2021/07/06 22:15
アニサキスを殺虫する装置。循環させた塩水内で、魚の切り身に電流を流す(熊本大提供)
(熊本日日新聞)
熊本大産業ナノマテリアル研究所と水産加工のジャパンシーフーズ(福岡市)らの研究グループは、魚介類に寄生するアニサキスを大電流で殺虫する方法を開発したと発表した。魚身の鮮度を落とさずに刺し身を安全に食べることができるという。
アニサキスは長さ2〜3センチの糸状でアジやサバなどに寄生。殺さずに魚を食べると激しい腹痛や嘔吐[おうと]、腹膜炎を引き起こす。アニサキスによる食中毒の報告は近年増加傾向にあり、県内では昨年2件報告されている。
冷凍と加熱によって殺すことができるが、刺し身は冷凍だと品質が劣化し、販売時に「解凍」表示をする必要があり商品価値も下がる。このため水産業界では新たな殺虫方法の開発が待たれていたという。
新たな方法は、パルスパワーという技術によって瞬間的に1億ワットの電流を魚身に流してアニサキスを殺す。電流を流す時間が短いため魚身の温度上昇を抑え、鮮度を保つことができる。実験では、アニサキスを仕込んだ千匹分のアジの三枚おろしに大電流を流し、全てを殺すことできたという。
ナノマテリアル研究所はパルスパワー技術の応用などを研究している。
ジャパンシーフーズは今秋、新技術で処理した刺し身を試験的に出荷する予定。同社は「水産業界にこの技術を広め、日本人が大切にしてきた生食文化を守りたい」と話している。(平澤碧惟)
アニサキスは長さ2〜3センチの糸状でアジやサバなどに寄生。殺さずに魚を食べると激しい腹痛や嘔吐[おうと]、腹膜炎を引き起こす。アニサキスによる食中毒の報告は近年増加傾向にあり、県内では昨年2件報告されている。
冷凍と加熱によって殺すことができるが、刺し身は冷凍だと品質が劣化し、販売時に「解凍」表示をする必要があり商品価値も下がる。このため水産業界では新たな殺虫方法の開発が待たれていたという。
新たな方法は、パルスパワーという技術によって瞬間的に1億ワットの電流を魚身に流してアニサキスを殺す。電流を流す時間が短いため魚身の温度上昇を抑え、鮮度を保つことができる。実験では、アニサキスを仕込んだ千匹分のアジの三枚おろしに大電流を流し、全てを殺すことできたという。
ナノマテリアル研究所はパルスパワー技術の応用などを研究している。
ジャパンシーフーズは今秋、新技術で処理した刺し身を試験的に出荷する予定。同社は「水産業界にこの技術を広め、日本人が大切にしてきた生食文化を守りたい」と話している。(平澤碧惟)
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/kumanichi/region/kumanichi-dr302227
これは嬉しい♪
抗がん剤の影響で味覚障害が起こり食欲を失っていたなかで唯一「食べたい」と思ったものがマグロのお刺身でした。
でも生ものは胃を全摘した者にとってはリスクの高い食べ物となります。
胃を全摘したことで、感染症や病気を防いでくれる胃酸を失ったから。
この技術で安心してお刺身を食べられるようになれば嬉しい。
https://news.goo.ne.jp/article/kumanichi/region/kumanichi-dr302227
これは嬉しい♪
抗がん剤の影響で味覚障害が起こり食欲を失っていたなかで唯一「食べたい」と思ったものがマグロのお刺身でした。
でも生ものは胃を全摘した者にとってはリスクの高い食べ物となります。
胃を全摘したことで、感染症や病気を防いでくれる胃酸を失ったから。
この技術で安心してお刺身を食べられるようになれば嬉しい。