気ままに

大船での気ままな生活日誌

9月30日 東慶寺 金木犀の香り

2014-09-30 18:31:01 | Weblog

9月末日。東慶寺の金木犀の香りをお届けします。えっ!香りを届ける?ご心配なく。ぼくの写真には仕掛けがしてあり、花の部分を軽く、撫でてもらうと、ぷーんと金木犀の香りが流れます。本当ですよ。やってみてくださいね。

北鎌倉駅から歩きはじめ、東慶寺に近づくと、ほのかに甘い香りが漂ってくる。おっ!金木犀の香りだ!普段は目立たないが、この時期になると、お寺の参道口の、大きな金木犀の存在に気付く。近づくと、もう真っ盛りといってよいほど小さな花をいっぱいつけていた。

香りを嗅ぎたい方は、下の写真の、矢印の花をマウスで撫でてください。

えって!香ってこないって?そうそう、忘れてました。撫でながら、歌舞伎の”外郎売り”の早口言葉を言う必要があります。

本当に東慶寺の金木犀?と疑う人あらば、これをみよ!

境内は花盛り。





野葡萄はもう一息。見頃は来週カナ。

では、みなさん、よい10月をお迎えください。すぐ、年の暮れですね。早くこいこいお正月!

訂正
はじめ、今日が10月1日かと思って、タイトルも10月1日としてしまった。9月30日と訂正します。
ボケたかな。そういえば、ボケが狂い咲きしていたっけ。



 

 

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菱田春草展

2014-09-30 11:22:37 | Weblog

下村観山に第三の男とはいわせないと言わせた男(笑)、大観と並ぶ再興院展の巨匠、菱田春草。その回顧展が東京国立近代美術館で開催されている。初日に出掛けたが、感想文はだいぶ遅れてしまった。

何と、春草の作品に重要文化財が4点もあるという。これは、近代美術家の中でトップだそうである。それも、36歳という短い人生の中で。それらが、前後期合わせて、全部、みられるというのだから、又とない機会。ただし、前期は、”王昭君”、”賢首菩薩”そして、”落葉”の3点。”黒き猫”は”落葉”と入れ替わり、後期でしかみられない。その代わり、別の黒猫がいるので猫好きへの配慮は怠りない(笑)。

もう、若くはないから、本箱は増やさないと、今回も図録は買っていない。それに代わる参考書として、昨日、図書館で”日本の名画/菱田春草(中央公論社)を借りてきた。重文4点をはじめ主要な絵画がうつくしい画像で載せてあるし、評論家の文章も面白い。

大岡信が、こんなふうに述べている。もし春草が、最晩年の”落葉”と”黒き猫”を描くことなく、亡くなっていたら、これほど多くの人に愛される画家になったかどうか疑わしい。二十代に描かれた水鏡、菊慈童、稲田姫、王昭君は春草らしい、優れた作品ではあるし、その後の作品も素晴らしいものではあるが。三十代にインド、欧米に渡り、”春野”、”風”、”夕の森”など印象派やターナー、ホイッスラーあたりをみつめてきたことを伺わせる作品を描く。さらに、”賢首菩薩”、”紅葉山水”のような澄明堅牢な作品を描き、”秋木立”に始まる、一連の落葉シリーズを経て、六曲一双の”落葉”や”黒き猫”の高みに達するのである。

では、その最高傑作から入ってみよう。ぼくはむづかしいことはわからないが、この秋の雑木林の寂寥感が好き。目の治療にため、五浦から代々木に移ってからの作品で、近くの雑木林を描いたものだ。木々の幹が視覚より触覚的に誘いかけてくると、大岡は言う。なるほどと思う。

秋木立は、その8か月前に描かれた。

いきなり、クライマックスから入ってしまったが、展覧会ではほぼ時系列に進行する。1章日本画家へ/考えを描く 

16歳の作品”海老とさざえ”から始まり、学生時代の作品 ”秋草山水”、そして、卒業後の入選作品”水鏡”。天女もいつかは美貌も衰えるというテーマで水面に映る影でそれを表す。初期の代表作という。

