される。ぼくは2週間ほど前に、”俺は待ってるぜ”を、そして、昨日は”陽のあたる坂道”を観てきた。これは、インターミッションが入る209分の大作。石坂洋二郎原作で、”エデンの東”をモデルにしたもの、といえば、ぼくら世代ならだれでも思い出してくれるだろう。思い出せない人にヒントを(笑)。豪邸に住む複雑な家庭、裕次郎の母は轟由紀子、でも本当の母ではない、父が芸者に生ませた子。妹に性格の明るい芦川いずみ、兄(小高雄二)はひねくれた性格。安アパートに住む、実母には父親の違う、やさしい性格の子供(裕次郎の弟になる)、川地民夫がいる 。そのアパートに住む、女子大生、北原三枝が芦川いずみの家庭教師。北原三枝は、はじめ兄と付き合っていたが、次第に画家志望の裕次郎に魅かれていく。芦川いずみの可愛かったこと。北原三枝も知的で美しかったこと。石坂作品の、俳優さんのセリフが、どれも、理知的、説明的なのがちょっと気になるけどね(笑)。

まだ、映画会は、しばらく続くので、あといくつか観てみたい。候補は小百合ちゃんが出ている”あいつと私”と”若い人”。それにカラオケおはこの”赤いハンカチ”。これには、浅丘るり子、笹森礼子が出る。

裕次郎展のあとはミュージカル映画らしい。これも楽しみだ。 近くに、こういう映画記念館があるのは、幸せなことだといつも思う。









石原裕次郎は青少年期、逗子に住んでいた。森戸海岸に”裕次郎灯台”がある。夕陽の灯台。


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ロンドン五輪 男子サッカー、金星発進

2012-07-27 11:10:24 | Weblog
昨日、今日と夜更かし。眠い、ねむい、満腹眠り猫になってしまいそう。
でも、まさかと思った、スペイン戦で、勝点3。勝ち点1で、御の字と思っていたのに。

眠気を覚ます、大津祐樹のゴール。
それ以来、おめめぱっちり。赤ワインもういっぱい(汗)。
永井もすごい。快速で走り回り、前半終了近く、相手からレッドカードを引き出す。

これが効いた、後半は、11対10の有利な戦い。
永井は、さらに走り回り、あわやゴールというシュートを連発。

本当なら3対0で勝ってもおかしくないところ。
でも、勝ち点さえもらえれば、“グラスゴーの奇跡”。

さあ、ロスタイム。あと4分。ちらりと思い出す”ドーハの悲劇”。
1点入れられば、勝ち点1に沈む。2点入れられば、敗戦。

さすれば、予選突破もあやうくなる。
のちのち、グラスゴーの悲劇と呼ばれ、選手たちは生涯、苦しむことになる。

あと、1分、あと30秒、どきどきどき ごくりごくりごくり もう一杯
ホイッスル

よくやってくれた。ひまわりジャパン(ぼくがつけたニックネーム、なでしこジャパンに対して)。ひまわりのように金メタルを目指そう。

マスコットはこの子にしよう。(大船フラワーセンターのマスコットと二役やってもらう)


ハマボウ(浜朴あるいは黄槿)と鬼百合もチーム花に。鬼にハマボウ。



仁王さまもついてるぜよ


日蓮さまとのうぜんかずら(凌霄花)もついているぜよ 赤いユニフォームの方を応援する可能性もある。 


地獄に落ちそうになったら、蜘蛛の糸もついてるぜよ。


(以上の写真は、昨日、妙本寺とおんめさまで撮った写真です)











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常立寺 青衣の元使塚 

2012-07-26 09:47:19 | Weblog
日馬富士の全勝優勝の報告をというわけではないけれど、モンゴルに縁の深い、お寺を訪ねた。大船からのモノレールの終点、湘南江の島駅を降りて、山側に少し歩くと、枝垂れ梅で知られる常立寺に着く。

山門をくぐると、すぐ左に大きな石碑が建っている。その前に青い衣の地蔵さんが・・・と思ってしまうが、お地蔵さんではなく、五基の五輪塔。二度あった元寇のはじめの方の、文永の役の翌年(1275年)、元から杜世忠ら5人の使節団が鎌倉幕府を訪れた。いいかげんに、逆らうのはやめろ、と詰め寄った。激怒した北条時宗は、このお寺の近くの、龍の口刑場で処刑してしまった。哀れに思った人々が、彼らを埋葬し、塚を建てた場所がここなのである。

この日から650年の時が移り、大正14年に、記念事業として、現在の石碑が建てられたのだ。

青い衣は何故? これはね、平成17年(2005年)4月7日、朝青龍、白鵬らモンゴル出身の力士らが元使塚を参拝したときにつけてあげた布。ぐるぐる巻きにしているから、衣に見え、五輪塔がお地蔵さんにみえてしまったというわけ。

