5月に入ると、携行缶でのガソリンや混合油販売が増えます。
もちろん常連さんも多いけど、
「ここは携行缶にガソリン入れてくれるの?」と訊く一見さんも多くいらっしゃいます。
数日前は、「あっちの○○(フル店)へ買いに行ったら、前は売ってくれたのに『混合油はない、売ってない』って言いよるんや」
そしてさっきは、「そこの○○(セルフ)はコレ(携行缶)アカンねんてなぁ、そんだら草刈りどうしたらええねんって聞いたら『そんなもん知らん』って言われたんや」
・・・セルフの「そんなもん知らん」なんて答えはかなり不親切だと思うけど。
でも、混合油販売から手を引くフル店の気持ちは分かります。
だって“採算が合わない”もの。(それプラス、リスクやクレームの可能性が増えるだけ)
現在、地場のフル店が“採算が合わない”と思いながらも続けている混合油販売や配達とかは、強いて言えば“既存客の利便性のため”。
「トータルで損にさえならなければ良い」みたいな感覚でやっているようなものです。
(※業転を仕入れれば採算は取れますが)
もちろん規制緩和以前はこんな考えは意識すらしていませんでした。
こんな考えを持たざるを得なくなったのはセルフ解禁や他業種参入による“安値店”ができてからのことです。
ですから、「既存の常連客のために、採算が合わなくてもやっている」ことで、
この際ハッキリ言わせてもらえば、「普段セルフなどの安値店を利用している人のためのものではありません」
言い方を変えれば、「普段は別の店を利用している人にソレを行うのは損」・・・くらいの気持ちです。
今はロボタンがあるから混合油販売も続けていますが、何らかの理由でロボタンが使用出来なくなったら当店も混合油販売は止めようと思っています。
フル店で混合油販売を断られた方が言いました。
「こんなフルの店でも売ってもらえなくなったら、これから混合油が要る時はどーしたらええねん!?」
私は答えました。
「ガソリンは携行缶に売りますから、あとは2サイクルオイルを別に購入してもらって自宅で、自分で作るしかないでしょうね。近い将来そうなると思いますよ」。
(※そうなると割高になりますが)
だって仕方がないでしょう。
いつまでも片方の立場だけに都合良く行くわけはないでしょう。
ただ申し訳ないのは、
もしそうなったら、これだけ値段の差があるなかで変わらず当店をご利用し続けてくださっているお客さまにご不便をお掛けすることになることです。
「年越し灯油は暖房機器に悪影響・・・・当店では廃油の引き取りは行っておりません、ガソリンスタンド等で処分願います・・・!」
SS経営者の立場からすれば「何だと思っているんだ!」という事になりますよね。
友人と話していて一般傾向として感じたのですが、どちらかと言うと、この手の事の気使いは「男」のほうが細かいようです。
例えば、男は他のデパートの紙袋を持って、同業のデパートに買い物に行くのが気が引けるという性格の方が多かったです。(女性は何とも思わない人が多い)
逆に値引きを煽ったり、ライバル関係を利用しようとする人が、女性のほうが多い気がしますが、気のせいでしょうか?(関東だけかな?)
上記の張り紙を作ったのは「女性」ですかね?
こんな心理戦を仕事に生かせないか考え中です!
SS業界はそんな客を取り込んでも、メリットが無いのが厳しいところですが。
「どちら様でしょうか?」みたいな方が「去年の灯油、捨てて~」って(笑)
そして、これから冬が始まるというのに「とりあえず5リッターでイイわ」って(==;
(そこが可愛いといえば可愛いのか?^^;)
確かに女性の方が“厚かましい”のかな?
(割合としたら)
先日、相続のことで税理士さんにお会いしたときも税理士さんがおっしゃっていました。
税務署に問われてすぐ白状してしまうのは男だって。
女はシブトイらしいです(笑)
>SS業界はそんな客を取り込んでも、メリットが無いのが厳しいところですが。
言えてますね(苦笑)