こまこさんがご自身で作られた本を送ってくれました。
『幸せのカレリアパイ トマスさんに聞くフィンランドの暮らしと旅の思い出』著者 和田まさ子 話し手 トマス・ピーロネン 発行者 リンネブックス 2019)
こまこさんというか和田さんが、フィンランドからの留学生に聞いた暮らし、食べ物、マーケット、お店、書店、図書館、サウナ、トラム(路面電車)などが、写真入りでまとめられています。写真はトマスさんからお話をきいたあとにこまこさんが旅したヘルシンキなどで撮ってこられたものがつかわれています。
トマスさんが語るフィンランドの暮らしからは穏やかで、違和感がないというかなじんでしまう居心地のよさ,
が伝わってきます。それが幸せにも通じるんでしょうね。
この言葉も印象的ですー「フィンランド人は嫉妬されるのを嫌います。お金持ちはよくないという考えもあります。みんな平等であった方がいいと思っているんです。」
トマスさんは20代後半かしら、日本の同じ年くらいの青年はこの本のように自分と自分の国の暮らしを語れるでしょうか?
面白かったのはトマスさんはフィンランドで生まれたムーミンを日本のアニメを通じて好きになったんですって。ほかの子たちもみんなそうらしいの。日本のアニメ、おそるべし。
こまこさんのセンスある写真が内容を引き立てて、こまこさんの趣味のコラージュ風に配置されていて、幸せのおすそわけももらえて、すてきです!
表紙が、またかっこいいです。ムーミンの作者トーベ・ヤンソンについての本の表紙で、油絵の自画像“タバコを吸う娘”。
裏表紙も彼女の自画像。60代っていうんですが、そうかしら?
彼女は「若い時から酒とタバコが好きであった」ってネットにありました。なんだか親近感が湧いてきました(笑)
ロシアの隣のフィンランドはもっと田舎っぽいイメージでした。トマスさんはヘルシンキっこだからね。
オーロラ、森と湖のフィンランドとはちがうフィンランドがあります。
ちなみに、私、タバコは70歳でやめました。
トマスさんは20代前半にもかかわらず、そして現代青年ですが、自分の国のことや国民性をよく客観的に把握しています。日本が好きで、電車に乗っていて英語で話しかける人には答えない、、日本語でないと話さないって決めていました。
トーベ・ヤンソンだとわかっていただけないことも多いんですが、ままさんはよく知っていますね。ほんとにタバコが好きだったようですね。フィンランドにはまた、行ってみたいですが、いつになるかしら。