(※青系文字がmasumi)
12月25日燃料油脂新聞より
31年度経産省 資源・燃料関係予算は3030億円
荷下ろし時相互立ち合い
SS41.5% 一般需要家(工場・ホームセンター等)30.5%
立ち合いに応じない理由の過半は「人手がない」
儲からない⇔人員採用難 「悪循環断ち切るとき」
マージン確保と働き方改革断行へ
11月末JXTG系列SS数 1万3109ヵ所
前月比25か所の減少
セルフSSは5か所増加で4342ヵ所
12月26日燃料油脂新聞より
山梨県石商・協理事長 西川一也氏 緊急インタビュー
自動車の電動化 超少子高齢化 人口減社会をどのように生きていくか!?
若者が魅力を感じる業界になるためには
元売が直近で出した空前の利益が果たしてSS業者の利益につながるような流れになっているのだろうか。
元売がSS業者に系列仕切りを値引きするとかいう意味ではなく。
例えば元売から出荷されるガソリンの流通経路をしっかり管理するとか業転玉をもう出さないとか。
元売は正常なマーケットを構築する努力をしてほしい。
元売は自分たちだけ利益を出すのではなく末端の小売である地場SS業者がしっかりと持続可能な経営を維持できることにも目を向けて欲しい。
地場SS業者がなくなって全て元売販売子会社や全国規模の広域フリート業者だけで全国隅々まで安定供給ができるのだろうか。
地場SS業者がいなければ近年、国内各地で発生したような大規模災害時に対応できないだろう。
地場SS業者は災害時にも地域社会から簡単に逃げ出すわけにはいかない。
地場SS業者=地域社会の燃料インフラを支えているという大きな社会的責任がある。
これ以上SSを減らしてはならないと非常に強く思っている。
適正マージンを得ることができなければ廃業するSS業者がこれからますます増えてくるだろう。
いま足元だけをみれば地場SS業者は何とか商売を回していくことができるのかも知れないが後継者がいなければその時点で終わりである。
適正マージンがなければ再投資も事業承継もできない。
老朽化した地下タンクを入れ替えるにしても投資資金が回収できなければ再投資はできない。
人材についても同じである。
地場SS業者を含めて中小企業はほとんんどが崩壊してしまうのではないかという非常に強い危機感を抱いている。
特に地場SS業者はエネルギー供給拠点として大規模災害時に“最後の砦”という重要な役割を担っている。
SS業界は国、政府からさまざまな補助金も受けている。
にもかかわらず地場SS業者がどんどん廃業していったら地域社会はSS業界のことをどのように評価するのか。
好調な企業でも人材が採用できなければ店を運営することができなくなってしまう。
SS業者は国、政府の補助金に助けられているという部分がある。
しかし補助金に頼っている業界はそのほとんどが衰退産業である。
本来ならば補助金に頼らなくても成り立つ経営にしていかなければならない。
※
「適正利益も得られない?それでも経営?」
消費者の眼には滑稽に映るでしょうね。
>地域社会の燃料インフラを支えているという
この真の意味を理解している者だけがガソリンスタンドを運営していたのなら、こんなことにはなっていなかっただろうと思います。
適正利益が得られない状況を作り出したもの。
それが何十年も放置されてきたこと。
このブログに書いてあります。
週間コスト4円超下落(12月26日燃料油脂新聞より)
JXTG3円 昭和シェル4円 週仕切り大幅値下げで年越し(12月27日燃料油脂新聞より)
12月26日ぜんせきより
石油流通予算案 災害対応強化で248億円
SSからお客様へ これが12月ガソリン価格の内訳
136.9円×1.08=小売価格148円
まさか当店が全国平均価格より安値の店になるなんて!
国内には120円台で売る店もあります。160円台で売る店もあります。
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「お宅の値段だけ何故10円も高いのか?」
20年ほど前、近隣地場店(当時はフル)の価格看板を基に得意先から説明を求められたことがあります。
そのお店はその後セルフに改装され、今もガソリンは地域一番安を目指しておられるようですが、
価格差は縮まりました。
そして灯油の店頭現金価格は当店よりリッター2円高値です。(※セルフです)
P.S.
>補助金に頼っている業界は衰退産業である。
国内で、補助金に頼っていない業界ってあるのでしょうか?
・・・だとしたら.....
この国は...
衰退国家。。。