10月18日燃料油脂新聞より
「社説」不安不便の声広がるSS減
(1)
SS減少に歯止めが掛からない。販売量は変わらないもののSSは半数以下となった。
(2)
需要分母は変わらず拠点が減少したことでSSの販売量は2倍強と効率化が進んだように見えるが、元売販社や一部量販店の数量が3倍4倍に伸び寡占化が進んだ。
結果的にSS減少はなお止まらない。
(3)
(石油連盟がHPで行ったアンケートで)不便さを感じる利用客が予想外に少ない。
ただし、
「影響はないが不安を感じる」37%
「旅行など遠出した時に不便・不安を感じる」13%
SS過疎地が拡大し、「石油難民」は増えつつあり、都市部でも空白地帯が目立つようになった。
行政に反映するためにも利用者の「不便・不安」の声の広がりを期待したい。
※
規制緩和直後は、消費者にいくら言っても理解して貰えるわけがないという同業者の声が多数でした。
週間コスト反転 WTIブレント 再び上昇
出光はガソリン1円上げ・JXTG据え置き(※10/19燃料油脂新聞より)
急速充電器7332基 9月末EV用 増加鈍化も大都市に集中
四国特約店 店舗統廃合進める 体質強化で生き残りへ
元売より少ない利幅に疑問 末端市況浮上求める
洗車前点検 重要性指摘 「機械過信しない対応必要」
高速道SS燃油販売量29か月前年超え
10月19日燃料油脂新聞より
栃木県石商 理事会開く 村上理事長「公正な納入価格実現を」
冒頭あいさつに立った村上理事長は「土日にかけて長野県に行ってきた。SSの看板価格は会員価格でリットル135円136円のレベル。われわれの看板価格と10円近くの差があることに驚かされた。栃木県内で生き残っているのはLPガスなどとの兼業販売業者で、地場のSSは壊滅に近い状況になっている」と県内ガソリン小売市況の惨状について言及。
(コストコ問題で)供給元売は判然としないが、経営部会のなかに専門の部署をつくるなどして、公正な納入価格を実現すべき」と公平な競争環境の必要性を訴えるとともに「地場に関しては油外販売などによる収益拡大で独自に生き残る術も探るべき」と指摘した。
※
透明で公正公平な納入価格・・・
何十年経っても実現しなかったので、せめて卸格差の存在を消費者に知らせて欲しいです。
一般紙への意見広告でもいいし、ぜんせきの「消費者の皆さまへ」でもいい。
不公平な納入価格が20年も続いたからガソリンスタンドが半数にまで減ったこと。
今のままではガソリンスタンド過疎地が増え続けること。
ガソリンスタンド過疎地でなくても、灯油1缶2缶の小口配達を担っているのは地場店だということ。
消費者(国民)の声でしか、変えられない。
知って貰わない事には「声」にもならない。
規制緩和直後、消費者にいくら言っても理解して貰えるわけがないという同業者の声が多数でした。
そして、業転玉がありました。