気ままに

大船での気ままな生活日誌

根津美術館で井戸茶碗と紅葉を楽しむ

2013-11-30 09:15:31 | Weblog
先日、三井記念美術館で、国宝の志野茶碗/銘卯花墻を観たばかりだが、また根津美術館で国宝茶碗を観ることができてうれしい。もし、前日の五島美術館に光悦の白楽茶碗”不二山”が来てくれていたら、三連勝となったところだった。でも、国宝茶碗といったら、全国で7点しかないのだから、二連勝でもたいしたもんなのだ。あとは、曜変天目茶碗3椀そして、大阪の油滴天目と玳玻天目茶碗(承天閣美術館)。全制覇にあと一つとなった。

さらに、重要文化財も数点含む、大井戸、小井戸、青井戸と約70点の展示。井戸家の親戚大集合みたいで、似たような顔ばかりだが(笑)、それがまた、なかなか壮観だった。

それでは、親戚代表として、国宝、喜左衛門さんにご登場願いましょう。京都大徳寺孤蓬(こほう)庵の所蔵で、見所のポイントは、大らかな作振りの素朴な姿と枇杷色釉の色調とが相まった静寂さの中に、削り取られた竹の節高台まわりと梅華皮(かいらぎ)釉との激しい景色の美しさということでございます。とくとご覧じろ。以下の写真は、ちらしとNHK日曜美術館の画像からのものです。

大井戸茶碗/銘 喜左衛門。


梅華皮(テレビから)


ご親戚重鎮の方々。 すべて重要文化財。






ちらしの写真にはなかったが、日曜美術館で登場。越後さん。ちょっと濃い目の化粧が魅力です。



さて、展覧会はこれくらいにして、庭園の紅葉の部にうつりたいと思います。ちらしの上に乗せた、庭園のもみじとイチョウの葉からスタートです。





















 
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外苑いちょう並木 最高の見頃

2013-11-29 18:26:28 | Weblog
今日の東京散歩は、なかなかのものだった。恵比寿駅ビルで昼飯を掻きこんで、広尾の山種美術館に向かう。”古径と土牛展”を観て、通称”青山美術館通り”を抜けて、南青山の根津美術館へ。(はじめて歩いた道だが、意外と近いのにびっくり、これから常習になりそう)。ここで、まず、庭園の紅葉を堪能。素晴らしい、前日観た、五島美術館よりずっといい。そして館内の”井戸茶碗展”も堪能。はじめの予定では、ここから新宿御苑の紅葉の予定だったが、のんびりし過ぎて、予定変更。そうだ、ここからそう遠くない外苑銀杏並木だ、と歩くき始める。 銀杏並木の前に出て、びっくり。最高の見頃を迎えていた。背景の青空も完璧だし、今まで来たうちでも最高かも。

今日の散歩はなかなかのものだった、というよりか、久々の逆転満塁ホームランだった。”新婚さんいらっしゃい”の三枝(今は文枝師匠でしたっけ)のむかしのギャグだけど。







新婚さんいらっしゃい


オートバイもいらっしゃい


カフェーは満席










次回は根津美術館の紅葉を。


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五島美術館で憩う 光悦と紅葉

2013-11-28 14:23:11 | Weblog
上野毛の五島美術館で開催されている”光悦展”が残りあとわずかというので、駆け付けた。光悦は、ぼくの一番のお気に入り芸術家の一人で、この展覧会を見逃すわけにはいかなかった。

第一展示室に入ったとたん、光悦の作品群が目に飛び込んでくる。中央に茶碗などの陶芸や、漆芸。右壁側には書状、正面と左壁際には装飾料紙に書かれた書など。それらが一斉にぼくにオーラを放ってきて、ぼくをくらくらさせた。一つひとつ観ないでも、もうこれで帰って十分ていうくらい。でも、もったいないから、一つひとつ観た。

