気ままに

大船での気ままな生活日誌

続・60年振り円覚寺・洪鐘弁天大祭

2023-10-31 21:26:50 | Weblog

こんばんわ。

60年に一度の大祭、円覚寺・洪鐘祭(おおがねまつり)の祭礼行列もいよいよ後半に入ります。

山之内の鎮守、八雲神社の大神輿のあとは、人気の面掛行列。現在、御霊神社で面掛行列が毎年、行われているが、以前は八雲神社でも行われていて、天保11年(1840年)作のお面が伝わる。今回、60年振りの面掛行列。

天狗面が先頭。

うしろに各種面掛がずらり。

お腹の大きい面掛けさんも(笑)。

お腹をさわせてくれる(笑)。

明治時代の面掛行列

八雲神社に伝わる面の数々。

このあとは下町神輿、中町神輿、上町神輿が続く。

これは担ぎ手が集まらなかったのか(笑)。

そして、いよいよ洪鐘(おおがね)がやってきます。

トラックに載せてでなくてよかった。子供達が引っ張っている。

本物ではありません。張りぼての鐘。子供達が協力して制作したと聞いている。

明治時代の洪鐘

つづいて台の獅子。

洪鐘帽子赤ちゃん。60年後のお祭り、よろしくお願いします。

洪鐘帽子赤ちゃんのあとは手作り鎧隊。

洪鐘ドレスの少女たち。

そのあと地元小学生の行進がつづく

獅子とひょっとこ面

武士団が登場。北鎌倉殿の13人か(笑)。

えいえいおー!と勝鬨を上げ、行列も終了。

そのあとをぼくらの行列!北鎌倉がこんなに混んだの史上初か。まるで浅草の三社祭のよう。

北鎌倉駅前の大混雑。貴重な写真。60年待たねば(笑)。

行列は円覚寺境内に入り、閉会式。

山門と仏殿の間に集合。

観客は綱の外から見学。八雲神社の大神輿も仏殿前へ。

神輿が激しく上下にもまれる。

洪鐘も横で見守る。

そして、堂内から声明(お経の朗唱)が朗々と流れてくる。令和5年の洪鐘弁天大祭が幕を閉じた。

素晴らしい令和の洪鐘祭行列でした。また、60年後、見学に来ましょう。ぼくは天上からかも。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

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60年に一度の円覚寺・洪鐘(おおがね)祭 

2023-10-30 21:17:28 | Weblog

こんばんわ。

以前、ここで紹介したが、60年に一度の円覚寺・洪鐘(おおがね)祭が昨日(10月29日)行われた。このお祭りの目玉は何と言っても、華やかな祭礼行列で、明治時代の洪鐘祭の行列は16mにも及ぶ長大な絵巻で詳しく紹介されている。

さて、令和の洪鐘祭の行列はどうだったか。北鎌倉の小袋谷十字路から出発して、鎌倉街道を円覚寺までの行進。ぼくはその中間あたりで待ち構える。街道沿いは観客でいっぱい。行列のすべてをカメラに収めているが、ここでは、代表的なものをいくつか。明治の絵巻とも比較してみたい。

円覚寺の洪鐘は1301年、江の島神社の協力を得て鋳造されたもので、この洪鐘祭も江の島神社と共同で開催される。今回も江の島神社関連の行列が多い。また円覚寺と同じ山之内の鎮守さま、八雲神社も大神輿をはじめ、面掛行列など人気の出し物を提供する。では、出発!

先頭は”触れ太鼓”

そして、金棒。

明治の絵巻では、先頭は金棒引で、その後ろに江の島唐人行列・囃子がつづくとある。

ここでは、木遣り衆が先頭集団(鎌倉鳶職組合)。

そのあとに江の島神社の行列がつづく。

流れ旗 

江の島囃子(唐人囃子)の行進

明治の唐人囃子行進の人々の赤い衣装と似ている。

小学生たちによる太鼓、三味線などによる演奏。

重そう!

