Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

初体験 リッジモント・ハイ(85)

2014-07-26 00:30:00 | コラム
板垣退助はペケ。
漱石はOK。

宮崎駿は素晴らしい。

イチローは最初のころ違和感あったが、いまは「だいぶ」いい。
ダルビッシュもそうだね。
でも、マー君は「たぶん」ペケ。

チャップリンは、ないほうが違和感ある。
浅野忠信も同様で、この括りに入るひとは多く、松田龍平やショーン・コネリーなんかもそうだろう。

髭、の話ね。


板垣退助イコール髭、、、みたいなところがあるが、個人的にはあれがいいとは思えない。
ひじょうに「エラソー」に見える、そういう効果はあるけれど。


18年ほど髭を生やしている。

昔から、アゴのみ。
「どうせなら、モミアゲとくっつけちゃえば?」なんてアドバイスも受けたが、坊主にした理由のひとつは「モミアゲが嫌い、大嫌い」だったので、その選択肢はない。

鼻の下あたりも伸ばしたことあるが、どうも似合わない。
いろいろ試した結果、アゴ「のみ」になったと。

髭に対する女子からの印象は、以前ほど悪くなくなったと思う。
「無精」はひとを選ぶが、「きちんと整えているのであればOK」といわれることが多い。

自分は、そんな女子に髭を触られるのが好きだ。
猫を可愛がるように「おー、よちよち」とアゴヒゲを愛撫? されると、もうそれだけで絶頂に達してしまう。

大袈裟?

いや、けっこう本気でいっている。

だからといって、他者に髭の手入れをされたくない。
自分でやりたい。

以前、髭大好きの女子が居て「あたしがカミソリで整えてあげる」といってきたのだが、まーず不快だったね。
それでもやらせたのは、彼女のおっぱいが当たるであろうことを期待してのことだった。

で、当たった?

うん、3度ほど当たった。

自分の、バーカ!!

理想は、頭の毛よりも長いこと。
でも、長過ぎてもいけない。
自分の指で「塩胡椒、少々」の感じを確かめ、少しでも長くなったらすぐに切る。

先日、そんなアゴヒゲから白髪を発見し、ちょっと驚いた。
うれしいほうの驚きね。
宮崎爺のように、真っ白な髭って格好いいもの。

ただシモの毛の場合は、そんな悠長なこともいっていられないかもしれない。
性的能力と直結しているような気がするので、けっこうショックを受けるのではないか。

で、シモの毛のチェックをしてみた。

・・・うん、とりあえず無問題。

えがった、えがった!!


そんなわけで今回の初体験シリーズは、「生まれて初めて髭を伸ばしたころ」でいってみたい。

小学生くらいのときから髭に憧れていた。
そのきっかけは、ちょっと思い出せない。
映画ではなかったことは確かだが・・・ん、ひょっとするとプロレスだったかも。

スタン・ハンセンの、茶色い髭。
ブルーザー・ブロディの、真っ黒な髭。

うん、少なからず影響があったか。

ときは80年代。
日本国内における「髭の有名人」といえば、なんといってもラッツ&スターだろう。
メインボーカルの鈴木雅之も、桑野信義も、そして廃人になっちまった田代まさしも髭を生やしていた。




顔まで黒くしていたから、それほど目立っていたわけじゃあないけれども。


ともかくガキだった自分は、ガキのクセして、中学生くらいのときから「早いとこ髭を生やしたい」と思っていた。

きっと背伸びしたかったのだろう。
ガキというのは、そういうものだからね。

しかし夏休みのようなチャンスが到来したところで、成長が追いつかない。
鼻の下にちょこちょこ生えてくるだけで、逆に格好悪いんだよね。

♪ ちがうちがう、そうじゃ、そうじゃな~い ♪

自分が求めている髭は、そういうのではない。

その思いと身体の成長が一致したのは、高校生になってからだった―。


つづく。

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金魚は生き返る

2014-07-25 06:07:27 | コラム
キッタネーことばを垂れ流し続けるザーメンキチガイ映画小僧だって、いちおうはヒトの子である。

きょうは、そんな自分を産んでくれた「かーちゃんの命日」―だから、こんな日くらいはキッタネーことばは慎もう。


かーちゃんが金魚好きだったことから、この日をベタに金魚忌と名づけた。

高級な金魚も居るが、安い金魚は100円で「すくえ」る。

そんなに安いのに、彼ら彼女らの生命力は恐るべきものがある。
地元の群馬・館林は最高気温を出すことで有名だが、この暑さに金魚が参ってしまい、何度も絶命寸前に追い込まれた。
寸前というか、もう死んじゃっていたのかもしれない。