2章 朦朧体へ、空気や光線を描く
輪郭線を描かずに、空気や光を描くという”朦朧体”。朦朧と言われるくらいだから、当時の画壇では酷評されたが、渡米したときには高く評価されたようだ。24歳、”秋景(深山紅葉)”は朦朧体の典型。ぼくはもう老体(爆)。そして”菊慈童”。周のぼく王の待童で、とがを受け、山奥に捨てられた。水だけを飲んで生き延び、いつまでも少年の姿だったという伝説が画題。朦朧とした紅葉の山奥に包み込まれるように少年がひとり。

そして、朦朧体がもたらした実りといわれる、名作、”王昭君”が生まれる。画家に賄賂を渡さなかったため、醜く描かれ、野蛮な匈奴の王の元におくられることになった王昭君。ぼくも好きな絵でござる。

あの素晴らしい王昭君をもう一度(笑)

3章 色彩研究へ:配色を組み立てる
いくつかの作品について、使用絵具の調査をすすめたところ、”賢首菩薩”では、何種類かの西洋顔料が使われていたようだ。研究熱心な春草らしい。賢首菩薩は描いた当時はあまり評価されず、展覧会ではあわや落選だったが、天心、大観の後押しで二等賞になった。それを伝え聞いた春草は、来年はもっと程度を下げて、審査員に分かるような絵を描こうかと言ったそうだ(笑)。いつの時代でも、どの分野でも同じ(笑)。この頃から目がおかしい、と言っていたらしい。

”風”。欧米から帰国1年後に描いた作品。英国風景画の影響が強くみられる。

そして、最終章へ ”落葉”、”黒き猫”へ、遠近を描く、描かない 

ここで”振出しに戻る”(笑)だが、絶筆といわれる”早春”をフィナーレに。その17年後の春草未亡人の話が残っている。黒い猫のあとで金屏風を一枚、描きましたが、そのときは全く眼が駄目になっていて、絵具を溶かしている私にかくして、そっと涙を拭いていたときの春草の姿は、今も手に取るように思い出します。

 

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横浜のデパートで目の保養

2014-09-29 18:22:20 | Weblog

今日は横浜高島屋で開催中の芹沢けい介の世界展を観に行った。これはこれで素晴らしかったが、同じ階で開かれていた、こちらは無料のバカラ展と民藝展もとても良かった。いいものばかりで、つい長居、たっぷり目の保養をさせてもらった。

芹沢けい介の世界展:感想文は別途。

バカラ展:1764年、ルイ15世により、フランス、ロレーヌ地方のバカラ村にガラス工場設立が許可される。創設250周年記念。

目の保養

民藝展:柳宗悦は、1934年に全国を訪ね、蒐集した民藝品1万数千点を東京の高島屋で展示販売の”現代日本民藝展覧會”を開催した。それから、ちょうど80年。日本橋と横浜高島屋で”用の美とこころ/民藝展”が開催された。

ナハもバカラに負けない

横浜タカシマヤの開店55周年を記念して55体のローズちゃんが大集合!大ヨコタカ祭!昨日の藤沢のお祭りにつづくお祭り男(滝汗)。


同じ8階のレストラン街でランチ。たまにはバカラ風高級フレンチでいこうと思ったが、お財布と相談、民藝風麺類となった(汗)。

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藤沢市民まつり 二日目

2014-09-29 09:08:23 | Weblog

土・日に行われた、藤沢市民まつり。鎌倉市民ですが、二日共、行ってきました(汗)。初日の遊行寺会場のイベントはとても良かった。二日目の藤沢駅周辺会場もまたとても良かった。ぼくの好きな、お神輿がたくさんみられたから。幸せな日だった。

まず、お神輿からスタートしましょう。

南口の広場のお神輿。ぼくは歩道橋から見学。

北口の柳通り大パレードでは、踊りのチームが次々と。

ハゼの木広場の舞台ではフラダンス♪

サンパール広場の舞台では、阿波踊り♪

パレードの山車

祭囃子

屋台だよ

柳通り渡御を待つ神輿の連隊


JRくんもまつりに参加

今日は、横浜高島屋で芹沢鴨展を 寄らば切るぞ。



 

