馬車道の人気パン店、惜しまれつつあす閉店 常連客「混んでるのに…」
横浜・馬車道地区で親しまれてきたパン店「レェ・グラヌーズ」(中区)が九日、利用客に惜しまれつつ閉店する。
一九九五年十月からパンを製造・販売。商品はあんパンやカツサンド、オリジナルの菓子パンなどおよそ百三十種類。カフェスペースを備えた売り場に、厨房(ちゅうぼう)から焼きたてが次々に運ばれる。店名はフランス画家・ミレーの「落ち穂拾い」に由来する。
レジ前の行列に並んだ公務員守屋朋広さん(43)は「生地にうま味を感じて二十年くらい通っている。こんなに混んでるのに…。寂しいですね」と話す。
人気店なのに、なぜ閉店するのか。経営してきた稲川政信さん(57)によると、最近まで続いた円安や新興国の需要増で、小麦やチョコレート、クルミなど輸入材料が高騰。昨年五月に一個当たり十円ずつ値上げしても追いつかなかった。
開業から二十年たち、オーブンや冷凍庫など設備の買い替え時期も迎えた。従業員二十人の半数を占める正社員の厚生年金保険料も上がった。こうした負の要因が重なった。
「うちの規模だとやっていけないと判断した。これからのパン屋は、大工場か、家族でこぢんまりやるかの二極分化だろう」と稲川さん。「お客さんが途絶えないうちに閉店できて幸せ」とほほ笑んだ。 (梅野光春)
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・・・わかります。
円安誘導して大企業だけなんとか儲けさせて、実際は先進国で唯一のマイナス成長
ばかじゃなけりゃアベノミクスの失敗はとっくに見えてるのにね〜。
普通は天引きしてると思うんですが・・・