気ままに

大船での気ままな生活日誌

日本画の教科書/東京編 山種美術館

2017-02-28 05:00:30 | Weblog

おはようございます。

山種美術館の開館50周年特別展シリーズで、前回の日本画の教科書/京都編に引き続き、その東京編/大観、春草から土牛、魁夷へ が先日、始まった。京都編は最終日に滑り込んで冷や汗をかいたが、東京編は早々と出掛けた。

東京編も一部、撮影許可作品があり、まず、それから入ろうと思う。京都編は松園さんの名作、牡丹雪だったが、今回は速水御舟の二作品が選ばれた。山種というと、松園さんと御舟ですもんね。その二作品とはこれ。昆虫二題、葉隠魔手(右)と粧蛾舞戯(左)

葉隠魔手から見てみましょう。八つ手の葉が囲む、画面中央に白い蜘蛛の巣。その真ん中に、女郎蜘蛛のような蜘蛛が餌を待ち構えている。

粧蛾舞戯は、御舟の代表作”炎舞”の翌年に描かれた。炎に飛び込むうつくしい蛾。真上からみたところでしょうか。この写真は、はからずも、撮影禁止の、隣りの屏風絵(落合朗風のエバ)が写っていて、面白い効果が出ている(笑)。

そして、”大観、春草から土牛、魁夷へ”のサブタイトルのように彼らの名作がずらり。それぞれ、心神、月四題、鳴戸、年暮れる。さらに、観山の老松白藤、映丘の山科の宿、古径の清姫、清方の伽羅、深水の吉野大夫、靫彦の初陣、紫紅の大原の奥、高山辰雄の座す人、青邨の腑分、球子の鳥文斎栄之、荒木十畝の四季花鳥、(順不同)等々。

馴染みの作品ばかりで、とてもくつろげた、いい展覧会でした。

旅先、京都からの投稿です。城南宮の枝垂れ梅も見頃になっていましたよ。それでは、みなさん、今日も一日、お元気で。

 

 

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興福寺の梵天・帝釈天の再会 百椿図との再会

2017-02-27 06:05:41 | Weblog

おはようございます。

根津美術館の展示室で、以前、興福寺の中金堂で並んでいた二つの仏像さんが112年振りに再会している。一つは根津美術館所蔵の”帝釈天立像”(1201年)で、もう一つは、興福寺の重要文化財”梵天立像”(1202年)である。いずれも、定慶(じょうけい)の作である。

明治の悪法として名高い(笑)、廃仏毀釈により、興福寺は荒廃した。その復興のために財政的援助した実業家、益田鈍翁に、お礼のしるしとして渡されたのが、帝釈天立像。明治38年のことだった。その後、昭和初期に根津嘉一郎の手に渡ったのだ。

興福寺中金堂再建記念特別展示の会場入口

中は撮影禁止なので、ちらしでどうぞ。左が帝釈天で、右が梵天。いずれも180センチ超。

ぼくは仏像さんにも心があると思っているので、久し振りの再会を喜ぶ胸のうちがひしひしと伝わってきた。できれば、帝釈天を中金堂に戻してあげたいと思った。

帝釈天と根津嘉一郎の”お見合い写真”も飾られている。

8年前の中金堂。予定通り、平成30年に落慶される。

そして、もうひとつの再会。これは、ぼくと百椿図の再会ですがね。2012年に根津美術館でこれを主にした展覧会が開催されたが、それ以来の再会でうれしかった。江戸時代(17世紀)につくられた”百椿図(ひゃくちんず)”(伝狩野山楽筆)。平成7年、キッコーマン醤油の元社長、茂木克己氏より寄贈され、修復を終え、公開のはこびとなった。”本の巻”と”末の巻”の二巻、合計24メートルの巻物に百余種の椿の絵が描かれている。

それ以来、新春展示していたようだが、ぼくには5年振りの再会となる。百聞は一見にしかず、小図録もそのとき買っているので、いくつか、載せておこう。

旅先、京都からの投稿です。北野天満宮の梅園が素晴らしかったです。詳細は帰宅してから。今日は、城南宮の予定です。

では、今日も一日、お元気で!

