goo blog サービス終了のお知らせ 

probably music 2.0

気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

日本語カバーで、あの名曲を振り返りませう。(21)

2021-12-09 10:34:55 | 懐かし洋楽&歌謡曲
名曲の日本語カバーと、
そのオリジナル曲との聴き比べをして、
どちらも、懐かしく振り返ろうという、
このコーナー、21曲目は、
1976年の今ごろリリースされた、
こちらのトリオの、この大ヒット曲から。



ハイ・ファイ・セットの「フィーリング」、
77年の紅白映像のようですね。
紅白出場は、この1回のみだったみたいです。

オリコンでの最高位は、
第2位だったということですが、
当時、自分が聴いていた、
ラジオのチャート番組では、
1位になっていたような記憶があります。
DJは、ロイ・ジェームスさんでしたね。
(古っ。(^^;))

ハイ・ファイ・セットは、
伝説的フォークグループ、
「赤い鳥」が解散して、
そのメンバーのうちの3人である、
山本潤子さんと俊彦さんご夫妻と、
ベースプレイヤーで作詞もしていた、
大川茂さんとで結成されたトリオでした。

94年まで活動し、潤子さんはソロに、
俊彦さんは、プロデューサーとして、
その後も活躍されていましたが、
大川さんは、解散の翌年、
まさかの事件を起こし、逮捕され、
出所後も、音楽業界には、
復帰されていないようです。

また、俊彦さんも、2014年に亡くなられ、
潤子さんのほうも、
音楽活動は、その直前から、
無期限休止のままのようでして、
ちょっと、さびしい感じですね。

そして、「フィーリング」のオリジナルは、
もちろん、こちらのナンバーです。



ブラジル人のSSW、Morris Albertの
"Feelings"ですね。
邦題は「愛のフィーリング」。

75年にリリースされ、
本国ブラジルではNo.1.
他、メキシコやチリなどでも、
1位になっていたようですが、
USチャートでは、最高位6位で、
また、UKでもヒットして、
4位まで上昇していたみたいです。

”Feelings”は、Morris Albertさんの
自作曲でありますが、のちに、
フランス人の、映画音楽などを
数多く手掛けていた作曲家、
Loulou Gasté(ルルー・ガステ)さんから、
自らが作曲した"Pour Toi"という曲の
盗作であると訴えられて、結局、
敗訴しているようであります。



※次回は、天国へ行ってしまったアーティスト、
39人目です。

日本語カバーで、あの名曲を振り返りませう。(20)

2021-11-18 10:09:40 | 懐かし洋楽&歌謡曲
名曲の日本語カバーと、
そのオリジナル曲との聴き比べをして、
どちらも、懐かしく振り返ろうという、
このコーナー、20曲目は、
今から42年前、"Kiss In The Dark"で、
ビルボードのTop40にも入っていた、
このお二人の、このナンバーです。



ちょっと映像がクリアすぎて、
びっくりしてしまうのですが、
ピンクレディーの、その、
"Kiss In The Dark"と同じ、
79年のヒット「ピンク・タイフーン」ですね。

デビュー2曲目の「S.O.S.」から、
「カメレオン・アーミー」まで、
9曲連続して、オリコンチャートで、
1位を獲っていたものの、
この前のシングル「ジパング」が、
最高位4位に終わり、急きょという感じで、
シングルリリースされた曲でありました。

しかし、結局、この曲も、
6位までしか上がらず、
まあ、このころは、米国進出に、
本格的に活動をシフトしていたこともあって、
いろいろと、国内での風当たりも、
強くなっていた時期でしたね。
秀樹さんの「ヤングマン」の
二番煎じなんてことも、
公然と言われていたように思います。

というわけで、オリジナルは、
もちろん、こちら。



Village Peopleの、こちらも79年のヒット
"In The Navy"ですね。
収録アルバムは違いますが、
西城秀樹さんの「ヤングマン」のオリジナル
"Y.M.C.A.”に続くヒットとなった曲で、
USチャート3位、UKチャート2位を記録する
好成績を上げていたようですが、
当時はまだ、70年代アイドル歌謡に、
夢中な少年でしたので、オリジナルのほうは、
正直、よく知らなかったですね。

