masumiノート

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萌の朱雀(本)

2016年01月15日 | 本・映画

(※14日に書いてあった記事です)

心惹かれたゆえwikiを拝見。
監督自ら、ーというのを知り、ネットで本を注文しました。


冒頭の山々の描写から既に涙腺が・・・
久々に一気に読みました。

萌の朱雀 (幻冬舎文庫)
仙頭 直美
幻冬舎

***

読んでいて涙腺が分厚くなった箇所

P21
どこか頼りなげな栄ちゃんを横目で見ていたばあちゃんは、さりげなく栄ちゃんのコップにお茶をついでやった。
P31
いつも決まって、母はこのような風景にでくわすと、意味もなく涙がこみあげてくるらしい。
P32
栄ちゃんは、父の服のはしを、しっかりと握って離さなかった。
P62
ばあちゃんに水を浴びせてもらった植木たちは


頷いた箇所
P36
そんな山の風景をゆっくり見渡して、鳥のさえずりに耳を傾けながら父はお茶をすする。
父にとってはこういった時間が非常に大切なのだった。

共感を覚えた箇所
P61
誰も建設中止を願って、この作業を始めたのではないのだ。
そうして父は自らの怒りはどこへも届かず、ぶつける者もいないことに気づいた。


嗚咽がこみ上げそうになった箇所
P38
おそらく、そんなに冷たくはなかったお茶だろうに、私の一生のうちに、あのお茶にとってかわるおいしいお茶にはもう二度と出会わないだろうと思うくらい特別でおいしいお茶だった。


涙腺が崩壊しそうになった箇所
P49
ばあちゃんのこんなところを誰しもが微笑ましく思っている。

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最後は温かい涙を流しながら読み終えました。




そうか、萌葱色か。

だから、「萌の朱雀」なんだね。




DVDも買おう。


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