しかし、それに気づいた父親が水槽のなかに氷を投入すると、彼ら彼女らは途端に息を吹き返し、元気に泳ぎ始めたという。

すげー。


そう、金魚は生き返る。
電気ショックや人工呼吸など要らない、氷ひとつあれば「あの世」から生還出来るすごさ。


『フィールド・オブ・ドリームス』(89)や『黄泉がえり』(2003)じゃないが、死人が生き返る―というドラマは多い。
作者はきっと近しいひとを亡くし、伝えられなかった・してあげられなかったアレコレを思って物語を創りだしているのだろう。

そりゃあ自分だって、もういちど、かーちゃんに会いたい。話したい。
夢のなかでもいいからね。

しかし最近、夢のなかでさえ、かーちゃんに会えない。

寂しいねぇ。
なぜ出てこなくなったのかね?

自慰ばっかりしているから、呆れられたかな。

おいダメだって、きょうはそういうこと書かないって決めたじゃねぇか。


で、実際に会えたとして、どんなことばをかけるのかという話である。

際限がないのはどうかと思うので、会えるのは60秒/いえることばは文字にして100、が限度としてみよう。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


出てこないものだね。

ひとつも浮かばないのではなく、あり過ぎて「選べない」ということだが。


たけしの映画「まんま」になるが、結局はこれしかないと思う。


ありがとう。

・・・ごめんね。





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こ・わ・い。

2014-07-24 00:30:00 | コラム
ゾンビやミイラ、ゴーストが怖い?

まぁ映画によっては「そこそこ」怖いかもしれんが、ほんとうに怖いのは、やっぱり人間だって。


一般的には夏イコール、怖い話―みたいにされていて、それはたぶん日本には怪談があるからだろうが、
好きなジャンルではあるので、1年中そういうものを浴びたいと思っている。

でもね。
繰り返すが、A級の完成度を誇る『エクソシスト』(73)や『サスペリア2』(78)に触れても、観ているあいだは充分に怖いけれど、劇場に明かりが戻ると思うのだ、
それでも人間が「やらかす」事件事故、あやまち、こころの揺れのほうが「はるかに」怖いと。

毎日毎日、三面記事は多くの殺人事件を伝えているし。
世界じゃ戦争の火種が沢山転がってるし。(民間機を撃ち落すかね!?)

いつか世界中が「バチかぶる」んじゃないだろうか―快楽主義の自分だって、怪しい終末論を唱えたくなるときだってあるよ。

今宵は「あー、人間って怖い!」と思える、戦慄の映画10本を選んでみた。


(1)『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』(64)

権力者の気が触れて、スイッチ押せば世界は終わる。
今も昔も、この世は「たまたま」安定が保たれているだけ、、、なのかも。そんな風にも思える、天才キューブリックの代表作。

(2)『ムカデ人間』(2010)

ひととひとの「口と肛門」を繋げてムカデ人間を創造する。
マッドサイエンティストによる実験はエログロに彩られ、おぞましいのヒトコト。

(3)『冷たい熱帯魚』(2010…トップ画像)

金だけ奪い、用なしになったら殺す―それをひたすら繰り返した、悪魔の物語。




(4)『悪魔のいけにえ』(74)

ジャンルとしてホラー映画と認識されているが、それはちょっと、ちがうような気がする。

83分間「ひとが殺される恐怖」だけを描き、「なんとなく芸術」になっちゃった恐るべき実験映画だと思う。

(5)『クルーシブル』(96)

魔女狩りが起こるさまを冷徹に捉え、魔女狩りそのものよりも集団心理の怖さをあぶり出した快作。

ひとって、意外と脆い・・・そんな風に思った。

(6)『カッコーの巣の上で』(75)

ロボトミー手術の衝撃、これに尽きる。

(7)『アレックス』(2002)

地下道でレイプする男も、それを見て見ぬ振りする通行人も、ひとちがいで殺人を犯してしまう主人公の友人も、みんなみんな狂ってる。

(8)『A.I.』(2001)

ロボットのスクラップをショウにしてしまう、ひとびとの残酷さよ。

こういう描写が散見されることから、スピルバーグは「人間嫌いなんじゃないか」と分析する識者やファンが現れた。

あながち、まちがいとは思えない。

(9)『Focus』(96)

突如顔を出す、人間の暴力性。
浅野忠信の演技力に負うところが大きいが、そういうものをきっちり捉えている。

(10)『それでも夜は明ける』(2013)

