「今年は、引っ越しがある」と
こちらのブログでも少し書いてきたんですが、
なんと、夏から日本で1年間暮らすことに決まりました。
長男は、今年の初夏には高校を卒業し米国へ残りますから、
夫と子供4人連れての滞在です。
ということで、
長男の米国の大学進学の願書提出は終わったものの、
引き続き、奨学金の申請や結果の出ている大学の情報集めをしつつ、
同時に、東京の路線地図とにらめっこしながら、
東京の小中高や住居について情報を集め、問い合わせ、やり取りしと、
繰り返しています。
また今のこちらの住居を貸し出す手続きをすすめ、
そのためにあちらこちら修理したり、
倉庫をかり、家財道具一式を詰め込むため、
寄付するもの、キープするものを整理し、
箱詰めを始めたりとしてます。
振り返れば、ここ4年の間に、3度引っ越してます。
アラスカから米大陸を横切り東海岸へ、
東海岸の州内での引っ越し。
そして、米国東海岸から太平洋をこえて日本へ。
でも、これだけ動いていても、
いらないものがどんどんたまるんですよね。
驚きます。
変化は、
余分なものを
そぎ落としてくれますね。
全部は、持っていけませんから。
まずは、東京での子どもたちの学校が決まれば
(ホームスクールという選択も含めて)、
賃貸住宅も本決まりとなりますから、
そちらをすすめているのですが、
学校とのやりとりには、
こちらの学校スタッフからの様々な書類等、
お忙しい多くの方々の助けが必要になりますから、
ちょっと時間がかかりそうです。
しかし、
まさか、こんな形で日本に戻ることがあろうとは、
予想もしてませんでしたよ。
(←今回、まさかの夫の仕事が理由です)
私自身は、名古屋生まれ育ちですから、
東京について、本当に、何にも知らないんですよね・・・。
これまで訪ねたことが数度あったなあというほど。
しかも16年間、
アラスカでクマやヘラジカに囲まれて暮らしていましたからね。
カラフルな東京の路線地図をながめるだけで、
ちょっとめまいがしている状態です。
住居についても、地図を見ながら、
公園の傍に傍にと目が行きます。
←家族にとっては、「自然」が心身の調整場。
ブログを読んで下さるみなさんとも、
会える機会があるといいなあと願っています。
「『我が家の子育て』を築くための知恵を育む場」といったものや、
「子供も親も遊ぶ場」などといったことも、
できるといいですよね。
そのためにも、まずは、東京の街に、
4人ぞろぞろ連れての6人家族の生活の土台を、
築いていきますね。
日本在住の方々に、
少しでも近くなれることを嬉しく思いつつ。
最後に、
入学申請している東京の高校で必要とされる「英語のエッセイ」に、
長女がこんなことを書いていました。
紹介させてください。
“私は、フラナリー・オコナーの短編小説『ゼラニウム』を読んだとき、とても感じ入りました。
この小説では、娘さんに連れられ、長年暮らした地から、ニューヨークに引っ越すことになった老人が描かれています。このおじいさんは、たくさんの葛藤を抱えることになります。
なぜなら、長年培った物事の見方や考え方に頑なに固執したからです。
著者は象徴と設定を用いて、読者に明快なテーマを突き付けます。それは、「世界を完全にコントロールなどできない」ということです。
ストーリーの最後で、老人に残ったのは、「滅びるか、変わるか」の選択でした。
引っ越しには、「柔軟さ」と「楽観性」が必要です。そして、引っ越しに限らず、社会は変わり続けていますから、社会を生き抜くにも、「柔軟さ」が必要なんです。
私は、度重なる「引っ越し」を通して、より高度な柔軟さを、獲得しようとしているのかもしれません“
今暮らす地に引っ越してきてからしばらく、
長女は、辛い時期を送りました。
なかなか思うように友人もできず、
毎日、図書館で1人ランチを食べ、
周りの嫌なところばかりが目につき。
心理カウンセラーにも何度かお世話になり、
泣きじゃくりながら話しをしていました。
そうして徐々に、
少数ながら心を分かち合うことのできる友人を選ぶようになり、
嫌なことを流し、楽しみを見出す姿勢を身に着けていきました。
今では、より生き生きと高校生活を楽しむようになっています。
今回の日本での暮らしを終えたら、長女は高校を卒業します。
子どもは、いずれ親がいなくても、
歩いていくための力を身に着けるために、
今こうして一緒にいるのだなあ、そうしみじみ思います。
目の前の涙も、必ず、その後の力になります。
この限られた一日一日を、
悲しみ、喜び、泣き、笑いと、
共に、謳歌したいですね。
最近は毎週末、高校生たちが階下に泊まり込みでロボティックス。
差し入れも、
アッというまに腹の中ですよ。
給仕係の次男と三女。
こちら早朝、うっすらと雪に囲まれ、小中高と2時間遅れてスタートです。
みなさん、温もり溢れる日を!
