Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

実感が(ぜんぜん)わかない

2019-03-30 00:10:00 | コラム
不平不満をいうよりも、すすんであかりをつけましょう・・・ってことで、これは愚痴ではない。

ではないし、嘆いているわけでもない。


と、前置きをしておいて。


『すかいらーく』などの主なファミレスが2020年までに完全禁煙化する方針―というニュースを取り上げた『ワイドナショー』(フジテレビ)で、松本人志が「でもすかいらーくって、LARKが入っているし」と発言、さすがだなぁと笑った。

そういえば松ちゃんもかつて喫煙者だった。
MCの東野幸治も。
ゲストの中居正広くんだけが未だ喫煙者で、このニュースに「どうした、急に!?」と怒っていた。


まぁでも、時代だからね、、、と思っている。

自分だけの話でいえば、そもそもあまりファミレス行かないし。

それに何遍もいっていることだけれど、基本は家でひとり文章を書いているときに吸う。

煙草の煙をまじないと信じているところがあるので。

ものを書いているときに煙さえ出ていれば、よいものが書けると。

ドラッグに頼るよりいいっしょ?

『ツイン・ピークス』の映画版(92)でキーファー・サザーランドが「煙草もドラッグだ」といっていて、たしかにそうだが違法ではないしね。



ただ違法ではないが、煙草の煙やにおいを嫌うひとが多いのは事実であるし、店や会社で禁煙化が進めば進むほど「ほとんど違法ドラッグだよね」と思う昨今ではあったり。。。


オメーは、ほんとうに外では吸わないのかって?


吸ってはいけないところでは、もちろん吸わない。

そして吸われて迷惑と感じるひとが居るのであれば、そこでも吸わない。

ただ。
いわゆる同胞に囲まれた状態であれば、ほいきた! と吸いまくる。


ここからが、メインテーマ。

メディアでは嫌煙の空気が出来上がっていることを大々的に報じているし、JTの調べにおいても実際に喫煙人口は減少傾向にある。

しかし、である。

じつは理由は分かっているのだが、自分は、そうした時代の流れを実感出来ないのだ。

頭では理解していても、身体的にはぜんぜん。

なぜって、喫煙者のまわりには喫煙者だけが寄ってくるから。

同じ嗜好の持ち主と仲良しこよしすることにより、「外側」が見えなくなっているということ。


テレビでは「どこそこも全面禁煙」「○○社では終業時間まで禁煙」「若者の煙草離れ」など報じているが、
20年前に仲良しこよししながら煙草を吸っていたひとと、現在の仲良しこよしのひととの割合って、個人的な尺度で捉えてしまうと「たいした差異はない」ように感じられてしまうのだった。

なんだよ、けっこう居るじゃんか! って。

というか、ほんとうに減っているの? って。


たぶんこの感覚は、自分が(なんらかの理由で)禁煙しないかぎり、ずっとつづくものなのだろうな。


結論。

禁煙化の流れに対し、異を唱えるつもりはぜんぜんない。

煙草の値上げも、この際おおいにけっこう。

だから「それでも吸う」という人間に対し、そこまで冷ややかな視線を送らんでほしい。
(あ、自分は蔑まれてこそ自分なので構わんよ。自分以外の喫煙者に対してね)

そして。
創作物に対する「喫煙シーンのカット」だけは、どうにも許し難い。

銃を撃ちまくるのがOKで煙草に火をつけるのがNGって、やっぱりどうかしていると思うのよ。


・・・あ、最後は愚痴というか文句になってしまった。

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明日のコラムは・・・

『柄じゃない』
コメント (2)
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