気ままに

大船での気ままな生活日誌

リズム、反響、ノイズ

2019-02-28 20:49:01 | Weblog

こんばんわ。

二月最後の日だというのに、雨がしとしと木曜日になってしまった。珍しく、一日、家に居た。気まま新聞の夕刊記事のネタが何もないので、ひと月前に訪ねた、横浜美術館のコレクション展、”リズム、反響、ノイズ”展の作品を載せようかと思う。これは、特別展の”イサムノグチと長谷川三郎”(これもまだ記事にしていない)とタイアップの企画で、20世紀を通して現代までの抽象的な美術表現の展開に焦点をあわせている。

次のような章立てで展示されている。

I.それは100年前にはじまった/抽象の実験
II. ひびきあうかたちと引っ掻かれたかたち/戦後の前衛
III. ひらかれるかたち―1990年代以降の日本画を中心に(特集:荘司福《春律》)
IV. 反復のかたち

さて、以下に紹介する作品は、どこの章に属しているでしょうか(笑)。あまり、意味を考えずに回ったので、ぼくも分からないのです。現代抽象画もなかなかいいものもありますね。

カンディンスキー 網の中の赤

クレー 攻撃の物質、精神と象徴

マティス ダンス

中平卓馬 サーキュレーション/日付、場所、イベント

中原浩大 ConS:KconWS6P

マコト・フジムラ  復活2

荘司福 春律

佐藤 亜土  虹の森

すばらしい美術展でした。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

宮川香山(二代目以降)福神袋引置物

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吉右衛門の熊谷陣屋 

2019-02-28 11:15:26 | Weblog

おはようございます。

二月は逃げる。早いもんですね。もう明日は三月。二月歌舞伎を見てきました。それも、千穐楽、はじめてかもしれない。昼の部の席が取れたので、義経千本桜(すし屋)、暗闇の丑松、団子売の三演目を楽しんだ。そのまま、帰る予定だったが、ふと、夜の部の最初の演目、熊谷陣屋が見たくなり、一幕席のチケット売り場に回ったら、まだOKだという。1階席から4階席へ昇格(?)しての観劇だったが、これが、一番、カンゲキした。お馴染みの演目だが、まだ歌舞伎座では一度も見たことがなかったせいかも。それに、吉右衛門の熊谷直実がとてもよかったしね。

涙なくして観られない筋立て。熊谷直実が一の谷の戦で平家の公達、敦盛の身代わりにわが子小次郎を討ち、その首を義経に差し出すという物語だが、過去の因縁が複雑にからみあって、厚みのあるドラマになっている。

陣屋の横に立つ桜の立ち木。その横に弁慶の筆による制札が立っている。”一枝を伐らば一指を剪るべし”と。後白河のご落胤である敦盛を助けるために、我が子、小次郎を身代わりにする熊谷直実。

沈痛な面持ちで陣屋に戻ると、そこには夫に内緒で東国からやってきた妻相模が待っている。女が陣中に訪ねる不心得を叱ったあとに、小次郎の戦いぶりや敦盛を討ち取ったうその話をする。そこへ、敦盛の生母、藤の方が現れ、直実に斬りかかる。実は直実が勤番の武士として都に出仕していた頃、藤の方に仕えていた相模と恋仲になり、そのとき小次郎を身籠った。本来なら不義の罪となるところを藤の方の情けで許されたのだ。何故、敦盛を討ったかと問い詰める藤の方に、全て、戦場の習いであると、答えるしかなかった。直実、首実検のため座を立つ。

直実が衣服を改め、首桶をかかえ、戻ってくると、義経が家来を従え、現れる。首実検を延ばしたり、戦いの最中に暇乞いをする様子を不審に思い、この場で首実検をするように命ずる。すると、直実は弁慶の制札を引き抜き、その文面に従い、敦盛の首を討ったと言う。

そして、首桶の蓋を開ける。ところが、義経は騒がず、敦盛の首に違いないと認める。実は義経は制札にことよせ、敦盛を救うよにと暗に命じていたのだった。これを知り、泣きわめく、相模。



折しも、陣ぶれの音。義経は直実に出陣の用意を命じる。そこへ、梶原景高が現れ、この場の一部始終を頼朝に注進すると言いながら、駆け出す。そこへ石ノミが飛んできて、絶命する。投げたのは、先刻、陣屋に連れて来られた石屋の弥陀六だった。立ち去ろうとすると義経が呼び止める。平治の乱の折り、頼朝と自身を助けてくれた平宗清と見抜いたのだ。その恩を忘れていなかった。義経は、直実に鎧櫃を持って来させ、弥陀六に授ける。なんと、その中には敦盛の姿があった。歩み寄り、喜ぶ藤の方を制し、弥陀六は義経と直実の配慮に感謝するのであった。