そして、この"In The Navy"、
「ピンク・タイフーン」とともに、
競作カバーがリリースされておりまして、
それが、こちらの、NHKの
『レッツゴー・ヤング』などでも活躍した
渋谷哲平さんによるカバー、
「ヤング・セーラーマン」でありました。



「ヤング・セーラーマン」っていうタイトル、
別に、なんとも思ってなかったのですが、
改めて思うと、セーラー付けただけやん...
ですね。(^^;)

オリコンでの最高順位は、38位で、
渋谷さんの代表曲"Deep"が
52位だったようですので、
最大のヒット曲になるのかな?

さて、ちょっと明日から数日間、
更新が出来そうにありません。
いちおう、23日(火)の復帰を
目指しております。

年末年始以外、3日以上続けて休むのは、
ひさびさなもので、ご連絡しておきます。
勝手に休めや!という話ですけどね...

次回は、たぶん、気になる新曲です。

日本語カバーで、あの名曲を振り返りませう。(19)

2021-10-29 10:04:27 | 懐かし洋楽&歌謡曲
名曲の日本語カバーと、
そのオリジナル曲との聴き比べをして、
どちらも、懐かしく振り返ろうという、
このコーナー、19曲目は、
今や、ベテラン女優の域に達している、
この方の、このヒット曲です。



宮沢りえさんの"Game"ですね。
1990年のリリースで、
オリコン最高位は、5位だったようです。

デビューヒットではないのですが、
この曲で、紅白にも出演されていましたよね。
バスタブに浸かりながら歌うという
びっくりのパフォーマンスは、
たいへんな話題になりました。

ちなみに、このときの紅白、
Cyndi LauperにPaul Simon、
久保田利伸さんとのデュエットの
パートナーで、Alyson Williams
も登場という、驚きの回だったようです。

そして、オリジナルは、
もちろん、こちら。



タイトルまで変えちゃうのは、
どうなのよ?と思うのですが、
OKが出てたんでしょうね。
David Bowieの"Fame"ですね。

曲を書いたのは、Bowieさん自身と、
長く仕事を共にしていたギタリスト、
Carlos Alomar、そして、
あの、John Lennonであります。

75年リリースの9thアルバム
"Young Americans"からのカットで、
本国のUKチャートでは、
17位が最高だったようですが、
Hot100では、Bowieさんにとって、
初のNo.1ソングになりました。
次にTopに帰り咲いたのは、
こちらは、リアルタイムで聴いていた
83年の、あの"Let's Dance"になりますね。

R&Bチャートでも健闘して、当時、
21位まで上がっていたみたいですが、
この曲で、『SOUL TRAIN』にも、
出演していたようであります。



※次回は、Time Machineです。

日本語カバーで、あの名曲を振り返りませう。(18)

2021-10-14 10:22:49 | 懐かし洋楽&歌謡曲
名曲の日本語カバーと、
そのオリジナル曲との聴き比べをして、
どちらも、懐かしく振り返ろうという、
このコーナー、18曲目は、前回の、
カバーのほうが、森川由加里さんの
"Show Me"でしたので、今回は、
その森川さんのパートナーであります、
こちらの方の、このヒット曲にしました。



今も衰え知らずの歌声の、布施明さんの
「恋のサバイバル -I WILL SURVIVE-」ですね。

1979年5月のリリースで、
オリコン最高位は、13位。
この前のヒット曲で、今も、
名曲として歌い継がれてもおります、
「君は薔薇より美しい」ほどには、
ランクも売り上げも伸びなかったようですが、
『ザ・ベストテン』では、ランクインして、
布施さんが、好調を維持していた
時期ではなかったかと思います。

