masumiノート

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「油外」or「油内」

2009年09月08日 | ガソリンスタンド
規制緩和以降GSは他業種の参入もあり、「油では儲けるな」「油外で儲けろ」と云われ始めました。

※「油外」とは、タイヤ・洗車・車検などで、数年前からは中古車、更に昨年頃からはレンタカーが取り上げられています。
(恐らく、何をやっても追いつかないから?なのかな?)

もちろん昔も油以外の商品を取り扱っていました。
タイヤ・バッテリー・アクセサリー等で、当時は「油外」とは言わず「TBA」と言っていたとの事です。
(私はこの業界の事は規制緩和以降しか知りません)

他業種の方々にすればGSは「商品を購入する為に、お客さんが自ら足を運んでくれる」ので、大変魅力的に映るらしいです。
なので他業種にすると、ガソリンは「客寄せ」でしか無くなるようです。

他業種参入の例としては

北の方でお米屋さん
関東の方でカーディーラー
後は、スーパーとかコンビニ


だけど、世の中を見渡して・・・
それ程、他業種参入は浸透してないでしょう?


阪神淡路大震災で、殆どの家屋が倒壊した中でGSだけは倒壊を免れたように消防法でも厳しい規格が適用されており、GSの新設には5千万~1億以上の莫大な費用が掛かります。燃料油を「客寄せ」なんかにしていては設備投資の回収もままなりません。
又、世界の情勢によって価格の変動もありますし、既に異常な価格競争に突入している現状に二の足を踏んでいるのか?
或いは、あんまり“オイシイ”ことも無いと気付いたか?(苦笑)


『規制緩和の功罪』

規制緩和によって市場における競争原理が実現され、一見「功」のように見えます。
しかし、昨年の派遣切り問題などが表面化して来た今、私には「罪」の方が大きかったのではないかという気がしています。


「競争原理導入を主張する心理」
http://ac-net.org/wr/voices/01817-baba.html
の中で述べられているように
■競争原理導入を主張する人々が本当に競争原理導入を求めているかどうかが疑問なのです。
■競争原理とは違った道を、だれかが言い出してくれないか、特に、社会的に重要と思われるポジション、例えば、政治家や、大学の先生なんかに対してそんな思いを抱いている人少なくないのではないでしょうか。


話が逸れました(^^;

「油外」と言われ出してから、こんなお店↓が増えたのではないでしょうか?

http://www.aspara.co.jp/atsuya-furuta/2009/01/post_42.html
(古田敦也さんのブログ2009年1月15日の記事)


又、当店で6年前に雇ったアルバイト2名は同業他社からの転職者でした。
彼らの話を聞き、(インターネットの中ではGSの悪徳商法は読んでいましたが)
まさか本当にそんな事が行われていたのかと大変ショックを受けました。

※その内容は又別記事で書きます。

うちも昔(十何年か前)、水抜き剤をお勧めしていた時期もありましたが
こうちゃんは、歩合制とかノルマとか嫌いなので(?)
うちんちは、押し売りセールス一切無しです。

ボンネット点検はお客様から依頼されない限りヤリマセン。

もちろん目で見てタイヤの空気圧が減っていそうならチエックしますし、嫌な異音がするとかいう時は声を掛けますけど(^^)


あら、何だか話が纏まらなくなってきましたが(汗)

兎に角、「油外、油外」と言ってきたこの業界も、
「このままではいけない」とやっと気付いたらしく、
最近では「油内」という言葉が使われ始めております。

うちんちはもう既に油内でやっていけてるもんね(^^)v

「油屋が油で儲けないでどうすんだ?!」

(汗)時間が無いので、締まりの無い終わり方で、さよ~なら~(汗)

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