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probably music 2.0

気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

Soul, R&B備忘録(#27 "Lift Ev'ry Voice and Sing")

2025-08-08 10:46:51 | 懐かし洋楽
R&Bチャートではヒットしたのに、
Popチャートでは、
まったくノーリアクションだった、
曲やアーティストを取り上げて、
ウダウダと語ってみるという、
このコーナー、今回は、
70年代から活躍しているシンガーで、
80年代のブラコンブームは、
この会社が無ければ、
起きなかったかも?とも言われる、
ハッシュ・プロダクションを
当時の旦那さんでもあった
Charles Hugginsという人と作った、
Melba Mooreが、
90年にリリースしたアルバム
"Soul Exposed"からのシングル
"Lift Ev'ry Voice and Sing"です。
R&Bチャートでの最高位は、
第9位だったようです。



このミュージックビデオでも、
パーカッションを叩いている、
Terri Lyne Carringtonさんが
上げているビデオなので、
削除はされないと思うのですが、
いちおう、Audio Onlyも
貼っておきます。



"Lift Ev'ry Voice and Sing"
という曲は、
有名な讃美歌なのだそうで、
検索しますと、いろいろなシンガーが、
歌っている映像が出て来ますが、
この、Melbaさんのバージョンは、
当時のコンテンポラリーな
サウンドをバックに、
超豪華ゲスト陣を迎えて、
リリースしたナンバーでした。

プロデュースしていたのは、
BeBe Winansで、そのBeBeさんも、
CeCeさんと共に、歌でも、
参加しておりますが、他、ざっと、
ゲストを書き連ねてみますと、
Stephanie Mills, Freddie Jackson,
Anita Baker, Dionne Warwick,
Bobby Brown, Stevie Wonder,
Jeffrey Osborne, Howard Hewett
Take 6, The Clark Sisters...
といった方々で、この中に、
Bobbyがいるのが、いかにも、
90年という時代を反映している感じです。

Anitaさんだけが、なぜか、
ビデオには出ておりませんが、
それにしても、この曲、
日本では、まったく、
話題になった記憶はないですね。
自分も、ちょっと後になって、
中古屋さんでアルバム入手するまで、
こんな曲があったなんて
恥ずかしながら、知りませんでした。

さて、Melbaさんなのですが、
この翌年の91年に、
Charles Hugginsさんとは、
離婚されているようですが、
現在も現役でありまして、
ちょくちょく、新曲を
発表されておりまして、最新曲は、
2ヶ月前ほどにリリースされた
こちらの"No Filter"になるようです。



※次回は、Time Machineです。

No.11 コレクション(1978~2008)(107)

2025-08-06 20:02:24 | 懐かし洋楽
ビルボードのHot100で、
あと一歩届かず、Top10入りを逃した、
最高位11位の曲、2004年の3曲目は、
8月から9月にかけて、
3週、11位にランクインした、
こちらのナンバーです。



L.A.出身のシンガー、
Houstonが、ラッパーのChingyと、
Nate Doggをft.した曲
"I Like That"ですね。

6月の第3週に、
75位でNewエントリーして、
3週で、Top40入りを果たし、
9週目で11位まで上がったのですが、
翌週には、12位にダウン、しかし、
12位に3週とどまったあと、
再び、11位にアップして、
2週、11位を続け、計3週に渡って、
11位だったのですが、
その翌週、16位にダウンして、結局、
Top10入りは、ならなかったようです。

この"I Like That"は、
Houstonの、同年リリースの
デビューアルバム
"It's Already Written"
からのカットで、
歌もさることながら、
ルックスも良かったので、
このヒットのあとも、
期待されていたと思うのですが、
この翌年の、2005年の1月に、
ライブのために訪れていた
ロンドンのホテルで、
自殺未遂騒動を起こし、結局、
アルバム1枚を残しただけで、
事実上の引退となってしまいました。

デビューアルバムには、
Ready For The Worldの
80'sヒット"Love You Down"の
カバーなども入っていて、
自分も期待していたので、
残念でしたね。



2004年8月4日付けのビルボードHot100です。

Top10中、9曲が、
Hip-Hop、R&B系ですね。

※次回は、Soul, R&B備忘録、
第28回です。

なんとなくAOR (#59 夏の日の1986)

2025-08-04 10:55:02 | 懐かし洋楽
毎回、テーマを決めて、
なんとなくAORっぽい曲、
2曲をピックアップする、
このコーナー、今回は、
今から39年前の1986年の8月に
ACチャートにランクインしていた曲、
2曲をピックアップしてみました。

どちらのナンバーも、
Hot100にも入っていたのですが、
Top40には遠く及ばなかった2曲です。

まずは、Dennis DeYoungですね。
Hot100での最高位は93位、
ACチャートでは、7月に、
32位まで上がっていたという、
"This Is The Time"です。



懐かしい、映画『ベスト・キッド II』の
シーンが使われていて、Dennisさんも、
ノリノリの楽しいビデオですが、先に、
Dennisさんのソロ2ndアルバム
"Back to the World"に収録されて、
のちに、『ベスト・キッドII』の
サントラにも収録となり、
このビデオが作られていたみたいです。