正面席に陣取っているのが鹿下絵新古今集和歌断簡だな、と直感し、つかつかと音もなく近寄る。やっぱりそうだ。お久しぶりでござんす、光悦どん。この三月に、鹿下絵は、ここ五島美術館と、山種、そしてMOAの三館で一斉に展示され、すべて廻って、鹿下絵制覇に成功している(汗)。それらが、前後期合わせて一堂に会しているのだからうれしい。西行の鴫立つ沢が載っている山種のは後期には帰ってしまったのは残念だが、サンリツ服部美術館のが来ていて、おまけに和歌は西行のだったのがうれしい。おぼつかな秋はいかなる故のあれずすずろに物の悲しかるらむ 言うまでもなく、鹿の絵は宗達、琳派の両横綱のコラボ。

そして、美術館初公開という花卉鳥下絵新古今集和巻、続いて、ぼくも観ているはずのMOA所蔵のものがいくつも並ぶ。忍草摺下絵古今和歌集和歌巻、花卉摺下絵新古今集和歌巻など。こんなにたくさんの光悦の和歌巻をみられて幸せ。光悦の書は美しい料紙の上に散りばめられたときが一番、映える。一気に書く、緊迫感も感じられるのがいい。実は、ぼくは書がよく分からないけど、どういうわけか光悦どんの書は一目ぼれ。こんなにぼくの気持ちと合う字はない。気ままな字のかもしれない(爆)。

そして、茶碗。光悦の茶碗はこのブログを始めた7,8年前頃から、気になりはじめ、なんともいえない味わいにフアンになった。ここでは、あちこちで観た光悦茶碗が勢ぞろいしている。 森川如春庵が17才のとき初めて手に入れ、その審美眼を認められたという黒楽茶碗”時雨”も居るし、これも如春庵が十代で所持した赤楽茶碗”乙御前”もいる。畠山所蔵の赤楽茶碗”雪峯”も胴の太い窯割れを、どうでえーと見せびらかしていた。益田鈍翁が所蔵していた白楽茶碗”冠雪”も。国宝の白楽”不二山”はおいでにならなかったが。自由自在な茶碗ばかり。こんなにたくさんの光悦茶碗をみるのははじめてかも。それで、いつもは買わない重い図録を買ってしまったのだ

この図録は、庭園に出てから、とても役にたった。小春日和の中、紅葉のうつくしい庭園のベンチに腰かけて、もう一度、ゆっくり図録をながめ、楽しめたから。一時間ほど、広い高低のある庭で憩う。また展示室に戻り、第一部の”本阿弥家と光悦”で、家系図やらお孫さんがつくった光悦の木像を眺めたりした。

美術館内と庭園内で光悦を味わえたステキな午後でごわした。

。。。。。

鹿下絵新古今集和歌断簡(サンリツ服部美術館所蔵)


黒楽茶碗 ”時雨”


黒楽茶碗 ”雨雲”


赤楽茶碗 ”乙御前”


赤楽茶碗 ”十王”


赤楽茶碗”雪峯”


白楽茶碗”冠雪


飴釉楽茶碗


五島美術館前の紅葉


庭園内の紅葉










これは庭園内に”展示”されている、彫刻家、瀧口和男の展覧会”陶”の作品です。庭との共生がテーマですので、あまり目立ちません。これを捜すのも面白いでしょう。


光悦どん
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浜離宮・紅葉&鳳神社・酉の市

2013-11-27 21:57:56 | Weblog
ブログ・タイトルだけからだと、明確な目的意識の基に、この二つの場所を訪ねたようにみえるが、そうではない。いつものような、(いやそれ以上に)、気まぐれ散歩のなれの果てである(汗)。

今日は、実はパナソニック 汐留ミュージアムの”モローとルオー展”を観るつもりで出掛けた。”終幕間近の展覧会シリーズ”の一環である。と、ところが、水曜日が休館日であったのデアル。美術館は月曜休館に統一してくれよ、といつも叫んでいるのだが(汗)、また引っかかってしまった。サントリー、新美、浜美、何度、網にかかったことか。もう、モローとルオー展イカナイゾ、イッテアゲナイ!覆水盆に返らずダ! 人生街道にも似たようなことがある。ちょっとしたことで、嫌気がさして、別の道を歩むとか。

さて、それで、向かいの浜離宮に進路変更したわけ。”人のゆく裏に道あり花の山”じゃないけれど、そこの紅葉がまたすばらしかった。}至る所に青山ありデアルと、すっかり満足して、パナソニックのことは許してあげた。数日後、行きます。