教えていただいてありがとうございます!全く右も左も分からない中、助かります。
以前、虹色教室通信の記事から飛んできて、ひそかに拝見していました。ずっと勉強させていただいており、ありがとうございます。
ピンポイントエリア情報なのですが、東京、多摩地区でしたら、アメリカンスクールのあるあたり、三鷹・調布エリアがおすすめです。
野川公園はじめ(東京にしては)大きな公園がいくつも隣接しています。
アラスカの大自然とは比較になりませんが、生き物好きな子供達には、野鳥やカブトムシやクワガタがいる雑木林もあって、野川ではどじょうやめだかやザリガニ釣りが楽しいです。
また、サッカー場などがいくつもあって、スタジアムも近くにあり、東京オリンピックのために総合スポーツ施設もオープンしましたので、スポーツ好きにも良い環境だと思います(息子は、サッカー少年なので謳歌しています)
アメリカンスクール(ASIJ)は、インターとして日本最大規模らしく、またその近くのICU高校・大学では、世界各国から留学生を受け入れており、外国の方がたくさん住んでいるエリアでもあります。
ホントにピンポイントなおまけ情報なのですが、近くに国立天文台の森があって、そこに子供向けの「星と森と絵本の家」という施設があって、古い日本家屋を改修しているのですが、日本の伝統行事が体験できたり、天文台の星の話や、ICUの留学生の各国語の絵本の読み聞かせイベントがあったり、木工工作ができたり、子供のお気に入りスポットです。
市の施設なので、無料ですし、何より、企業や商業施設が主催するイベントと違って、純粋に「体験・楽しむ」「教育的観点」のみが目的になってるところが良いです。
お正月には、鏡開きのイベントがあって、獅子舞の保存会の方がきて、小さな子~小学校高学年の子までが飛び入りでひょっとこの踊りをしているのを見て、息子は興味しんしんでした。その場では恥ずかしかったけれど、家に帰って、鏡開き~獅子舞~ひょっとこ踊りまで全て一人で再演していました(笑)
ちなみにですが、このあたりには国立天文台とJAXAがあるので、見学や天体観測イベントに参加できて、宇宙・星好きにもおすすめです。
また、電車や車で日帰りで行ける距離にある奥多摩は、完全なる山なので、熊やカモシカやニホンザルがいます。家族で日帰り登山したり、週末キャンプしたりして楽しんでいます。
そんな感じで、自然好きな子育て家庭にとっては、東京都心までのアクセス良好な範囲(新宿でしたら電車の乗車時間15~20分)のエリアとしては、穴場だと思っています。
東京、多摩地区、と聞いて、思わずコメントさせていただきました!ものすごくピンポイントな情報ですみません(笑)
マイコーさん、ご家族のみなさんにとって、住み良い町が見つかることをお祈りしています^^
お引越しは、ご家族にとって大変なことと思いますが、神奈川在住の私にとっては、うれしいニュースでした。お会いする機会があるといいですね。
まずは体力を付けて、乗り越えてくださいね。「世界を完全にコントロールなどできない」から、面白いと、どんな局面でも言えるような「柔軟さ」と「楽観性」を私も持ちたいです。
素敵なエッセイを、シェアしてくださって感謝です!
追伸 多摩地区の情報、私も参考になりました。ありがとうございました。
三鷹・調布エリアについて、詳しい情報をありがとうございます!
大きな公園がいくつも隣接してるんですね。
>野鳥やカブトムシやクワガタがいる雑>木林もあって、野川ではどじょうやめ>だかやザリガニ釣りが楽しいです。
こんなことのできる地域が東京近辺にあるなんて、驚きました!東京のイメージががらりと変わりましたよ。
サッカー場やスタジアムや総合スポーツ施設も充実していて、スポーツ好きにももってこいとのこと。我が家の子供達も、皆スポーツを日常的にしているので、とても魅力的です。息子君、サッカー少年なんですね!家も次男がサッカーに夢中なので、TREEさんのご都合が合うようならば、是非一緒に遊ばせていただきたいです。
>「星と森と絵本の家」という施設があ>って、古い日本家屋を改修しているの>ですが、日本の伝統行事が体験できた>り、天文台の星の話や、ICUの留学生の>各国語の絵本の読み聞かせイベントが>あったり、木工工作ができたり、子供>のお気に入りスポットです。
何て面白そうな場でしょう!古い日本家屋で鏡開きや獅子舞などの伝統行事体験ができるんですね、必ず出かけます。しかも、無料なんですね。本格的な天文台も是非、訪ねます。
クマやカモシカやニホンザルに囲まれ、登山やキャンプのできる奥多摩にも日帰りで行ける距離なんですね。「東京に暮らす」と心構えをし始めて以来、まさか、こんな嬉しい体験が、それほど遠出せずともできてしまうだなんて、予想もしていませんでしたよ。
その上、新宿まで20分以内!
