Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

しびれる

2014-07-14 00:30:00 | コラム
サッカーW杯も、残すところ決勝戦のみ。
数時間後には結果が出ているわけだが、個人的には圧倒的な強さを見せつける一方的な試合よりも、競りに競った試合のほうが好き―というのは、サッカーにかぎらず野球でも格闘技でも同じ。

自分が贔屓とする選手・チームの場合は、それ(=圧倒的な強さ)でも構わないっちゃあ構わないけれど。


サッカーでいちばんしびれるのは、やっぱり、前半・後半/延長戦でも決着がつかずにPK戦に突入する展開。

PKは、残酷なドラマを生み易いのだが。
だって、ほれ、駒野ちゃんなんか、未だに「外した」なんていわれるわけだし。
ただ残酷だからこそ、その展開にいちいちしびれるというかね。

受け手は気楽なものである。


そんなわけで今宵は、映画のなかにおける「しびれる対決」をリストアップしてみた。

一瞬で決着がつくものもあれば、長~~~い対決の末に「結局は、どっちが勝ったの?」なんていう展開も。
背景や戦う理由、スポーツ、生死を賭けた戦いなどなど内容はちがうが、ただひとつ「しびれる」という意味では共通する対決を、とくとご覧あれ。


(1)『椿三十郎』(62)

椿三十郎(三船敏郎)VS室戸半兵衛(仲代達矢)

ことばなんか要らない。




(2)『ダイハード』(88)

ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)VSハンス・グルーバー(アラン・リックマン)

ハンスのいいまちがいを「いちいち」直すところがクールだ。

(3)『キル・ビルvol.1』(2003)

ザ・ブライド(ユマ・サーマン)VSゴーゴー夕張(栗山千明)

ジョシカクでも通用するレベル。

(4)『スパルタンX』(84)

トーマス(成龍)VSアメリカン・ギャング(ベニー・ユキーデ)

15分くらい続いても飽きない。

(5)『家族ゲーム』(83)

吉本(松田優作)VS沼田一家(伊丹十三、由紀さおり、宮川一朗太、辻田順一)

1対4、でも圧勝。

(6)『メジャーリーグ』(89)

リッキー・ボーン(チャーリー・シーン)VSヤンキースのバッター

分かっていても、しびれる。




(7)『レイジング・ブル』(80)

ジェイク・ラモッタ(ロバート・デ・ニーロ)VSシュガー・レイ・レナード

プライドのぶつかり合いとは、こういうことをいう。

(8)『ゆきゆきて、神軍』(87)

奥崎謙三VSかつての上官

演出ではないので、心臓バクバク。最初に観たときもそうだったし、いまでも(たぶん)そうなる。

(9)『太陽を盗んだ男』(79)

城戸(沢田研二)VS山下(菅原文太)

いつ死ぬの? そう思った。

(10)『殺し屋1』(2001)

イチ(大森南朋)VS垣原(浅野忠信)

こっちは、潔く? 死んでくれる。

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コメント (3)
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