大榊と剣鉾

獅子頭・四神(山之内八雲神社所蔵)。

円覚寺、洪鐘弁財天の旗

円覚寺の僧

稚児行列。円覚寺内の幼稚園児か。

前回(60年前)参加者の行列。

人力車行進(順に円覚寺管長、江の島神社宮司、山之内地区実行委員長)

山之内の鎮守、八雲神社の行列

高張提灯

そのうしろに待ってました。八雲神社の大神輿登場。

明治時代にももちろん登場。行列の主役です。

ここで、ほぼ半分、中締めとしたいと思います。後半も面掛行列、洪鐘張り子など見どころいっぱいです。(つづく)

では、おやすみなさい。

いい夢を。

十六夜の月。今夕は鉄塔から月の出。↑ 簪つけてかわいらしく。↓

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お祭りのような朝 新雪化粧富士と満月と木星が一望

2023-10-30 08:30:49 | Weblog

おはようございます。

昨日、60年の一度の大祭、円覚寺・洪鐘祭(おおがねまつり)を見てきたばかりだが、今朝もお祭りのような朝を迎えました。

富士山がさらに裾の方まで雪化粧しました。これぞ富士!

それでも8合目から頂上までのジグザグ登山道はまだかすかに見える。みえますか。

さらに、北側上方の空には朝帰りの満月が。

この30分前には木星まで見えていました。月と富士山を結ぶ中央右に。肉眼でははっきりと。めったに見ない光景にうっとり。朝帰りのお月さまは昨夕から木星とおつきあい。

そのときの富士山と月

東の空には明けの明星。

前夜(10月29日)の満月の月の出。

そのあと、木星も昇ってきてお月さまにぴたりとつく。かなりの接近。ここから翌朝までランデブー(笑)。

満月の日(29日)は60年に一度の大祭、円覚寺・洪鐘祭。見事な行列でしたよ。詳細は次の記事で。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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茅ヶ崎で小津安二郎展

2023-10-28 20:08:35 | Weblog

こんばんわ。

茅ヶ崎で小津安二郎展が開かれている。小津といえば、撮影所のあった大船や晩年、母親と住んだ北鎌倉だが、実は茅ヶ崎にも縁がある。茅ヶ崎館という旅館に数年、住み込み、その二号室に野田高梧と一緒に脚本を練っていたのだ。小津の代表作であり、原節子の代表作でもある、”東京物語”、”麦秋”、”晩春”はここで書かれた。いってみれば茅ヶ崎なしでは世界の小津安二郎は誕生しなかった。ぼくも以前、茅ヶ崎館を訪ねて行ったことがあるが、そのとき撮った写真↓。

茅ヶ崎美術館では、”小津安二郎の審美眼”というテーマで小津に迫る。”なんでもないことは流行に従う 重要なことは道徳に従う 芸術のことは自分に従う”、小津の有名な言葉だが、本展では、最後のフレーズ、芸術のことは自分に従う”、小津の芸術観や自身の芸術力を目の当たりにすることができる。

小津は、映画に登場する食器、酒器、茶器などの小道具や部屋の絵画などの飾り、俳優の衣装なども厳しい目で選別し、専門家のアドヴァイスも受けている。映画のクレジットタイトルに、”美術担当”のほかに、”美術工芸品考撰”という、あまり見かけない役職が登場する。銀座の専門店「東哉」の先代主人・山田隼生氏らがこの職に関わったようだ。小津安二郎展はこれまで、神奈川近代文学館などで何度も見ているが、これは初めて知ったような気がする。

第1章に”劇中に登場する小津の美へのこだわり”として、ぼくにも覚えのある湯呑や酒器などが展示されている。写真撮影禁止が残念だが、一部、ちらし絵などから転載する。小津自身が愛用しているものも映画出演することもあるようだ。部屋に飾られ絵画も東山魁夷や橋本明治らの本物の作品である。その一部も展示されている。

小津旧蔵のお猪口コレクション↓ ほかに馴染みの食器も出ていたが、よく知られる赤いやかんは今回はお休みだった(笑)。小津は赤が大好きだが、これは白系。

ファッション関係もうるさかったらしい。これは、”お茶漬けの味”のファッション集。

第2章が洒脱なデザインの数々、で小津自身が描いた絵がいくつも展示されている。二つだけ撮影OKなのがあった。けちんぼ。

小津作 鶏頭 小津の親友、中国で戦死した山中貞雄監督が好きだった花。山中の霊が花の向こうにある。

車戸に重き厨や朧月

ほかに絵コンテやスケッチブック、ノートなどが展示され、それらに直筆の絵が描かれている。本職のようにお上手。

第3章は宣伝資料で楽しむ小津映画。ここにはポスターやパンフなど。お馴染みの映画ポスターだが、その一つ、小早川家の秋。小津が松竹ではなく東宝で監督した唯一の作品で、その豪華な配役陣にびっくり。原節子、司葉子、新珠 三千代、白川由美、団令子、杉村春子、望月優子、浪花千栄子という女優陣、男優も小林桂樹、宝田明、森繁久彌、加藤大介、加えて、中村鴈次郎と名優ぞろい。

