学校教育を考える

混迷する教育現場で,
日々奮闘していらっしゃる
真面目な先生方への
応援の意味を込めて書いています。

知識軽視の風潮を嘆く

2008-04-02 | 教育
人は生まれながらにして知ることを欲する。

したがって,知ることは喜びである。

知ったことは,知識となる。

ゆえに,知識豊富な人は,

知る喜びに満たされた人である。

しかるに最近,知識は軽視されている。

知識よりも学ぶ力や考える力と言われる。

知識は陳腐化すると言われる。

知識はつめこまれるものと言われる。

とにかく分が悪い。

ところが,これらの言説は根拠が薄い。

なぜなら,知識なく学ぶことも考えることもできず,
陳腐化するにしても知識を蓄えないよりはわ蓄えたほうがよく,
つめこんだ知識でも,つめこまないよりは意味がある。

知識は教養を形成し,
やがて人格を陶冶する。

それが本質だったと思うのだが。