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気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

『ドラゴン・タトゥーの女』

2012-03-06 10:35:12 | 映画


じつは、この映画、公開初日に観に行っていまして、
なかなか感想を書けないでいたら、すでに、1ヶ月近く経っていました。
ホント、時間が過ぎるのが早い。(^_^;)

さて、この作品、オリジナルのスウェーデン版があるのは有名ですが、
そちらを観ているか観ていないかで、
かなり感じ方も変わってくるように思います。
デヴィッド・フィンチャー監督ゆえに、
安易なオリジナルのコピーはせんだろうと思っていたのですが、
意外にも、あれ?けっこう同じぢゃんっていうシーンが多いです。

ただ、決定的に違うのは、フィンチャー監督始め、制作陣は、
ミステリーには、あまり興味がないんだなぁ、というところでしょうか。
オリジナルを観ていなくても、早々に犯人はわかる展開だと思いますし、
その犯人との対決場面も、意外なくらい、あっさりしていて、
そちらの部分を期待すると、ちょっと当てが外れるかもしれません。

そんなことより監督が気を配ったのは、
タイトルロールである「ドラゴン・タトゥーの女」を、
いかに魅力的に撮るかのほうだったようで、
その点においては、今回のフィンチャー版のほうが、
上を行っているような気がして、オスカー候補にもなったルーニー、
この映画の本当のエンディングまで、じつに魅力的。
たとえ、オリジナル版を観ていても、
彼女を見るためだけにでも劇場に行く価値ありと思います。

あと、みごと、オスカー助演男優賞を受賞したクリストファー・プラマーが、
この映画でも、重要な役どころを演じていますが、
その『人生はビギナーズ』で、プラマーさんの恋人役を演じていた俳優さん
ゴラン・ヴィシュニックも、この映画に出ていて、
これがまた、よく見ないと気づかないくらい別人で、
役者って、すげぇなぁと、いろいろと思わせてくれる作品でした。



Zeppelinファンには、必ずしも好評ではないみたいですが、
オープニングのトレント・レズナーの"Immigrant Song"かっこよすぎ。

http://www.dragontattoo.jp/
『ドラゴン・タトゥーの女』日本公式サイト

http://www.dragontattoo.com/site/
"The Girl with the Dragon Tattoo"USオフィシャルサイト(↑いきなり音出ます。)