発券店値付けカード問題収束なるか?!№4の続きです。
(発券店値付けカードについての記事一覧)
12月19日ぜんせき「論説」動き始めた給油代行手数料
2019年2月21日追記
2月21日燃料油脂新聞より
「事業継続30円マージン必要」
発券店値付けカード客増加に苦慮
最近2年ほどのガソリン小売市況の改善によって、リッターマージンも回復しつつある。
地区によって差はあるものの、都内ではリットル12円から13円程度のマージンを確保することは難しくなくなっている。
しかし販売業者のなかには「その程度のマージンでは事業を継続することはできない」と断言する向きもある。
「本気で事業継続を考えるなら30円のガソリンマージンが必要だ」
POSや計量機など機器の更新やメンテナンス、さらに人材確保などを考えると12.13円のマージンではやっていけない。
人材確保にしてもその原資は燃料油マージン。
さらに発券店値付けカード客が増加していることも「より多くの燃料油マージンが必要になる原因」と指摘。
代行手数料としてマージンが固定されているカード客が増え続けている。
現状では4割が発券店値付けカード客。
客数だけをみれば増加しているが、利益に結び付かない。
貴重な人手を給油作業に取られてしまい、油外販売に手が回らなくなっている。
建前上はカード客の受け入れを拒否することもできるが、対応は現実的とは言えない。
結果として燃料油の販売量は増えても利益は減り、さらに油外収益も失うという厳しい状況に陥っている。
販売業者が「30円の利益が必要」と話すのはこれらの状況があるからだ。
しかし現実に目を向ければ固定マージンのカード客に利益を薄められ、仕上がりで12円マージンを確保するのがやっと。
“生き残れば残存者利益がある”と言われて頑張ってきたものの、状況は厳しさを増すばかり。
どこかで収益構造を見直す必要がある。
2019年3月19日追記
3月18日ぜんせきより
東京発券店値付けカード問題委員会
問題解決へ改善重ね 元売対応評価や課題など確認
福島 原発20キロ圏SSのいま
人件費高騰、発券店値付けカード侵入 売上増も利益伴わず
※小室社長はSS開業にこぎつけるまで全国各地を転々としてきた。
3年前SSの場所が住めるようになりSS再開を決意。1年かけてSSを新築した。
震災前の全従業員に声掛けしたが、避難先で再建した生活を捨てて帰還しようという人はいなかった。
遠くの町でも求人を出し、スタッフを確保した。
現在はいわき市の自宅から片道1時間かけて夜の森に通い、後継者の息子と妻と一緒に働く。
将来に向けては「富岡にある福島第二原発の廃炉作業はまだ手付かずで、この地域の復興には百年はかかる。SS周辺で住宅の解体が始まればんな状況になるかわからないが、復興のために精一杯働きたい」と話している。
※
工事車両の給油、
発券店値付けカードではなく、出来れば現金で支払ってあげてほしいです。
もしこの記事が関係者の方の目に留まりましたら、ご配慮のほど宜しくお願い申し上げます。
2019年3月26日追記
不満根強い発券店値付けカード
・手数料まだ不十分
・なぜSS非運営で発券
・地域の実情配慮して
(3月25日ぜんせきより)
発券店値付けカード問題視「手数料値上げ阻むのも小売業者」
この問題の根本的な解決を目指すなら、この仕組みが何のためにあるのか(始まったのか)という本質的なところを見直す必要もある。
(3月25日燃料油脂新聞より)
2019年4月11日追記
発券店値付けカード手数料へ不満示す「再投資費用反映すべき」
「手数料がガソリン8円、軽油5円というのは経営面でみた場合にあまりにも非現実的ではないだろうか。人件費が上昇して再投資費用も莫大に掛かる。元売に改善策を望みたい」と強く訴えている。
(2019年4月8日燃料油脂新聞より)
※4月から手数料が1円アップされたが、窓ふきやゴミ捨てなどのサービスをやめることにしたそうです。
2019年4月15日追記
フルとセルフに手数料格差を
(2019年4月12日燃料油脂新聞より)
長距離トラックが対象。
それがいつの間にやらその“旨味”に味を占めた特約店が拡大していったんじゃないでしょうか?