ちなみに、39年前の今ごろ、
ACチャートとHot100を制していたのが、
同じくサントラ収録曲でした、
Peter Ceteraの
"Glory Of Love"だったようです。

Dennisさんですが、Facebookは、
時々、更新されておりますが、
2021年に、アルバム
"26 east: Volume 2"を
リリースしたあとは、
静かに暮らしておられるみたいですね。

https://www.facebook.com/DennisDeYoungOfficial/

そして、もう1曲は、
Jackson Browneですね。
同年リリースのアルバム
"Lives In Tne Balance"からの
2ndシングルだった曲
"In the Shape of a Heart"です。



ACチャートでは、10位まで
上がっていたようなのですが、
Hot100での最高位は70位でした。

アルバムからの1stシングル
"For America"は、かなり、
政治的メッセージの強い歌詞で、
若干、ラジオからは敬遠されたのか、
30位までしか上がりませんでしたが、
この2ndカットのほうも、
チャート的には振るいませんでしたね。

ただ、アルバムのほうも、
セールスは伸びませんでしたが、
Jackson Browneのキャリアの中では、
かなり重要な作品として、
位置づけられているように思います。

Jackson Browneさんのほうは、
ことし後半も、いろいろと、
ライブの予定があるようで、
まだまだお元気みたいですね。

https://www.instagram.com/jacksonbrowne/

※次回は、気になる新曲2曲です。

Time Machine ~1972~

2025-08-02 20:19:06 | 懐かし洋楽
今回は、1972年の今ごろ、
チャートインしていた曲、
The Osmondsの
"Hold Her Tight"です。
(Pop #14)



最初は、The Osmond Brothersと
名乗っていたようですが、
やはり、The Osmondsのほうが、
ピンと来る彼らの、4枚目のアルバム
"Crazy Horses"からのカット。

といいましても、この頃は、
まだ、お子ちゃまでしたので、
リアルタイムでは聴いてないのですが、
いやあ、こんなハードロックな音を
聴かせていた時代があったんですねぇ。

The Osmonds、楽曲を意識して
聴いていたころはないのですが、
ホント、日本でも大人気で、
CMに出たりもしていましたので、
もちろん、存在は知っていました。

やはり、70年のNo.1ヒット、
"One Bad Apple"に代表される、
可愛らしいサウンドのイメージが
幼心に植え付けられていましたので、
このスタイルの楽曲には、
かなり驚かされますね。

全盛期のThe Osmondsは、
5人の兄弟たちによって
活動していたようですが、
有名な話ですが、
他にも4人兄妹がいて、
総勢9人の大所帯で、
勢いがあった時期を過ぎても、
9人のうちの7人の兄妹たちが
入れ替わるなどして、
スタイルを変えて活動していましたね。
Donny & Marieでも活躍した、
Donnyさんは、80年代の終わりころは、
ソロでもヒットを飛ばしておりました。

残念ながら、ことしの1月1日に、
次男のWayneさんは、病のため、
世を去ってしまったようです。

1972年8月5日付けのビルボードHot100です。

1位は、日本でもおなじみの、
あのシンガーの、あの名曲です。

<1972年8月5日、何があったか?>

吉永小百合さんをマドンナに迎えた、
シリーズ9作目
『男はつらいよ 柴又慕情』が
劇場公開されたのが、
この日だったようです。

https://www.cinemaclassics.jp/tora-san/movie/9/
『男はつらいよ 柴又慕情』
(© 松竹株式会社)

※次回は、なんとなくAOR、
第59回です。

このアーティスト、あの一曲。(34)

2025-08-01 11:15:53 | 懐かし洋楽
シングルカットされていたけれど、
忘れられていそうな曲を選んで、
お送りしている、このコーナー、
今回は、まもなく、
サマソニのヘッドライナーと、
ソロ公演のために、
12年ぶりの来日が予定されていて、
また、昨日、日本のみで、
キャリア初のベストアルバムが、
リリースされました、
Alicia Keysの曲の中から、
こちらのナンバーを選んでみました。



2001年リリースの1stアルバム
"Songs In A Minor"からのシングル
"Girlfriend"ですね。
(R&B #82)

Aliciaのデビューといいますと、
なんと言っても、初ヒットにして、
No.1ヒットになった
"Fallin'"が鮮烈でしたが、
たしか、"Fallin'"より先に、
この"Girlfriend"のほうが、
プロモーションで公開されたものの、
結局、シングル発売は、
"Fallin'"になり、この曲は、
のちに、アルバムから、
4曲目のカットになった、
そんなような記憶であります。

作プロデュースをしていたのは、
Aliciaと、あのJermaine Dupliで、
ODBの愛称で知られたラッパー、
Ol' Dirty Bastardの95年のヒット
"Brooklyn Zoo"を
サンプリングしているため、
クレジットには、
その、ODBの本名、
Russell Jonesの名前も
連なっておりますね。

なお、"Girlfriend"は、
今回のAliciaのベスト盤には、
収録されていないようです。


・Girlfriend - Alicia Keys
(Wikipedia)

※次回は、Time Machineです。