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米国士官学校教育長によるパワフルなスピーチに思う。私達は子供の「尊厳」を忘れてやしないか?

2017年10月04日 | 子育て全般

数日前に、米国空軍士官学校の教育長Silveria氏が、

こんなスピーチをしました。

https://www.youtube.com/watch?v=sxITADfhXnk

 

空軍士官学校の予科学校で、

黒人の学生にむけ「帰れ!」など人種差別的な落書きが発見されたことから、

士官学校、予科学校関係者、全てが緊急に勢ぞろいした場でのことです。

 

教育長は、静かに話し始めます。

 

以下、要約です:

 

今回のことに、激しい怒りを感じるのなら、あなたは正しい。

空軍の軍人としてだけでなく、人として、私たちは激しい怒りを感じるべきです。

 

もし、予科学校で起こったことだから、自分たちには関係ないと思う学生がいるのなら、君は世間知らずで甘すぎる。

もし、全てが完璧で話し合うことなどないと思っているのなら、私たちは世間知らずの甘々だ。

 

そして、昨今のアメリカで起きていることについて

(バージニアの人種差別暴動、白人警官による無実の黒人への不当な扱い等)、

もし自分たちに関係ないと思っているのなら、あなたには、聞くべきものが聞こえていない。

 

人種差別といった恐ろしく馬鹿げた小さな考え方より、もっといい考え方があります。

私たちはその考え方を伝えるためにここに集まっているのです。

 

それは、多様性の力です。

 

ここに集まった4000人近くの一人一人が、さまざまな階級、さまざまな土地、さまざまな人種、

さまざまな経歴、性、性格、教育を背景にしています。

 

私たちは、異なるものが合わさることで、強くなるんです。

私たちの強さは、多様性にあります。多様性こそが、私たちの力なのです。

 

私たちの機関のこの価値観を、誰も、変えることはできません。

私たちは誰にも、この価値観を変えることを許しません。


性別によって、尊厳と尊敬をもって接することができない者は出ていきなさい。

人の品位をおとしめようとする者は出ていきなさい。

人種の違う者、肌の色の違う者に、尊厳と尊敬をもって接することができない者は 出ていきなさい。

 

(Silveria教育長は、集まる学生に携帯を手に取らせ、次の言葉を動画にとり決して忘れないようにと言います。)

 

 いかなる理由であれ、人に対し、尊厳と尊敬をもって接することができない者は出ていきなさい。

 

―――――要約終わり

 

Silveria氏の、ゆるぎない眼差しに、

何を優先するべきなのかをはっきりさせることの大切さを、気づかされます。



「人に対し、尊厳(dignity)を持って接する」

人と接するうえでの基本中の基本。

 

この基本を、私たちは、子どもたちに伝えられているでしょうか?

 

 

そのためにはまず、

私たちが、子どもたちに対し、尊厳を持って接しているか?

が大切なのでしょうね。

 

 

何かができる/できないや、成績や、偏差値や、能力や、生い立ちやなどによって、

その子に対し、尊厳を持って接することが、ぐらぐらと揺れてやしないか?

 

 

尊厳というのは、最近、書いてきている、

「移り変わる雲を突き抜けたところにある、常に晴れ渡った空」

と同じようなもの、といえるかもしれません。

 

どんな人にも太陽が降り注ぐように、

どんな人にも備わっているもの。

 

何かができる/できないなど、

色とりどりに立ち込める雲を突き抜けたところに、

常にあるもの。

 

どんな「ものさし」によっても、

高低を決められることのないもの。

 

子どもたちの尊厳が、

覆い隠されてやしないか。

大人たちは、その周りに立ち込める雲ばかりに目をやり、

その先にある、最も大切なことを忘れてやしないか。

 

どんな子どもにも等しく備わる尊厳、

このことを意識の中心に据え、

日々の実践へと落とし込んでいきたいです。

 

子どもに接する日々、

思い出していきたいですね。

 

 

 

 

さて、寝ます。

今日も走り回り、へっとへとですよ。

少しでもこうしてお伝えできて嬉しいです。

読んで下さり、ありがとうございます!

 

後ろ足・・・

皆さん、よい日を!

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2 コメント

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Unknown (Tomoe)
2017-10-06 12:59:17
今朝、「言ったことよりも、やったことよりも、一人一人はずっとずっと大きい。それを忘れないでいたい。」とみたいなことを考えていました。
それは尊厳なのかもしれません。
子どもと接するときも、そのことを忘れないでいたいなぁとこの記事を読んでいて思いました。
いつも気づきをありがとうございます。
Tomoeさんへ、コメントありがとうございます! (マイコー)
2017-10-09 23:56:12
「言ったことよりも、やったことよりも、一人一人はずっとずっと大きい。それを忘れないでいたい。」

私自身、「尊厳」について、まさしく、そんなイメージを持っています。

この「尊厳」という中心の周りを、幾層もの、「その子である要素」が包んでいる。そして、中心を囲むそれらの「要素」とは常に流動的で「変わる可能性」を持っています。

でも、中心にある「尊厳」というのは、何がどうなろうと、変わらずあるものなんです。周りから中心を決めるのではなく、中心から放たれるものが周りを決めていく。

このイメージを忘れないでおきたいなあと思ってます。

Tomoeさんの感じること、シェアして下さってありがとう。私も、こうして言葉にして伝えることで、より整理できます。

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