Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ウラジオ一人旅 2 鷲ノ巣展望台と夕食

2019-05-09 18:52:54 | ロシア

4月26日 続き

アパートを出て、大通りをまずは右手へ。

 するとすぐに金角湾大橋で見えてきて、白いケーブルが青空に映える。

目指すはこの橋を眼下に見下ろすはずの鷲ノ巣展望台。
地図を見るとアパートからは近いのだが、結構な坂を上がった先にあるアパートから道はまだ登り。
しかも途中にそれらしき展望台が見えたのでまっすぐそちらに向かったら、アパート群の中に入ってしまって展望台には行けない。

仕方なく車の往来が激しい車道を歩いて行くと、いかにもクラシックなケーブルカー駅が出現。
 しかしこれは上りの終点。展望台はまだこの先にあるのだ。

 やっと到着した、これが鷲ノ巣展望台。
自撮りに夢中な中国人観光客の皆さんと景色を眺めれば

おお、さすがウラジオストク一の名所。フェリーや軍艦の浮かぶ金角湾にかかる橋のカーブがかっこいい!
 その先、建物の向こうにはもう一つの大きな橋、ルースキー大橋も見える。

 
周りの欄干やケーブルには南京錠がびっしり。
このくだらん習慣、だれが始めたのだろうか。

この展望台へは日が沈むところを見ようと思ってやって来たのだが、午後7時半を過ぎてもまだ夕景色にはならない。
そろそろお腹も空いてきたので、ここは引き上げて坂道をひたすら下り、町の中心へ。

 たくさんの市バスが発着するクローバーハウスという商業施設の前を過ぎ、スベトランスカヤ通りに入ってやって来たのは
 
ガイドブックに紹介され、大抵の旅行記には登場する「ローシキ・プローシキ」というお店。
入れ違いに韓国人中高年の大団体も出て行ったが
 
店内は調理道具をかわいくディスプレイして地下でも明るく、観光客もいるが地元民も一人だったりグループだったり、ちゃんと入っている。

ウェイトレスのお姉ちゃんは英語がうまくて愛想もいい。
観光客慣れした店はこういうところが便利だ、と思いながら注文したのは
 オランダではまった塩漬けニシン。
ここのはかなり塩がきついが、焼いたじゃがいもや生玉ねぎと食べるとおいしくて、これはウォッカのつまみにいいだろう(自分は飲まないけど)。

飲み物はモルスという自家製ベリージュース。
隣に座ったロシア人のお兄さんもこれを飲みながら食事していて、ほかのレストランでも気が付いたが、ロシア人は食事の時に日本人のようにビールを頼むことがなく、ジュースやお茶を頼むよう。
と言ってこの呑兵衛で有名な国民が飲まないはずはなく、どうも食事とお酒は別々のもののようだ。

もう一つ面白いのは、この国のメニューには値段の前に一皿の料理の重さが必ず明記してあること。
 
おかげでペリメニも量が多すぎないものを選ぶことができ、シベリア風というこの肉々しい水餃子、牛肉だろうか、おいしく完食。

お代は450ルーブル(770円ほど)とリーズナブルで、ジモティーが来るわけを納得。
「チップをいただければうれしいです」と勘定書きにあったので50ルーブル置いてきたが、置かなくても全く問題なさそう。

8時半ごろに店を出るとやっと夕暮れ。
そこで店からすぐの海岸に出てみると
 
 海岸通りを散歩する人も多くていい雰囲気。
 
 町にもやっと灯りがともった。

帰り道にあるクローバーハウスは地下に24時間営業のスーパーがあるので早速偵察。

 
日本じゃ見たこともないコーヒーがあったり、キムチがふんだんに売られていたり。

 これからの朝食など仕入れたが、帰りの坂道は急できつかった!


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コメント (4)
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