地下タンク法改正で店を続けるか廃業するか夫婦で意見が分かれていたとき、
・・・というか、masumiさんは廃業を強く望んでいました。(←過去形ね)
だから、
「もし営業を続けるのならこうちゃん一人でやればいい。いっそのこと配達専門にすればいい」、と言いました。
(※いつものように青系文字がmasumi)
3月6日 燃料油脂新聞より
灯油ポリ缶配達増加 配送料別建て設定課題
SS閉鎖や同業者の廃業、一人暮らしの高齢者世帯の増加で、今後益々ポリ缶での灯油配達注文が増えると予想されることから、
今までのような配達料を含んだ価格設定ではなく、「単価と配達料の別建てが必要」と指摘する声も再び上がっている。
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札幌にも灯油難民?でもNPO法人が配達料を別建てで請け負っていましたね。
規制緩和以前、地域の業者がその地域全体へ供給していたときは、必要のなかった課題です。
量が少なくても、地域を回る“ついで”で済んだことですから。
数量の多い少ないはそれ程気にしなくて良かったのです。みんなが「お互い様」だったから。
地域外の業者に安値で営業を掛けてもらえる“大口”がそちらに流れ、
自分で車で買いに行ける人は、安値のセルフやホームセンターに流れ、
車を持たない家庭や老齢でポリ容器を持てないような人が、「高値でしか買えなくなる」、というのは自由化の自然の流れです。
3月5日 燃料油脂新聞
軽油安値に苦慮 配達価格下げ圧力強まる 店頭値30円格差も
一部のSSが掲げる軽油現金安値が、採販志向の販売業者を苦しめている。
県内では軽油や灯油などの配達を収益の柱にしている販売業者も少なくない。
SS店頭の燃料油販売だけでは経営を成り立たせることは難しい」と状況を明かす。
こうした販売業者の頭を悩ませているのが、一部のセルフSSが掲げる極端に安い軽油価格。
2月末時点で安いものでは95円もある。(!!???)
「安値とは店頭価格ですでに30円の差がついており、需要家からの値下げ要請が強まっている。
(安値はあくまでもセルフ店頭価格、配達はしない)が、
価格差があまりにも離れると顧客に理解してもらうことは難しい」と厳しい表情を見せる。
元売によっては軽油の販売量がガソリンの値引きに連動しており、
軽油販売の利益そのものを度外視して量販に走る小売業者もあり、市場の混乱に拍車をかける形になっている。
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>元売によっては軽油の販売量がガソリンの値引きに連動
初めて知りました(汗)
ふぅーーーーーーーーーーーーーーーーっ(深いため息)
>店頭の燃料油販売だけでは経営を成り立たせることは難しい
当店も配達があるから経営が成り立っています。
「いっそのこと配達専門にすればいい」
しかし、
地場の1SSが、配達だけで経営を成り立たせることもまた 難しいのです。
要は、タンクです。
配達するにも肝心の燃料を保管するための施設が必要で、その施設の維持管理が消防法でも厳しく規制され、又、コストも大きいのです。
どんなに赤字を出しても潰れない販社や広域大手量販店の安値攻勢によって、
収益を出さなければ潰れてしまう地場業者が、その収益の元となる粗利を満足に得られない。
安値の店を選択できる消費者がいる一方で、高値でしか買えない消費者がいる。。。
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以下こうちゃんとの会話
ま、「もし軽油の配達先からこんなふうに他店の安値を出して値引き要求されたら、こうちゃんやったらどうする?」
こ、「・・・そんな店と比べたらアカンわ」
ま、「いや(^^;そうじゃなくて、もしこうちゃんやったらどうする?」
こ、「・・・そら、うちとしては出来るだけの努力はするけど、そんな店と比べたらアカン、って言う」
ま、「ま、そうやんな(^^;」
でもさ、何で
>顧客に理解してもらうことは難しい」と厳しい表情を見せる。
になるんかな?
業転格差が11.2円
系列仕切りの最高は125.3円で最低は111.5円
折角こうして業界紙があるのに。
私やったらこの業界紙をコピーして見てもらう。
それか・・・
「masumiノートを検索~☆ 」、や(^-)☆
灯油配達、明と暗