ある日、突然奴隷になったら―。

この映画の白眉は、愛していながらも、奴隷の少女を「痛めつけずにはいられない」農園支配人の不可思議な一面を描いたところだと思う。


※いけにえ講座




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にっぽん男優列伝(237)露口茂

2014-07-23 00:30:00 | コラム
32年4月8日生まれ・現在82歳。
東京出身。

どうしてもキャスターの露木茂さんと混同してしまう露口茂(つゆぐち・しげる)さん、だから、いわゆる『北の国から』方式を採用して「やまさん」というようにしている・・・というひと、けっこう多いと思います。

※『北の国から』方式…吉岡秀隆のことを「いくつになっても」純、中嶋朋子のことを「いくつになっても」蛍ちゃんと呼ぶこと

露口さんの場合は、第1話から第691話まで連続出演(!!)を果たした『太陽にほえろ!』(72~86、日本テレビ)で演じたキャラクター、山村精一の愛称です。

やまさんもまた、凶弾に倒れて殉職してしまうキャラクターでしたね。
比較的若い刑事ばかりが犠牲になる展開でしたから、かなりの衝撃を受けました。

全718話、つまり「あともうちょっと」だったのに!

でも、だからといってここで「やまさん」とするのは失礼でしょう、露口茂と表記しますが、もうひとつ失礼をいいますと・・・
てっきり鬼籍に入った俳優だと思ってました。

まだ存命だったのですね、ごめんなさい。


そんな露口さんは、映画の世界では主にイマヘイ今村昌平の映画で、独特な存在感を発揮しました。

ですから代表作といえば、やっぱりこれになるのだと思います。


※ドキュメンタリーの概念をぶち壊した快作、『人間蒸発』予告編




<経歴>

戦火を逃れるため、生まれてすぐに両親の故郷・愛媛は松山市に疎開、そこで少年期を過ごす。
ラジオドラマなどで「演じる」経験を積んで俳優になることを決意、在学中だった愛媛大学をやめて「劇団俳優座演劇研究所付属俳優養成所」に入所する。

57年、NHKのドラマ『東京の虹』で芸能界デビューを飾る。
映画俳優デビュー作は、59年の『逃亡者』。

『女子大学生 私は勝負する』(59)、『漫画横丁 アトミックのおぼん 女親分対決の巻』(61)。

60年、「劇団俳優小劇場」の旗揚げに参加する。
70年に解散するまでほとんどの作品に出演しており、基本的には「舞台のひと」のようです。

しかし63年、『にっぽん昆虫記』で初めてイマヘイ組の映画に参加。
イマヘイは露口さんの「ふつうでない感じ?」を気に入ったのでしょう、つづく『赤い殺意』(64)、
そして前述した『人間蒸発』(67)では「露口茂」本人として起用し、擬似ドキュメンタリーとしての「虚」を突くことに成功しました。

ほんとうは『人間蒸発』のことをもっと書きたいのですが、説明すればするほど、この映画を観る喜びが減るような気がするのです。
だから、ただヒトコト「観てね!」としか書きません。

『くノ一忍法』(64)、『くノ一化粧』(64)、『黒い猫』(65)、山田洋次の『霧の旗』(65)、『四畳半物語 娼婦しの』(66)、『さそり』(67)。

映画俳優としては、この60年代後半が売れっ子の時期で・・・
田坂具隆による怪作『スクラップ集団』(68)、『闇を裂く一発』(68)、『女賭博師 さいころ化粧』(69)、『関東おんな悪名』(69)、『秘剣破り』(69)、『与太郎戦記』(69)、浦山桐郎の『私が棄てた女』(69)、『あゝ海軍』(69)、『あゝ陸軍 隼戦闘隊』(69)などなど、多くの話題作・異色作に顔を出しています。

72年、『太陽にほえろ!』のスタート。
このドラマだけでなく、殺陣も達者であったことから時代劇にも数多く出演し、さらに「渋い声」がウケてラジオドラマや海外映画の吹き替えもこなしました。

その影響からでしょう、映画への出演は減少してしまいます。

『子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつる』(72)、再びイマヘイと組んだ『ええじゃないか』(81)、『北の蛍』(84)、『ラブ・ストーリーを君に』(88)、『さよなら、こんにちわ』(90)。

92年の『不意の旅人』は劇映画というより「人権問題啓蒙映画」であり、95年のジブリ作品『耳をすませば』ではバロンの声を担当していますが、実写の劇映画でいうと『流転の海』(90)以降の出演がありません。

