
ことしのアカデミー賞は、『それでも夜は明ける』に作品賞がいきましたが、(観ましたので感想は後日)
もうひとつ、人種差別を描いた作品で、オスカー候補になるのでは?と噂されていた映画があって、
それが、この『大統領の執事の涙』でした。
しかし、結果はノミネートすらゼロに終わっていて、なんでぇ?という感じだったわけですが、
授賞式のプレゼンターで、シドニー・ポワチエ御大が登場してきたので、
ん?と思ったのですが、映画の中で、御大を批判しているシーンがあるんですよね。
御大が、どれくらい影響力があるのかは知りませんが、
そこらへんに、この映画をプッシュする力が働かなかったのかな?なんて思いました。
映画は、とてもよくできていて、わかりやすいし、
ブラックカルチャーの変遷なんかも、さりげなく見せてくれるので面白いです。
前作『ペーパーボーイ』では、かなり濃厚な世界を描いていたリー・ダニエルズ監督の演出は、
今回は、打って変わって、サラリとしている感じ。
だた、マライア・キャリー、ロビン・ウィリアムス、ヴァネッサ・レッドグレーブ、
ジェーン・フォンダ...次々に大物スターがちょい役で多数出演するのには、
自分は、少し抵抗がありました。
サントラ収録のグラディスのこの曲↓が、印象的。
http://butler-tears.asmik-ace.co.jp/
『大統領の執事の涙』日本公式サイト
http://www.weinsteinco.com/sites/leedanielsthebutler/
"Lee Daniels' The Butler"US Official Site