「仕切り変動は円単位で」
7/13 燃料油脂新聞 東北版の見出しです。
記事とは離れますが・・・
皆さんはガソリンなどの燃料の値段が卸し段階では
『円』ではなく『銭』単位だということをご存知でしょうか?
そう、レギュラー1リットルの仕切り価格は、
135円ではなく、135,10円と、小数点が付くのです。
「1,5円値上がりで136,60円になりました」という会話になります(笑)
ここで問題なのが、世の中には何十銭などという貨幣は存在していないとうことです。
小売価格に反映させるときに、本来なら2円値上げしたいところですが、
便乗値上げだと誤解されるのが怖いのか理由はよく分かりませんが、
慣習として(?)小売価格では1円の値上げとしかならないのです。
※その前に、この業界の販売店の方々は本当にサービスがお好きなようで、
1円2円程度の値上げなら小売価格へ転嫁しません。
そういう上げ幅の値上げが2度3度続いた段階でやっとこさ小売価格に転嫁させます。
そして、どこまでもサービスがお好きな方が多い業界なので、
反対に卸価格が下がった場合は「我先に!」と皆さん即、販売価格も値下げされます。
・・・
話を戻しますが、
この転嫁されない0,5円(五十銭)ですが、10リットルやそこらなら痛くも痒くもないのですが、
これが10キロリットルになりますと5千円、100キロリットルになると5万円にもなるんですよね
そうして、年がら年中「マージンが足りない」と言っているのですから全く不思議な世界です。
特約店や元売は、請求する時の数量はまとまっていますので、きっちり回収されますけどね(^^)
ガソリンスタンドの店頭で売るときには十円単位の損にしかならないからか・・・
販売店の感覚が麻痺してるんでしょうね(笑)
なので本当に
仕切り変動は円単位でお願いしたい
とmasumiさんは思うわけです。