7月20日燃料油脂新聞より
「社説」安すぎる手数料が招く問題
※
「発券店値付けカードは給油作業のみとなります」と計量機に張り出し、「masumiノートで検索」と書いたメモを渡すようになった頃、発券店値付けカードのお客様から「迷惑ですか?来ない方が良いですか?」と問われました。
「給油代行手数料が入ってきますので迷惑ではないです。窓ふきなどのサービスは出来ませんがそれでよろしければどうぞご来店ください」とお答えしました。
2020年7月27日ぜんせきより
2020年8月11日燃料油脂新聞より
2020年8月14日燃料油脂新聞より
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当ブログで初めて発券店値付けカードの記事を書いたのは2010年です。
過去記事でも書いていますがもう一度。
掛売で月間100万円前後の売上高があった法人客が本社の意向でこの発券店値付けカードに切り替えられたのは20年以上前のことになりますが、その時の発券店は当時全石連の会長をされていた方の会社(大手特約店)です。
以前から全国で組合員の間から不満の声のあったこの発券店値付けカードですが、東京都石商で「発券店値付けカード問題委員会」が発足したのは2014年になってからのことでした。
何故なら、全石連の執行役員の会社がこのカードの発券店という構図だったから、組合員の声は支部から上へ上がっていく毎に小さくなり、立ち消えていたのです。
規制緩和によって異業種がこのカードの発券を行えるようになり、シェアを奪われたから、全石連として発券店値付けカード問題委員会が発足したと私はみています。
※「燃料カード」とか「給油カード」でググって見れば、様々な業界の組合やカード会社など、石油販売業界以外の“発券店”が並んでいるのが分かります。
優位的な仕入れ立場を利用して安売り競争に参加したのも大手特約店です。
この発券店値付けカードの発券も彼らの武器でした。
仕入で不利な立場の3者店を高値店とすることで安値店となり、小規模な地場3者店を廃業撤退へと追い込んできた彼ら。
3者店の「卸格差の是正」を訴える声に対して、「経営は自己責任です」と言い放った大手特約店もある。
それが異業種コストコセルフSSの台頭で、公取委に対して不当廉売申告を繰り返している。
某掲示板も同じ。
全量系列仕入れの3者店をスケープゴートに出来ていた頃は、「水は低きに流れる」「業転を取らない経営者が無能」などといった書き込みが幅を利かせていたあの掲示板で、最近では「皆で値上げを」みたいな論調がみられる。
どれだけ苦しくても全量正規仕入を貫いてきた全国の3者店は、恐らく私と同じように、冷ややかな目でこの業界を見ているのではないかと思う。
2020年8月12日ぜんせきより
8月14日ぜんせきより
2020年8月19日ぜんせきより
発券店値付けカードに新局面 コロナ禍で弊害浮き彫り
2020年8月21日燃料油脂新聞より
発券店値付けカード 経営意欲奪う
2020年8月26日ぜんせきより
発券店値付けカード「お断り」相次ぐ 種子島
2020年8月29日燃料油脂新聞より
発券店値付けカードに不満高まる 離島では“給油拒否”も
2020年8月31日ぜんせきより
>業界内であれば適正に流通すれば業界全体の発展になるだろうが、業界とは何も関係のない業者があまりコストもかけないで利益だけを追求していることは大きな違和感がある。
業界内のカードについてはみんなが知恵を絞って“手数料の落としどころ”を考えなければならない
>SSを持たない者の発券は問題
※
当該カードを発券していない販売店にとって、そして又消費者にとっても、
そのカードを発券したのが業界内の業者か業界外の業者かなんて関係ない。
2020年9月7日ぜんせきより
2020年9月10日ぜんせきより
2020年9月22日燃料油脂新聞より
2020年10月2日燃料油脂新聞より
2020年10月2日ぜんせきより
代行給油をするかどうかは販売店が選択できる。
アンケート回答者の35%がそのことを「知らない」と答えた。
>その先に「知っていても現実的に拒否できない」という、さらに根本的かつ深刻な問題が控えている。
2020年10月5日ぜんせきより
>もはや放置できない
>これ以上放置できない
>発券店を石油業界内と業界外に分けたい。
業界内であれば適正に流通すれば業界全体の発展になるだろう。
しかし業界とは無関係な業者があまりコストもかけず利益だけを追求しているのは大きな違和感がある。
退出していただきたいというのが正直な気持ちだ。
それに対して業界内のカードについては、関係者みんなが知恵を絞って『手数料の落としどころ』を考えなければならないと思う。
※
2015年07月27日「CAも調整・戻しも、根は同じ。」より加筆修正の上、一部再掲
何年も前からこの発券店値付けカードは組合で問題になっていました。
末端の販売店がこのカードで困っていても、(主に)組合の上層部にいる系列特約店はそのカードを発券する事で利を得ているから、組合の中での「声」は、上に行くほどしぼんでいってたらしいです。
それでも、昨年問題委員会が発足したのは何故か。