楽しんだあと、船に乗って浅草へ行こうと思って、船着き場へ行ったら、出航したばかり。40分も待つという。そんじゃしょうないな、新橋駅へ戻ろうと大手門を出ると、築地が近いことを知る。そうだ、昼飯は築地場内市場でいこう! 急に元気が出て、走るように歩く(汗)。本当に汗がでるくらいの小春日和。

と、ところが、場内市場に入ったら、お店がみんな休み。何と今日はめったにない休市日だと。がーん。本当に何て今日は、運の悪い日だろうと、てくてく歩いて市場を出た。そしたら、勝鬨橋の近くにラーメン屋さんが並んでいるのに気付いた。築地で博多ラーメン、というのもオツなもの、と入ってみた(汗)。と、ところが、これがとてもおいしくて、すっかり機嫌を直したのだった。

さらに、ぼくをご機嫌にさせたのは、食後の隅田川沿いの遊歩道。遠くに月島のマンション群をみながらの次の佃大橋までの散歩。これが、とても気持ちが良かった。そして、佃大橋から清方どんも住んだこともある築地明石町を歩く。外人居留地のあったところで史跡も多く楽しめる。歩いているうち、地元の神社で酉の市が。三の酉だそうだ。ではと、日比谷線で入谷まで行き、鳳神社の三の酉を見学してきたという次第でござんす。

以上のように、本当に気まぐれな散歩のなれの果てでござんす。でも、ぼくの人生だって、気まぐれ散歩のなれの果てみたいなもんだけどさ。 楽しい人生の一ページでござんした。

以下、気まぐれ写真をつけておきます。

浜離宮











酉の市











築地明石町 (清方)
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ライプツィヒ ドイツ統合先導の”英雄の街” (東ドイツ旅#7)

2013-11-27 08:39:26 | Weblog
ぼくらがライプツィヒに到着したのは、11月9日だった。この日はドイツにとって、三つの記念すべき日なのだとガイドさんが教えてくれる。一つは、1918年11月9日、ヴィルヘルム2世がドイツ皇帝位・プロイセン王位から退位した(ドイツ革命)。二つ目は1938年、11月9日、ナチスのユダヤ人虐殺の口火となるクリスタルナハト(水晶の日)が始まる。そして、三つ目は1989年11月9日、ベルリンの壁が崩壊する。

このベルリンの壁崩壊そしてそれに続く東西ドイツの統合は、ライプツィヒ市民が先導的な役割を果たした、という。東ドイツの市民運動は当初、民主化に力点がおかれていたが、突如、東西統一に運動の矛先が変わった。そのきっかけとなったのが、ライプツィヒ市民のニコライ教会での”月曜デモ”と呼ばれる反体制運動であった。はじめのスローガンは”われわれは主権者たる人民だ”だった。それが40日余り後、1989年10月9日の7万人に膨れ上がったデモ参加者が口々叫んだスローガンは、”われわれはひとつの国民だWir sind das Volk”になっていた。この蜂起運動は瞬く間に東ドイツ全土に拡がり、その1ヶ月後にはベルリンの壁を崩壊させ、わずか1年後に東西ドイツが統一されたのであった。

ニコライ教会は”東西ドイツ統一の出発点”として世界史にその名を刻み、ライプツィヒの象徴となっている。周囲の広場の一角には教会の柱をかたどったニコライ記念柱が立ち、その足元には革命開始の日付と人々の足跡が刻まれたレリーフが埋め込まれている。”平和の祈り”も、現在も、毎週月曜日に営まれていて、終了後には小規模ながらデモ行進も行われるとのことだ。

翌日、ぼくらはニコライ教会の前に立つ。


教会の前の広場にたつニコライ記念柱。


その下にレリーフが。


1989年11月9日。 人々はこの街の勇気を讃え、ライプツィヒを”英雄の街(Heldenstadt)”と呼ぶようになったそうだ。


ニコライ教会の中を覗いた。ちょうど日曜礼拝中であったので写真は遠慮した。パイプオルガンがみえたが、ライプツィヒ生まれのワグナーも演奏したようだ。

ライプツィヒは音楽の街でもある。次回はそのテーマで。



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ナウムブルグでウタやニーチェに会う (東ドイツ旅#6)

