震災がれき処理施設、処分場跡地に新設…愛知県(読売新聞) - goo ニュース
2012年3月24日(土)20:38
東日本大震災で発生したがれきの広域処理で、愛知県は24日、同県知多市の人工島「名古屋港南5区」の廃棄物最終処分場跡地に、がれきの仮置き場と焼却施設、最終処分場を整備すると発表した。
埋め立てられた廃棄物を一部取り除き、約50万トンを受け入れる方針だ。
南5区は、大村秀章知事が管理者を務める名古屋港管理組合の所有。県の計画では、この処分場跡地の一部に新たな処理施設を整備する。今後、地元自治体や住民の理解を求める方針。
県は臨海部にまとまった広さを持つ数か所を受け入れ候補地としてリストアップし、中部電力碧南火力発電所(碧南市)に処理施設を整備する方向で調整しているほか、トヨタ自動車に田原工場(田原市)の活用も打診している。
大村知事は記者会見で、「国が被災地に新たな処分場を作るのが本来のやり方で、最も効率的だが、国は何もしようとしない。私たちと同じ決断が、なぜ国にできないのか」と国の対応を批判。そのうえで、「力のある地域がやらなければならず、日本一の産業県として、愛知県が持ちうる手段を最大限に生かし、東北の復興に役立てていきたい」と述べた。
分かっているなら何故そうしない?
断固として受け入れを拒否すれば、国はそうせざるを得ないでしょうに。
※3月16日 追記
福岡市長、震災がれきの受け入れは「困難」(読売新聞) - goo ニュース
2012年3月26日(月)08:25
東日本大震災で発生したがれきの広域処理について、細野環境相は25日、福岡県を訪れ、知事や福岡、北九州両政令市長に受け入れを要請した。
北九州市は、独自の安全基準を設けて受け入れに向け調査に乗り出すとしたが、福岡市は受け入れ困難との見解を伝えた。一方で、環境省が示す安全基準については3人とも疑問を呈した。
環境相が九州、山口の首長に直接要請するのは初めて。小川洋知事、福岡市の高島宗一郎市長、北九州市の北橋健治市長とそれぞれ会談した。
環境相は北九州市役所を訪れ、616万トンものがれきが発生している宮城県石巻市分の処理を要請。国の安全基準への疑問などから、北九州市が独自基準を設ける意向があることを踏まえ、「それぞれの自治体で(安全の)基準を設けることは尊重する。前に進める態勢でやりたい」とした。
北橋市長は「職員を派遣し、調査したい」と応じたが、会談後、受け入れ時期については「不安や風評被害への懸念もあり、いつまでにという計画は白紙」と明言を避けた。