masumiノート

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ペルーの慈恩寺で位牌3千 置き去り

2009年12月08日 | 葬送について
朝日新聞(11/22)で、「ペルーの慈恩寺で位牌3千が置き去り」という記事を読みました。

1907年に建立された南米最古の慈恩寺ですが、92年に日本人住職が亡くなってからは住職不在のままで、現在はカトリック教徒のマリアさんがおばさんと住み込みで線香などを供えているそうで、年に2度ほどブラジルや日本から僧侶が法要に訪れている、とありました。


今や日系人はカトリックに改宗した人が多く、信仰とは別に仏式で先祖代々の位牌を自宅に置いて拝み続けている人も居るが、ゴミとして捨てたり燃やしたりする人もおり、寺に預けるのはましな方だとありました。

日本に出稼ぎに行く人が増えたことや、混血同化でお線香などを供えるのを面倒に感じる人が増えた為らしいです。

カニエテ(町名)日系人協会のミゲル・グスクマ(城間)会長(61才)は「仏壇や位牌は日本人の象徴。日本の習慣を失わないよう日系人に呼びかけているが難しい」と話す。
協会は近く、位牌を納める場所を拡大する予定とのこと。


記事の題の「置き去り」はインパクト狙いかな?
お寺に「預けて」、託しているんだと思うけど(^^;


でも、位牌くらいは(大きさ)寺に預けなくても持ち運べるだろうと思うけど
位牌ってひとり一個だったっけ? 数が多いと困るよねぇ



“ところ”が変われば、供養の仕方も変わる。



仏壇なんかは住環境によっては本当に置き場所に困ることもあるだろうし、改宗によって先祖供養に対しての意識や慣習が違ったものになった子孫にとっては邪魔になるのも仕方が無い。

罪の意識も無くゴミとして捨てたり焼いたり出来る人はいいけど、「罰が当たるんじゃないか」って思い煩う人も居るだろう。


先祖供養は義務じゃない。


ご先祖様への感謝は“モノ”が無くても出来る。


人には心がある。

人には祈りがある。

心の中には祠がある。