2013-11-26 10:09:05 | Weblog
ドレスデンのステキな3日間を終え、ぼくらは次ぎの宿泊先、ライプツィヒに向かう。その途中というか、ライプツィヒを右にみて、さらに南西へ60キロ進むとナウムブルグという街に出る。そこで降りて、ウタやニーチェに会う。はあ?と思う人は最後まで読んでくだされ。エルベ川支流のザーレ川沿いの城下町。ドイツといえばビールだが、ここはワインの産地として有名らしい。

ちょっと歴史を。1012年にマイセン辺境伯エッケハルト2世がここに城を建てた。そして大聖堂の前身となる小さな教会も建つ。12世紀に通商都市として栄えたが、そのうち、ライプツィヒにその地位を奪われ、衰退。1568年、宗教改革を受け入れ、ザクセン公の支配下に。第二次世界大戦の被害はあまり受けなかった。

さて、まず、ウタに会いにいきましょう。ここが棲家です。

聖ペテロ・聖パウロ大聖堂 いろんな時代がつぎはぎのように。1028年に初期ロマネスク教会が建築されるが、13世紀に後期ロマネスク様式の新大聖堂が出来きたときに、クリプト(石造りの納骨所のような場所)が移される。さらに、西側内陣が初期ゴジック様式で再建、14世紀には東側内陣が盛期ゴジック様式で再建された。

4本の塔があるが、これも建築様式はつぎはぎとのこと。


クリプト。初期ロマネスクの大聖堂のクリプトとして12世紀に造られた部分


祭壇はロマネスクの素朴な磔刑像


東の内陣。 


聖母像


説教壇


司教ディートリッヒ2世の墓


この教会で最も有名なところは、西のルードスクリーンと西の内陣に置かれている彫刻。ドイツ初期ゴジック作品として代表的なものだそうだ。”ナウムブルグのマイスター”と呼ばれる一人の職人の作品群である。この中にウタがいるのでござる。

西のルードスクリーン。彫刻をみてネ。


そして、西の内陣に入ると、ステンドグラスの間に人物彫刻像が並ぶ。彼らは教会の寄進者たち。


とくに有名なのが、エッケハルト公の妻ウタ。美人で、この像に会いに来る人が絶えない。3枚撮ったが、手が震えて、みなぼけてそもうた(汗)。右側がウタ。


ウタはナウムブルグのシンボル、熊本のくまもん、船橋のふなっしーみたいな存在。町のどこでも、彼女の顔をみることができる。会えてうれしか。


ヘルマンとレグリンディス


さあ、大聖堂を出て、街に出てみよう。


ナポレオンも泊まったホテルもある。


ルターが滞在したという標識。


その家。


ニーチェはこの町のギムナジウムに通った。ニーチェの銅像がある。


ニーチェのお母さんが住んでいた家も残っている。


マルクト広場と市庁舎(左の建物)も近くにある。


ヴィンツェル教会もよかった。


バッハがテスト演奏したいうヒルデブラント(名前)・パイプオルガンもあり、たまたま演奏していた。
 

そうそう、クラナハ(父)の絵を観られたのもうれしかった。”イエスと仲間たち”


そして、ぼくらは音楽の街、ライプツィヒに向かう。

そして、現在のぼくは、これから世田谷方面へ向かう。
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かまくら紅葉巡り

2013-11-25 18:14:59 | Weblog
ドイツ旅行記を1日に1本は書くというノルマを課していたが、今日はどうも難しいようだ。旅行記はともかく、相撲とか紅葉情報とかの記事は、数日遅れでは気の抜けたビールみたいなものになってしまう。で、今日、3本目の記事は、これ以上、遅らせるわけにはいかない、昨日(11月24日)の鎌倉紅葉巡りについてである。

今日とちがって、昨日はまさにビューティフルサンデーであった。まず、北鎌倉駅そばの円覚寺。前回も報告しているので、入口の紅葉風景だけ。一段と進んで、見頃になっている。

