昨日の記事(「認知のゆがみ」に気づくことが心を軽くする、子供にも分かり易い言葉&図の紹介)
にある「認知のゆがみ」について。'
大人になってから、
長い年月をかけ深く刻まれた考え方の癖や習慣を治すよりも(もちろん可能ですが)、
子供の頃から、自分で調整する習慣を身につけられたら、
将来、その子のためになるだろうなあと思っています。
昨日紹介した、
「認知のゆがみ」をわかり易くシンプルに表す「ユガミン」キャラクター。
自らの考え方や感情に向き合う中で、
「あ、ユガミンだ」と気づけるようにしておくといいですね。
(「悩みは、がまんするしかないのかな?」こころの健康副読本編集委員会 3ページ目より)
ジーブン: よくないことが起こると、全て自分のせいだと思う。
シロクロン: 白か黒かのどちらかだけと考える。現実はその「間」のグレー状態がほとんどにも関わらず。
ベッキー:「べき/べきでない」と「律」に縛って物事を眺める。
ラベラー: こうだ!こういう人だ!と物事や人にラベルをはり、はがさない。
ジャンパー: 根拠が不確かでも、ネガティブな展開や思い付きを信じる。
フィルタン: ポジティブ面をざーと流し落とし、ネガティブ面だけ残るフィルターで物事を眺める。
パンカー: 物事を一面だけをみて、一般化する。
マグミニ: ネガティブ面を極大化、ポジティブ面を極小化。
とはいえ、
ユガミンを忌み嫌い見下し、
「こういう風に考えちゃダメ!」と反応するのではなく、
「ああ、ユガミンが出てきたねー」、くらいがいいのだと思います。
嫌悪感が強い間は、ユガミンたちも、より力を持つもの。
それには、嫌悪感のわかないような、
これぐらい「可愛いキャラ」でイメージするのもいい方法ですね。
ユガミンに気づく習慣とは
「思考や感情は、天気のように、移り変わっていくもの」、
そう眺められる姿勢とセットで身に着けていきたいです。
大人が頭で「思考や感情と自分を同一化しない」などと考えるよりも、
子供は、こうした「お天気」などのメタファーで、
案外すっと、「がんじがらめにならない姿勢」を身に着けやすい、
そう感じています。
ヘルシーな「考え方のくせ」を育むサポートを、
していきたいですね。