ひとつには、“店舗(ガソリンスタンド)も持たない”ようなリース会社などの発券が、系列特約店の既得権を脅かす事態になったから、というのもあるのではないかと思っています。
要するに"自分たち(2者店)のシマを荒らされた"。
>退出していただきたい
発券をおこなっていない(代行給油だけさせられる)販売店はそんなこと一切思っていませんよ。
手数料の落としどころさえ納得できるものであれば業界内の発券であろうが業界外の発券であろうが関係ありません。
過去記事で私はこのように書いたことがあります。
「いっそのこと全ての発券シェアをリース会社などに奪われてしまえばいい」
・・・
それはそうと、10年前に発券店値付けカード問題についてブログ記事にしたときは「系列のくせに系列の文句を言って」と同業者の方に非難されましたが・・・
やっぱ、一歩先行くmasumiさん♪てか(笑)
2020年10月13日燃料油脂新聞より
代行給油手数料引き上げ後押し
全石連経営部会 石油組合と連携して元売に要望攻勢へ
ちょっと気になったのはこの部分↓
>給油代行店が元売と個別に進める改善交渉を後押しする。
2020年10月14日ぜんせきより
要望活動を全面支援
2020年10月19日ぜんせきより
2020年10月20日燃料油脂新聞より
2020年10月23日ぜんせきより
2020年10月26日ぜんせきより
2020年10月26日燃料油脂新聞より
2020年10月27日燃料油脂新聞より
2020年10月28日ぜんせきより
2020年10月29日燃料油脂新聞より
2020年10月30日ぜんせきより
2020年11月1日ぜんせきより
2020年11月6日ぜんせきより
2020年11月11日ぜんせきより
2020年11月13日ぜんせきより
2020年11月16日燃料油脂新聞より
2020年11月16日ぜんせきより
2020年11月18日燃料油脂新聞より
2020年11月20日ぜんせきより
発券店値付けカード改善を 2元売訪問 手数料上げ要望 大阪
九州から全国へ 元売各社に改善要請 強まる「カード適正化」の動き
手数料引上げ必要 栃木
※このブログで発券店値付けカード問題を書き出した頃、「系列店のくせに系列(システム)に文句を言う」と批判されましたが・・・あれから10年、
業界紙には毎日のようにこの発券店値付けカード問題の記事が載るようになりました。
来春には何か動きがあるのではないかと思っていますが・・・
・・・軽油の手数料が数円上がるくらいかも知れませんが・・・
2020年11月24日燃料油脂新聞より
2020年11月25日ぜんせきより
2020年11月27日ぜんせきより
2020年11月30日ぜんせきより
※
業界紙で発券店値付けカード問題の記事が続きますね。
10年前にこのブログで発券店値付けカード問題を取り上げたmasumiさんですが、
実は、今では特に不満は持ってないのですよ(笑)
こうちゃんは「軽油の手数料が8円、ガソリン10円くらいになってくれたら..」と言ってますけど。
2020年12月2日ぜんせきより
12月4日燃料油脂新聞より
2020年12月4日ぜんせきより
※窓拭きや灰皿清掃を“有料”に。
2020年12月7日燃料油脂新聞より
2020年12月8日燃料油脂新聞より
2020年12月9日ぜんせきより
2020年12月11日ぜんせきより
2020年12月15日燃料油脂新聞より
2021年1月29日燃料油脂新聞より
2021年10月からガソリンは8円から10円に、軽油は5円のまま。
発券店値付けカードについての記事一覧
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/b525d49e8d0dee569e8bf355ca972063
全くです。
2月10日のぜんせきに記事がありましたので、またここにも載せさせて頂きますね。
「文句言わなきゃ変わらないから」ですよね。
だいたい離島でいわゆる特権階級の役人の生協カードとか本土で作ったわけのわからない会社のビジネスカードを使わせたら、島民に怒られますよ。 離島では一切発券店値付けカードは使用できないよう組合でも元売に積極的に指導願いたい。仕入れが高いからガソリン補助が出ているにまったく逆のことを許すこと自体がおかしいです。早急に離島での使用は停止するべきです。
私は逆でもっと少ないだろうと思っていました。
(お客様に対してそれを行うというのは大変な葛藤と共に非常に勇気が要りましたから)
>サービスが一本化されてないと困惑
窓を拭いてくれるセルフもあれば、窓を拭かないフルもある。
昔と違って10店舗あれば10通りのやり方がある。面白いと思います。
消費者はもうそれを受け入れるしかないでしょうし、世の中のことをよく知っておられる方は既に理解もしておられると思います。
>このカードは給油のみなどサービス一律化
いえ、それはダメです。
給油拒否や給油のみは発券していない販売店が選択できる権利です。
発券店は代行給油をしているわけではないのですから、可能な限り通常のサービスを行うべきです。
(とはいえ、コロナでサービスを取り止めることは非難されることではなくなりました)
P.S.
