>例えば当店の場合、
>本当に有難い顧客に恵まれて、お陰様で何とかギリギリ黒字経営です。
>そして最近では卸格差の是正(とはいえ3者店レベルではまだまだですが)が成されたことも幸いして、新たな大口取引も始まりました。
>当店から営業を掛けたのではなく、先方からのお声掛けでです。また単価の面で特約店の力添えを頂いたことも記しておきます。
↑ 前記事で書いた文です ↑
10円以上もの大きな卸格差がなければ、地場の零細店がこれほど撤退、廃業することは無かったーという、その証拠です。
20年以上も10円以上もの大きな卸格差が放置されたことで、地場の零細店の減少は止まらなくなってしまいました。
>当店から営業を掛けたのではなく、先方からのお声掛けでです。
この話を頂いた時、
こうちゃんはどれだけ胸を熱くしたでしょう。
こうちゃんからこの話を聞いた時、
“こうちゃんのこれまでの努力が報われた気がして” 私がどれ程嬉しく思ったことでしょう。
リッターマージンは殆んど乗せていません。
それ程の「お言葉」を頂戴したからです。
これを打ち込んでいる今も目頭が熱くなるほどです。
当然無茶な仕事の依頼を頂くこともたびたびあり(急を要する10リッター配達など)色々と思う事もありますが、こちらのブログを読ませて頂くと、自分が傲慢になっていたなと原点を思い出す事ができます。日々精進したいですね。
PS私も毎日11時間以上仕事で動き詰めです。似たような境遇で読ませて頂いております。
大口企業様の場合、上層部が現場のことを全て把握していることは少なく、それが“努力が報われない”一つの要因でもありますね..
今回主人が驚いていたのは、「知ってくれていた」ということです。
(“全て”ではないかも知れませんが)
でも主人には、その一つのことだけでも「知ってくれていた」というのが驚きだったようです。
・・・
卸格差、販売価格差がなければ、需給はそれぞれの地域でバランスが取れていたと思います。
規制緩和以前がそうでした。
大きな卸格差、それも消費者には知らされない中で、客足(販売数量)は安値店へ偏重しました。
高値店は暴利悪徳と誤解され販売数量を激減させながらも、自店の顧客を守るため、また地域への供給責任を果たすため必死に頑張りました。
大口企業様があるから小口も請け負えたー
というのが規制緩和以降確認できたことです。
その大口を、卸格差を利用して(差別対価ならまだヨシとしても、当初、その元は業転玉でした)
地場の店から奪っていったのが主に2者店でした。
それも自店(2者店)の既存客は小口の場合切り捨てながらー
「Xデーを模索している」の記事で書いたように、恐らく殆どの零細地場3者店は遅かれ早かれ姿を消すことになるでしょう。
地場SSのない“隠れ過疎地”も増えるでしょう。
でもだからこそ私は記しておきたいのです。