「J本田」進出で市場は一変 「仕入値以下」の攻勢、疲弊し撤退を決意
8/19 「ぜんせき」より
無秩序な価格競争が又一つの地場SSを廃業に追い込んだ。
貯蓄を取り崩し、年金すら運転資金の不足分に充当しつつも
「お世話になってきた地域住民の方々に迷惑をかけたくない」との思いで、
石油製品の安定供給に尽力してきた地場の3者店。
経年地下タンクの追加投資問題で、「限界」と廃業されることに・・・
それでも、
「悔いはない。生き残っているSSはこれからも頑張ってほしい」と言われる飯野石油の飯野社長。
私は
悔しいです。
・・・
飯野社長さん、
ながいあいだ お疲れ様でしたm(_ _)m
桔梗(写真)の花言葉は「誠実」です。
(このブログが目に留まることがあるかどうかわかりませんが・・・)
消費者の皆様、是非全文お読みください。
m(_ _)m
北関東と首都圏ガソリン市況に大きな影響力を持つジョイフル本田(以下、J本田)。
同社の安値攻勢の前に、近隣の地場中小SSが次々と撤退し、生き残ったSSも疲弊状態が続く。
栃木県ではJ本田・宇都宮SSの進出による長引く市場混乱によって、
地場組合員SSの飯野石油(宇都宮市、飯野征利社長・JX系)が今年末での廃業を決意した。
同社は1971年に創業。
県道35号線がアスファルト舗装され、モータリゼーション時代到来を予感した飯野社長は、
近隣SSで2年ほどの経験を積み独立。
SSをオープンして以降は順調に売り上げを伸ばしていった。
しかし、05年に北関東道・上三川インターチェンジ近くにJ本田SSがオープンしてからは状況が一変した。
周辺のガソリン市況は一気に10円以上も下落し、販売数量とマージンの急激な減少により採算が悪化、
「売り上げは2割以上も激減した」という。
「J本田の販売価格は我が社の仕入れ価格よりも安い。
同じ組合の仲間に、冗談半分で“同社と販売店契約を結ぼうか”なんてことを話したこともある」
圧倒的な安値に対し、組合に不当廉売で訴えるよう要望した事もある。
J本田のオープン以降、近隣には元売子会社やフリート、県外大手SSが次々と進出、
来店客は見る見る減少し、とうとう全盛期の半分以下に落ち込んだ。
この間、J本田を中心とした安値攻勢の前に地場の中小SSが相次いで撤退していく。
「同じ窯の飯を食った組合員が次々と辞めていくのは耐えられなかった。
宇都宮支部の南地区には多いときには20組合員がいたが、わたしが辞めれば3業者しか残らなくなる」
長引く過当競争の影響で、徐々に体力を蝕まれ、ついには赤字に陥る。
銀行の対応は冷淡になり、貸し渋りや貸し剥がしにもあった。
「景気の良かった時代にためこんだ貯蓄はすべて取り崩した。
いまでは年金すら、会社の運転資金の不足分に充当している。
こんな状況がもう7~8年続いている」と嘆く。
そこまでの状況に陥っても、
「長年お世話になってきた地域住民の方々に迷惑をかけたくない」との思いで、
石油製品の安定供給に尽力してきた。
大震災でも燃料不足の中、殺到する問い合わせの電話にも真摯に応え、
供給支障が続く中で懸命に供給し続けた。
廃業を決意したのは、消防法省令改正による経年地下タンクの追加投資問題。
同社の地下タンクもこれに該当する。
「(これ以上運営を続けていくのは)もう限界だと悟った」。
しかし、飯野社長は決して後悔はしていない。
「自分で選んできた道。
いろいろなことがあったが、この商売を続けてきて悔いはない。
生き残っているSSは、これからも頑張ってほしい」
40年以上続いた飯野石油は今年12月で廃業する。
また1つ地域とともに歩んだ地場SSの灯が消える。
個人経営の販売店(PBも系列も)の皆さん、
周りのSSが次々と廃業しても、所謂“残り福”を期待できないことが分かるでしょう?
