Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ウラジオ一人旅 3 ウラジオ市内観光

2019-05-11 18:12:57 | ロシア

4月27日

 アパートでの朝食はスーパーで調達したパンやチーズ、ケフィア。
このパンが食べたかった!

銅像の立つ公園の中を通り、ゴーリキー劇場脇の坂を下りていくと
 
ニコライ2世の来訪を記念したという凱旋門前は韓国人のおばちゃんたちだらけ。

 
その脇にはピンクのかわいいアンドレイ教会。その前は第二次世界大戦の戦没者慰霊のパネルになっている。

さらにその前にあるのが潜水艦C-56博物館。
 
潜水艦だから海に浮かんでいるのかと思っていたが、海岸へりの地面に置かれていて横っ腹から入場。料金は100ルーブル。

入ってすぐのエリアは潜水艦一般に関する展示になっていて
 
19世紀初めの潜水艦図なんてものがあるが、これが実際に建造されたのかどうかは説明がロシア語しかないのでわからない。
この潜水艦自体はスターリン時代に作られたものらしいが
 このいかにもソビエトなポスターがかっちょいい。

 丸い防水扉が潜水艦気分で
 
このバルブだらけで潜望鏡もある操舵室に入るとますます気分が上がる。
昔読んだ「レッドオクトーバーを追え」なんて潜水艦小説を思い出す。

 
しかし艦長室こそ個室で、その先の食堂らしき部屋もまだしもだが
 
下っ端の水兵のベッドは魚雷と添い寝。こんなもので海に潜って何日も過ごすなんて、これを見ただけで閉所恐怖症になりそう。

 ここを出ると建設中の金色玉ねぎ屋根の教会が見え
 
その先にあるのが中央広場。ここは毎週金曜と土曜には市場になるとネットで調べてきたので来てみたのだが
 広場の端にテントが一列並ぶだけで寂しい。

そのテントを覗いてみると
 
すべてカラフルなパンを売る店ばかり。
聞いているとパネトーネと言っていて、翌日の日曜日がロシア正教のイースターなので、今日はそのお祝いに食べるこのパンの特別な市らしい。
ロシア語ではイースターを「パスハ」と呼ぶそうだが、西側のイースターとは1週間ずれているのが面白い。

この中央広場から地下道で大通りを渡ってすぐにあるのが昔の国営デパート、グム百貨店。
 20世紀初頭にドイツ人建築家によって建てられたという建物の外観はいかにもヨーロッパで
   
内部の床や階段、扉なども素敵。

しかし悲しいかな
 
一階に入っているのは古臭い土産物屋ばかり、上の階の半分はZaraが占め、空っぽの部屋もいっぱいでなんとももったいない。
ここにロシアのデザイナーの店や高級食材店を入れたり、最上階にはおしゃれなレストランやカフェを入れれば立派な観光名所になるのに。

このお向かいにもきれいな建物があるが
 これはエルミタージュ美術館の別館になる予定とのこと。
しかしこの開館は延び延びになっているようで、表から見ても近く開きそうにはとても見えない。
ウラジオストクの観光開発はまだまだこれから、ということだろう。

前日キャッシュが足りなくて払えなかった宿代を払うため
 
急坂を上って一度アパートに戻った。


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コメント (5)
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