第4章が小津監督と茅ヶ崎。

小津監督はよく茅ヶ崎をロケ地にしたようで、たとえば、長屋紳士録、早春、麦秋などのスチール写真が展示されている。そして、前述の茅ヶ崎館二号室の再現。これだけは写真撮影可能。

火鉢、やかん、湯呑など当時のもの。

出口には、”秋刀魚の味”のセット看板。燕来軒(東野栄次郎、杉村春子、親娘のラーメン屋)、佐田啓二と吉田輝男がよく来たトンカツ屋の看板。

今日の月の出と日の入り。どちらも、小津安二郎の好きな赤でした。

昨日は十三夜の名月、ご苦労さまでした。明朝は明け方に部分月食、よろしくお願いします。

では、おやすみなさい。

いい夢を。


眼下の公園の御衣黄の桜もみじも小津好みになってきました。

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浅草で十三夜の名月 上野で桜

2023-10-27 21:54:09 | Weblog

こんばんわ。

今日は十三夜の名月。さて、どこで見るか。ここで見てきました。

浅草は隅田川にかかる吾妻橋から。

スカイツリーとアサヒビール本社ビルの間に十三夜の名月がぽっかりと。

最高です!久しぶりにブラボー!栗名月!

吾妻橋

ブラボー!

うしろは駒形橋。ブラボー!

2023年も中秋の名月と十三夜の月の「二夜(ふたよ)の月」魅せていただいた。残りは十日夜(とおかんや)の月。去年につづいて、お月見三冠王なるか(笑)。

上野の桜

うわさの桜並木のくるい咲き。ありました、何本も。

こちらは、くるっていません、正常です。清水観音堂前の十月桜。もう五分咲きくらい。紅葉の頃はいつも満開。

銀杏も色づいてきましたよ。

上野でお花見、浅草でお月見と神谷バーで”月見で一杯”と最高の一日でした。上野ではモネ展も。

では、おやすみなさい。

いい夢を。


上野公園は、大道芸の日でたくさんの芸を見てきました。

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おんめさまの男郎花、萩、秋明菊 高砂百合のくるい咲き

2023-10-26 21:39:36 | Weblog

こんばんわ。

今日のかまくら散歩。おんめさま(大巧寺)の秋の花々。

秋の七草のひとつ、女郎花はもう散ってしまったが、男郎花(おとこえし)はいまだ盛ん。子規に”七草に入らぬあはれや男郎花”と馬鹿にされたが、どっこい生きている(笑)。

秋の七草といえば、その筆頭は萩。どこの萩ももう終盤を迎えているが、おんめさまの萩は若々しい。今が盛り。

ぼくが新たに”秋の七草”を選ぶのなら、その一つに秋明菊を入れたい。白と薄紅が見頃に入った。

ムラサキシキブとシロシキブは実が見頃。ただ、ムラサキシキブには花らしきものも。くるい咲き?

ダイヤモンドリリーはくるい咲きではありません。去年も今頃。

道端に咲いていた高砂百合。真夏の女王もくるうことがあるのだ。いいね!今秋初見!

一分のくるいもなく、膨らんで十二夜の月。明日はいよいよ十三夜の名月。どこで見るか。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

尾花も秋の七草(浄智寺)。南千住のうなぎ屋さんの名店も尾花です。

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やまと絵展(2)平安時代のやまと絵

2023-10-25 21:15:49 | Weblog

こんばんわ。

東博のやまと絵展/受け継がれる王朝の美、第二弾です。第一弾で、本展の目玉、四大国宝絵巻をいきなり紹介したが、残り物にもすごいのがいっぱい。少し間を開けてしまったが、思い出しながら順次、綴っていこう。

