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資金繰り悪化は系列店(100%仕入れ)だけかも

2014年10月21日 | ガソリンスタンド2

資金繰り悪化の懸念浮上する(論説)

10月20日 ぜんせき

元売出資の会社やコミッションエージェント主体の場合などは影響軽微だろうが、独立経営型の販売業者にとって資金繰り悪化は難題である。
本来は最近顕著にみられる想定以上の事態も踏まえてSS収益を確保するべきだが、長引く廉売競争、それに巻き込まれ財務体質が消耗したSSにとっては窮地そのものだ。

*****


元売子会社販社の新設セルフなどは小口配達を行いません。
同一商圏内で、それらの配達を昔から行ってきた同系列の地場業者(同じマークを掲げている昔ながらのガソリンスタンド)が真似のできない(※)安値の看板を掲げて集客し、地場業者の顧客の多くもその安値に流れました。

(※)真似ができない(安値店の売り値=自店の仕入れ値)

高値の地場業者は事情を知らない消費者から「悪徳」の汚名を着せられ、長年大切にしてきた多くの顧客をも失いました。

規制緩和とは言いますが特約店制度はそのままで、昔ながらの3者店は依然として“規制”の中でした。
そうして多くの同業者が悔しい思いを胸に業界を去っていきました。


「都心部でも灯油難民」という言葉が2月危機のときにマスコミでも使われましたが、
ガソリンスタンド過疎地でなくても(※)小口配達を担ってきた地場業者が廃業することによって、車を持たない独居老人宅のような家庭が灯油を調達することが困難になるからです。

(※)セルフのガソリンスタンドがあれば、ガソリンスタンド過疎地ではありません。



セルフなどでは「ここは安くて助かる」と消費者に言ってもらえるそうです。
当店の常連さんは心を無にして来てくれているそうです。

誰だって「高いから心を無にしないと来られない」って言われるより「安くて助かる」って言って貰える方が良いですよね。

だけど、だからこそ、地下タンクへの投資回収は無理だとわかっていても、そこまでして来てくれる方がいるからこそ、こちらもそれに応えたいと思うのです。

前記事で「ガソリンスタンドを利用する全てのドライバーに知ってもらいたい」って書いたけど、当店のお客さんには知ってもらいたくないです。
だって、折角「儲けさせてやってる」って思ってくれているのに、経営がギリギリなんて知ったら悲しませてしまうでしょ。

「安く仕入れて高く売ったらええんやで」とか「しっかり儲けて下さいね」って、そんなふうに言って利用し続けてくれる方々には、心の底から「お蔭様でm(_ _)m」という気持ちなのです。





1 コメント

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Tポイント (masumi)
2014-10-22 11:37:42
Tポイントも出来ることなら掛け会員さんやENEOSカードの常連さんに付けてあげたいです。

システム上それが出来ないので、「掛け」から「Tカード」での支払いに変えられた方がいましたが、そうなると“元売のカード戦略”で書いたように安値店へと流れてしまうのです。

元売のカード戦略は、元売の資本を注入したような新設店へ3者店の既存客を引き寄せるためのものではないのでしょうか。
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