17年間様々な子どもたちに接してきて、しみじみ実感することですが、
その子その子によって、「立ち止まること」というのは、本当にそれぞれ違います。
そして振り返っても、
そうしたその子が「ひっかかる」ことのひとつひとつが、
その子なりを表し、その子がその子らしく伸びていく契機となっていくのだなと。
「この子には、こうであってほしい、こうなってほしい」といった大人側の思いが、
子供の示すサインを、かきけしてしまわないようにしたいな、
これまでの私自身の反省を含めて、思います。
「これだ!こんどはあれだ!」と分かりやすくまっしぐらに突進して行く子もいますが、
時にぽっ、ぽっと沸き上がる興味や関心にゆっくりと向き合って行く子もいます。
こちらの記事は、そんな「後者の子」が、最近興味を持つことのひとつです。
・「宗教心」に興味を持つ娘と「ユニタリアン・ユニバーサリズム教会」の礼拝を訪ねてみました
その子の内に、見えにくくとも、ふつふつと育っていくものがあるんですよね。
子供は、自分の道を自分で見出す力を持っている、そう信じてやりたいです。
その過程で悩み、寄り道し、失敗することもあります。
それでも、道をふさぎ、「こちらへ来い」と大人の望む道を敷いてやるのではなく、
その子自らの道で、その子が壁をこえ、前へ進むのを励ましてやりたいです。
その子が「ひっかかること」「してみたいなあ」と描くこと。
たとえ小さくみえても、そのひとつひとつが、その先へ築く道へと繋がります。
そのひとつひとつを、「できる範囲」で邪魔せず、サポートしていく。
それは、
「その子の夢をシリアスにとることで、
その子は自身の夢をシリアスにとるようになる。」
ことでもあるのかもしれません。
その子その子の「人生の旅」を、応援したいですね。
みなさん、今日も良い日を!