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ウイスキー

2006-08-09 | 映画の感想文(旧DVD体験談)
2004年 ウルグアイ映画
『ウイスキー』 WHISKY
監督:フアン・パブロ・レベージャ & パブロ・ストール

物語の面白さ:★★☆☆☆
風景や映像の美しさ:★★★☆☆
スペイン語の聞き取りやすさ:★★★☆☆

キャスト
ハコボ(アンドレス・パソス)
マルタ(ミレージャ・パスクアル)
エルマン(ホルヘ・ボラーニ )

ウルグアイの地味な町の、古めかしい靴下工場で働く、真面目なマルタの平凡で単調な生活に、あるとき「工場経営者の妻役を演じる」という変化がやってくる。これまた真面目な工場経営者ハコボが、ウルグアイを訪ねてくる弟エルマンに、結婚して円満にやっていると見せたいのだ。なぜそんな芝居をしたがるのか、なぜマルタはすんなりこの役を引き受けたのか、そのあたりがどうも腑に落ちないのだが、それがなければこの物語は始まらない。

夫婦に見せかけるための写真を撮りに行く2人は、「ウイスキー」と唱えて笑顔をつくる。それがこの映画のタイトルになっている。季節はずれのリゾート地に旅行に出た3人が、カメラの前で唱えるのも「ウイスキー」。日本で言う「チーズ」のようなものだが、果たしてこれが幸せの合言葉になるのかな?

単調なリズム、地味な風景、平凡な毎日、真面目な人たちが繰り広げる「嘘」の生活…、そんな中に「くすり」という笑いを誘うよう、うまく作られている。マルタがエルマンに渡した手紙には、何が書かれていたのだろう? ハコボからのプレゼントを手にしたマルタは、どこに消えてしまったんだろう? 想像すると楽しくなって、また「くすり」と笑いがもれてしまう。
コメント
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