Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ウラジオ一人旅 6 ウラジオストク駅

2019-05-20 20:12:42 | ロシア

4月29日

 朝食に昨日露天で買ったイチゴ。
売り子のおばちゃんが言うほど甘くはないけれど、イチゴらしい香りがしておいしい。

9時半ごろにアパートを出て坂を下るが、今朝はどんよりと低い雲がかって
 中央広場もこの通り。
この町の印象は天気一つでこんなに変わる。

アリューツカヤ通りをしばらく行くと
 まず見えてくるのは空港からの列車が到着する駅。
 その脇の跨線橋の先にはフェリー・ターミナルが見えて
 
その先に見えてくるのがシベリア鉄道の終点、ウラジオストク駅。
このかわいらしい正面から荷物検査を通って入ると
 
パステルカラーに天井画もきれいな待合室。
 1893年開業、1912年に現在の駅舎ができたそうだが、ここにもニコライ2世。

この左右に切符売り場の表示があるのでまずは左手に行ってみると
 きれいな階段が下に伸びていて、降りるとなぜかトイレの横を通って切符売り場。
しかしこちらは長距離専用、近郊列車は上だ、と冷たく指さされ、また上に戻って今度はニコライの右手に行ってみると
 
きれいだけれどがらんとした部屋の先に切符売り場のブースがあって、行き先を告げて簡単に切符を入手。
 
壁には現地時間とは7時間の時差があるモスクワ時間の時計も掛けられ、構内には簡易宿泊所もあって、いかにも長距離列車の駅らしい。

さて、それではホームの見学をさせていただきましょう、と地上階から外に出ると
 
出たところはまた跨線橋になっていて下のホームに長距離列車が見えるが、そこには切符を持って地下階から出ないと行けないようになっている。
そしてこの跨線橋からは3番ホームに降りるが、自分が行きたいのは4番ホーム。しかしそちらに通じる階段は通れないようになっていて、わけがわからん、とうろうろする日本人観光客数名。

もう一つ、この駅でぜひ見たかったのはシベリア鉄道の終点を示すキロポスト。
ガイドブックなどには必ず紹介されているのだが見当たらない。
そこで荷物検査の係員に聞いてみると、「キロポストは長距離列車のチケットを持っているか、ガイド付きツアーに参加しないと近くには行けない。近郊列車のホームに降りるには駅舎の外の跨線橋から降りろ。」と、さすがロシア、一筋縄では行かない。

そこで最初に通り過ぎたフェリー・ターミナルに通じる跨線橋を渡っていくと
 
1番ホームの機関車の先に双頭の鷲のキロポスト発見。しかし遠すぎて9288キロの表示は確認できず。これと記念撮影をするにはシベリア鉄道に乗らなければならないらしい。

自分が乗る予定の近郊列車にはまだ時間がたっぷりあるので、跨線橋の先のフェリー・ターミナルに入ってみた。

 
韓国からのフェリーが入るこちらには観光案内所や土産物屋、コンビニなどもあって、フェリーの姿は見えなかったが韓国人の観光客だらけ。
 プーチン・マトリョーシカは韓国人にうけるのだろうか。

 
外に出てみれば軍艦の姿が見えて、こんな光景も普通に見られるようになったんだ、と感慨深い。

また跨線橋を渡って無事に目指す4番ホームに降り立つ。
 
肩に猫を乗せたおばあちゃんがいたりして、ロシア人も面白い。


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コメント (6)
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