モンゴルでは、青は国章や国旗にも使われている気高い色で、一説に英雄を意味する色でもあるそうだ。だから、青色。その後も毎年、藤沢場所の折りに、モンゴル出身力士が参り、五輪塔にはいつも、青い布が巻かれるようになったとのこと。ときどき、朝日新聞の湘南版に、そのニュースがのるんや。

モンゴルでは、青色のほか、吉祥の白色も大切にされているそうだ。そして国章には、馬と太陽と月が描かれている。みんな大切なものなのだ。なるほど、そうか。朝青龍、白鵬そして日馬富士。ちゃんとモンゴルのシンボルの文字が入ってる。

元使塚


近づいてみると、五つの五輪塔に青い布に巻かれている


御塔婆には元使正使、誰それの戒名が。


ぼくは赤い帽子の六地蔵さまの木陰でしばらく休憩した


そして、龍の口刑場の跡まで歩いた。ここは、日蓮さまの法難の地として知られている。あやうくここで亡くなるところだった。奇跡が起こった。その後、龍口寺が建立される。


龍口寺。七月十四日未明の強風で法難を受けていた。白椿の木が倒れ、そばの淨行堂も倒壊した。


青衣のお堂の屋根


五重塔は大丈夫だった


山門前のデイゴの木も大丈夫だった。今年は見逃してしまったが、真っ赤な花が見事。よかった無事で。


・・・・・

そうだ、そういえば、なでしこジャパンも青衣の女。
勝ってよかったですね。起きていた甲斐があった。でも前半、2点とったところで、安心したせいか、うとうとしてしまった。目が醒めたときには、ちょうど終わるところ。後半に1点入れられていて、あぶないところだった。初戦で勝ち点3は大きい。



今日は青衣の男。がんばっておくれやす。スペイン相手では引き分けで 
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満福寺の眠り猫

2012-07-25 22:40:00 | Weblog
満福寺の眠り猫にはあきれてしまう。だって、受付でお客さんを迎える役をしているのに、くっくっといびきまでかいて寝ているんだから。それに寝相も悪いし。これでは寝相の悪さでは、(ぼくに)鎌倉一の折り紙をつけられた浄妙寺のモモコちゃんと甲乙つけがたしだ。それに、満福寺といえば、義経の腰越状のあるところ。腰越状といえば、涙なくして語れない物語。そんな悲話のお寺の門番なんだから、顔を真っ直ぐに上げて(できれば少し、悲しげな顔をして)、前脚を揃えて、腰を落とし、姿勢正しく、迎えて欲しいと思う。

義経ゆかりのお寺


その門番の猫がこんな恰好で迎えるんだから。


でも、境内の小憎もいつも、居眠りしているから、しょうがないかもしれない。


やさしいお母さんがそばにいるから、安心して寝てるんだろう。これも、しょうがないか。


お寺の中には腰越状が。涙で曇る。


襖絵は義経と静御前の物語が描かれている

腰越状をしたためる義経


かなえられず平泉に旅立つ、義経と弁慶


静の舞


由比ヶ浜で処刑のため、連れ去られる子を追う静御前


弁慶の立往生


こんな悲しい物語を観て、帰ってきたのに、まだ居眠りしていた。指で突いて、起こしてみたが、ぐっすり寝込んでいて、動きもしなかった。
本当にあきれた猫だと思った。くやしいので、満腹眠り猫とあだ名をつけてやった。


目の前を江ノ電が通り過ぎていった。


鎌倉花火大会に行こうと思ったが、江ノ電が超満員で乗れず、あきらめて帰った。
さあ、今日は夜更かしだ。がんばれ、なでしこ。


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そこに自分の考えはあるか 吉田秀和

2012-07-25 10:16:21 | Weblog
先日、NHKのクローズアップ現代で、”そこに自分の考えはあるか、音楽評論家・吉田秀和の遺言”が放映された。

吉田秀和の、”そこに自分の考えはあるか”が遺憾なく発揮されたのは、誰もが熱狂して迎えた大ピアニスト、ホロヴィッツの来日公演のときだった。すでに全盛期を過ぎた神様の演奏に対して、“ひびの入った骨董”と一蹴した。一方、誰もが認めなかった、風変わりなバッハを弾くピアニスト、奇才、グレン・グールドを高く評価した。

今日の日本人は”流行”に恐ろしく敏感になっている。何かがはやると誰も彼も同じことをしたがる。こんな具合に流行を前にした無条件降伏主義、大勢順応主義と過敏症を、これほど正直にさらけ出している国民は珍しいのではないかと、私は思う、と吉田秀和。