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大相撲秋場所の星取り予想はどうだったか

2014-09-29 08:31:22 | Weblog

 おはようございます。ごきげんいかがですか。さて、今朝の話題は、恒例の、ぼくの今場所の星取り予想はどうだったか、その自己評価についてです。

前半戦は、日馬富士の途中休場があったものの、両横綱と稀勢の里が好調で、豪栄道も2敗で留まり、今場所の優勝争いは面白くなるぞ、と思っていた。しかし後半に入ると、大関陣が突然、崩れはじめ、急速に熱がさめてくる。ところが新入幕の逸材、イチ(逸ノ城)が救ってくれた。白星を重ね、二大関、一横綱まで食って、なんと14日目には白鵬と相星決戦にまで持ち込んだ。あわや、100年振りの快挙となるところだった。

誰がイチの大活躍を予想をしただろうか。ぼくの予想は前頭3枚目以上の力士が対象だから、入っていない。すごいのがいることは知っていたが、せいぜい10勝程度と思っていた。来場所は、間違いなく、ぼくの予想対象力士に入ってくる。九州場所の予想が今から楽しみ。10勝はいくのではないかと思っている(早くも予想;汗)。

そろそろ本題に入ろう。ぼくの予想記事中にも書いているのだが、はじめ、稀勢は9勝6敗にしようとしたのだが、途中で気が変わり、今場所こそ初優勝としたのだ。結局、はじめの予想が当たってしまった。とほほ。とうとう、くんろく大関になってしもうたか。

稀勢の星取り予想は、はずれたが、白鵬、鶴竜、琴将菊、豪栄道は、ほぼ当てた。ただ、期待の遠藤、高安がはずれてしまったのがさみしい。遠藤は来場所はぼくの予想対象外となるが、大勝して戻ってきてほしい。惜しくも勝ち越しを逃した高安は来場所はイチと争い、二桁勝利、間違いなし!

さて、ぼくの成績。結論を先に言います。6勝6敗3分で勝ち負けつかずでした。以下に詳細を記します。

。。。。。。
左が予想星取り/右が実際の成績 ±1であれば〇、その他は●、途中休場は△

稀勢の里14勝1敗/9勝6敗●白鵬13勝2敗/14勝1敗〇、日馬富士11勝4敗/途中休場△、鶴竜10勝5敗/11勝4敗〇、高安10勝5敗/7勝8敗●、豪栄道9勝6敗/8勝7敗〇、琴奨菊8勝7敗/9勝6敗〇、遠藤8勝7敗/3勝12敗●、嘉風7勝8敗/7勝8敗〇、常光龍 6勝9敗/4勝11敗●、照ノ富士6勝9敗/6勝9敗〇、豪風5勝10敗/7勝8敗●、千代大海5勝10敗/途中休場△、豊ノ島5勝10敗/途中休場△、碧山4勝11敗/10勝5敗●

ぼくの成績 6勝6敗3分 △

。。。。。

白鵬、千代の富士に並ぶ31回目の優勝。 来場所、32回目を阻むのは稀勢の里か逸ノ城か。

ぼくが国技館でみた逸ノ里。豪栄道を破る。この日から一気に脚光を浴びる。

朝散歩で金木犀の香り

 

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MOMATコレクション展

2014-09-28 10:19:49 | Weblog

まだ記事にしていない展覧会関係のちらし類が10ほど机の上に溜まっている。なんとか片付けようと思うのだが、毎日、書きたいことが山のようにあるので(汗)、つい後回しになってしまう。今日も、藤沢のおまつりに行くが、その前にひとつでもあげておこうと思う。なるべく簡単に済むもの、そうだ、これがいいと選んだのが、MOMATコレクション展。ここに、ぼくの好きな東山魁夷コーナーができていたので、それを中心に。この東近美も、トーハクやハマ美と同様、常設展はカメラOKなのがうれしい。