そして、市況が安定している地域の販売店の皆さんも、これは決して対岸の火事ではないのですよ。
“元”を正さねば、全ての3者店が姿を消すまでこの様なコトは続くでしょう。
業転なんていう、反発を逸らすための“撒き餌”に惑わされていてはダメです。
消費者としては少しでも安い方が良いと思っちゃう
真面目にやってる店かどうかも外側から見たら解らない訳だし
この業界に限らずだけど
売れりゃいいっていうんじゃなく
多少値が高くても適正価格で安心な品質の良い物を 需要供給する世の中にシフトして貰いたいもんです
(祈)
食品・工業製品・伝統工芸品・エネルギー・ブランド品。。。
他にも多々あると思うのだけれど、どっかでドッカリ儲けてる人が入らなければ、
世の中、全部適正価格になるんじゃないかな。
そんな世の中にしたいよーーーーーーーー!!!
「元」ってなんだたんでしょう?
発券店値付けの手数料で
当初、「他店で給油している方が一人でも入れにきてくれれば」って無かったでしょうか?
当初からその手数料で全部の給油してもやっていけると判断したところは別ですけどね。
でも、そうなんだよ。
私、最初の頃、年に何百万も会社の赤字の穴埋めに自分の貯金を崩すこうちゃんのコトを頭おかしいんじゃないの?!って思ってたもん。
私にはまだよく理解できないケド、ひとつ決めたことは「こうちゃんと一緒に居る」・・・きゃ~!又ノロケてしもた~(汗)
m(_ _)m
ん、と・・・
業転は「安かろう悪かろう」ってワケじゃないところが又面倒なんよ。
地場の三者店の思いは、闘うとしても「同じ土俵(仕切り)で闘わせてくれ」なんだよね。。。
こんなけったいな業界の記事へのコメント、ありがとm(_ _)m
適正価格、これが答えだというものは私にも無いです。
1対1なら、その当事者同士がお互い納得すれば粗利益率200%でもそれが適正価格と言える?・・・
今はもう高齢で免許返納された方だけど、レギュラー200円に届くかって時期に「幾らになってもイイよ。ボクはここで入れるから」とおっしゃってくれた方がいますけど、だからってじゃあ「300円」とは出来ないですもんね(汗)
「正さねば」の中に発券店値付けカードももちろん含まれてますよ。
で、言っておきますけど、私がGSで働くようになったのは平成8年か9年からで、最初は「事務だけしてくれたら」と言うことだったし、GSの仕事に一切興味も無かったので業転も発券店カードのコトも全く知らなかったんだよね。
働き始めた頃はまだ社員バイト合わせて5人くらい居て、ボーナスも支給してまだ余裕があった。
それが・・・いつの間にか朝から晩まで働いているのに(お客さんもちゃんと来てくれてるのに)
何で赤字なん?何で他店はあんな値段で売れるん?・・・って(笑)
そこから、業界紙読んだりネットで調べたりするようになってこの業界のことをだんだん知るようになっていったんだよ。
発券店値付けカードは、知った時にはもう普通に私の中では“常連さん”という認識やったからね。
マージンがリッター当たり幾ら、なんていうのも、それまで知らんかってんから(^^;
ほんで、
発券店値付けカードは、知ったときには既に生命線に食い込んでおりやしたのよ(汗)
今更、お断りできませんのよ。。。
耳(目)が痛いよぉ。。。
あれよあれよという間に設備投資する余裕なんて無くなってたんだよぉ!←逆切れ
確かにヤスさんのおっしゃることも一理あります。
反省しなきゃいけないところもあります。
でも、だから、それでも来てくださるお客様がありがたい。
てか、やれることしか出来ないんだから、それでやっていくしかない。←開き直り
>何億銀行から借りてきたか
凄い甲斐性ですね(@@;;;;
うちは自慢じゃないですけど借り入れはないです。
「アンタんとこは手堅い商売してるから」という理由で給油にきてくれるお客様も居ます(^^;
それぞれ、ですね(^v^)