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ボクのバラ

2005-10-23 | EL PRINCIPITO
キツネは王子さまに、もういちど薔薇の園に行くことを勧めました。こんどはきっと、王子さまの花がたったひとつの花だということがわかるだろうと。。。

>バラを見に行ってから、さよならを言いにまたおいでよ。そのとき、君にとっておきのプレゼントがあるんだ。

と、キツネは言いました。

王子さまは、5000本もあるバラを再び前にしました。そして、ここにある美しいバラは、王子さまの星にある美しい花と、見かけは同じでも違うのだということがよくわかりました。

>ボクが、ボクの花を大切に思うのは、ボクが毎朝水をあげ、毎晩ガラスのフードをかけて守ってあげたからなんだ。だってボクのバラなんだもの。君たちとは違うよ。君たちもたしかに美しいけれど、ボクにとっては何でもないんだ。キツネもはじめはなんでもないキツネだったけれど、ボクと仲良しになったんだよ。特別なんだ。

王子さまはそう納得してから、キツネのところに戻りました。

>さようなら。

>さようなら。そうだ、君へのプレゼントはね、「心でものを見る」という言葉だよ。大切なものは目に見えないんだ。

つづく。

今日の表現:
「だってボクのバラなんだもの。」
Porque es mi rosa.

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