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玉縄桜、おかめ桜&最後の翡翠蔓 大船フラワーセンター

2017-02-26 06:20:20 | Weblog

おはようございます。

大船フラワーセンターの玉縄桜が満開になりました。

ぼくが名付けた(笑)タマ三郎。花形役者!

玉縄桜の原木。肝っタマ母さん。さすがの貫禄!

名前はまだない。吾輩はタマである。池の畔で咲いている。 

そして、おかめ桜が一気に見頃になりました!先日、茅ヶ崎で見たのもオカメだね。

河津桜

大寒桜

そして、温室の翡翠蔓(ヒスイカズラ)。これが見納め。 なんと、来年度、温室はなくなるらしい。なんてこった。全く、情けない神奈川県。 予算を削るところはほかにいくらでもあるだろうに。

さようなら、翡翠蔓。また逢う日まで。

素晴らしい、春幕開けの大船フラワーセンターでした。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!ぼくは今日から京都でのんびり(いつものんびりだけど)。記事は毎日、続けますので、どうぞ、お立ち寄りください。

行ってきまぁす。

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新宿御苑の早春の桜と梅

2017-02-25 22:29:18 | Weblog

こんばんわ。新宿御苑の花だよりのつづきです。

前回、中の池の畔に咲く、見事な修善寺寒桜について報告しましたが、これに匹敵する見事な寒桜が日本庭園で満開を迎えています。1月27日に訪ねたときは、二本の寒桜が見頃になっていたが、もうひとつのはまだ蕾だった。そして、ひと月後、二本の寒桜はすっかり葉桜になってたのに対し、じっと力をためていた寒桜(大寒桜かも)は、一気に花を開かせていた。

うしろ側から

遠くから。堂々とした横綱級。

もう一本の寒桜が離れたところにあるが、こちらは小結クラス。

早春の早咲き桜はこれだけではありませんよ。新宿門から入って、真っ直ぐ、サービスセンター近くにある椿寒桜。東御苑の横綱級にはとても及ばない十両クラスですが、良く咲いていますよ。

そして、その近くに、おかめ桜

そうそう、温室の翡翠蔓(ヒスイカズラ)が咲いているというので見に行った。たいしたことはなかった(笑)。大船フラワーセンターの方がりっぱ。

プラタナスの並木

そうそう、梅の花も満開になっていました。

日本庭園の梅園

中央休憩所前の梅園

ハクモクレンもあと一息!次回の訪問は”ハクモクレンの新宿御苑”ですね。

楽しい、新宿御苑散歩でした。それでは、おやすみなさい。

いい夢を。

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新宿御苑の修善寺寒桜 満開

2017-02-25 10:44:27 | Weblog

こんにちわ。

池袋の音楽会に行く前に新宿御苑に寄ってきた。お目当ては、中の池の前の修善寺寒桜。前回、訪ねたのは新横綱、稀勢関の明治神宮奉納土俵入りのあった1月27日。その日は、日本庭園の寒桜が見頃を迎えつつあったが、修善寺寒桜は、まだ一輪の花もなかった。あれから、約ひと月。満を持して、やってきたが・・・。満開です!

修善寺寒桜

文句なし!


満開!

中の池の橋からみる

さらに対岸からみる

橋周辺の山茱萸がまた素晴らしい。ほんのり色づいている。

橋の上から山茱萸と修善寺寒桜をみる。

山茱萸の手前のマンサクも満開。

橋を渡った、向こう岸にも山茱萸の木々が続いている。

中の池周辺は、今、天国になっています。早く天国に行きたい方は、是非!

