マイコー雑記

行き来するもの書き留め場

子供を導く有効メソッド、「いつも!」「ぜんぜん!」から今「できていること」を認めるへ

2016年02月21日 | 子育て全般

 「いつも(always)」や「ぜんぜん(never)」というコトバが、

自分の口や子供たちの口から出てくると、

「ちょっと待てよ」と思うことにしてます。

 

だってほとんどの場合、

「いつも~する」「ぜんぜん~しない」なんてことありませんから。

 


例えば先日の、娘の一人との会話。

 

わたし:○○(妹)に対し、もう少し、気持ちを思いやるような言葉をかけてやりなさいよ。


娘:だって、「いっつもね」、○○がああいう言い方するんだもの。


わたし:そういうこともあるかもしれないけれど、あなたの方が少し長く生きてるんだから、○○の言い方に引きずられずに、教えてあげなよ。

こういう言い方ができるのよ、って。

だいたい、「いっつも」○○から始めるんじゃなくて、あなたから始めることもあるじゃない?

「いっつも」なんてことないのよ。


娘:ママは私が「いっつも」始めてると思ってるのよね。「いっつも」なんてことないのよ。

 

 

上のような「咎め」も時に必要だけれど、

「思いやりある言葉をかけてやって、○○も嬉しそうね」と、

娘の「できている時」をこまめに認めてやることの方が、

変化を起こしやすいんですよね。


特に娘の頭の中では、

「ママはどうせ、私が『いつも』できてないと思ってる」とぐるぐるしているようですし。

 


「いつも」「ぜんぜん」という思い込みで見えにくくなっている、

実は目の前に刻々と繰り広げられている「できている時」をこまめに認めていくこと

対して、「いつも」「ぜんぜん」通りの言動を集めて咎めてばかりいても、

ますます「その通りの像」を作り上げていくだけだったりします。

  

 

 

教室の生徒達とのやりとりを通しても、これは本当にそう。

いかにその場その場で切り替え、今「できている」ことを認めていくか。

「問題児」というレッテルや、

10分前に椅子を投げようとしたとか、

勝手にトランシーバーを使おうとしたとかを引きずることなく。

「パレットきれいに洗ってくれて、助かったわ」

「机についた絵の具拭いてくれたのね、ありがとう」

そうこつこつと認めていく。

 

すると、子供達も落ち着いていきます。


 

以前紹介した(親子の成長を助けるエキスパート&メソッド

手に負えない問題行動にも効果があると世界的に認められているPCIT(Parent-Child Interaction Therapy)メソッドでも、

できてないことに、細々逐一関心を払うことなく、

「できていることをこまめに認めていく」は基本。

 

改めて、

教室でも、家庭でも、まさしく!と実感してます。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。