では、いきなり東山魁夷展とまいりましょうか。魁夷の作品名はむづかしい字が多いので、ひらがなにしています。

秋えい

映象

黄よう

山かげ

白夜光 (フィンランドのクオビオで取材したとのこと)

雪降る

藤田嗣治コーナーもあったが、ここでは二点展。 

少女

五人の裸婦

おわりに、豪華三点セット。屏風まつり(笑)。

下村観山 唐茄子畑

 

平田松堂 木々の秋

 

 加山又造 千羽鶴 (鹿児島の出水で、数千羽の鶴が飛び立つのを観察したとのこと) 山種美術館の千羽鶴も又造製。

菱田春草展初日に、このコレクション展をみた。”菱田春草展”はまだ記事にしていない。次はこれでいこう、とプレッシャーをかけておく(汗)。

。。。。。

今日のまつりはお神輿が出るそうだ。藤沢市民まつり大パレード、これは見逃せない!

これは、おまつりとは関係なく、MOMATの作品です。

 

 

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遊行寺で藤沢市民まつり

2014-09-28 08:23:50 | Weblog

おはようございます。今日、未明のヤンキースの田中、有終の美を飾れませんでした。でも、トータルの13勝5敗の成績はたいしたもの。また、トップバッターで出場したイチローは21年連続100安打達成!すごいこと。さて、今朝の話題は昨日のおまつりのこと。

お隣りの町のお祭りなのに、こちらに越してきてから10年近くになるのに、今年がはじめての藤沢市民まつりの参加。偶然、前日に遊行寺を訪れ、まつりのことを知ったから。土、日の二日間で、主会場は藤沢駅前と遊行寺境内。まず、土曜日は、遊行寺会場へ。駅前でもらった、まつりプログラムに、ぼく好みのイベントがたくさんあることを知ったから。お昼頃から4時頃まで、たっぷりお祭りを堪能してきました。

12時にはじまった、舞台でのイベントは浅草から来られたちんどん屋さんチーム。ひばりさんのお祭りマンボの演奏からはじまって、最近の”ありのままに”まで」。ザピーナツならぬ、”くるみ”のデュエットによる恋のバカンスや、聞きなれた懐かしのメロデェーも。さらに、ちんどんやさんだけではやっていけませんと、笑わせて、さてさてさては南京玉すだれと見事な演技。30分、会場をわかしつづけた。そういえば、子供の頃からちんどん屋さんが好きで、遠くまであとをついていったものだ(汗)

次のイベントまで30分、間があるので、お寺の石に座って、たこ焼きと缶ビール。そのあと、お猿さんをみたり。お兄さんとお猿さんが同じペットボトルのポカリスエットを飲んでいた。自分の子供みたいなもんだんね。

そして、お待ちかね、照手姫仮装大会。遊行かぶきを観ているから、どんな照手姫が出てくるか。大勢の仮装した姫が出て来るのかと思ったら、遊行かぶきで照手姫を演じた俳優さんだけ。そして小栗判官の仮装をした俳優さんも。

そあとは、ダンススクールの生徒さんの演技。じょうずだこと、幼稚園児から高校生まで。激しい踊りにびっくり。お母さん方が観客席から撮影。


ヤンキースの帽子で。この子たちはいろいろの大会に出場して活躍しているとのこと。さすがにうまい!


そして、これも楽しみにしていた小田原外郎売りの口上。二代目市川団十郎が咳の病で舞台に立てずにいたのだが、うわさできいた”ういろう”を試したところ、全快し、再び舞台に立てるようになった。団十郎は、感激し、当時1泊行程の小田原までお礼に出向き、それが縁で、団十郎作の”外郎売り”が上演されるようになった。また小田原ういろうの祖先は京都祇園祭の蟷螂山をつくり、現在でも”かまきり山”として人気がある。ぼくは、尾上松也の早口言葉を新橋演舞場で聞いた。花子もラジオ出演の前に外郎売りの早口言葉で練習したそうですよ。