円覚寺



そして明月院へ。こちらも見頃を迎えてきた。ただし、本堂裏の庭園は、今日(25日)から開園で、日曜日は入れなかった。ここが開いてからが本当の見頃。







丸窓の向こうが庭園。


さらに、長寿寺へ。足利尊氏のお墓がある、京都のようなお寺。まずまずの紅葉と黄葉。






ドーダンツツジの紅葉も見頃に。


建長寺の紅葉をみて(前回記事)、向かうは鶴岡八幡宮。社殿自体がまるで紅葉のように輝いていた。数年前は、ここで大銀杏の鮮やかな黄葉がみられたのに。





七五三


池の紅葉を眺めるアオサギ


ハゼ紅葉



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お堂で日本画展 建長寺

2013-11-25 10:54:21 | Weblog
小春日和の日曜日、かまくら紅葉巡りの散歩に出た。北鎌倉の円覚寺から始まって、明月院、長寿寺、そして建長寺へと。ここで、思わぬ展覧会に出くわした。お堂で日本画展が開かれていたのだ。建長寺法堂(はっとう)。ここの天井画に小泉淳作画伯の雲竜図があるのだが、まさにぴったりの会場。小泉淳作記念/鎌倉芸術祭・第1回日本画公募展が12月2日まで開催されているのだ。なお画伯は昨年、亡くなられたが、鎌倉に住んでおられた。

撮影禁止なので、その独特の雰囲気を伝えることができないが、薄暗い堂内の壁をぐるっと囲むように27点ほどの日本画が立てかけられている。天井には雲竜図、中央後方には千手観音像、その前方の釈迦苦行像と厳かな雰囲気。まるで堂内の仏画の一部であるかのような印象といったらよいだろうか。

大賞の建長寺賞は牧野香里の”わたしの博物誌”。仏画ではなく、鳥、草木、貝、日輪などをモチーフにしたモダンな日本画だ。院展に昨年初入選した、新進気鋭の画家。茅ヶ崎出身で鎌倉はよく訪れるそうだ。



建仁寺賞 櫻井伸浩 ”叢の鳥”


東大寺賞 木下めいこ 闇花(しずか)


鎌倉芸術賞 窪井裕美 garden


入選作は23点。いい絵ばかりだった。

ここに来る前の長寿寺でみた小泉淳作の雲竜図小品。前触れがあったノダ。


今年観た、京都、建仁寺法堂の小泉作、雲竜図を想いだす。


・・・

建長寺法堂


会場


輝く唐門


庭園から紅葉


境内の紅葉


ツワブキと紅葉


素晴らしき日曜日であった。



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稀勢の里 初場所綱獲りに 

2013-11-25 09:01:12 | Weblog
大相撲九州場所は、日馬富士の6度目の優勝で幕を閉じたが、稀勢の里の終盤の頑張りにより、久しぶりに盛りあがった場所となった。稀勢は、千秋楽も鶴竜を落ち着いて仕留め、13勝2敗として、初場所綱獲りを確定した。両横綱を破っての13勝だから、誰も文句は言えないだろう。

さて、恒例のぼくの星取り予想の自己評価をしいたいと思う。いつもは初日の相撲を観てからの予想であるが、今場所はドイツ旅行の途中で場所が始まったため、帰国後、中日の相撲を観てからの予想となってしまった。

ぼくの予想は、常に稀勢の里の優勝を軸にしているので(汗)、中日に豪栄道豪太郎に負けて、6勝2敗、全勝両横綱に二差をつけられた稀勢を優勝とするのには、かなりの勇気のいることであった。優勝絶望と多くの新聞が書いていたが、ぼくは、何を言うかアホども、と高々と、13勝2敗で稀勢優勝の宣言をしたのであった(滝汗)。でも、条件があって、(負けてあげて、勢いをつけさせた)豪栄道豪太郎に両横綱のどちらかを食って、稀勢の掩護射撃をしてもらうことだった。

ところが、豪太郎は、稀勢に勝ってから楽太郎になって(爆)、力を出さなくなってしまい、両横綱には完敗、その上、自身、初場所大関獲りとなる10勝にも届かず、というぶざまな成績に終わった。一方、稀勢は予想通り、全勝し、13勝に届いたが、惜しくも、初優勝は逃した。それは、豪太郎のせい。日馬を倒していてくれれば、(ぼくの予想の)同点決勝に持ち込めたのだ。

それでも、稀勢は三強巴戦のトップにたち、実質的な優勝力士となった。だから、ぼくの予想はほぼ当たったといえる。そして、優勝したと同じ効果を呼び込んだ。北の湖理事長も、あのうるさい朝日も、初場所綱獲りを認めた。

これで、よし。!初場所が楽しみ。稀勢初優勝の場面を是非じかでみなければ。国技館千秋楽チケは必ず獲るノダ!!!