そして最終盤。直実が着替えをして、戻る。鎧兜を脱ぐと、墨染の衣の僧形となっていた。小次郎の菩提の旅に出るという。皆が見送る中、”十六年は一昔、夢だ”とつぶやき、師と仰ぐ法然上人の黒谷の庵へ向かうのだった。

幕が下り、吉右衛門だけが残る幕外の引っ込み。悲痛な心を押し殺し、身体を震わす熊谷直実の姿に思わず涙。

。。。。。

熊谷直実 吉右衛門

相模 

藤の方 雀右衛門

源義経 菊之助

白毫弥陀六 

素晴らしい舞台でした。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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茅ヶ崎のミモザ 大船の群雀

2019-02-27 22:10:12 | Weblog

こんばんわ。

今日は、茅ヶ崎美術館で”創作版画の系譜”を見てきました。

美術館の回りの梅は見頃に。

八木重吉の詩碑の上。

松籟庵梅園

住宅街の紅梅も見事だった。

そして、住宅街に咲くミモザも素晴らしかった。ミモザは別名フサアカシア。茅ヶ崎の木はアカシア。だから、茅ヶ崎で見るミモザは格別。

ミモザA

ミモザB

茅ヶ崎の見事なミモザにびっくりしたが、大船の群雀にはもっとびっくりした。

電線にびっしり。右に曲がる電線にも。数千羽はいるのでは。チュチュチュで気づいた。

ふと、今月、100歳で亡くなられた堀文子さんの作品を思い出した。群雀(99羽の雀)。でも堀さんが群れるのを好まなっかった。”群れない 慣れない 頼らないがモットーだった。

では、おやすみなさい。

いい夢を。


茅ヶ崎の街角のお店で見た”土鈴コレクション”、いのししも。

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満開の玉縄桜と半月

2019-02-27 08:42:57 | Weblog

おはようございます。

ぼくの川沿いの朝散歩道。

ちょうど、朝日が昇ってくるところ。

お月さまは真南で半月。昨日が下弦の月。

玉縄桜は満開。

玉縄桜と半月

ご近所の庭のサンシュと梅の花も咲く。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で。

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銀座の春

2019-02-26 22:37:24 | Weblog

こんばんわ。

銀座も、もう春ですね。

二月歌舞伎も今日が千穐楽。

昼の部を見てきました。

初世・尾上辰之助の三十三回忌追善。三之助(菊之助、新之助)の一人として人気があったが、40歳で夭折した。

さらに、夜の部の一幕を。熊谷陣屋。とてもよかった。感想文はのちほど。

一幕終えて出ると、もう”本日千穐楽”の垂れ幕がとられていた。

そのあと、歌舞伎座の隣りのビアホールで一杯。そして、銀ブラ。

銀座の春

ライオンまで春化粧。

以上は銀座三越の春でした。

銀ブラ。

春の虫。

このビルに飼われていました。

向かいのビル。東急プラザ。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

今日未明の下弦の月

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春は駆け足で

2019-02-26 09:20:16 | Weblog

おはようございます。

もうすぐ3月。春は駆け足でやってくる。

大船生まれの玉縄桜はかまくらの桜として、市内あちこちに栽植されている。かまくらの表通りともいうべき若宮大路にもいくつかもの玉縄桜の木が育っている。それらが、みな花を咲かせはじめた。

第二鳥居からの段葛のソメイヨシノもだいぶ育ってきた。三月のお花見が楽しみ。

妙本寺の参道わきにはゼンマイがあちこちで出始めた。

馬酔木も咲き始めた。

梅は境内のあちこちで。

 

大巧寺では黄梅の花数が増えてきた。

花屋さんではミモザが華やかに。

本格的な春はもうすぐそこ。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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続・三浦海岸の河津桜