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/02e85bbb947500e68795067aae9932ed
こんなふうに個人消費者にまで。
とはいえ、手数料収入だけでは儲からないですね。
もし①の制度がまかり通るなら、コスト削減などがうるさい企業は、発券だけは遠くなっても安値店までわざわざ行って発券してもらって給油は利便性の良い近所のSSで…なんてことが発生してしまいますよね。
>「仕入れが発生しない」⇔「売上(実績)にならない」
仮に『月1500KL』数量出していて見かけ上とても販売してる店に見えても、JXTGで言うFCカードの客割合が9割だと『売上は150KL』なので、元売からのインセンディブは微々たるものになってしまい全くうまみがないですね。
まさに苦労するだけで儲からない「骨折り損の草臥れ儲け」状態ですね…。
あと、フルとセルフの手数料が同じなのはおかしいですよね。
フルが8円なら、セルフは5円にするとか差をつけるべきですね。
次月の請求書にて相殺されます。
もし①なら皆給油拒否すると思います。
※代行給油手数料はガソリンで7円軽油で5円でしたが、4月からガソリン8円、軽油5円となります。
(JXTGの場合)
主人も以前は「仕入れ(支払い)は発生しないし給油すれば手数料は入ってくる」と肯定的に捉えていました。
組合と同じように「施設を持たないリース会社等の発券が問題だ」と。
私は最初このカードの仕組みも何も知らなかったのですが、知れば知るほど「この仕組みはダメだ」と思うようになりました。
「仕入れが発生しない」⇔「売上(実績)にならない」
※どこかの給油所でこのカードが使われればそれは発券店の売上となる→数量インセンティブに繋がる。
「給油すれば数円入ってくる」⇔「数円では採算割れ」
※どこかの給油所でこのカードが使われればそれだけで発券店は(作業等することなく)マージンを得る(所謂ピンハネ)。
油外商品もこのカードが使えるのは限定的で尚且つそこからも紹介手数料名目で発券店にマージンが搾取されます。
代行給油で労働力を搾取されるだけの販売店にとっては、そのカードの発券店が給油施設を持っている2者店であろうが持っていないリース会社であろうが同じことです。
そして難儀なのが、会社から当該カードを持たされて給油に来る人たちには、掛けのカードとこのカードの違いが分からない(知らない)ことです。
私が「発券店値付けカードは給油のみ」を始めた当初、説明しようとしても聞く耳を持たずサービスを要求する方とトラブルになることも多かったです。
最近はそういうことも殆どなくなりましたけど・・・
それだけガソリンスタンドの数が減ったーということなのかも知れませんね。
P.S.
発券している店は発券店同士“お互い様”ですから、サービスの提供はすべきでしょうね。
例えそのカードがリース会社の発券だったとしてもw
セルフに改装してサービスの提供を逃れた発券店も多いですけど。
あ、そうそう。
このカードをセルフで利用しようがフルで利用しようが、代行給油手数料は同じです。
発券店値付けカードのシステムについて教えてください。
ちょっと極端ですが下記の例の場合、代行給油したSSに対しては①②のどちらのシステムで支払われるになるのでしょうか?
発券店値付けレギュラー価格 120円(給油代行手数料 5円)
自店のレギュラーの仕入 130円
①発券店から120円+給油代行手数料5円が支払われる。(給油代行手数料入れても5円の赤字)
②発券店から給油代行手数料5円が支払われ、元売から給油した量は次回の仕入時に余分に供給or元売への支払いから相殺
そしてこの代行給油手数料では再投資はおろか、雇用環境改善どころか人件費も出ないレベルであるにも関わらず、給油客がそれを知らないがため過剰サービスを要求されること、
発券していない販売店にとっては実に踏んだり蹴ったりですね。
当店は代行給油カードということを伝えて給油のみを貫徹しているので良いですけど。
(もしそれが許されるなら、自分でもユ○ーオイルのような安い店で発券してもらって近所の高い店で給油しますもん)
自分のところの仕入よりずいぶん安い価格で販売しなきゃいけなくて赤字だわ、代行手数料も数円しか入らないわで、給油対応したスタンドにとっては踏んだり蹴ったりですね。