1年間暮らした後は、今、漠然と描いている東京のイメージとは、また全く違った東京観を持っているに違いない、そんなことを感じています。東京のイメージを塗りかえていくのが楽しみです。
実は、アメリカンスクール(ASIJ)については、東京行きが決まった最初の時点で問い合わせてみたのですが、高校3年生からの入学は「空き」がないとの返答だったんです。なるべく4人、同じ学校や同じ地域の学校に通えたらいいなと考えていまして、今当たっているところは、どうしてもかなり都心になりそうです。いくつかの学校とのやりとりや、書類集めに走り回りつつ、三鷹・調布からの通学についても、調べてみますね。
宝箱のような「穴場」を教えていただき、ありがとうございます!
神奈川在住なのですね。是非、お会いしたいです。
体力、そうなんですよね。大変化をわっしわっしと進むには、精神もですが体力勝負ですからね。グーグー寝て、もりもり食べます。
>「世界を完全にコントロールなどできない」から、面白いと、どんな局面でも言えるような「柔軟さ」と「楽観性」を私も持ちたいです。
長女と一緒に、私も思い出していきます。ありがとうございます!
ASIJ、空きなしだったんですね。都心の学校になるようでしたら、家は「ご飯を食べて寝る、休むところ」と割り切って、学校のそば(できれば徒歩やスクールバスで通学)に住まれることをお勧めします。
東京の通勤・通学ラッシュ、壮絶なんですよ~(泣)私は、30年以上東京暮らしで(数年は横浜も)で、中学のときからずっと電車通学でしたが、すっごくしんどかったです。
路線によっては、ピークの時間帯は、息もできない、骨折するかと思うくらいすし詰めで、駅で人がはみ出してドアが閉まらないので、駅員がギューギュー押し込んでます。イライラしてる人も多いですし、新宿・渋谷・東京などのターミナル駅で乗り換えなど、雑踏すごくて、消耗します。
大人ならまあ、多少我慢したり、慣れたり、ちょっと早め・遅めに時間帯ずらして通勤するとかもできるかもしれませんが、広大な自然の中でのびのび育った、敏感なお子さんには全くもっておすすめできないです。。
でも週末は、電車もガラガラですから、ぜひ、多摩へ遊びにいらしてください。マイコーさんのブログはいつも拝見していて、勝手に親近感を抱いてますので、こちらこそ、遊んでいただけたらうれしいです!
「星と森と絵本の家」は、華々しくご紹介しましたが(笑)、こじんまりしてて、地味だし、閑散としてることも多いのですが、スタッフや地域のボランティアの方々の「手作り感」が満載なほっこりスポットなのです。子供スタッフが運営をするイベントもたまにあって楽しいです。おすすめイベントがあるときはお声がけします(笑)
通学・通勤ラッシュ、そうですよね!日本の外でも、日本のラッシュ時の電車の状況が画像として流れることがあるのですが、みなさん、信じられないと衝撃を受けます。
こちらでは、見知らぬ他者に触れるということ自体が、あり得ないですから。去年の夏の日本滞在でも、東京で少しだけ込んだ電車に乗ったのですが、子供達、今でもその時のこと、いかにびっくりしたかを話しています。
確かに、イライラされている方もいました。普通の声で話していただけなんですが、隣で本を読んでいた初老の男性が、「うるさい!」と本を膝に投げつけて立ち去っていったんです。子供達も、何が起こったのかと呆然としていました。子どもの声というのを、たとえ小さなものであっても、これほど不快に思う方がいるのだなと、しみじみ思いました。
東京を案内してくださった方が、「毎日大変な思いをして疲れているのでしょうね。人が多い分、いろいろな人がいるから気にしないでね」とおっしゃり、子供たちも「ああ大変なんだなあ」と納得していました。
とはいえ、ほとんどの場合、みなさんに本当に親切にしていただき、感動の方が大きく、旅を終えたのでした。
>家は「ご飯を食べて寝る、休むところ」と割り切って、学校のそば(できれば徒歩やスクールバスで通学)に住まれることをお勧めします。
>大人ならまあ、多少我慢したり、慣れたり、ちょっと早め・遅めに時間帯ずらして通勤するとかもできるかもしれませんが、広大な自然の中でのびのび育った、敏感なお子さんには全くもっておすすめできないです。。
どんぴしゃに的を得たアドバイスをありがとうございます。念頭にいれ、住居を探していきますね。
そして週末、多摩を訪ねるのが楽しみでしょうがないです。遊んでいただけるとのこと、とても嬉しいです。
こじんまりとしてアットホームな「星と森と絵本の家」も、想像がどんどん膨らんでいますよ。イベントのお声がけ、家族一同、心より楽しみにしています!感謝を込めて。