やまと絵とは、唐絵に対する言葉で、平安以降に発展した日本独自の絵画で、テーマは、四季の移ろい、月ごとの行事、花鳥風月など多岐にわたる。絵巻の物語もある。本展では千年もの歳月のなかで、王朝美の精華を受け継ぎつつ、常に進化してきたやまと絵の優品240件が展示される。国宝53件、重要文化財125件という絢爛豪華な展覧会である。

本展は残念ながら、写真撮影が禁止で、かつ、ぼくは重い図録は買わない主義なので、ちらしの写真等を利用してここに記録しておこうと思う。

次のような章立てになっている。

序章 伝統と革新 /やまと絵の変遷 
第1章 やまと絵の成立 /平安時代 
第2章 やまと絵の新様 /鎌倉時代 
第3章 やまと絵の成熟 /南北朝・室町時代 
第4 章 宮廷絵所の系譜
終章 やまと絵と四季 /受け継がれる王朝の美 

序章 伝統と革新 /やまと絵の変遷 

やまと絵は中国由来の唐絵、漢画との対概念で成り立っているので、その概念は時代によって変化する。これら唐絵、漢画と見比べつつ、平安時代から室町時代に至るやまと絵の変遷を大きく捉えるという視点で全期併せて10点が飾られるが、第1期は4点。そのうち、3点をここに。

聖徳太子絵伝(第一面~第六面)平安時代・延久元年(1069) 東博 やまと絵には説話画や縁起絵が多いが、そのルーツともいえる聖徳太子絵伝。法隆寺東院絵堂に伝わってきたもの。

山水屛風 鎌倉時代 13世紀 京都・神護寺 おだやかで雄大な山並みの中に貴族や庶民の暮らしが細やかに描かれている。失われた平安時代やまと絵の姿を伝える大変貴重な作例とのこと。現在最古のやまと絵屏風。

浜松図屛風 室町時代 15世紀 東博 まぶしく輝く浜辺の風景に多くの花木、鳥を重ね、画面右から左へ季節が移る賑やかな屏風。展覧会場ではこの屏風が出口手前の最後を飾る。これは左隻。

第1章 やまと絵の成立 /平安時代

平安時代のやまと絵の成立を3節に分けて、王朝貴族の美意識が込められた調度手本や装飾経、工芸品などとともに、四大絵巻をはじめとする院政期絵巻の数々が紹介される。

第1節 やまと絵の成立と王朝文芸

御堂関白記 藤原道長筆 平安時代 長保元年(999)京都・陽明文庫

栄花物語 巻第六 (鎌倉時代 13世紀写)九博  平安時代の歴史物語。仮名による編年体の物語風史書。

第2節 王朝貴族の美意識

蒔絵箏(本宮御料古神宝類のうち) 平安時代 12世紀 奈良・春日大社 国内漆工芸の最高傑作。黒漆に金、銀、銅粉を使った蒔絵が施されているほか螺鈿も見られる。

片輪車蒔絵螺鈿手箱 平安時代 12世紀 東博 

和漢朗詠集 巻下(太田切)平安時代 11世紀 東京・静嘉堂文庫美術館 

平家納経 平安時代 長寛2年(1164)奉納  広島・嚴島神社


平家納経のうち「観普賢経」の見返し部分

ほかに古今和歌集なども。

第3節 四大絵巻と院政期の絵巻

地獄草紙 平安時代 12世紀 東博 生前に犯した罪業によって堕ちるさまざまな地獄の有様を描いた絵巻。

病草紙(風病の男)平安時代 12世紀 京博 いろいろな病気や奇形に関する説話を描いた絵巻の断簡。

国宝・四大絵巻はこの第2節にまとめて、含まれる。

すでに報告済みだが、ここでは、代表として源氏物語絵巻(五島美術館)。第4期に展示される予定の夕霧の場面。

以上、序章と第1章の主な作品を記録した。

(つづく)

では最後にぼくの、夕富士・夕月物語(笑)。

十三夜の名月まであと二日。十一夜の月。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

”秋刀魚の味”のセット(今日の小津安二郎展/茅ヶ崎美術館にて)

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富士山は千両役者

2023-10-24 22:32:48 | Weblog

こんばんわ。

富士山は千両役者だと思う。とくに雪化粧をしてからは、毎朝、毎夕、見てみたいほどの名優。

昨日は薄化粧になり、八合目からの登山道を魅せてくれたが、今朝もまた、眉間のジグザグ傷におぼえないかと見得をお切りになった。まるで、旗本退屈男の市川右太衛門みたい。

夕方は華やかな夕景を背に、まるで玉三郎のような美貌。待ってました!

