毎回、芥川賞発表の文藝春秋は買って読んでいます。
今年の2作、「首里の馬」は、まあまあ。「破局」は、全く受け入れられなかったです。
「首里の馬」は、沖縄の誰も訪れない資料館で、アナログなやりかたで記録を作っている主人公(しかも、頼まれたわけでも、お金をもらっているわけでもない)という設定は、とても惹かれた。そして、唐突だが馬が現れて、その馬にカメラをつけ、島を記録するという行動とはリンクするものがあると思う。だけど、世界のどこかに住む誰かに、クイズを出すという仕事は、あまりにも非現実的で、理解できなかった。沖縄という島が世界ともつながっていると感じさせたかったのかどうか?
「破局」の作者は、インタビューで、何かを伝えたいと思っては描いていないと答えていた。そうだろうと思う。何も伝わってこないもの。
気づくと、宮本輝さんが、選考委員からいなくなっている。宮本さんだったら、これをどう評価するのかと思った。
この号は、選考委員の評がいつも、素晴らしい文学論で、感心するのだが、それに対しても、小川洋子さんのものが、心に残っただけだった。
次はどうしようかな。もう買うのやめようかな。
それにしても、芥川賞、年に1回でいいのでは? 本の売り上げにつながるという点での話題性としてはOKですが。
ということで、『俳句ステップ!』発売中です。あとがきがよかったという感想がぼちぼち、きています。
また、ブログなどで、ご紹介くださっている方も、いろいろ。またこちらは別に。
今年の2作、「首里の馬」は、まあまあ。「破局」は、全く受け入れられなかったです。
「首里の馬」は、沖縄の誰も訪れない資料館で、アナログなやりかたで記録を作っている主人公(しかも、頼まれたわけでも、お金をもらっているわけでもない)という設定は、とても惹かれた。そして、唐突だが馬が現れて、その馬にカメラをつけ、島を記録するという行動とはリンクするものがあると思う。だけど、世界のどこかに住む誰かに、クイズを出すという仕事は、あまりにも非現実的で、理解できなかった。沖縄という島が世界ともつながっていると感じさせたかったのかどうか?
「破局」の作者は、インタビューで、何かを伝えたいと思っては描いていないと答えていた。そうだろうと思う。何も伝わってこないもの。
気づくと、宮本輝さんが、選考委員からいなくなっている。宮本さんだったら、これをどう評価するのかと思った。
この号は、選考委員の評がいつも、素晴らしい文学論で、感心するのだが、それに対しても、小川洋子さんのものが、心に残っただけだった。
次はどうしようかな。もう買うのやめようかな。
それにしても、芥川賞、年に1回でいいのでは? 本の売り上げにつながるという点での話題性としてはOKですが。
ということで、『俳句ステップ!』発売中です。あとがきがよかったという感想がぼちぼち、きています。
また、ブログなどで、ご紹介くださっている方も、いろいろ。またこちらは別に。
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