研究会のみなさん。さすがにおじょうず。

そして、最後は元横綱曙出場のプロレス!強くて、コミカルで大人気。




プロレスショーのあとは、遊行かぶき”きつね葛の葉”があったけど、この子が待っているのでね、帰りにけり。

今日もまつりだ。

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世紀の一戦、白鵬制す 付録:お相撲さんの着流し姿

2014-09-27 21:36:55 | Weblog

こんばんわ。御嶽山の噴火にはびっくりでしたね。最小限の被害で済むように祈念します。

さて、新入幕、逸ノ城の噴火にもびっくり。大新聞も一面で取りあげ、NHKニュースもトップで報道し、普段、相撲をみていない人にまで関心が寄せられているようです。もし、今日、14日目に横綱・白鵬に勝つことになれば、2日連続金星となり、これは、前例のない、大相撲史上初の快挙となるようです。

まさに世紀の一戦です。固唾飲んで見守ったことは言うまでもありません。イチ(逸ノ城)の快挙を願う一方、そう簡単に、天下の大横綱に負けて欲しくない、という複雑な気持ち。ただ、イチも白鵬も注文相撲だけしないで、正々堂々と戦ってほしいと願いつつ、テレビ画面に釘づけでした。

それでは、白鵬対逸ノ城の対決。四コマ写真で。

と、いうわけで、四つに組んで、堂々の相撲。まずは、実力通りの白鵬の余裕の勝利で終わった。いってみれば、独立もしたいが、英国から離れたくもないというスコットランドの人々の、独立反対が決まり、ほっとしたような気持ちというか。

でも、まだ千秋楽の大逆転があるかもしれない。新入幕の幕内優勝は、100年振りの快挙となるノダ。最後まで、がんばれイチ!

。。。。。

以下付録です。

12日目、場所入りのお相撲さんの着流し姿をご覧ください。

宝富士


逸ノ城

豪風


時天空

玉鷲


千代丸

照ノ富士


旭天鵬

安美錦

松鳳山

豊ノ島

遠藤

明日未明、ヤンキース田中将大の登板。14勝目なるか。早めに寝て、待機せねば。では、おやすみなさい。

 

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遊行寺 小栗判官と照手姫

2014-09-27 10:28:26 | Weblog

先日、藤沢湘南台のホールで、白石征作・演出の遊行かぶき”小栗判官と照手姫”を観てきた。そのとき、この物語と縁が深く、また小栗判官と照手姫のお墓のある遊行寺に近い内に出掛けようと思っていた。思いのほか、早く実行することが出来た。

藤沢駅を降りて、遊行通りを抜け、ぶつかる大通り(467号線)を左に10分も歩けば、遊行寺に到着する。その間、道の両側の東電トランスボックスに藤沢に関連する浮世絵が写真ラッピングされているので、ただの車道を歩くのとは違って、楽しい。それらの中に、小栗判官と照手姫の物語のものをいくつかみつけた。プロローグに(笑)、まず、その浮世絵から。

照手姫


小栗判官

これは、弁天小僧菊之助です。江の島も藤沢市なのでネ。

あっという間に、時宗の開祖、一遍上人(遊行上人)が迎えてくれる。初代以降三代までは踊り念仏で諸国を廻り、寺をもっていないが、第4代の遊行上人がここに道場を建てられ、それが遊行寺となった。現在、時宗の総本山である。小栗と照手姫に係るのは十四代(大空上人)である。

本堂にお参りしてから、宝物館で特別展”遊行寺とおぐり”が開催していることに気付き、これはラッキーと迷いなく入る。たった一人の観客!花子とアンの弥生美術館とはえらい違いで贅沢できた(笑)。

ここでは、遊行かぶき等の説経節おぐりではなく、”小栗略縁起”を基にした内容が紹介されている。”史実”である。室町時代、足利持氏に謀反の疑いをかけられた常陸の国の小栗判官と家臣10人が、一族の住む三河に落ちのびる途中、藤沢宿近くの豪族、横山大膳邸に身を寄せる。しかし、大膳は彼らから金品を奪おうと、人喰い馬、鬼鹿毛(おにかげ)をしかけるが、乗りこなされる。次には毒入り酒を飲まされようとするが、事前に妓女、照手姫から聞いていて拒むが強要され、毒殺され、上野ヶ原(藤沢市)に投げ捨てられる。しかし、判官は閻魔大王の慈悲と夢告に現れた大空上人により蘇生。土車に乗せられて、熊野の湯の峰温泉へ送られる。つぼ湯で湯治し、復活した判官は、謀反の疑いを晴らしたあと、横山を成敗し、照手姫と再会。その後、仲良く暮らす。子息が遊行寺の池の畔に、父と十勇士の墓を建てる。照手姫は尼になり菩提供養した

