こんばんわ。
昨日の新横綱誕生のニュースの中で、女子アナの方が稀勢関のことをきせのんと呼んでいる場面があった。どうもそうゆう愛称が広まっているらしい。ふふふ、可愛らしくていいなと、はじめは思ったのだが、きせのん、きせのん、とつぶやいているうちに原子番号54の元素、キセノンを連想してしまった。
改めて、キセノンの性質を調べてみると、希ガス(そうか、稀なるガスであるのか、うんうん)で、無色無臭である(なんてこった!)。そして、キセノンの意味は、ギリシャ語で”奇妙な”、”なじみにくいもの”(な、なんてこった!)。また、用途として、イオン推進エンジンに利用される(稀なる勢いか、これはよしとしよう)、医療では鎮痛作用があり、麻酔薬として使われる、(怪我の少ない稀勢関には不要デアル!)。素粒子物理学では、暗黒物質のセンサーに利用される(な、な、なんてこった)。
以上のように、きせのんのイメージは悪い。暗黒世界に生きるギャングで、人から嫌われるイメージだ。誰がこんな愛称を広めたのか。きっとそれは白鵬一味が仕掛けた罠だと思う。言うまでもなく、この愛称には、稀勢ノン(Non)という意味が隠されている。早く気付いてよかった。あやうく短命横綱でおわるところであった。
そこで、ぼくはこれに代わる稀勢関の愛称を考えてみた。いろいろな候補名が次々と浮かんでくる。きせくん、きせたん、いせたん、きせどん、きせとん、きせちん、きせぱん、きせぴん、きせぺん、きせぽん等々。いずれも、何となく、ユーモラスで、みんなに愛される稀勢関に相応しいと愛称だと思う。少なくとも、きせのんよりはずっと良い!
でも、ぼくが選んだのは、これらの中にはなく、きせもんです!もちろん、下敷きは、あの超有名な熊本県のアイドルというより、日本のアイドル、くまもんであることは言うまでもない。稀勢関の風貌とよくマッチするし。
いかがでしょうか。これが普及すれば、くまもん同様、新横綱の人気が沸騰、少なくとも、あと5年は綱を張り、優勝回数も20回と、尊敬する元親方の隆の里、そして、親方の師匠である初代若乃花の優勝回数を越え、名横綱の仲間入りをするのではないだろうか。
できれば、化粧まわしも、くまもん入りのものにしたいのだが、今朝の新聞によると、”土俵の鬼”の異名をとった初代若乃花の化粧まわしが、明治神宮、奉納相撲で使われるらしい。隆の里もこれを使用した。ただ、くまもんではなく、鬼の図柄だそうだ。
明日27日、きせもん初の横綱土俵入りがあるのだが、是非、見学させてもらいたいものだ。
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初代若乃花の化粧まわしを継承することを伝える今朝のサンスポ。
初代若乃花。栃若時代をつくった名横綱。優勝10回。
稀勢を育てた隆の里。稀勢と同じ、30歳で横綱に。2011年に急逝。
中学卒業後すぐの新弟子時代からのお師匠さん。おしん横綱と呼ばれた苦労人だっただけに、強いばかりではいけない、惻隠の情をもたなければいけないと教えてくれた。大恩人の死に、稀勢は、人目をはばからず、大粒の涙を流した。天国の師匠がきせもんの横綱昇進をどれほど喜んでいることか。
きせもんのゆるきゃら候補。
それではおやすみなさい。
いい夢を。
(大船フラワーセンターに行く途中の柏尾川で)