さて、前頭三枚目以上の力士の星取り予想はどうであったか。その結果は以下の通りです。±1勝までぼくの勝星。上位陣はほぼ当てましたが、下位で取りこぼし(稀勢みたいだな)、8勝6敗2分と辛くも勝ち越しました。

・・・・・
予想の星取り/実際の星取り/ぼくの〇●の順です

稀勢の里13勝2敗/13勝2敗〇、日馬富士13勝2敗/14勝1敗〇、豪栄道13勝2敗/8勝7敗●、白鵬12勝3敗/13勝2敗〇、鶴竜10勝5敗/9勝6敗〇、栃煌山9勝6敗/7勝8敗●、妙義龍8勝7敗/8勝7敗〇、安美錦8勝7敗/6勝9敗●、隠岐の海7勝8敗/7勝8敗〇、松鳳山7勝8敗/4勝11敗●、豊ノ島6勝9敗/8勝7敗●、豪風6勝9敗/7勝8敗〇、高安6勝9敗/3勝12敗●、旭天鵬5勝10敗/5勝10敗〇
琴奨菊1勝2敗12休△、琴欧洲1勝3敗11休△

8勝6敗2分 勝ち越し。

。。。。。

稀勢の里、初場所綱取りを確定させた貴重な白星


どうでい


今年を〆る結びの相撲は、あっけなく。一瞬、白鵬の足が土俵外へ。


日馬富士、6度目の優勝。よくがんばった。


すばらしい2013年九州場所であった。

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晩秋の東博 上海博物館展、庭園などなど

2013-11-24 11:22:34 | Weblog
土曜日は、日本橋で桃山の名陶を観てから、上野に廻った。東博の上海博物館展も、翌日閉幕だということだったので。これで、前、後期制覇。庭園も開放され、紅葉見学させてもらう。もちろん、本館も。そうそう、京都展も終盤、二度目と思ったが、相撲が始まるまで帰らなければならないのでパス。この日、キャロライン・ケネディ大使が観に来られたんだって。同じ日に観たと、いばりたかったですな(汗)。

上海展は、変わった絵が多く、面白かった。室町時代に足利家により中国絵画が熱心に蒐集されたが、それらは、南宗院体画、禅宗絵画などの宋元画で、現在の中国ではなくなっているものらしい。中国での”正統的”な北宋絵画、元代文人画、呉派文人画などが今回展示されていると、はじめのプレートが教えてくれる。なるほど、そうだったのかと、作品をながめる。雪舟のお師匠さんの絵にも再会したし(前後期)、ふたつの花卉図冊は親しみをもてた。明時代の陳さんの花は輪郭がなく、没骨法という手法で描かれたとのこと。それに、山陰道上図巻の異様な岩山にはおどろいたですな。

山陰道上図巻(呉彬)



左端が雪舟のお師匠さん、李在の作。


今日で閉幕です。


上海まで行かなくても、めったに観られない中国絵画をみることができてうれしか。

さて、東博のシンボル、ユリの木が見事な晩秋の姿を。小春日和で木の下でくつろぐ人も。








庭園では、紅葉や桜紅葉が。




本館でも紅葉見物してきましたよ。国宝室で。観楓図屏風(狩野秀頼)。京都、高雄の清滝川のほとり。


人影でみえないところは、紅葉の下でお茶やお酒を飲んで楽しむご婦人と子供たちの絵です。


浮世絵でも。”京都名所の内・通天橋ノ紅楓(広重)。東福寺ですな。また京都に行きたくなった、一泊程度でもいいから


今日のビューティフルサンディーは、近場の紅葉を楽しむつもりです。

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