展示品としては、一遍上人の生涯を描いた絵巻”一遍聖絵”(国宝)や軸装の小栗判官の図、大空上人像。江戸時代に書かれた、小栗の一代記ものの書物や草双紙など多数、そして、はじめに紹介したものを含む、浮世絵が二十枚ほど。照手姫の姿見古鏡や持仏聖観音も。めずらしいものでは、人喰い馬、鬼鹿毛の鐙と轡も。そうそう、京都の六波羅蜜寺で観た、空也上人とそっくりな像が。てっきり復元かと思ったが、京都のは若いとき、これは晩年の空也上人だそうだ。たしか、ふけた顔をされていた。平安時代中期の僧で踊念仏の祖とされる方だ。

 

これは、六波羅蜜寺の空也上人。

そして、本堂の脇を通り、長生院へ。境内の小栗判官と照手姫のお墓がある。

小栗判官と十勇士のお墓

照手姫のお墓

照手姫が建立した厄除け地蔵

なんと、小栗判官に調教された人喰い馬、鬼鹿毛のお墓まで。

”照手姫”という名の花桃が、”遊行かぶき”により記念植樹されていた。この品種は、大船フラワーセンターでもみている。

遊行寺の境内には大きな舞台が建てられていた。藤沢市民まつり。念仏踊りがあるのだろうか。みてみたい。本来は、この踊りは、女性でも足を上げたり、胸をはだけたりと、激しい踊りだったらしい。復活を願いたい(汗)。

まつりが今日から始まるらしい。

さあ、今日は、これから、お祭りだ!

 

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新入幕イチ、41年振りの金星で優勝争いトップタイへ 

2014-09-26 20:53:40 | Weblog

秋場所13日目は大変なことになった。やっぱり、昨日ではなくて、この日に国技館へ行けば良かった。何故って?

それはネ、まず、第一に、イチ(逸ノ城にぼくがつけたあだ名)が、なんと41年振りに新入幕力士が横綱を破る金星をあげたこと。それも、終盤の戦いで、自身が優勝争いのトップタイにたったという大事な一番。こんな大金星に大歓声があがらなかったのは、なんと、10日目の稀勢の里戦につづく、立ち合いの変化があったこと。それも、それも、初めから計算づくだったと、堂々と述べている。うーんと首をかしげたくなるような言動だが、鶴竜もよくやっている手だから文句はいえない。

勝っても、素直に喜べない顔。イチ!明日は真面目にやれよ!

その一番前の白鵬。全勝優勝かと、解説者が言った、そのすぐそのあと、豪栄道豪太郎に3連敗となる痛い黒星。明日のイチ戦にも暗雲。

豪太郎、意地の新大関の勝利。勝ち越しへ、あと一番!

稀勢もようやく勝ち越し。残り連勝し、二桁勝利で来場所につなげたい。

さあ、明日、14日目はイチと白鵬対決!イチ、今度は四つに組んで、白鵬に圧勝しろよ!そして、100年振りの新入幕優勝を飾りたい。

。。。。。

この日、ヤンキースのジーター、本拠地最終試合だった。自身のサヨナラヒットで最後を飾る。

イチローも、ヤンキースタジアムはこれが最後か。

ジーターの親友、松井も来ていた。

もう、そろそろ10年たつのかなあ。五番松井のヤンキースタジアム開幕三連戦を観に行ってから。一番ジーターがホームラン打ったけ。

あとはマー君にまかせて!新旧交代、ヤンキース!来春は、10年振りに開幕三連戦に行こう!マー君の先発をみなくちゃね。

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