実は、新宿御苑はこれだけではない、まだまだあります。それは、次回のお楽しみに。(つづく)

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池袋の夜

2017-02-25 09:13:43 | Weblog

おはようございます。

池袋の夜というと青江美奈さんの大ヒット曲だが、ふと、この記事のタイトルに使いたくなった。何故かというと、昨晩は池袋の東京芸術劇場でコンサートがあって、そのあと、夜の町に出たとき、自然とこの歌をくちづさんでいたからだ(汗)。青江さんには、伊勢佐木町ブルースいうヒット曲もあり、その記念歌碑が横浜の伊勢佐木町に建っているが、たまたま、最近、見てきたばかりということもあるのだろう。

さて、そのコンサートは青江美奈を偲ぶものではなく、クラッシクで、ミヒャエル・バルケ指揮の読売日本交響楽団による演奏会だった。はじめは、ウェーバー/歌劇”魔弾の射手”作品77序曲のはずだったが、突然、アナウンスがあって、最近、亡くなられた現役最高齢の世界的指揮者、スタニスラフ・スクロバチェフスキ氏を悼み、バッハの曲を演奏するという。終わっても拍手はしないようにとも付け加えられた。バッハのアリオーソという曲だった。あとで、調べたら、この指揮者は読売の桂冠名誉指揮者を務めていたようだ。

そして、本演奏に入り、ウェーバーのあとは、ショパン/ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 作品21(ピアノ・シャルル・リシャーム=アムラン)そして、シューマン/交響曲第1番 変ロ長調 作品38「春」とつづいた。アンコールはお馴染みの、ブラームスのハンガリア舞曲第一番と楽しませてもらった。

今回は、友人から不用になったチケットを急遽、譲ってもらったもので、一人で来た。そのあとの、ぶらり夜の池袋もなかなか面白かった。

東京芸術劇場

横浜・伊勢佐木町の青江美奈さんの歌碑。

五千以上の歌謡曲をつくられた船村徹さんも世を去りましたね。亡き父は、よく、ギターを弾きながら、”別れの一本杉”を歌っていたっけ。ご冥福をお祈りします。

それでは、みなさん、今日も一日、たまには、”池袋の夜”でも歌いながら、お元気で。

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東慶寺の梅 花盛り

2017-02-24 09:05:51 | Weblog

おはようございます。

東慶寺の梅が咲き始めから、これまで何度も報告していますが、いよいよ最盛期となりましたので、力を入れて紹介しようと思います(笑)。

山門からのぞく梅並木

山門をくぐると

横の鐘楼の回りもいっぱい

仏像さまの先も華やかに

本殿

本殿側からみる

茶室前

鈴木大拙の松が岡文庫への石段。大拙は同郷の安宅彌吉から経済的支援を受けた。安宅産業破綻のあとは、映画”海賊と呼ばれた男”の出光佐三があとを引き受けた。三人のお墓が境内墓地に並んでいる。むかしの経済人は文化人が多かった。今の経済人は、ため込んでばかりいる(笑)。

文庫の入口近くの仏像さん。

それでは、戻りましょう。

鐘楼にのぼり、さいごの梅見物。

表をみせ裏もみせて咲く梅の花。ほんとに裏も綺麗。

山門の下の苔が新緑になっていた。もう春だ。

それでは、みなさん、今日も一日、表もみせ、裏もみせて、お元気で!

 

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今日は”鳩の日”かも

2017-02-23 22:42:32 | Weblog

こんばんわ。昨日、2月22日はニャン、ニャン、ニャンで”猫の日”。今日、2月23日は、”富士山の日”なのだが、残念ながら、朝から雲隠れだった。でも、今日はもしかしたら”鳩の日”だったかもと思うくらいハトと出会った。

午後に北鎌倉の東慶寺の梅を見に行ったのだが、駅を降りてすぐ、目に入ったのが、東京の観光バスの定番、はとバス

そして、東慶寺の梅見を終えて、鎌倉駅に出て、八幡さまへ向かう段蔓の途中、鎌倉のお土産の定番、鳩サブレーに出会った。

シンボルマークはこれ。

パリのルーブル美術館の天井画にそっくり。

鳩サブレーといえば、黄色い箱と袋。実はほんとは、8月10日が鳩の日で、この日は黄色い袋を下げている人をたくさん見かける。

そういえば、はとバスも黄色だなと思っていたら、また、八幡さまの第三鳥居のところではとバスを見かけた。なんとか、若宮大路へ曲がったところを捉えた。

はとバスの公式サイトをみると、昭和24年、バス車体のシンボルマークに、図案化した「鳩」が描かれました。「鳩」は平和、安全、快速のシンボルとされています。また、伝書鳩は、飛び立ってから無事目的地へ着き、そして出発したところへ必ず安全に戻ってくるということから、「鳩」が選ばれました。また、昭和54年3月以降に購入の車は、車両イメージの統一のためレモンイエローになりました。レモンイエローの車体は、バスが大きく見えること、遠くから見ても曇や日陰でも、バスをすぐに見つけられること、東京のビル群の中を走っていても色が映えるため目立つこと、などの理由から採用されました。とある。なるほど。