もうスクリーン復帰はしないのでしょうか。

ちょっと寂しいですね・・・。


次回のにっぽん男優列伝は、鶴田浩二さんから。

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『こ・わ・い。』

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にっぽん男優列伝(236)妻夫木聡

2014-07-22 05:47:57 | コラム
80年12月13日生まれ・現在33歳。
福岡出身。

公式サイト


妻夫木聡(つまぶき・さとし)くんって本名だから、結婚した際は「妻夫木夫妻」なんて表記されることになり、なんか回文っぽいよね―というのは、たぶん多くのひとが思うこと。

まぁ他者が心配? することでないし、ひとの結婚をどうこういう前に自分をどうにかしろって話かもしれません。


「まだ」33歳、そして、いつの間にか日本映画の中心に居た若手俳優―これが、自分のなかでの妻夫木くんの評価です。

出てきた当初は、これほど長続きする俳優だとは思っていませんでした。

フレッシュな魅力が失われていく代わりに、演技力が備わっていく。
若手俳優の成長とはそういうものだと思うのですが、これがうまくいかないから多くの「一番搾り」が「搾りカス」になっちゃう。
けれども妻夫木くんは、それがうまくいった。

自分が「彼、やるかも」と思ったのは『ジョゼと虎と魚たち』(2003)あたりからで、実際、それ以降の映画キャリアは(アタリハズレがあるものの)野心に満ちたものであり、俳優としての本気度が見て取れます。
その本気度と一般の評価が一致したのが『悪人』(2010)だったのでしょうが、自分はその翌年に撮られたこの映画こそ、彼の現時点における最高の代表作だと思いますね。




<経歴>

高校在学中にモデル活動を始め、同世代のあいだで人気者となる・・・とは記したものの、当然このころのことは知りません。
本人の所為じゃないけれど、当時の「スーパー高校生」ブームってなんだったんだ?


97年、『スタアオーディション』でグランプリを獲得し芸能界入り。
98年、フジテレビのドラマ『すばらしい日々』で俳優デビューを飾る。

映画俳優デビュー作は、同年の『なぞの転校生』。

劇場版の『GTO』(99)を経た2001年、男子高校生がシンクロナイズドスイミングの世界に挑戦する『ウォーターボーイズ』で初主演を果たす。
このころはまだアイドルのような扱いでしたし、本人も「俳優一本で!」という感じではなかったそうです。

『SABU ~さぶ~』(2002)、『ドラゴンヘッド』(2003)、
前述した『ジョゼと虎と魚たち』あたりから演技派に開眼、
同年にはテレビドラマ『ブラックジャックによろしく』(TBS)も好評を博し、映画監督からいくつものオファーを受けるようになります。

行定勲…『きょうのできごと a day on the planet』(2004)、『春の雪』(2005)
李相日…『69 sixty nine』(2004)
樋口真嗣…『ローレライ』(2005)
土井裕泰…『涙そうそう』(2006)
塩田明彦…『どろろ』(2007)
降旗康男…『憑神』(2007)
松尾スズキ…『クワイエットルームにようこそ』(2007)
三谷幸喜…『ザ・マジックアワー』(2008)
阪本順治…『闇の子供たち』(2008)
中島哲也…『パコと魔法の絵本』(2008)
前田哲…『ブタがいた教室』(2008)
瀬々敬久…『感染列島』(2009)
キム・ヨンナム…『ノーボーイズ、ノークライ』(2009)
根岸吉太郎…『ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~』(2009)

バラエティに富んでますよねぇ!!

2010年、『悪人』で哀しい殺人犯を熱演。
ヒロインの深津ちゃんのほうが「より」評価されましたが、妻夫木くんも悪くなかったと思います。

公開前は、「もっと不細工なヤツのほうがいい」なんて文句いっていたクチですが。


つづく『マイ・バック・ページ』(2011)ではジャーナリスト、『スマグラー おまえの未来を運べ』(2011)ではフリーター、『愛と誠』(2012)では30代にして学生、『黄金を抱いて翔べ』(2012)では強奪犯・・・という具合に、硬軟を演じ分ける器用さを身につけました。

昨年~本年にかけても、じつに豊かな映画キャリアを築いています。
山田洋次と組んだ『東京家族』(2013)、そして『小さいおうち』(2014)、
『清須会議』(2013)、『ジャッジ!』(2014)、
石井裕也が新境地をみせた『ぼくたちの家族』(2014)、
公開中の『渇き。』(2014)、
公開予定の作品に・・・9月の『舞妓はレディ』、12月の『バンクーバーの朝日』。


「若い」役所広司のような活躍ですね。

柳葉敏郎とのCMも面白いですが、このまま「映画中心」で疾走していってほしいです。

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