お月さまは万両役者かも。先月は中秋の名月を見事に演じられたし、今月も十三夜の名月に向かって修行中だ。あと三日に迫ったが、今日はちょっと息抜き。

色づきはじめた銀杏にちょっかいを出されていた。

紙飛行機を飛ばして遊んでおられた。

あと、三日で十三夜の栗名月。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

今朝の明けの明星。あたしは青と濃紺の境目にいます。

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竜胆と秋明菊 明月院の秋

2023-10-24 10:14:29 | Weblog

おはようございます。

10月も半ばを過ぎると、明月院の竜胆は咲き始めただろうか、そして茶室・月笑軒の背の高い白い秋明菊はそろそろ見頃に入っただろうか、気になる。昨日、午後に出掛けた。

明月院に入場してすぐに竹垣に囲まれた竜胆苑があり、その向こうに月笑軒がある。

以前はこの囲いの中は竜胆が埋め尽くされていたが、ここ数年、だいぶ隙間が多くなってきている。海蔵寺でもそうだが。異常気象のせいか、病虫害か。それでも、まだ、鎌倉市内屈指の竜胆苑と言っていいだろう。

まだ、見頃というにはほど遠いが、あちこちの株で蕾を膨らませ、10ほどの花を見ることができた。

そして、向かいの月笑軒。

この門をくぐると、ぼくの背より高い秋明菊が束になって襲いかかってくる。右側のはまだ蕾が多いが、左側は満開に近い。

庭園内にも白の秋明菊が見頃になっている。

野生のような秋明菊を見たいならば近くの浄智寺だが、もうそろそろいいだろうか。

茶室の生垣の白い山茶花や竜胆苑内の茶花も咲き始めていた。茶花をひとつ。

ここから本堂へ坂を登る。うさぎ小屋に寄って、本堂にお参り、六地蔵さんや花想い地蔵さんにもご挨拶。のどかな午後のひとときだった。

ももちゃんとおれんじちゃん

丸窓

秋海棠はすっかりおわり、秋明菊にバトンタッチしていた。7月末の咲き始めから最盛期、そして終盤とあわせて5回ほど見てあげた。

夕月は半月をすこし膨らましていた。

十三夜の名月まであと4日。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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富士山の登山道みえる 桜もみじ、金木犀、石蕗の初花 

2023-10-23 11:16:34 | Weblog

おはようございます。

今朝、数日振りに富士山を見る。10月5日の初冠雪、10月16日の再冠雪と雪化粧した富士山。もう雪化粧も厚くなるばかりと思っていたが、今朝の富士を見ると、なんと薄化粧になっていた。その代わり、思わぬプレゼント。富士山登山ルートのジグザグ道が見えるではないか。ちょうどいい按排に雪が解けて、登山道が浮き上がったようだ。湘南からはめったにみられない風景なので記録しておこうと思う。

山頂付近をズームアップすると、ジグザグ道がはっきりと写っている。

富士登山道はいくつかあるようで、これは須走ルートの8合目から頂上へのジグザグ道のようだ。さて、いつまで見られるか。新雪が降れば隠れるし、雪解けがあれば不明瞭となる。

この幸運を呼んでくれたのが、今朝の明けの明星。この明るさでも肉眼でよく見えるが、写真にすると小さな点になり、分かりにくいので印をつけてみた。肉眼ではもっと華やか。

さらに朝散歩で奇跡が(笑)。”灯台元暗し”というが、すぐ近所のお宅の陰に大きな金木犀の木を発見。18年間、何を見ていたのか!

まだ真っ盛りだった。よく気づくまで、待っていてくれた。

ただ地面が狭いので、散り花絨毯はみられない。それが残念。

このお宅の近くの公園の御衣黄桜が一本あるが、花も素晴らしいが桜紅葉がまた素晴らしい。いよいよ染まり始めてきた。うちのベランダからも見えるが、今はまるで金木犀の花が咲いたような感じ。また、ときどき進行状況をブログに記録したいと思っている。

そうそう、昨日、フラワーセンターで石蕗(ツワブキ)が一株、咲き始めていましたよ。

午後からの散歩が楽しみ。どんな奇跡が待っているか(笑)。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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