日本人に、自立した精神を訴えつづけた、人生の最晩年に最悪の絶望的出来事が起こる。想定外ということばを連発する人々の姿。まだ日本人にはみずから考える力が備わっていなかったのではないか。この国は病んでいる、とかってない言葉が原稿につづられた。と、ナレーション。

慶応の片山杜秀さんが補足する。やっぱり音楽、クラシック音楽、ほかの文化芸術でも、それを味わうということは、批評家が説明してくれたってやっぱり分からないわけで、自分で一生懸命想像して、あと論理の力を発揮させて、一生懸命鑑賞しないと分からない。そういうものにたくさん触れていれば、もっとイマジネーションが豊かになって、世の中の非常事態みたいなものに対しても、対応できるというか、何が起きても、こういうこともあるだろうっていう想像力が培われているはずだ、ところがそうなっていなかった。ご自分がやってきたことも含めて、とっても最後に衝撃を受けられていたと思います。

ぼくは原発事故が起きてから、現代日本の最高の知性のひとり、吉田秀和さんがどういう考えをもっているのか、知りたかった。しかし、主要なマスコミでのコメントはなかったように思う。先日、ブリヂストン美術館での”ドビュッシー展”のギフトショップで、”レコード芸術/7月号”を買った。ドビュッシー特集号で、かつ追悼特集、吉田秀和の記事があったからだ。吉田秀和の遺稿となった、死の前日、受けとったという、直筆原稿も掲載されている。

その雑誌で、吉田秀和への追悼文がつづき、ある文章の前で立ち尽くしてしまった。それは、吉田が館長をしている水戸芸術館に大震災20日後に訪れたときの全職員への挨拶文である。録音されておいたのだろう、それを文章化したものだった。その中に原発事故についての考えが述べられていた。もちろん、クローズアップ現代の前だったから、ぼくは、はじめて、彼の考えを知ることができたのだ。要約して以下に掲載する。

巨大な地震や津波が来て、想定外だったと言っているが、でも日本にも、何人かは学者もいるでしょうし、あれだけの危険なエネルギーの源泉を日本のあちこちに建てるについては、当然、国民の生命と財産の安全に責任を持った上での仕事だろうに、想定外ということで間に合わせるような気風を見ていると、その人たちを責めるというより、やっぱり僕たち、日本人全体としてイマジネーションが貧弱だったのかな

それから、みなさん、身体を大事にしてね。大津さん(事務局長)に叱られようと、絶対守るべきは、自分のための時間をつくること。自分を豊かにすることが大事です。もう二度とないんだよ、一生は。じゃあ元気でね。

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イチロー ヤンキースへ電撃移籍

2012-07-24 22:11:54 | Weblog
イチロー、ヤンキースへの電撃移籍。

今日は、朝早くから遊びに出ていたし、それにスマホのバッテリーが切れてしまっていたので、このニュースを知ったのは、午後4時過ぎだった。上野から帰りの山手線車内のテロップニュースに、イチロー、ヤンキース、初安打、の文字が。ええっ、何かの間違いじゃないのかと思った。

そして、東京駅の新聞スタンドへ。夕刊紙の見出しには、”イチロー/電撃トレード/ヤンキース”。間違いなかった、ぼくは、暑かったせいもあるけれど、つい、ふらふらとスタンドに倒れこみ、自然と、手には、日刊ゲンダイがにぎられていたのであった。


東海道線の車中で新聞をゆっくり読んだ。日本時間、午前8時に記者会見、その3時間後にピンストライプのユニホームを着て、マリナーズ戦に出場ということだった。まさに、電撃移籍。さすがメジャー。さすがみなさん口がかたい。あるいは、本当に即断即決か。

イチローの場合は、考え抜いてのことでしょう。そして、その結論は、王さんのコメントの通りでしょう。




今、思えば、午前11時からのヤンキース・マリナーズ戦を見逃してしまったのが非常に残念。もっと早く、わかっていれば。
イチローが初安打を放ち、盗塁も決めた。ヤンキース、イチローの初の出場試合に、黒田が投げて10勝目、花を添えた。

ぼくも花を添え、お祝いしたい。

上野不忍池の蓮の花。


上野大仏前の山百合。


上野公園の噴水も祝い酒


祝い酒に酔った字がいっぱいだった、トーハク。


電撃移籍に、元素も不思議がっていた、科博。




電撃移籍に思考停止になり(笑)、待ち時間30分になっていた、青いターバンの少女の都美。

彼女には会わないで(一度みてるので)、こっちをみた。意外と面白かった。無料だし。


歴史的な一日に、結構、遊び廻った吾輩であった。

・・・・・

翌朝の追加画像(笑)

俊足イチロー



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