で、まあ、こちらのオリジナルは、
これまた、説明不要の、
このナンバーですね。



Gloria Gaynerの"I Will Survive"。
邦題も、もちろん「恋のサバイバル」でした。

映像は、85年のもののようですが
78年に、USとUKチャートでNo.1になり、
ロックバンドのCakeや、
R&BシンガーのChantay Savage、
わりと近年では、Demi Lovatoなども
カバーしていて、ジャンルを超えた、
クラシック中のクラシックになっていますね。

また、Diana Rossも、90年代にカバーして、
ヨーロッパのチャートでヒットさせ、その後、
ライブでも、必ずセットリストに入れられる、
レパートリーの1曲になっております。

「恋のサバイバル」といえば、
布施さんとともに、忘れてはならないのが、
74年の「逃避行」のデビューヒットで知られる
麻生よう子さんもカバーしていましたね。

布施さんほどのヒットには
ならかったようですが、
オリコン最高位43位を記録する、
健闘ぶりを見せておりました。

布施さんとの競作のような形になったためか、
タイトルが、A面が「恋のサバイバル2」、
B面が歌詞違いの「恋のサバイバル 1」
と、なっていたようですが、
ここらあたりは、加えて、百恵さんの
「プレイバック part 2」を
意識していたのかもしれませんね。



※次回は、天国へ行ってしまったアーティスト、
36人目です。

日本語カバーで、あの名曲を振り返りませう。(17)

2021-09-20 10:49:06 | 懐かし洋楽&歌謡曲
名曲の日本語カバーと、
そのオリジナル曲との聴き比べをして、
どちらも、懐かしく振り返ろうという、
このコーナー、17曲目は、
カバーのほうは、大ヒットになりました、
イントロを聴いただけで、
さんまさんとしのぶさんの顔が浮かび、
バブルに浮かれた、当時の日本の様子が、
目の前に蘇ってくる(笑)、この曲です。



森川由加里さんの「SHOW ME」。
TVドラマ『男女7人秋物語』の主題歌で、
87年10月のリリース、
オリコンチャートではNo.1。
そして、森川さんにとっては、
デビュー2曲目のシングルだったようです。

ただ、不思議なことに、
ドラマを放送していた曲の番組なのに、
『ザ・ベストテン』では、
最高位2位止まりだったんですねぇ。

森川さんといえば、歌手デビュー前、
やはり、同じ局の番組で、
ピーター・バラカンさんがVJで、
深夜に放送されておりました
ミュージックビデオを紹介する番組
『ポッパーズMTV』で、
初代のアシスタントをされておりましたが、
そのころから、言いたいことを、
すぐ、口に出しちゃうキャラで、
ピーターさんに、ときどき、
言い過ぎを、たしなめられていたのが、
思い出されますが(笑)、まさか、のちに、
本格的にシンガーデビューされるとは、
思わなかったので、この大ヒットには、
当時、すごく驚かされました。

そして、オリジナルは、
こちらのグループの、このナンバーでした。



The Cover Girlsの"Show Me"ですね。

のちに、"We Can't Go Wrong"や、
"Wishing On A Star"などの、
Top10ヒットを放つ、N.Y.出身のグループの、
この曲が、デビュー曲で、
カバーと同じ年の、87年リリースでした。

Hot100での最高位は44位で、
Top40入りもしてなかったのですが、
この曲を、森川さんに歌わせようと、
持ってきた人は、ホント、大手柄だったですね。

さて、森川さんの「SHOW ME」、
B面も、洋楽ヒットのカバーだったということ、
自分は、恥ずかしながら、
今回調べるまで、知りませんでした。
自己満ブログではありますが、
調べることに、やはり意義ありです。

B面曲「眠らないままで」


原曲"All Through The Night"は、
Cyndi Lauperが、84年に、
大ヒットさせたことで有名ですが、
オリジナルは、作者でもある、
Jules Shearによる
こちらのバージョンでしたね。
prod.は、Todd Rundgren師匠です。





※次回は、気になる新曲です。