マイコー雑記

行き来するもの書き留め場

「その言葉を分かる」と「その言葉を生きる」とは全くの別物、「大切なこと」に立ち返る時を

2017年10月16日 | 雑感

「そんなこと分かってる!」

我が家でも子供たち、

たびたび言います。

 

週末は、

「でもね、大切なことって、

一度分かっておしまいじゃないよね」

といった話をしていました。

 

「本当に大切なこと」って、

字面を追うだけでもすっと「分かる」、

シンプルなことが多いと思いませんか?

 

 

例えば、

長男へ向けて、

「取り組む物事の優先順位を整理する」

 

ティーンの娘たちにも、

「周りの目に振り回され過ぎない。

インサイドアウト(内から外へ)」

 

走ることに夢中の次女と三女に、

「周りより自分の昨日のタイムと比べる」

 

サッカーに夢中の次男に

「今は勝ち負けより、スキルを磨く」

 

などなど。

 

どれも「分かってるよ!」ですが、

常に思い出し実践するのでなければ、

ついつい、

そうでない方向へと流されていくものです。

 

 

 

 

子育てでも、人生でも、

大切なことって、

すっと「分かる」シンプルなこと、

そう思いませんか?

 

でも、「シンプルである」ことと、

「簡単であること」とは同じではないですよね。

「頭で分かる」と「実践する」とは

全くの別物なんですよね。

 

「分かったから。次!」と通り過ぎ、

「新しいもの」を追い続けるよりも、

シンプルな原点に立ち返り立ち返りと繰り返すことで、

大切なことを、より「自分のもの」としていきたいです。

 

 

 

こうした姿勢の大きなヒントとなったのが、

私にとっては、ユダヤ人の友人たちでした。

 

例えば、彼ら彼女の家の中には、

各部屋のドア口に、「彼らにとって最も大切な言葉」が貼り付けられ、

部屋に入るたびに、そっと触り、思い出すんです。

「大切なこと」を思い出すという習慣、「メスーサ」に触れて

 

また「円形の小さな帽子(キッパ)」を身に着け、

ゆらゆらと揺れる紐を腰からさげ、

常に「最も大切な繋がり」を思い出します。

 

それほど、

人は「忘れてしまうこと」を、

そして「分かった」と思いながら流されていくことを、

知っているからなんですよね。

 

 

 

みなさんの、大切なことってなんですか?

 

私にとっては、

やっぱり、「心の奥に常に晴れ渡ってある温もり」なんですが、

これだって、ほんと、すぐに忘れてしまいます。

特に、苦しい時ほど、すっかり見失ったりします。

苦しい時ほど、必要であるのに。

 

また子育てでいうのならば、

こちらにも書いたように、

米国士官学校教育長によるパワフルなスピーチに思う。私達は子供の「尊厳」を忘れてやしないか?

子供の「尊厳」を思い出していくこと

そう思います。

 

この何ものにも高低をつけられない「尊厳」、

子どもと接する日常に、

思い出していきたいことなんですけど、

これだって、日常に次から次へと起こる物事、

色とりどり形とりどりに立ち込める雲に翻弄され、

すっかり忘れてしまいがちです。

 

「分かっているつもり」

なんですけどね。

 


言葉を「分かる」だけではなく、

言葉を「生きて」いきたいですね。


シンプルな原点に、

日々、立ち返る時を、

持っていきたいです。


 


日の入りを待つ子ども

(次女撮影)

 

次に、2記事続けますね。

それではみなさん、よい日を! 

 

 


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