全ての給油客に通常通りのサービスを行っている(行える)のは従業員がいるからで、高齢な店主とその家族だけでやっている店でそれをしていたら身体が持ちません。
6割のSSは手数料が少なくてもサービスには変化は付けないようですね。(もっと給油のみや給油拒否しているところがあると思ってました)
アンケートのコメントには
・元売の看板を掲げて給油対応している以上は窓ふきなど含めたフルサービス(セルフスタンドじゃないんだから)が基本で、手数料云々の売り手側の事情でカードによってサービス内容を変えるべきではない。(消費者には事情は関係ないので迷惑を掛けるのはダメ)
・手数料が気に入らないなら給油拒否すればいい
・系列から降りてPBになれば?
などがありました。(管理人のところはそういう元売の面倒くさいところが嫌でPBに移ったのも一つの要因としてあると言われてました。…が、業転とったほうが仕入れが安いのでPB変わった(降ろされた?)要因のほうが大きいのでしょうが)
確かに消費者からすれば、あそこのスタンドは窓ふき含めたフルでやってくれるけど、ここのスタンドは給油のみ(給油拒否のところも)などサービスが一本化されてないと困惑してしまいますよね~。
いっそのこと、このカードは給油のみなどサービス一律化したらどうか?と思ってしまいます。
そうです。当然ですよね。
小売業(客商売)で、過当競争で、給油拒否?!ってハナシですよね。
ヒアリングでのこの回答を目にしたとき「販売店の足元みてからに!」と思いましたよ。
このカードの利用者にしてもそうした事情を知らないどころか、このカードを使っている=上客みたいに思っているような感じの方が多かったですよ。
そりゃそうだと思います。
営業を掛けられて、そのカードを使い始めておられたのでしょうから。
だから当店が「発券店値付けカードは給油のみ」を始めたときには実際そうした消費者からの反発がありました。
客商売なのにサービス無し?給油拒否?
でもその時点で(これはとんでもない仕組みなんだろうな?)と気付いてくれる方もおられました。
恐らく殆どの方も「知れば」分かって下さると思います。
手数料は昔は10円あったようです。それが7円になり、8円になり・・・
なので不可能ではないと思うのですが、
発券店の取り分との兼ね合いじゃないのでしょうか?
だから発券店としても安売りは終わらせなくてはいけないと考えているのではないでしょうか?
確かに強制してないとうたってますが、実際のところは半ば強制してる(拒否しずらい雰囲気)ような感じはありますよね…。
手数料安いからという業界内の事情で給油拒否して、そう言った事情とは一切関係ないお客さんに迷惑掛けることになってはマズイよね?と言う気持ち的な部分で厳しいと思いながらも対応されているところも多いのではないかと思われます。
(実際に会社の指定給油所も発券店値付けカードは手数料安いから拒否とは言えないので、masumiさんのところと同じ給油のみ対応してると言ってました)
根本的に元売りが最低限採算とれるラインまで手数料上げていればそこまで大きい問題にはならないのでしょうが、それはできないのでしょうかね?