シンボルマークは現在3代目で、はとバスの頭文字「H」「B」をかたどったロゴの中に4羽のハトが描かれているのだという。たしかに4羽いるわ。
「はとバス ロゴ...」の画像検索結果

八幡さまの入り口の白旗神社では、いつものように白鳩をみつけた。そういえば、鳩サブレーのマークも白鳩だし、はとバスのマークの二羽が白鳩だ。

おまけに、八幡さまのトレードマークもだった。鳩みくじ鳩サブレーも八幡さまのが由来かも。

本殿

八の字が鳩になっている。鳩は神さまの使者なのだ。

愉快な鳩の日であった。

それでは、おやすみなさい。

いい夢を。

富士山の日。一富士、二、三なすび。

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根津美術館の庭園茶室で見る今泉今右衛門

2017-02-23 10:52:06 | Weblog

こんにちわ。

根津美術館の”染付誕生400年展”を、最終日(2月19日)にみてきたが、そのとき、庭園内の茶室で現代作家の作品展示も行われていた。六名の作家が三日間ほどづつ担当し、締めを飾っていたのは人間国宝の十四代今泉今右衛門。茶室は、カキツバタ池の前の茶室”弘仁亭・無事庵”。

弘仁亭・無事庵

通常、入室できない。ぼくもはじめて入る。

十四代今泉今右衛門の作品は、光琳現代アート展や人間国宝展などで何度も見ている。色鍋島の現代版。茶室内に置かれている。たぶん、ご本人ではないかと思われる方もいらっしゃった。



千秋楽に来たおかげで、めったにない機会に恵まれた。

庭園内の梅も数は少ないが、見頃だった。

薮椿も。

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浜離宮の菜の花と梅(2)

2017-02-23 09:01:59 | Weblog

おはようございます。浜離宮の菜の花と梅、その二です。ほんとは、昨晩、投稿の予定でしたが、晩酌のあとは、つい居眠り。翌朝となったのでござりまする。許してたもれ。

菜の花国の国境の短いトンネルを越えると、そこは梅の国であった。

うすいピンク系が多いので、華やか。

どれも、見事な咲きっぷりであった。

2月22日は猫の日と聞いたので記念写真を撮ってあげた。

黒でぶ猫は写真うつりが悪いからえんりょするわ、と逃げていった。

こんな盛りの梅園は、ここでははじめて観たような気がする。十分、満足したので、この近くの、水上バスの乗り場に向かった。ところが、ちょうど汽笛を鳴らして出航するところだった。次は1時間後と聞いて、浅草行きは即キャンセル。予定は未定と、がらりと方針転換、ここを出たあとは、築地方面へ行こうと即決(汗)。

となると、苑内をぐるりと一回りしてみようと、汐入の池の方に向かった。

ここは、貴婦人のような松ばかりと思ったが、おちゃらけた松もいた。

雪吊りと雪崩ビル

我らが世代、東京タワー。ツリーに負けるな。

そして、出口付近で思わぬひろいもの。カンヒザクラに遭遇!

その向こうにも、と思ったが、こちらは紅梅だった。カンヒザクラのような色。

新郎新婦は記念撮影を終えたらしく、くつろいで紅梅をみていた。

菜の花畑をもう一度みて、浜離宮をあとにした。

そのあと、歩いて、築地市場に行ったが、本日、休市ということで見学できなかった。場外市場は相変わらず、賑わっていた。さらに、歌舞伎座まで歩き、一幕見を狙ったが、もう売り切れだった。しかたなく、銀ブラして、疲れたので、銀座ライオンでビールを飲んで帰宅した。

それでは、みなさん、今日も一日、カンヒザクラのようにうなだれてばかりいないで(笑)、お元気で!

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