masumiノート

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PB天国からPB受難時代へ(?)

2017年12月09日 | ガソリンスタンド3

11月28日燃料油脂新聞「社説」より(※青系文字がmasumi)


安値調達先厳しくPB受難
(2)
当然ながら業転格差が縮まればリスクを負ってまで業転を購入する必要はない。
業転仕入れで営業してきたPB業者は選択肢が狭まり、安値販売の原資である調達先の確保が厳しい。

(3)
増産増販のシェア競争の申し子的な存在がPBであった。

販売方針などで元売と折り合いがつかず系列を離れた販売業者は少なくない。
商社経由で余剰玉を仕入れ、PBマークを競って掲げた。
集客の一環で参入した異業種もあった。
商社自ら独自マークを策定しネットワーク化を急いだほど。

振り返れば需要を上回る供給量がPB市場を支える担保材料であった。
しかし4月以降、供給量は需要見合いに減少し余剰玉は輸出に回され供給余力は乏しくなった。

PB受難時代到来である。



元売マークを掲げながら正規ルートの仕入ではない業転仕入れをしてきた系列販売店は、何事もなかったかのように系列仕入れに回帰できる。
だけど、

マークを降ろしてPB-SSになった販売店は業転仕入れしか出来ない。

けれども、
(前にも書いたけれども)
1店舗を運営しているPB-SSの仕入れ値は特約店の仕入れ値よりは高くなるかも知れないけど、地場零細3者店の仕入れ値よりは安いか同等のハズ。

受難?
いえいえ、今までが異常だっただけ。


20年前から始まった価格競争。
ガソリンスタンド数も今のように減ってなくて、業転などの卸格差も公になっていないなかで、
近隣他店より10円以上の高値で客数(販売数量)を激減させながらも、
アナタ方が言っていた「業転を取らない経営者は無能」と言われた全量系列仕入れの販売店でもこうして生き残っている。

受難であるはずがない。




st31掲示板より


>生き残っているサブ(※3者店のことです)は本当に強い会社が多いと思います。
>当たり前のことを逆風の中で実践してきたわけですから、ズブズブの会社とは逞しさが違うのでしょう。


系列店は系列仕入れが当たり前。
この当たり前のことが出来なかった販売店も、生き残っている。


「我々には業転以外生き残る術はないのか」という状況下で系列仕入れを貫いてきた販売店も、
業転を仕入れることで天国にいた販売店も、
元売から何らかの支援を受けていた特約店も、

生き残っている。


地域への小口配達を担い続けてきた販売店は、(化管法とか関係がないお客さんばかりなら)業転を仕入れてでも生き残ってくれて、
良かった。

地域への小口配達を不採算だと切り捨てて(或は切り捨てていなくても)、地場3者店の仕入値同然の安値販売で集客し、周辺の地場3者店を廃業に追い込むような販売店は、

もう必要ない。と私は思います。



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