「当カードでの代行給油を強制していない(代行給油を行うか否かは販売店の自由)」
国のヒアリングに対して元売は確かこのように回答していました。
なので『元売りの優位的地位の濫用』には当て嵌まらないと思います。
おそらく消費者から元売りに対し、例えばこのカードで何件も回ったがどこも給油してくれなかった!など怒りのご意見が数多く上がってこないと動かないのではないか?と思いますね。
外野から見てると『黙って元売りの言うこと聞け!』と言っているシステムのように見えますので、販売店側がいくら声を上げても聞く耳持たないのでしょうね。
最近コンビニの24時間営業問題で公取委が優位的地位の濫用で動き始めたように、この発券店値付けも『元売りの優位的地位の濫用』ではないか?と思いますが、masumiさんもそう思いません?
1リットルでも多く売りたいのはSSオーナーであれば当たり前のことです。
が、おっしゃる通り数円のマージンでは到底継続不能です。
ウチはウチ!としてお断りしますが、不便を感じられたユーザー様の流れが少しでも変化すればいいと思います。
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/5ff481cabfe04d990a980843f57d1f39
業界外の組合等がネット広告をバンバン出して発券していますからね。
だからこれはどの元売系列に属しているかとか系列かPBかとかにも関係ない業界全体の問題なんですよね。
そしてその種を撒いたのは大手特約店。
全体で給油拒否をするのが効果的ですが、発券しているガソリンスタンドはそれをするはずもないですし、
代行給油をしている側の販売店で「出来れば止めたい」と内心では思っていたとしても顧客流出やトラブルを恐れて(?)窓拭きゴミ捨てサービスを行っているところもありますし、
セルフや市況陥没地域なら「あるだけマシ」「むしろ歓迎」ということもあります。
>同様の動きをするお店が増える事を願うばかりです。
私もそう思いますが、それは難しいと思って、「他所は他所、ウチはウチ」で覚悟を決めた方がいいと思います。
当店も発券店値付けカードの拒否を開始いたしました。
数量減の中、発券店値付けカード分の増加が著しい為です。
当方零細店ですので、必死の思いで仕入れた全量系列仕入れの商品を低マージンで出す余裕はありません。
カード契約書も熟読したので、問題は無いでしょうが同様の動きをするお店が増える事を願うばかりです。
なので、軽油に関しては看板価格表示していません。
(店舗によってはレギュラー130円、軽油100円という感じの30円差もあり得えますし、逆の10円差ということもありまえます)
つまりカードシステムは柔軟に対応できるということですね。
ということは、ネックになっているのは発券店の取り分なんでしょうね。
そのようですね。
発券店値付けカードでは無いのですが、宇◯美法人用カードはは東海地区の場合はどこの宇◯美で入れても値段が同じですが、高速道路上の宇◯美は別価格になると注意書きが書いてあるようです。
確か元売は国のヒアリングに「当該カードは特約店の要望で云々」と答えていたと記憶しています。
今掲示板を見てみたら高速道では店頭値付けだとか?
知らないことがまだまだ沢山あります(汗)
10年前から給油拒否されているところや、発券店値付けカードが無い元売りへ行かれたところなど、いろいろいらっしゃいますね。
余談ですが、あそこの管理人のSSがまだ系列だったとすると発券店値付けカードは真っ先に給油拒否の動きをしてると思いますがどうでしょう?(業転を駆使して粗利30円は確保…なんて意気込んでいるくらいですから、代行給油手数料8円なんて馬鹿げた手数料で給油なんかしねーよ!と言いそうな気がします(笑))
この問題については石油業界に自浄は期待できないのである意味荒治療になるかもしれませんが、給油拒否が増えて消費者に実際に困って貰って元売に対し大きい声がたくさん出てこないと元売も本腰入れて解決に動かないのではないか?と外野から見ても感じます。
現状消費者がすごい困っているという声を聞かない(それだけ販売店などが厳しい中対応してるからなのですが)ので、販売店などがいくら声を上げても元売が聞く耳持たないのではないかと・・・。
佐藤太治はやれん
ちゅう事やろか?
もちろん利幅はあった方が良いに決まっていますが、業転玉を使って安値店となり全量系列仕入れの同業者をスケープゴートにしてきたような「板」でそれを書かれると、どうしても反発してしまいます。
>あの掲示板で、最近では「皆で値上げを」
全量系列仕入の3者店を散々バカにしてきたあいつらも、いざ自分に降りかかってくるようになってくると掌を返したようなことやるんですね。