masumiノート

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補助金と税金。

2015年04月18日 | ガソリンスタンド2

当店が定期的に頂いている補助金は、環境対応型石油製品販売業支援事業(地下タンクの漏洩検査費用の、三分の一です)。
毎年、金額にして6万円程を頂戴しております。
そして今回はPOSの入れ替えで50万円の補助金を頂戴する予定です。
まだ確定はしておりませんが、大変ありがたく思っています。(複雑な思いもあります)

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常連客を断り緊急車両に給油した給油所は何故 中核にならなかったのでしょうか?
それだけの実績があるのに・・・

ガソリンスタンド過疎地前年度より18市町村増の283市町村にに頂いたコメントです。
↓ 私の返信です。

いえ、その給油所が中核になったかなっていないかは実のところ知らないのですが・・・恐らくそうなんだろうな、と思います。
(もし当事者の給油所の方が読んでおられたらお聞きしたいです)

>実績

未曾有の大災害で、今まで経験したことのない事態のなかで皆が必死だったと思います。
その実績は自ら望んだものでは無かった。


そして、補助制度にも問題があるからだと思います。
又この業界の歪みが中核SSになりたいと思えない原因だと思います。


以下は当ブログの過去記事からの転載です。

2013年02月04日 「全石連(ぜんせきれん)」
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/f0979b571e0795ba2738db31677ed25e

中核型SSとしての役割を果たせることが補助の条件なんだそうだけど・・・・
去年の申請の時に「補助金が3分の2出る」+「差別対価や仕切り格差の解消」が約束されていたら名乗りを上げたかも知れないのに?!


2015年02月28日「この業界は守られているのか?」
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/8e9bcb651bc6580d3966025063547be4

補助事業を利用するメリットは大きく、知人にも複数店舗を持ち、毎年いくつもの補助事業を活用している石油販売業者がいるが、
創業以来、納めた税金よりも貰った税金の方が多いという。

補助金を受けるためには補助金で賄えない部分を自己資金で用意しなければならない。
補助金の仕組みを理解し、補助金を活用するための人材も必要となる。
ところが、この自己資金も人材も用意できない零細・小規模事業者が非常に多い。

つまり、補助事業が手厚くなればなるほど、その額が大きくなればなるほど、
それを利用して儲ける事業者と、まったく儲けることができない事業者との間で、格差が拡大してしまうのである。

本来は零細・小規模事業者ほど補助金の恩恵を受けられなければ制度の意味がないのだが、
現実は、中堅以上の企業、あるいは“業界内で”大手と呼ばれる規模の企業ほど、儲かってしまうという不思議な現象が生じているのである。
(※月間ガソリンスタンド2014年3月号の麻生 豊さんの記事より)

 
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次はst31掲示板に投稿されていたものです。

No23255

売れないのがわかっていても消耗戦をやめられず
末端では、量を追求する会社が正義で、元売りも積極支援
安売りして忙しくて人出不足とかまるで滑稽ですね。

カテゴリーキラーは必ず死ぬというのがマーケットの宿命と思うのですが・・・

SSが本業でなくなりかなりの時間がたちますが
外野からみていてもいつまでたっても変われない業界には辟易しますね。
このまま、うちも業界から撤退するつもりです。
補助金三昧でいいところもあるんですがね~~~
ローリー3台と今回の洗車機2台で受け取る補助金は、家1軒たちますね。

震災でその重要性が認識された業界なのに
どんどん人離れがすすんでいて哀れに見えます。


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補助金を受けて中核SSになったとしても、差別対価などの仕入れ値の格差があり、又精製元売自体が脱石油を明確にしているような業界では、高値の仕入れを強いられている3者店が将来的に安定供給を行えるか不安があります。


苦しい経営状態のなか、納税義務を果たしている私たちは“血税”の意味を知っています。
だから補助金を受ける際にはその覚悟を持って申請しています。
(地下タンクの電気防食工事の際も、「補助金を受ければ7年間はやめられない」、..これで随分とこうちゃんと口論しました)


ローリーの補助申請は条件が合わずに諦めました。
でも、その条件は実情に合っていないと思います。

広域に何店舗も運営しているような業者なら、そのなかに過疎地域に配達している店舗があれば、
10キロの大型ローリーを三分の一の自己負担で手に入れることが出来ます。
(補助率は三分の二、限度額は1500万円)

10キロのローリーで、田舎の山道や農道のような細い道を通って数十リッターの配達に行く・・・?

とてもじゃないが想像できません。

そしてそのような大手は近隣の地場零細の健全経営を阻害する安値販売をしていると思います。

チグハグです。


1キロ2キロのローリーを、地域的な制約を無くして、
小口配達を行っている地場零細こそがその制度を利用できるようにするのが政治だと思うのですが?



PS
こうちゃんはこのガソリンスタンド業界は満開の枝垂桜のようだと言います。
遠くから見たら華やかだけど、すぐそばで見たら枝が垂れ下がってて、何となくものの哀れを感じるからだそうです。














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