2019-02-25 21:50:25 | Weblog

こんばんわ。

三浦海岸の河津桜見物の続編です。鉄道沿いの長い桜並木を楽しんだあとは、小松ケ池公園に入ります。

公園入口も桜サクラさくら。みな、満開です。

そして、小松ケ池、目指して、歩きます。

すぐ、池沿いの桜並木が見えてきます。見事な咲きっぷり。


鴨もお花見。

何年か前、ここで、高校時代の同級生と出会い、びっくり。彼もぼくと同じく、仕事を辞めたあとは遊びに専念している。彼とはまた、別のところでも鉢合わせし、大笑いした。

露店も満開。

お花見を楽しんだあと、山道を登り、畑道を歩き、鉄道沿いの桜並木の出発点へ。

途中でイヌノフグリやタンポポを見たり、トビの巣を見つけたり。ぼくが名付けた”ユージン・スミスの楽園への道”(笑)にも寄ったりして。



畑道からみる小松ケ池の河津桜

サクラと京急の競争

陸橋到着

橋の向こうで葉牡丹見物。

振り返ると、どこまでもつづく桜並木。

途中にも河津桜島(笑)。ここが、一番の見頃かも。

三浦海岸駅に到着。ここから、海岸寄りに少し歩くと、三浦海岸河津桜発祥の記念樹が。

2001年1月、千年紀の記念樹としての河津桜。

とても、素晴らしい、平成最後の三浦海岸の河津桜であった。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

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三浦海岸の河津桜が満開

2019-02-25 09:57:34 | Weblog

おはようございます。

ぼくは2016年2月に河津桜三大名所である伊豆の河津、足柄の松田、三浦海岸を三日連続で回るという快挙を成し遂げた(汗)。今はその元気はないが、まずは、近場の三浦海岸に出掛けた。

河津桜が満開です!新春の1月4日に訪ねたときは、駅前広場の河津桜が一輪だけ咲いていて、そこから15分ほど歩く桜並木の早咲き組、十数本が見頃間近になっていた。昨日の日曜日は、駅前のは満開、もちろん桜並木のも満開、その代わり、早咲きのはすっかり葉桜になっていた。

京急三浦海岸駅の改札口を出るところ。桜も人出も満開!

駅前の十数本の河津桜。みな、満開!

駅名看板も桜模様に改装。

さあ、鉄道沿いの桜並木へ。菜の花とのコラボは三大名所共通でここも。新春に咲いていた桜は緑に。

 

京急の電車

ひよどり

向かいに見えるのは小松ヶ池の桜並木。

さらに、歩いて。

 小松ヶ池公園入口前の広場。

では、小松ヶ池公園へ入りましょう。

目指すは小松ヶ池。(つづく)

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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こんな夜更けに月見かよ(笑)

2019-02-24 23:28:51 | Weblog

こんばんわ、パート2(笑)。

好評だった映画、こんな夜更けにバナナかよ、をもじって、こんな夜更けに月見かよ(笑)。折しも、今日は更(ふけ)待月。お月見をするのに、夜更けまで待たねばならないので、この名前がある。

昨日の寝待月の、月の出がピンク色に輝き、あまりにうつくかったので、今日もまたと、夜更けの11時の月の出を待った。

待ったかいがありました!

こんな夜更けに月見かよ

雲が多く、まず月の出はみられないと思ったが、なんとお月さま、わずかな間隙をぬって、現れてくれた。カンゲキ!

木々の上の帯は雲

雲の上に出て、ほぼ完ぺきなお姿!月の出、完了!

そして、すぐ雲にとらわれる。

そして、あっという間に雲隠れ。この間、5分程度。奇跡の更待月の、月の出だった。

こんな夜更けにバナナかよ

では。

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工藝とは、展 LIXIL ギャラリー

2019-02-24 21:21:43 | Weblog

こんばんわ。

ふと、銀座線の京橋駅で降り、ふと入ったLIXIL ギャラリー。ここで、”工藝”とは展(宮田亮平監修)が開催されていた。MOA美術館で先日、見てきたばかりの室瀬和美の作品もあり、楽しませてもらった。写真撮影が可能だったので、そのうち、いくつかを紹介したい。

本展の監修者で金工作家の宮田は、これまで多くの現代金工作家の作品をここで紹介をしてきたとのこと。今回は、さらに分野を拡げ、陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、截金(きりかね)の、人間国宝2 名を含む、作家 12 人の作品 が展示されている。

室瀬和美 乾漆蒔絵螺鈿盛器”珠光”

前田正義 色絵洋彩鉢

藤沼昇 東編花藍”阿吽”

月岡裕二 截金”花舞”

小林祥晃 染織”遥”

本間秀昭 ”流紋/2019”


宮田亮平 生と動

ついでながら、MOA美術館の”人間国宝・室瀬和美の世界”も紹介します。こちらは、写真撮影禁止なのでカタログから。

では、これで↓締めまする。

MOA美術館出入り口扉 片身替漆扉(室瀬和美・杉本博司作)

すばらしい現代工芸品にうっとり。

今日、2月24日は河津桜にうっとり。詳細は明朝にレポします。

さて、どこの河津桜でしょうか?ヒント↓

では、おやすみなさい。

いい夢を。


桜会場でみた縫いぐるみのような大型犬。

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